この記事は、『銀座東京クリニック』院長の「福田一典」医師が公開されています「『漢方がん治療』を考える」から「568)がん患者は「抗がん剤治療」を過大に評価している」記事の次の「4項」をご紹介させて頂きます。


    抗がん剤は、血液がんに効いても、固形がんには効かない
    抗がん剤治療の副作用は年々増強している
    日本は、無駄な「抗がん剤治療」をやりすぎる
    医師が「最善を尽くす」と「最悪の結果」になる


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 癌患者のみなさんには、当記事から「抗がん剤治療の現状」について知って頂き、抗がん剤を使用するかどうかを検討する上での参考にして頂けたらと思います。よろしくお願いします m(__)m



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 568)がん患者は「抗がん剤治療」を過大に評価している
 【「『漢方がん治療』を考える(福田一典 医師)」
より 】

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【図】
◆◆

 末期がん患者 386例中 216例(56%)は、研究登録時(中央値死亡前4.0ヵ月)に「緩和的化学療法(症状の改善や生活の質の向上を目的とした抗がん剤治療)」を受けていた。
 終末期に「化学療法」を受けた患者は、受けなかった患者よりも、集中治療室(ICU)で亡くなる可能性が高く(11% vs 2%)、死亡時に心肺蘇生や人工呼吸器の装着を受けることが多かった(14% vs 2%)。
 「緩和的化学療法」を受けた患者は、自宅で看取られる率が低く(47% vs 66%)、ホスピスなど自分が希望した場所で亡くなる可能性が低かった(65% vs 80%)。しかし、生存期間には差は無かった。
 つまり、余命数ヵ月の末期がん患者に「抗がん剤治療」を行なうと『延命効果はなく、生活の質が低下し、自宅やホスピスで亡くなる率が低下し、集中治療室(ICU)で亡くなる率が高くなり、最後に心肺蘇生や人工呼吸器装着をされてしまう』結果になる。◆◆



抗がん剤は、血液がんに効いても、固形がんには効かない

 白血病や悪性リンパ腫のように、初めから全身に広がる悪性腫瘍には手術による切除はできません。
 初めから抗がん剤治療が主体になります。

 抗がん剤治療は急性白血病や悪性リンパ腫の治療法として開発され、実際に急性白血病や悪性リンパ腫のような血液がんには抗がん剤は良く効きます。
 血液がんで抗がん剤治療が成功したので、固形がんにも抗がん剤治療が応用されるようになりました。
 精巣腫瘍や小細胞性肺がんのように、抗がん剤治療が著効を示す固形がんもあります。
 しかし、多くの固形がん(肺がんや膵臓がんや胃がんや乳がんなど)に対しては、抗がん剤の効き目は極めて限定的であることが明らかになってきました。

 それは、急性白血病や悪性リンパ腫のような血液がんとは異なって、細胞の塊をつくる固形がんに対しては、抗がん剤が効き難い理由がいくつもあるからです。
 抗がん剤や放射線治療によって がん細胞をすべて殺すことができれば問題はないのですが、多くの場合、生き残るがん細胞がいます。
 抗がん剤や放射線による「殺細胞作用」は増殖している細胞にのみ作用します。
 正常の細胞でも骨髄細胞(赤血球や白血球や血小板を作る細胞)や 腸の粘膜細胞のように活発に増殖しているものは、抗がん剤や放射線によってダメージを受けます。

 抗がん剤や放射線治療で「白血球減少」や「下痢」などの副作用が起きやすいのは「増殖している正常細胞も抗がん剤や放射線によってダメージを受けるから」です。
 「正常細胞へのダメージがある」ため、がん細胞に作用させる抗がん剤や放射線の量にも限界があります。
 そのため、がん細胞だけを根絶することは限界があるのです。

 また、分裂している がん細胞は抗がん剤や放射線で死ぬのですが、がん組織の中には「細胞分裂を止めて」ジッとしている「休眠中のがん細胞」もいます。
 このような「休眠中のがん細胞」は、抗がん剤や放射線で死なないで、治療が終了して しばらくして増殖し、再発となって現われます。

 白血病のように細胞がバラバラに増殖し、増殖速度の早いがんは抗がん剤が良く効きます。
 抗がん剤だけで根治させることも可能です。
 一方、胃がんや肺がんや大腸がんのようにがん細胞の塊をつくる固形がんの多くは、今説明した理由により生き残る細胞がいて、抗がん剤では根絶できません。



抗がん剤治療の副作用は年々増強している


 悪性腫瘍に対する化学療法の有効性は、

  (A)治癒が期待できる
  (B)延命が期待できる
  (C)症状緩和が期待できる
  (D)効果が少ない

 というように分けることができます。

 A群の「治癒が期待できる がん」として、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫(高悪性度)、胚細胞腫瘍、絨毛がんがあります。
 B群の「延命が期待できる がん」として、乳がん、卵巣がん、小細胞肺がん、大腸がん、膀胱がん、骨肉腫、多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫(低悪性度)、慢性骨髄性白血病があります。
 この A群 と B群 に対しては、適応があれば抗がん剤治療を受けるメリットはあると言えます。

 治癒、あるいは、延命が期待できるがんに、抗がん剤をまったく否定する意見は間違いです。
 ただ、現実問題として、抗がん剤が効く可能性が高いがんでも、抗がん剤治療を拒否する患者さんは多くいます。
 その最大の理由は「副作用に対する恐怖」です。

 抗がん剤治療では、がん組織の縮小効果を高めるためには副作用が強くなっても仕方ないと考えています。
 患者さんが死なない範囲で、がん細胞に最大限のダメージを与えるのが、がん治療として最も効果があると考えています。
 そのため、より抗がん作用(がん縮小効果)の強い薬剤の開発や、複数の抗がん剤を組み合わせるプロトコールが行なわれています。「がん縮小効果」を高めるために、抗がん剤治療の攻撃力を高める方向で年々エスカレートしているように思います。

 副作用が強くても、延命効果があれば治療法として認められます。
 しかし、これは「副作用で苦しむ期間が延びる」ことも意味します。

 以前は数ヵ月程度の延命効果しかなかったのが、最近では、がんの種類によっては数年間の延命効果が期待できるように抗がん剤治療も進歩しています。
 生存期間が延びることは良いことですが、副作用に対する有効な治療法は乏しいため、副作用で苦しむ人が増えることになります。
 抗がん剤が少なかった頃は数ヵ月で効かなくなって治療が終了していたのが、現在では、効かなくなれば他の抗がん剤に切り替え、使える抗がん剤が増えたため、数年間にわたって治療が継続され、副作用で苦しむ人が増えるという結果になります。

 抗がん剤による末梢神経障害による痺れや痛みに苦しんでいる患者さんの数は、以前に比べてかなり増えています。
 しかし、有効な予防法も治療法もありません。
 末梢神経障害は命に関わらないので、我慢すれば良いと多くの医師は考えています。
 患者さんの生活の質(QOL)より、がん細胞を攻撃することを優先するのが標準治療の基本になっています。

 抗がん剤治療を経験した人が、再発などで再度、抗がん剤治療を提案されたとき、以前の副作用の苦痛があまりに強かったので「抗がん剤だけは受けたくない」という患者さんが増えています。
 抗がん剤治療を経験した患者さんの多くが「あの副作用は二度と経験したくない」と思うほどつらいようです。
 副作用や後遺症で、抗がん剤治療を受けたことを後悔している患者さんも増えています。

 私は「漢方薬」や「サプリメント」などを使った、がんの『代替医療』を実践しています。
 以前は、抗がん剤治療が効かなくなって主治医から匙を投げられたから「何か方法はないか」というのが『代替医療』を相談に来られる患者さんの理由として多かったのですが、最近は「抗がん剤治療は受けたくないから」という理由が増えています。



日本は、無駄な「抗がん剤治療」をやりすぎる

 「無駄な抗がん剤治療が行なわれている」という指摘も多くあります。
 特に、効果の薄い末期がんに対する抗がん剤のやりすぎが指摘されています。

 小野寺時男先生の『がんのウソと真実 ~ 医者が言いたくて、言えなかったこと』(中央公論新社)に「抗がん剤治療をやりすぎる」ということに関して、以下のように記述されています(p 28)。




    日本では、高度進行がん、特に抗がん剤の効き難いがんに対しても、抗がん剤療法が行なわれる傾向があります。
     当然ながら効果は得られ難いのですが、それでも止めるのではなく、
     次々と種類を替えて投与され続けるケースがかなり多いのです。
     衰弱していても、最後に「これでもか」とばかり、副作用の強いものが投与されています。
     その結果、心身ともにズタズタになってホスピス科に来る人が非常に多いのです。
     ホスピスの仕事に携わって、改めて驚かされることの一つは、末期がんに対する抗がん剤治療のやりすぎでした。
     自宅療養している人で、死亡する寸前まで抗がん剤治療のため通院している人も多いのです。



 抗がん剤治療をやりすぎる理由として、小野寺先生は以下の点を列挙しています(p 29)。

    日本のがん化学療法は「化学療法専門医」でなく、
     各診療科の医師が専門診療のかたわらに行なっている場合が大部分である。
    医師のほうに、「どれか効いてくれないか」と、諦めないで最後まで続けるクセがついた。
    何もしないと、患者が医師に見はなされたと思うから。
    患者の側が効果を期待しすぎている。
    学会の資料にするため。
    病院経営の必要上、収入増のためにやむを得ず行なっている。

 などが挙げられると言っています。

 そして『いずれにせよ、高度進行がんに対する抗がん剤治療のやりすぎは、短い余命をそのために苦しみながら過ごさせる、という悲惨な結果を招いている場合が少なくありません』と述べています。



医師が「最善を尽くす」と「最悪の結果」になる

 「がんが進行しているけど最善を尽くす」という方針が、外科手術でも 抗がん剤治療でも「最悪の結果」になることは数多く経験されます。
 「どんな進行がんでも、絶対にあきらめないで手術に挑戦」する外科医は「がんの名医」や「神の手」などと患者から高く評価されています。
 しかし、進行がんに対して「無理な手術」が「悲惨な結末」に終わることは多くの例で明らかになっています。

 「医師としてやれるだけのことをやる」という使命感から挑戦しているのかもしれませんが、患者のメリットになっていなければ意味がありません。手術技術には優れているが、がんの生物学を理解していない「がんの名医」が多いように思います。「無理な手術」をすれば、外科医は達成感を得られますが、多くの場合、患者は苦しんで早く亡くなります。

 医者は「あきらめないで、とことんやるのが最善」と思い込んでいますが、『医師が最善を尽くすと最悪の結果になる』ことが多いと言えます。それに気づいていない医者が多いと思います。

 患者本人や家族は、とことん治療してほしいと思っています。
 「がんは治療しないと進行して死ぬ」という “思い込み” から、治療しないことに耐えられず「無駄な治療」も受け入れがちです。それが「死を早めている」ことに早く気づくべきです。



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