以前は、癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にすることができない、と言われていました。
 これは、癌細胞のミトコンドリアが正常に機能していないため、正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができない、と考えられていたためです。

 しかし、癌細胞のエネルギー源は「ブドウ糖」だけではありません。
 癌細胞は「ブドウ糖」にありつけるうちは「ブドウ糖」を “最大のエネルギー源” として利用して増大悪性化転移進行していきますが、癌細胞が「ブドウ糖」に枯渇したときには、正常細胞と同様に「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始めるのです。こうして、癌細胞は「ブドウ糖」に枯渇して飢えたときでも、生き延びようとして適応するのです。
 以前は、医師までが考えていた、癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にすることができない、という「癌細胞の代謝」の考え方は 間違い誤り だったのです。
ただ、すべての癌細胞が「ブドウ糖」に枯渇したときに「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始めるようになるのかは分かりません


 「日本の 糖質制限食(ケトン食)の第一人者」として知られる、京都の『高雄病院』理事長の「江部康二」医師でさえも、次の記事にて、このように言われています。


    癌と糖質制限食(ケトン食)【 癌細胞は唯一「ブドウ糖」しかエネルギー源にすることができないため、
     癌治療には「糖質制限食(ケトン食)」が有効する:江部康二 医師 】



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    それから癌細胞が、基本「ブドウ糖しかエネルギー源にできない」のは事実です
     この事実に基づき、米国で【 肺癌に対するケトン食療法 with「放射線・化学療法」】という臨床試験が、
     2011年8月から開始されました。非小細胞肺癌4期の患者さんにターゲットをしぼった研究です。

    ケトン体は、人体における「最も効率の良いエネルギー源」であり、
     動物実験では「癌細胞抑制作用」が確認されています。
     そして、癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にできません
     正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができないのです




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 以前は、医師自体が、癌細胞の餌は「ブドウ糖」だけだ、と考えていたのです。
 それは、癌細胞はミトコンドリアが正常に機能していないため、正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができないから、癌細胞は「ブドウ糖」のみが唯一のエネルギー源だ、という認識だったのです。

上記の「江部康二」医師の 誤り は、責める対象にはありません。以前は、医師自体が共通して、癌細胞の餌は「ブドウ糖」だけだ、と思い込んでいたのです。当然ながら、私も「江部康二」医師を責める気持ちなど、まったくありません。
 「江部康二」医師は「日本の 糖質制限食(ケトン食)の第一人者」として、日本での「糖質制限食(ケトン食)」の普及に心血を注いでくださいました。そして、自身の「ドクター江部の糖尿病徒然日記」ブログにて、日々、一般市民に「糖質制限食(ケトン食)」の有益なる情報を無償で提供してくださっています。【コメント欄】においても、コメントを寄せてくださる方お一人お一人に対して、本当に丁寧にお返事を書かれています。日々の業務〔医師の仕事〕に加え、ここまで心血を注いで実行できる医師の先生は、なかなかいないでしょう。私は個人的に「江部康二」医師に感謝しています。スゲェ~ おじ様だなぁ~とか思ってます〔江部医師は私の母と同年代なので、私からすると立派な おじ様 です〕。
 私の母も「糖質制限食(ケトン食)」を意欲的に実行しており、「江部康二」医師の著書にも多々お世話になっております。母の「糖質制限食(ケトン食)」は『生菜食+魚介類鶏卵ナッツ類ココナッツオイルなど』ですが、体質改善に役立っています。「糖質制限食(ケトン食)」は、体質改善をする上で非常に有益です



 しかし、通常、癌細胞のミトコンドリアには異常はありません。
 癌細胞は「酸素呼吸(ミトコンドリアの 酸化的リン酸化 によるエネルギー産生)」を行ないたくないため、ミトコンドリアでのエネルギー産生を抑制し、解糖系を亢進して「ブドウ糖を最大のエネルギー源にする代謝」を行なっています。
 つまり『癌細胞の最大の餌は「ブドウ糖」である』わけです。

 癌細胞は、酸素を必要とするミトコンドリアでのエネルギー産生を抑制し、酸素を必要としない解糖系を亢進して、正常細胞の “数倍から 数十倍” もの大量の「ブドウ糖」を取り込んでいます。
 (癌が悪性化しているほど多くの「ブドウ糖」を取り込んでいます

 癌細胞が大量に取り込んだ「ブドウ糖」の凡そ「9割」程度が解糖系だけで代謝されます。
 ですから、癌細胞での最終代謝産物は「乳酸」だらけになります。
 ( ブドウ糖  ピルビン酸  乳酸 凡そ「9割」程度

 しかし、癌細胞はミトコンドリアでのエネルギー産生を完全に停止しているわけではありません。
 癌細胞が取り込んだ「ブドウ糖」の凡そ「9割」程度が解糖系だけで代謝されて「乳酸」となりますが、残りの凡そ「1割」程度はミトコンドリアで代謝されてエネルギーを産生しています。
 ( ブドウ糖  ピルビン酸  ミトコンドリア 凡そ「1割」程度

 ところが、癌細胞は「ブドウ糖」に枯渇して飢えたときに、それまで抑制していたミトコンドリアでのエネルギー産生を向上させ、正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始めます。

 つまり、癌細胞のエネルギー源は「ブドウ糖」だけではないのです。
 癌細胞は「ブドウ糖」にありつけるうちは「ブドウ糖」を “最大のエネルギー源” として利用しています。
 しかし、癌細胞が「ブドウ糖」に枯渇したときには、正常細胞と同様に「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始めるのです(ただ、すべての癌細胞がそうなのかは分かりません)。


 私自身、当ブログサイトにて『癌細胞とブドウ糖の関係』の内容で、次の「言葉表現」を使っていたことがありました。


    癌細胞はミトコンドリアに不具合が生じ、ミトコンドリアが正常に機能していない細胞で、
     ミトコンドリアでのエネルギー産生ができないため、癌細胞はブドウ糖「のみ」がエネルギー源になっています。

    ブドウ糖は、癌細胞の「唯一にして」最大の餌です。


 私が過去記事で使用していました上記の「のみ」「唯一にして」という「言葉表現」は完全に誤りでした。
 私も『癌細胞はミトコンドリアがエネルギーを産生できない細胞である』と思っていたところがありました。
 しかし、次の記事の「福田一典」医師の説明で目が覚めました。


    癌細胞が増殖するための “二大栄養素” は「ブドウ糖」と「グルタミン」です!
     【 糖質制限食・ケトン食で「ブドウ糖」を断っても、それだけで癌を改善するのは難しい‥ 】



 私が当ブログサイトの過去記事にて使用していた上記の「のみ」「唯一にして」という「言葉表現」は完全に誤りでした。
 ここで訂正させて頂くと共に、深くお詫び申し上げます m(__)m



 現に、癌医療の実地では『ケトン食糖質制限食)』の治療で癌から助からなかった‥ というネガティブな報告もありますから、上記の視点は忘れてはならない大事であり、『ケトン食(糖質制限食)だけで癌が治る!』と思い込むのは危険である、ということが分かります。

 しかし、次の記事が示す通り、癌4期で生存しているのは『ケトン食糖質制限食)』を実行した癌患者さんのみでした。
 したがって、癌患者さんは、癌治療には『ケトン食糖質制限食)』が必須である、とご理解されたほうが良いです。


    肉食中心の糖質制限食(ケトン食)は「31%」死亡率 が上昇!
     【 27万人もの大規模調査による癌研究報告が示す答え! 糖質制限は「菜食 + 鶏肉・魚介類・卵」が安全!】


    癌4期で、糖質制限食(ケトン食)を行なっている癌患者と、行なわなかった癌患者で、
     今現在、生存しているのは 糖質制限食(ケトン食)を行なっている癌患者 だけ である!


    癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」の有効性を示す臨床の報告 江部康二 医師
     【 肺がん患者におけるケトン食の有用性と安全性についての検討:萩原圭祐 准教授 】



 『ケトン食糖質制限食)』は「癌細胞の最大の餌」である「ブドウ糖」の摂取量を抑制し、癌細胞をエネルギー枯渇させ、癌を追い詰めやすくします。『ケトン食糖質制限食)』以外の療法と組み合わせれば、大きな「抗腫瘍効果」を発揮します。

 ゆえに『ケトン食糖質制限食)』を実行した癌患者さんのみが今も生存しているのです。
 当初『ケトン食糖質制限食)』を実行していたけれど、事情により『ケトン食糖質制限食)』を止めてしまった癌4期の癌患者さんはみな亡くなっています。

 以上を見つめれば、どう見ても、癌治療として最適な食事療法は『ケトン食糖質制限食)』以外には考えられません。
 ですから、癌患者のみなさんは、ご自分なりに必ず『ケトン食糖質制限食)』を実行されてください m(__)m

ちなみに、私が当ブログサイトにて推奨しています『甲田療法』の『生菜食療法』は「糖質制限食」になっています。糖質の摂取量を大きく制限する食事療法です。ゆえに『生菜食療法』を厳格に実行した方は必ず「痩せる」現象が起こります。宿便を排泄したあと、適正体重になるまで太ります。
 ただ、『生菜食療法』は、肉類の食事を必要とする体質の方にはかなりキツイ食事療法ですから、完全『生菜食療法』をするのではなく、私の母のように『生菜食療法』と『魚介類鶏卵ナッツ類ココナッツオイルなど』を主体にした「糖質制限食(ケトン食)」を行なえば楽に実行できると思います。
 私のように『生菜食』が9割の食生活でも問題が発生しない者であれば良いのですが、現代の日本人には難しい方も多いかもしれませんので、「糖質制限食(ケトン食)」の安全性を高める〔植物性食品から ビタミンミネラル酵素他の有効成分を多く摂取する、また、腸内細菌の健全性を高める〔食物繊維を多く摂取する〕、という意味で『魚介類鶏卵ナッツ類ココナッツオイルなど』に『生菜食療法』を組み合わせると良いでしょう。

 なお、私の場合、「糖質制限食(ケトン食)」における肉類の摂取には『魚介類鶏肉鶏卵』を推奨しています。
 これは「肉食の糖質制限食の是非|肉食中心の糖質制限は 死亡率・癌化が上昇」カテゴリの記事、特に次の記事を参照してください。

    肉食中心の糖質制限は 総死亡率・癌死亡率 が増加する!
     菜食中心の糖質制限は 総死亡率・癌死亡率 は減少するか増加しない!
     【 コホート研究が物語る、糖質制限の実地 】


    肉食中心の糖質制限は、死亡率・癌化を上昇させる
     【 動物性脂肪・動物性タンパク質の摂取量が増えると、総死亡率、癌死が増える!
       糖質制限は「菜食中心」が安全です!】


 この記事は「大規模コホート研究」による研究報告の内容ですが、この著名な研究報告は、肉製品の摂取量が増えれば増えるほど死亡率が増加し、菜食に『魚介類鶏肉鶏卵』を組み合わせた食事は 完全菜食者 よりも死亡率が減少する、と実地報告をしています。

    動物性タンパク質・動物性脂質〔主に肉製品〕を中心とした「糖質制限」は、総死亡率・癌死亡率が増加する。
    植物性タンパク質・植物性脂質を中心とした「糖質制限」は、総死亡率・癌死亡率は減少するか増加しない。

 この研究報告に重なる他の研究報告は世界中に多数あります。こういった外国の先進国による研究報告の内容を重視し、肉類の摂取について考えるのが良いです。つまり、正常に判断するならば、肉類の摂取は『魚介類鶏肉鶏卵』を優先し、肉製品は控えるか止める、ということです。
 この「大規模コホート研究」は、大昔から肉食〔肉製品の食事〕を継続し、肉製品の消化〔分解〕が遺伝的に対応できている欧米人を対象にして実地調査した研究報告ですが、その欧米人でさえ、肉製品の摂取量が増えれば増えるほど死亡率が増加しているのですから、つい数十年前に肉製品を食べ始めたばかりで、肉製品の消化〔分解〕に遺伝的にまだ対応できていない日本人は、肉製品を消化する〔分解する〕能力の未獲得だけでなく、肉食〔肉製品の食事〕で発生する毒素の「無毒化」機構すら獲得できていないと観るべきですから、日本人が行なう肉食〔肉製品の食事〕は特に気をつけなければならないということを決して忘れないでください。これは、牛乳乳製品 も同様です。

 特に癌患者さんの場合、肉製品、牛乳乳製品には『癌の発生増大悪性化転移進行を促進する作用』がありますから注意が必要です。ここは「肉製品・乳製品の真実(肉製品・乳製品は癌を促進させる作用がある)」カテゴリの記事をよく参照されてください。ここは癌研究報告によって解明されている事実です。癌患者さんは、肉製品、牛乳乳製品の食事には最大の注意を払い、その摂取を控えるか止めるかしたほうが得策です。
 上記の如く、肉製品、牛乳乳製品とは異なり、『魚介類鶏肉鶏卵』は 総死亡率癌死亡率 を減少させていますので、癌患者用の「糖質制限食(ケトン食)」における「動物性タンパク質動物性脂質」の摂取には、危険性を孕んで(はらんで)いる 肉製品、牛乳乳製品 ではなくして、『魚介類鶏肉鶏卵』を選択すべきであることは言わずもがなです。このように「肉類の選択」まで慎重に考慮し、より癌が改善しやすくなる選択、より安全性が高まる選択、より癌の生還率が高まる選択を積極的にしていきましょう! その積み重ねの先に、本当の「癌の改善」があるのです




 私が当記事でお伝えしたいことは、今まで医師でさえ言っていた、

    癌細胞のミトコンドリアは正常に機能していない。
     ゆえに、癌細胞の餌は「ブドウ糖」だけであり、癌細胞は「ブドウ糖」が唯一のエネルギー源である。

 これは間違いであり、正確には、

    癌細胞のミトコンドリアは、正常に機能していないのではなく、エネルギー産生が抑制されているだけで、
     癌細胞のミトコンドリアの機能は維持されている。
     基本的に、癌細胞は「ブドウ糖」が “最大の餌” であるが、
     癌細胞は「ブドウ糖」に枯渇して飢えると、抑制していたミトコンドリアでのエネルギー産生を向上し、
     正常細胞のように、ミトコンドリアで「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始める。


 ということです(重複しますが、すべての癌細胞がそうなのかは分かりません)。

 癌医療の実地では『ケトン食糖質制限食)』の治療で癌から助からなかった‥ というネガティブな報告がある。
 その反面で、『ケトン食糖質制限食)』を実行した癌患者さんのみが今も生存している。
当初『ケトン食糖質制限食)』を実行していたけれど、事情により『ケトン食糖質制限食)』を止めてしまった癌4期の癌患者さんはみな亡くなっている
 つまり、癌治療には『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』で対処することが重要である、ということです。
 癌治療として『ケトン食糖質制限食)』を行なう際の要点は、『ケトン食糖質制限食)』だけでは「抗腫瘍効果」が低いため、『ケトン食糖質制限食)』しか行なわないのではなく、『ケトン食糖質制限食)』に “癌治療として効果することが科学的医学的に解明されている自然療法” などの「他の治療」を組み合わせて「併用」して行なうことで、計画的に積極的に「抗腫瘍効果」を高めることが大事です。
 もう一度、言いますが、臨床では『ケトン食糖質制限食)』だけの癌治療だと癌から生還できなかった癌患者さんもおられますから、必ず『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』で対処されてください。よろしくお願いします m(__)m


 今現在も、世間では『癌細胞のミトコンドリアは正常に機能していないから、癌細胞の餌は「ブドウ糖」だけだ!』とか‥、また、その路線から推察して『糖質制限食(ケトン食)さえ行えば、どんな癌でも治ってしまう!』と思い込んでいる方々も、まだ大勢おられるでしょう。ここは「間違いを訂正すべき」重要な視点ですから、ご注意されてください。

 なお、当記事の内容をさらに詳しく知って頂くために、どうぞ、次の記事を参照してください。


    癌細胞が増殖するための “二大栄養素” は「ブドウ糖」と「グルタミン」です!
     【 糖質制限食・ケトン食で「ブドウ糖」を断っても、それだけで癌を改善するのは難しい‥ 】



 この記事の「最初の黄囲み部分」にて、当記事に重なる内容を、私がまとめて解説しています。
 最後に、その「最初の黄囲み部分」を以下に添付しますので、ご一読されてみてください。
 癌治療にける『ケトン食糖質制限食)』の有効性注意点や『癌細胞とブドウ糖の関係』など、癌患者さんが知るべき要点をお話しさせて頂いていますので参照されてみてください。よろしくお願いします m(__)m




 この記事は、『銀座東京クリニック』院長の「福田一典」医師が公開されています「『漢方がん治療』を考える」から「517)「ワールブルグ効果」を是正すると、がん細胞は自滅する」記事のご紹介です。


 癌細胞が増殖するための “二大栄養素” は「ブドウ糖」と「グルタミンアミノ酸の一種)」です。
 癌細胞では「ブドウ糖」と「グルタミン」の取り込みが増えています。

 癌細胞は「酸素を使ったエネルギー産生を行ないたくない」ため、酸素を使わない解糖系を亢進しています。
 ミトコンドリアでのエネルギー産生は酸素を使わなければならないため、癌細胞はミトコンドリアの「酸素呼吸(酸化的リン酸化)」をできるだけ抑制し、解糖系を亢進しているのです。

 「ブドウ糖」は 癌細胞の解糖系で代謝され、「グルタミン」は 癌細胞のミトコンドリアで代謝されます。
 癌細胞は「酸素を使ったエネルギー産生を行ないたくない」ために、通常は解糖系を亢進し、ミトコンドリアでのエネルギー産生を抑制しているので、ミトコンドリアでしか代謝できない「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用し難い(利用したくない)状態にあるのです。

 しかし、癌細胞も必要に応じて、ミトコンドリアのエネルギー産生を高めて「ケトン体」や「脂肪酸」を代謝してエネルギー産生を行なうことはできます。しかし、癌細胞は酸素が苦手なため、ミトコンドリアでの「酸素を使ったエネルギー産生」を、ただ「行ないたくない」だけだそうです。


 『ケトン食糖質制限食)』によって「ブドウ糖」の摂取に制限をかけ、解糖系のエネルギー産生を阻害すると、癌細胞はミトコンドリアでのエネルギー産生を高めるしかなくなるため、「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用するようになるそうです。

 このように『ケトン食糖質制限食)』により解糖系を阻害して、癌細胞にミトコンドリアでのエネルギー産生を行なうように仕向け、ミトコンドリアの「酸素呼吸(酸化的リン酸化)」を亢進すると、癌細胞での「活性酸素」の産生を増やし「酸化ストレス」を高めて「抗腫瘍効果」を発揮し、癌細胞を自滅(死滅)させることができます。

 しかし、癌細胞は「グルタミン」の取り込みを増やして物質代謝(脂肪酸合成など)を維持して、「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用し、エネルギー産生を行ないます。
 ここで、もし癌細胞の「酸化ストレス」が致死量に至るまで高まらなければ、中途半端に終わり、「逆効果になる癌細胞の増殖を促進させてしまう)」ので、注意が必要だそうです。
 つまり『ケトン食糖質制限食)』によって解糖系を阻害しても、癌細胞の「酸化ストレス」が致死量に至るまで高まらなければ、癌細胞が行なうエネルギー産生を、癌細胞が得意な「解糖系が優位な状態」から、癌細胞が苦手な「酸素を使ったミトコンドリアでのエネルギー産生」へと、癌細胞にエネルギー産生を「適応させて」しまうことになり、かえって癌細胞を生き延びさせる(癌細胞の増殖を促進させる)ことになる、ということです。
 よって、『ケトン食糖質制限食)』単独だと「抗腫瘍効果」に限界があり、場合によっては「癌細胞を助ける」ことになってしまうわけです。

 癌細胞におけるミトコンドリアでの「酸素呼吸(酸化的リン酸化)」を亢進し、癌細胞の「酸化ストレス」が致死量に至るまで高めるためには『ケトン食糖質制限食)』単独では難しく、当記事で紹介されている「他の治療」をいろいろと「併用」する必要があるようです。
 こうして『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の組み合わせにより、癌細胞の「酸化ストレス」を徹底的に高めることが重要であり、そうしないと、癌細胞を自滅(死滅)させることは難しく、『ケトン食糖質制限食)』を単独で行なっても「抗腫瘍効果」が低いのです。



 以上の内容を「福田一典」医師は、当記事で、このように説明されています。


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  断食は「ワールブルグ効果」を是正して、がん細胞を自滅させる

   がん細胞が増殖するための “二大栄養素” は「グルコースブドウ糖)」と「グルタミン」です。
   がん細胞では、「グルコースブドウ糖)」と「グルタミン」の取込みが増えています。

   がん細胞の「解糖系」と「グルタミン代謝」を阻害し、
   (がん細胞の)ミトコンドリアの「酸化的リン酸化」を亢進すると、
   「がん細胞の増殖を抑制できる」ことが明らかになっています。

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増殖活性の高い がん細胞は「グルコースブドウ糖)」と「グルタミン」の取込みと代謝が亢進している



 「ケトン体」は、がん細胞のミトコンドリアの「酸化的リン酸化」を活性化する

   がん細胞は「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用し難い状態にあります
   それは、がん細胞は「酸素を使ったエネルギー産生を行ないたくない」理由があるからです。
   したがって、酸素を使わない解糖系を亢進し、
   ミトコンドリアの「酸素呼吸(酸化的リン酸化)」をできるだけ抑制します。

   「脂肪酸」も「ケトン体」もミトコンドリアでしか代謝できないので、
   ミトコンドリアの代謝が抑制されている がん細胞では、
   「脂肪酸」も「ケトン体」も利用できない(利用したくない)状況にあります
   しかし、がん細胞でも、ミトコンドリアの機能は維持されています

   したがって(がん細胞の)解糖系を阻害すると、
   (がん細胞はミトコンドリアでのエネルギー産生を高めるしかありません
   実際、がん細胞も「ケトン体」や「脂肪酸」を分解して(代謝して)エネルギー産生はできます
   ただ、したくないだけです。


    そこで、「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として がん細胞に使用させるように仕向けると、
    がん細胞の「酸化ストレス」を高めて(がん細胞を)死滅できます。
    つまり、がん細胞に、エネルギー産生のために「ケトン体」や「脂肪酸」を使用させて自滅させる
    ように仕掛けるのです。

    「ケトン体」は「モノカルボン酸トランスポーター」の「MCT1」と「MCT2」を使って、
    細胞質とミトコンドリアに入ることができます。

    『ケトン食』は がん細胞の解糖系を阻害し、(ミトコンドリアの)「酸化的リン酸化」を亢進する結果、
    「ワールブルグ効果」を是正して「抗腫瘍効果」を発揮します。

    しかし、がん細胞は「グルタミン」の取込みを増やして TCA での物質代謝(脂肪酸合成など)を維持し、
    「ケトン体」もエネルギー源として利用しようとします。

    したがって『ケトン食』単独では「抗腫瘍効果」に限界があり、
    場合によっては、がん細胞を助けることにもなります

    がん細胞におけるミトコンドリアでの「酸化的リン酸化」を亢進するときには、
    「活性酸素」の産生を高める「メトホルミン」や「レスベラトロール」、
    「抗酸化システム」を阻害する「ジスルフィラム」や「オーラノフィン」、
    解糖系を阻害する「2-デオキシ-D-グルコース2-DG)」などの「併用」が重要になります。
    つまり、がん細胞の「酸化ストレス」を徹底的に高めることが重要です

    中途半端では「逆効果になるがん細胞の増殖を促進する)」ので、注意が必要です。


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 以上、この内容をまとめますと、次の通りになるでしょう。


    癌細胞の “二大栄養素” は「ブドウ糖(グルコース)」と「グルタミン(アミノ酸の一種)」である。
     「ブドウ糖」は 癌細胞の「解糖系のエネルギー源」となり、
     「グルタミン」は 癌細胞の「ミトコンドリアのエネルギー源」となる。

     『ケトン食(糖質制限食)』は「ブドウ糖の摂取量」を抑制して 癌細胞の「解糖系」を阻害し、
     癌細胞に「ケトン体」や「脂肪酸」をミトコンドリアでエネルギー源として利用させ、
     ミトコンドリアの「酸素呼吸(酸化的リン酸化)」を亢進させる結果、
     癌細胞での「活性酸素」の産生を増やして「酸化ストレス」を高め、
     「ワールブルグ効果」を是正(改善)して「抗腫瘍効果」を発揮し、
     癌細胞を自滅(死滅)させることができる。

     しかし、癌細胞は「グルタミン」の取り込みを増やして物質代謝を維持し、
     「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用するため、
     『ケトン食(糖質制限食)』によって「ブドウ糖の摂取量」を抑制することで、
     癌細胞の「解糖系」を阻害して癌細胞を「ブドウ糖」に飢えさせても(枯渇させても)、
     癌細胞は抑制している「ミトコンドリアでのエネルギー産生」を高め、
     「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にしてエネルギー産生を行なうようになる。

     こうなると、かえって癌細胞のエネルギー産生を、
     癌細胞が得意とする「解糖系が優位な状態」から、
     癌細胞が苦手とする「酸素を使ったミトコンドリアでのエネルギー産生」へと、
     癌細胞に「適応させて」生き延びさせる(癌細胞の増殖を促進させる)ことになる。
     ゆえに『ケトン食(糖質制限食)』だけで「癌の栄養」を完全に断つことは難しい。

     したがって『ケトン食(糖質制限食)』単独では「抗腫瘍効果」に限界があり、
     場合によっては、がん細胞を助けることにもなる。



 このような理由で、『ケトン食糖質制限食)』だけの治療だと「抗腫瘍効果」が低く、以上のように、癌細胞のエネルギー産生を「解糖系 優位」から「ミトコンドリア 優位」へと「適応させて」変化させてしまうことにより、癌細胞のエネルギー産生を逆に進化させることにもなります。

 ですから、『ケトン食糖質制限食)』の治療を中途半端に終わらせないためにも、『ケトン食糖質制限食)』に「他の治療」をいろいろと組み合わせて「併用」して行なうことによって、癌細胞の「酸化ストレス」が致死量に至るまで高める工夫をすることが必要だそうです。
 そのため、『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療が重要だということです。


 私も癌治療における『ケトン食糖質制限食)』の重要性を強く感じてきたものの、実地的には『ケトン食糖質制限食)』だけで癌を改善するのは難しいのだろう‥ と感じていました。
 現に、癌医療の実地で、『ケトン食糖質制限食)』の治療で癌から助からなかった‥、というネガティブな報告もあるからです。

 それで、次の記事を作成しました。


   「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」によって「ブドウ糖」を絶って体内の癌が死滅しても、
     それだけで癌が治るわけではない!【 癌治療は「総合医療」で対処すること 】



 世間の実地では『ケトン食糖質制限食)』+『高濃度ビタミンC点滴』などの「組み合わせ併用)」によって治療効果を上げている医師がいます。

 なぜ『ケトン食糖質制限食)』に「他の治療」を組み合わせて「併用」して行なう必要があるのか‥。
 なぜ『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療で行なわなければならないのか‥。

 それは、上記の「福田一典」医師の説明の如く、癌細胞が「ブドウ糖」に飢えた(枯渇した)ときには、癌細胞が「解糖系が優位のエネルギー産生」から「ミトコンドリアでのエネルギー産生」へと切り替わる、という「変化」が癌細胞に起こる(癌細胞が適応して「進化」する)からではないでしょうか‥。

 私は当記事を読み、以上のように理解をしました。
 そして、どうして『ケトン食糖質制限食)』だけの治療では「抗腫瘍効果」が低いのか‥、どうして『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療でなければ「治療効果」が低いのか‥、ここについて、よく納得することができました。

 基本的に『ケトン食糖質制限食)』を実行して癌細胞に「ブドウ糖」に飢えさせる(枯渇させる)、その上で、それに加えて『プラスアルファ』で「他の治療」を組み合わせなければならない、ということなのです。


 世の中には『ケトン食糖質制限食)』だけの治療で癌が改善した癌患者さんも実際におられることでしょう。
 しかし『ケトン食糖質制限食)』だけの治療で「すべての癌患者の癌が改善する」と思うのは危険なことです。
 「癌の生還率」を上げるためにも、必ず『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療を行なうべきだと思います。より安全性のある、より確実性のある道を選択していきましょう!

 当記事を通して、癌治療には『ケトン食糖質制限食)』が重要であること、しかし『ケトン食糖質制限食)』だけに頼っては決してならないこと、ここについてのご理解を深めて頂けたらと思います m(__)m



 なお、世間では今も、このようなことを言われている方々がいます。


   ケトン食(糖質制限食)で、癌が治る!


 そして、


   癌細胞は ミトコンドリアが ATP を産生できない細胞である!


 これは「間違い」であり、正確性に欠けた問題のある「言葉表現」です。

 確かに『ケトン食糖質制限食)』は癌治療に有効し、癌の改善に貢献します。
 しかし『ケトン食糖質制限食)』だけでは、上記の理由から「抗腫瘍効果」が低いため、「抗腫瘍効果」をより高めるためには『ケトン食糖質制限食)』に「他の治療」を『プラスアルファ』で組み合わせなければならない、つまり『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』でなければ確実とは言えない実情があります。
 ですから、まるで『ケトン食糖質制限食)』だけで「すべての癌患者の癌が治ってしまう」かのような誇張した発言は控えるべきです。

 また、癌細胞は『ミトコンドリアがエネルギー(ATP)を産生できない細胞なのではありません。
 癌細胞は、酸素が苦手なので「酸素を使ったエネルギー(ATP)産生を行ないたくない」という事情があるため、酸素を使わなければならない ミトコンドリアでのエネルギー(ATP)産生を、ただ「抑制しているだけ」です。
 こうした処置を取った上で、癌細胞は 酸素を使わないでエネルギー(ATP)を産生することができる解糖系を亢進させているのです。
 ですから、癌細胞は『ケトン食糖質制限食)』によって「ブドウ糖の摂取量」を抑制されて解糖系を阻害されると、自身のエネルギー(ATP)産生を「酸素を使ったミトコンドリアでのエネルギー(ATP)産生に切り替えるしか生き残る術が無くなる」ため、癌細胞は「ブドウ糖」に飢えた(枯渇した)ときに『ミトコンドリアで「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源として利用し、エネルギー(ATP)産生をミトコンドリアで行なうようになる』というわけです。
 よって、癌細胞は『ミトコンドリアがエネルギー(ATP)を産生できない細胞というわけではないのですね。

 ここは、当記事の「福田一典」医師による説明からご理解して頂けると思います m(__)m



 ただ、私にも、次のような疑問が残ります。


    癌細胞が『ケトン食(糖質制限食)』によって解糖系が阻害されたときに、
     ( 癌細胞が『ケトン食(糖質制限食)』によって「ブドウ糖」に枯渇して飢えたときに、
     すべての癌患者の癌が「ミトコンドリアでのエネルギー産生」へと移行して適応できるのか?



 これは、おそらく、癌の悪性度などの「癌の程度」によると思われます。
 実際に『ケトン食糖質制限食)』だけで癌が消失した癌患者さんもおられますから‥。

 しかし『ケトン食糖質制限食)』を用いて癌患者を改善させている医師たちが、みな現実的に採用している方法は、いずれも『ケトン食糖質制限食)』に『高濃度ビタミンC点滴』などの「他の治療」を組み合わせて「併用」して行なう、というものです。これで「治療効果」を上げています。

 医師は、すべての癌患者の癌に対応しなくてはなりません。
 この癌患者さんは『ケトン食糖質制限食)』だけで治ったが‥、この癌患者さんは『ケトン食糖質制限食)』だけではダメだった‥、そんなことは許されないことです。
 医師は、すべての癌患者さんを「平等に治してあげなければならない」立場にあります(当たり前ですけど‥)。
 ですから、医師は「より確実な方法治療効果がより高く得られる方法)」のほうを採用します。

 『ケトン食糖質制限食)』を用いた癌治療を行なっている医師たちが、共通して『ケトン食糖質制限食)』に「他の治療」を組み合わせて「併用」して行なう方法を採用している、ということを考慮すれば、独自に『ケトン食糖質制限食)』を採用する癌患者さんは、より確実性を求めて「癌の生還率」をしっかりと上げるためにも、必ず『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の方法を採用するべきである、と言えるでしょう。

 『ケトン食糖質制限食)』に関しましては、以上の点などをご確認して頂けますと幸いです。
 ぜひ、当記事をご参考にされてみてください。よろしくお願いします m(__)m




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 【お詫びと訂正】

 私は当ブログにて『癌細胞とブドウ糖の関係』の内容で、次の「言葉表現」を使っていたことがありました。


    癌細胞はミトコンドリアに不具合が生じ、ミトコンドリアが正常に機能していない細胞で、
     ミトコンドリアでのエネルギー産生ができないため、
     癌細胞はブドウ糖「のみ」がエネルギー源になっています。


    ブドウ糖は、癌細胞の「唯一にして」最大の餌です。


 上記の「のみ」「唯一にして」という「言葉表現」は完全に誤りでした。
 私も『癌細胞はミトコンドリアが ATP を産生できない細胞である』と思っていたところがありましたが、当記事の「福田一典」医師の説明で目が覚めました。癌細胞のエネルギー源は「ブドウ糖」だけではありません。
 ここで訂正させて頂くと共に、深くお詫び申し上げます m(__)m


 「日本の 糖質制限食(ケトン食)の第一人者」として知られる、京都の『高雄病院』理事長の「江部康二」医師も、次の記事にて、このように言われています。

    癌と糖質制限食(ケトン食)【 アメリカでは2011年に「糖質制限食(ケトン食)」の
     “癌に対する治療効果” の本格的な研究が開始されている:江部康二 医師 】


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  それから癌細胞が、基本「ブドウ糖しかエネルギー源にできない」のは事実です
   この事実に基づき、米国で【 肺癌に対するケトン食療法 with「放射線・化学療法」】という臨床試験が、
   2011年8月から開始されました。非小細胞肺癌4期の患者さんにターゲットをしぼった研究です。

  ケトン体は、人体における「最も効率の良いエネルギー源」であり、
   動物実験では「癌細胞抑制作用」が確認されています。
   そして、癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にできません
   正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができないのです


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 ご覧のように「江部康二」医師でさえ、

    癌細胞が、基本「ブドウ糖しかエネルギー源にできない」のは事実です。
    癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にできません
     正常細胞のように「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができないのです。


 と言われています。

 このように、以前は、医師自体が『癌細胞は「ブドウ糖」しかエネルギー源にすることができず、ミトコンドリアが正常に機能していないので「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にすることができない』と考えていました。
 癌細胞は通常「ブドウ糖が最大の餌である」ことは事実ですが、しかし、癌細胞が「ブドウ糖」に枯渇して飢えると、ミトコンドリアでのエネルギー産生を向上させて「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にし始めるのです。


 世間にある情報で『癌細胞が利用するエネルギー源は「ブドウ糖」ではなく、実は「グルタミン」だった』などと言われていたりしているのを私も知ってはいました。
 しかし「ブドウ糖」が癌の「最大の餌」であることには間違いないということから、癌の餌として「ブドウ糖」に最大の意識を向けていました。

 そして『癌の食事療法』の「選択ミス」によって癌が改善せずに亡くなっていった癌患者さんは「糖質の摂取量」に対して「制限を設けていない」ことが大きな原因となり、「ブドウ糖」の過剰摂取によって癌を育てて進行させ、癌治療に失敗しているケースが非常に多かったことから、私は「ブドウ糖が癌を育てて進行させてしまうこと」また「糖質の摂取量に制限を設けることの重要性」について、世の癌患者さんに「最大限の意識を持ってほしい」という思いが強くあり、癌細胞を育てる「グルタミン」に対する意識が不足していました。

 それで、上記のような、正確性に欠ける「言葉表現」をしていました。
 本当に申し訳ありません m(__)m


 癌患者が通常通りに「ブドウ糖」を摂取していますと、癌細胞はこの「ブドウ糖」を「解糖系が優位のエネルギー産生」にて主なエネルギー源として利用します。
 癌細胞は「ミトコンドリアでのエネルギー産生」を「行ないたくない」ため、「ブドウ糖」にありつけるうちは、解糖系を亢進させて「ブドウ糖」を主なエネルギー源としてエネルギー産生をしているのです。

 しかし、上記の「福田一典」医師の説明の通り、癌細胞は「ブドウ糖」に飢える(枯渇する)と「ミトコンドリアでのエネルギー産生」を高め、ミトコンドリアで「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にしてエネルギー産生を行なうようになるのだそうです。
 ですから、『ケトン食糖質制限食)』単独では「抗腫瘍効果」に限界があり、場合によっては「癌細胞を助けることにもなる逆効果になり、癌細胞の増殖を促進する)」と「福田一典」医師は注意を促しています。


 上述しました通り、癌細胞は「ブドウ糖」に飢えた(枯渇した)とき、通常は抑制している「ミトコンドリアでのエネルギー産生」を使用して「ケトン体」や「脂肪酸」をエネルギー源にするようになるそうです。

 世間の実地でも『ケトン食糖質制限食)』+『高濃度ビタミンC点滴』などの「組み合わせ併用)」によって治療効果を上げている医師がおりますが、なぜ『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療で行なわなければならないのか‥、当記事の「福田一典」医師による説明でよく理解することができました。

 世間にはまだ『糖質(ブドウ糖)を断てば、癌は治る!』と思い込んでいる方々が多いかと思いますが、そうではないということを当記事からつかまれてみてください m(__)m


 ただ、「ブドウ糖」が癌細胞の「最大の餌」であることは事実です。

 もし、癌患者さんが「糖質制限」をまったく実行せずして、日々、糖質を無制限に摂取していれば、毎日、癌細胞に大量の「ブドウ糖」が取り込まれ、癌細胞は「解糖系だけのエネルギー産生」で悠々自適に成長して進行していくのみです。やはり『ケトン食糖質制限食)』は「必須」と見なさなければなりません。
 癌患者さんは「もし、本当に癌を改善したいのであれば」ここを深く理解し、必ず「悟る」べきです。

 ですから『ケトン食糖質制限食)』の実行に加えて、必ず『プラスアルファ』で「他の治療」を組み合わせないとなりません。必ず、必ず、必ず『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の癌治療を強く意識されてください。よろしくお願いします m(__)m



上記の「もし、本当に癌を改善したいのであれば」というところを見て、中には「不愉快に感じる」癌患者さんもおられることでしょう。しかし、私が世の癌患者さんを見るに、癌治療に対して真剣さが欠如している癌患者さんのほうが多いのではないかと感じざるを得ないことが多々あります。

 若造がまた生意気を承知で言いますが、癌患者さんは「本当に癌を改善したいのか?」という重要な意識認識について、もう一度、深く深く考えてみてください。この思いが欠如していると『本当に癌を改善するための癌治療』に対して盲目になってしまいますよ‥。
 『自分で癌を治す』という意識認識の重要性について、真剣になって見つめ直してみてください‥。

 上記で「お詫び」しておきながら「あれまッ、若造がまた生意気なことを言っているゾ!」と思われてもまったく構いません。今回、つい、こう言いたくなってしまうのには、このような理由があります。


 先日、旧い友人(横浜出身)と久しぶりに会いまして、ジョナサンのドリンクバーで語り合いました。
 その友人の奥さんのお父さんが亡くなられたのですが、死因は「肝臓癌」だったそうです。
 そのお父さんは「抗がん剤治療」を少し受けていたそうですが、もはや諦めて「癌で死ぬ前に好きなことをやってから死ぬんだ!」と吹っ切れてしまったらしく、「抗がん剤治療」を止め、好きなことをやって暮らし、自分が癌であることを「娘夫婦」に何も話さなかった(伝えなかった)そうです。
 ですから、友人も、その友人の奥さんも「亡くなる直前」に知らせを受けて、その時に初めて知ったそうです‥。

 癌が発見されたときには「ステージⅣ」の「末期癌」だったそうです。
 そのお父さんは「末期癌」でありながら「甘いもの」が大好きでバクバク食べていたようで、しかも「コーラ」もガブガブ飲んでいたようです。そして、癌が発見されてから短期間で亡くなられた、ということでした‥。

 私はその話を友人から聞き、世の癌患者さんのこうした『癌に対する「無知」から起こる、痛ましき姿(現実』に対し、何だか、またやるせなくなり、その友人に対して思わず、


    癌は糖質で一番育つんだから、そんなに「甘いもの」や「コーラ」を好きなだけ摂っていたら、
     短期間で癌が進行して亡くなることになっても、そんなの当たり前だよ‥。



 と、つい、こぼしてしまいました‥。

 ここに観るべきことは、癌の専門家等が癌患者に対して『癌と食事の関係』に関する「正しい指導」が何もできていない実態と、癌患者の不勉強(癌について真剣に調べない)という実態、そして、癌患者が『癌を治す!』という意識に欠如している実態が、まだまだ世間に色濃く見受けられるという点です。

 特に、癌は「糖質を無制限で好きなだけ摂取する」ような「愚行」を犯せば、癌があっという間に進行し、帰らぬ人となってしまうのです。こんなことをしていたら、まず、どんな癌治療を行なっていても「癌を治す」ことなど、とても無理だということを、世の癌患者さんは悟らなければなりません。
 「糖質を無制限で好きなだけ摂取する」行為‥、これが如何に「愚行」であるかを、癌患者であれば、真っ先に、真剣になって理解せねばならないのです‥。


 このような癌患者さんの話を実際に聞く度に『癌と食事の関係』に関する記事を作成する必要性を強く感じます。
 特に『癌細胞とブドウ糖の関係』に関する内容については、癌患者さんに真っ先に理解して頂かなければならない大事です。「ブドウ糖」が「癌を育てて進行させる大きな原因」となっている事実(現実)を、癌患者のみなさんによくよく理解して頂かなければなりません。

 癌細胞はミトコンドリアでのエネルギー産生を抑制し、解糖系を亢進して、正常細胞の数倍から数十倍もの大量の「ブドウ糖」を取り込んでいます(癌が悪性化しているほど多くの「ブドウ糖」を取り込んでいます)。
 癌細胞が大量に取り込んだ「ブドウ糖」の多く(凡そ「9割」程度)が解糖系だけで代謝されるため、癌細胞での最終代謝産物は「乳酸」だらけになるのです。
 癌細胞は大量の「ブドウ糖」を貪欲に取り込んでは「乳酸」を大量につくり出し、その大量に発生した「乳酸」によって「酸性化」しています。この「乳酸」及び「酸性化」による「酸毒」は “癌の重要な成長因子” となり、癌の増殖悪性化転移進行を促進しているのです。
 癌細胞の代謝における「この流れ」が、世界の「癌の常識」となっている「ワールブルグ効果」です。

 ですから、癌細胞に「ブドウ糖」を取り込ませれば取り込ませるほど、癌が増殖悪性化転移進行へと進んで当然です。癌細胞での「ブドウ糖の取り込み」を阻止することは、癌の増殖悪性化転移進行を阻害するための基本であり、癌治療において非常に重要な要素なのです。
 ゆえに、癌患者さんにとって「ブドウ糖の摂取量に制限を設ける糖質制限)」のは、癌の増殖悪性化転移進行を阻害して防ぐための「一番重要な基本」となるのです。
 癌を改善させたいのであれば、この『癌細胞とブドウ糖の関係』を決して甘く見てはなりません。

 しかし‥、通常療法の多くの医師看護師が(つまり、通常療法の医療機関の病院職員が)、また、多くの癌患者さんが、この『癌細胞とブドウ糖の関係』に対して「甘く見る」どころか、完全に「無視」しています。もしくは、この事実を知らないために「無知」になっているのです。


 上記のような癌患者さんの「糖質無制限の食生活」は、癌を育てて進行させる “命を縮める行為” です。
 そして、通常療法の医療機関に入院したときに出される『入院食病院食)』による “命を縮める行為” もあり、また「糖質の摂取量」をまったく考慮していない『間違った食事療法』による “命を縮める行為” もあります。

 こういった、癌治療における「間違った行為」が、私はどうしても痛ましく感じられます。
 そうした思いが強くあり、次のような記事を作成しました‥。

    入院での食事(管理栄養士が献立を考えた入院食・病院食)に絶望する毎日
     【 入院した癌患者に対して、病院は「癌を育てる食事」を出して、癌を急速に進行させている!】


    癌治療で『にんじんジュース』を多用・多飲するのは、癌治療として適切なのだろうか?
     【「糖質の摂取量」を無視した『癌の食事療法』は、かえって癌を育てて進行させる!】


 上記の2つの記事にある「切実なる問題」に対し、世の医療の専門家のみなさん、及び、世の癌患者のみなさんの深いご理解をお願いしたいです。よろしくお願いします m(__)m


 以上の観点から癌を見つめ、癌の増殖悪性化転移進行を阻害して防ぐための『食事療法』をアプローチするならば、まずもって、癌を育てて進行させてしまう大きな原因となる「糖質」の摂取に対して一番重点を置いている『ケトン食糖質制限食)』こそが「癌治療の基本」と見なすべきです。

 まず、癌は最低限『ケトン食糖質制限食)』が絶対に「必須」であること、そして『ケトン食糖質制限食)』だけでなく、必ず『ケトン食糖質制限食)』に加えて「他の治療」を組み合わせる必要があること、つまり、癌は『ケトン食(糖質制限食)プラスアルファ』の治療を実行しなければならないこと、ここを「悟れる強い緊張感と共に、その事実を深く感じて受け止める)」までよくご理解してください。
 もし、癌患者さんが『癌を治したい!』という気持ちを「本当に」お持ちであるならば‥ m(__)m

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