当記事は『三宅薬品』を経営される「三宅和豊」さんの「薬屋のおやじのボヤキ」ブログからのご紹介です。

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三宅薬品 三宅和豊


 当記事は、三宅和豊さんが「果物」の食事(果物食)についてお話されています。
 大変、参考になりますので、ぜひ、ご覧になってみてください。


 なお、癌患者さんは「果物食」は要注意せねばなりません。
 癌患者さんの中には「ビタミンの摂取」のために「果物食」を多食される方がおられますが、私は勧めません。

 まず、「果物」は「ブドウ糖(グルコース)」と「果糖(フルクトース)」が多く含まれています。
 「ブドウ糖」は “癌の最大の餌” であり、『癌の発生増殖悪性化転移を促進する作用』があります。
 そして「果糖」には「ブドウ糖」以上に『癌の発生増殖悪性化転移を促進する作用』があります。
 さらに「果糖」と「ブドウ糖」の両方の摂取量が多いと、相乗的に「癌の増殖を促進する」のです。

   グルコースは『癌の発生増殖悪性化転移を促進する作用』がある。
   フルクトースは、グルコース以上に『癌の発生増殖悪性化転移を促進する作用』がある。
   フルクトース と グルコースの摂取量が多いと、相乗的に「癌細胞の増殖」を促進する。
   ( グルコース=ブドウ糖 / フルクトース=果糖

 とにかく、癌患者さんが「果物」を多食することは「癌を育てて進行させる行為」そのものであると理解すべきであり、ここは決して甘く見てはならない大事です。ここにつきましては、次の記事を参照されてください。


    フルクトース(果糖)には グルコース(ブドウ糖)以上に『癌を促進する作用』があるため、
     「アボカド」以外の『果物食』は 逆効果になる可能性がある! - 福田一典 医師



 もう一度言いますが、癌患者であるならば、「果物食」は控えるか止めるかしたほうが賢明であるはずです。
 「果物食」は「癌を育てる食事」の一つであることを知って肝に銘じ、必ず注意しましょう!

 ビタミンは「果物食」以外に『生菜食』などで摂取することができます。上記の「癌の仕組み」をよく考えてから「果物食」を癌治療に取り入れるべきかどうかを考慮し、判断されてください。よろしくお願います m(__)m

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 果物は、体に良いのか? 人の健康を害するのか?
 
良い点が多々あり、悪い点も多々ありそう…

 【「薬屋のおやじのボヤキ」より 】


 「果物」好きの小生ですから、毎日、何らか「果物」を食べており、一日たりとも欠かせません。
 女房は反対に「果物」を好まず、「果物」無しが1ヵ月2ヵ月続いても、どうってことないです。
 このように「果物」の嗜好は個人差がかなりありそうです。

 小生が「果物」好きである原因は、今はそうではありませんが、以前はかなりの「陽性体質」であって、
 夕食後2~3時間すると、体の芯から大きく「熱」が発生して、
 それを冷やさんとして「果物」を求めていたように思われます。

 還暦を過ぎてからは少々「陰性体質」になったものの、
 従前から持っている「果物」嗜好は食欲煩悩から消えることはない、といったところです。

 一方の女房はかなりの「冷え症」で「陰性体質」です。
 そうしたことから、総じて「体を冷やす果物」全般を生理的に受け付けないように思われます。
 もっとも、体に「熱」がこもる真夏になると、
 メロンなどを「美味しい♪ 美味しい♪」と言って、毎日、けっこう食べていますが‥。

 こうしたことは、漢方の『陰陽論』からも言えることですから、あながち間違ってはいないことでしょう。
 体が「陽」であれば「陰の食品(陰性食品)」を求め、
 体が「陰」であれば「陽の食品(陽性食品)」を求めるのですし、
 治療も『陰陽調和』をもって行なうというものです。

 ところが、「果物」というものは「怖いもの」でして、
 あまりにも、その嗜好が強いとなると、
 強度な「冷え症」で「陰性体質」であっても、貪り食ってしまう例がけっこうあるようです。
 甘いお菓子好きの方と同じで、どうにも止められないといったところです。


 さて、「ヒト本来の食性」は何かと言いますと、
 ヒトは数百万年前にチンパンジーから地理的分離によって分かれた後においても、
 チンパンジーと同様に熱帯で暮らしていたのですから、
 現生チンパンジーと同様に「果物が主食であった」のは確かでしょう。

 現生チンパンジーのうち、熱帯雨林で暮らしている者たちは、
 ある調査によると123種類、別の調査では100種類もの「果物」を食糧にしており、
 「果物」が豊富に手に入るようなら「毎日がほとんど果物ばかり」という食生活のようです。

 熱帯の「果物」というと、マンゴウパパイアアボガド といったものを我々は想像しますが、
 市場に出回っているこうした「果物」は品種改良され、
 果肉たっぷり、柔らかく、甘い、といった商品価値の高いものばかりで、
 彼らが食べている「果物」とはまるで違います。

 熱帯雨林で手に入る「果物」は「原種のもの」ばかりですから、
 市場に出回るような商品価値の高いものはまったくなく、ほんの数種類が地元の市場に出るだけで、
 それも果肉は申しわけ程度にしか付いていないようです。

 よって、チンパンジーは「果物が主食」と言っても、
 我々が想像する「果物」とは全然異なった性状のものを食べています。

 彼らが食べる「果物」は大きく分けて2種類あり、
 一つは、細かい種がいっぱい入っている「イチジク」の仲間などです。
 数多くの種類がありますが、我々が目にするような大きなものはなく、
 みな、小さくて、甘味が少ないものばかりのようです。

 もう一つは、中心に大きな種が入っていて、果肉が剥がれ難くなっているもので、
 「スモモ」の種のような状態です。
 そして、果肉の層は、せいぜい 5mm 程度といった極めて薄いもののようです。

 その味はと言うと、中には「かなり甘いもの」が幾種類かあり、これが地元の市場に出回ることがあるようですが、
 大半のものは「少し甘いだけ」であったり、「酸っぱいだけ」であったり、両方の味が混ざっていたりするようです。

 そうした「果物」らしい味のするもの以外に、
 まったく「無味」であったり、中には「渋く」て人にはとても食べられないものであっても、
 彼らはけっこう食べているようです。
 加えて、皮が分厚い上に硬くて、これを齧り取ってからでないと食べられないものも多いようです。

 こうしてみると、「果物」であっても、
 我々が口にする「果物」の栄養主成分である「果糖(甘味成分)」はどれだけも摂取できておらず、
 種も一緒に飲み込んでいますから、種に付着した「繊維質(食物繊維)」の一部も栄養源になっていることでしょう。


 なお、霊長類学者は、チンパンジーは「果物が主食」と言えども、
 かなり「繊維質(食物繊維)」の多いものを食べていると仰っています。

 つまり、チンパンジーは、完全『生菜食』をしている人と同様に、
 「繊維質(食物繊維)」をけっこう「後腸発酵」させているのではないかと思われます。

 そして、彼らのエネルギー源は、「果物」に含有する「果糖」と「有機酸(酸味物質)」、
 「後腸発酵」により腸内細菌がつくってくれた各種「有機酸 ()」の両方でもってまかなわれていることでしょう。
 ( 有機酸 = 酢酸酪酸吉草酸プロピオン酸などの『短鎖脂肪酸』= エネルギー源

腸内細菌が食物繊維などの『難消化性糖質』を食べると、短鎖脂肪酸〔有機酸ビタミンミネラルアミノ酸水素ガス などの諸栄養を産生し、宿主である人間に提供してくれます。
 詳しくは「腸内細菌が「不溶性食物繊維」のセルロースを分解して栄養を産生」カテゴリや「腸内細菌が「水溶性食物繊維」を発酵分解して『短鎖脂肪酸』を産生」カテゴリの記事、特に次の記事を参照してください。

    現代栄養学が語らない、セルロースの大きな可能性【 答えは「セルロース」にある!
     『セルロース分解菌』が宿主を生かす “栄養産生提供” という素晴らしきシステム!】


    腸内細菌が「食物繊維」を発酵分解すると『短鎖脂肪酸』が産生されてカロリーとなり、
     『短鎖脂肪酸』が抗がん作用を発揮 - 福田一典 医師【 食物繊維サプリメントが有効 】


   『食物繊維サプリメント』の活用
    【 腸内細菌が「不溶性食物繊維」の『セルロース』と「水溶性食物繊維」を食べて発酵分解する時に産生する
      諸栄養を腸内で摂取する方法!】


   『生菜食』の是非を考える! 完全『生菜食』で 信じられない健康体に! ~ 三宅和豊
    【『生菜食』の有効性:火食の有利性:冷え症:腸内細菌による「発酵熱」の産生!】


   『生菜食』で「寒さに強い体質」になる理由!
    【 腸内細菌が食物繊維などの『難消化性糖質』を発酵分解するときに発生する「発酵熱」が
      体を内側から温める役割を果たす 】


 ヒトも、チンパンジーも、「後腸発酵」によって腸内細菌が「繊維質(食物繊維)」を発酵分解するときに産生する「有機酸(短鎖脂肪酸)」をエネルギー源として利用しています
ブログ管理人


 前置きが随分と長くなりましたが、
 「ヒト本来の食性」は「果物食」であると言われることが多く、
 それによって、短絡的に『ヒトの祖先は「果糖」を主たるエネルギー源としていた』と誤解される向きがありますので、
 決して「そうではない」ということを説明させて頂いたところです。


 これより本題に入りますが、
 我々が食べている「果物」の多くは「熱帯原産」であり、また「果糖」がたっぷり含まれたものが多いのですが、
 こうしたものを食べると「ヒトの体にどういう影響を与えるか」について論じたいと思います。

 なお、本稿については、現時点では、小生の乏しい知識から論ずるものとなり、
 新たな知見が得られたら加筆訂正したいと思っていますので、その点、ご了承ください。

 「果糖」は「ブドウ糖」の類似物質で、たいていは「ブドウ糖」に変換されてから利用され、
 「砂糖」は、この2つの糖が結合したもの(白砂糖ブドウ糖果糖)です。

 よって、「果糖の過剰摂取」は「砂糖の過剰摂取」とほぼ同じことになりますが、
 その詳細については、このブログの「砂糖の害」で書きました通りで、ここでは説明を省略します。


 「果物」について漢方の『陰陽論』からすれば、冒頭で少し触れましたが、
 一部のものを除いて「陰性の強いもの」、つまり「体を強く冷やしてしまうもの」となります。
 (「果物」の種類によっての、その程度の違いについて、本稿の終わりのほうで目安を示しました
 よって、「果物」は一般に多食すれば、体に変調を来たす恐れが危惧されます。

 特に「果物」好きの方は、これくらいの量だから大したことないと思っておられても、
 実際には、かなりの量になっていることが多いですし、かつ、甘党でケーキなどを食べられることも多く、
 毎日が「果糖」や「砂糖」の完全な取りすぎで、カロリーオーバーになっています。
 例え、通常の食事を腹八分に抑えたとしても、「果物」は別腹に入れますし、ケーキなども別腹です。

 そして、「砂糖」は体を冷やしますし、過食も「冷えの元」ですから、
 これらが「果物」と相まって、極度の「冷え症」にしてしまうことが往々にしてあるのです。


 次に、「果物」は『ミネラルバランス』が悪い点が上げられます。
 「果物」の特徴は、カリウムが極端に多く、ナトリウムが極端に少ないことです。

 これは、高血圧の方には効果を発揮することがあります。
 食塩の摂りすぎで『ミネラルバランス』が崩れている方です。

 ナトリウムが過剰で、カリウムが不足すると、むくみが生じ、血圧を上げることがけっこうありますから、
 逆バランスの「果物」でもって打ち消します。

 高血圧でない方でも、「野菜」嫌いで、食塩を摂りすぎておられる方は、
 「果物」でもって『ミネラルバランス』を整えられると良いでしょうね。


 ところで、塩持ちの良い体質と、そうでない体質とがあります。
 このことについては過去記事「「塩持ちの良い体質」に改善!」で詳述しましたが、
 「塩持ちの良い体質」とは、薄味であっても美味しく感じられ、
 元気があり、汗をかいても倦怠感が生じないという、
 塩を体外流出させない機能に長けた方で、「陽性体質」の大変健康な方です。

 こうした方は、同時に過剰なカリウムをスムーズに排出する能力を持ち備えており、
 『ミネラルバランス』の悪い「果物」を食べても、カリウムをどんどん排出してしまい、
 体内の『ミネラルバランス』を正常に保つことができます。

 一方、「塩持ちの悪い体質」の方、多くの方がそのようですが、
 そうした方が無理な「減塩」をしつつ「果物」を多く摂ると、単に余分なカリウムが排出されるだけでなく、
 不足しているナトリウムの排出まで促進してしまいます。
 こうなると、決定的な「塩分不足」となり、食欲不振膨満感倦怠感が生じて、体調を大きく崩す元になります。

 そこで、生活の知恵として、
 多食しがちな「果物」の代表格であるスイカを例にして「スイカには塩を振って食べよ」というものがありますが、
 「果物」の多食は、こうしたことで「塩分不足」になるから、
 「果物」を食べるときは「塩を足す必要がある」というものです。

 ついでながら、「甘味のある食品」に少し塩を振ると甘味が引き立ち、隠し味として塩は使われます。
 よって、甘党の方が「甘いもの」の食べ過ぎを防ぐ一法として、これは有効ですし、
 また、梅干を毎日食べるなどして「塩分補給」することによっても、
 「甘いもの」の食べ過ぎを防ぐことができるようです。

 「果物」というと、ビタミンや ミネラル、そして「フィトケミカルポリフェノールやカロチノイドなど)」といった、
 微量栄養素が話題に取り上げられることが多いのですが、
 確かに、それぞれにそれなりの効果が期待されるものの、通常の食事で事足りていたり、代替が利くものが大半ですから、
 個々の「フィトケミカル」を、ことさら重要視するのは行き過ぎの感がします。

 加えて、特定の「果物」が、あれに良い! これに良い!と言って、毎日食べるとなると、
 先に言いましたように、別腹にしまい込むことになり、
 「果糖」の摂りすぎと過食を引き起こし、かえって、体を害することになるケースのほうが多くなります。

 何か健康不安があって、それを改善するために、特定の「果物」を毎日食べるとなれば、過食になることは必至で、
 それに見合う分の食品、特に「肉」や「油脂」を思い切って減らすさないことには、
 決して「健康増進効果」は期待できないと考えねばなりません。


 ついでながら、あれこれ、いろいろなものをバランス良く食べないと、健康は維持できないと言われますが、
 毎日の食事ごとにバランスを整えようとすると、どうしても過食になります。

 今日の「飽食の時代」にあっては、体内に各種栄養素が十二分に備蓄されていますから、
 長期的バランスが整えば良く、毎回の食事内容は偏食になっても構わないのです。

 ただし、炭水化物だけとか、動物性タンパク質だけという偏食は、
 これらを過剰摂取している現状を鑑みると、避けるべきものですし、
 摂るとすれば、ごく少量に止めるべきものです。


 「果物」は生(なま)で食べることが多く、
 この前、記事にしました「完全『生菜食』ではなく、一部『生菜食』とした場合の効果は如何に!」との関連ですが、
 「生野菜」の代わりに「生の果物」を摂るということの是非について考えてみましょう。

 基本的な違いは、「果糖」が「野菜」にはほとんど含まれないのに対し、
 「果物」には多く含まれており、即吸収されてエネルギー源になるというものです。

 また「果物」には「酸味」があることも多く、これは「有機酸」ですから、
 これも即吸収されてエネルギー源になります。

 類似点は、各種のビタミンや ミネラル、そして「フィトケミカル」が豊富に含まれていることです。
 また「火を通さない」ことによる、生(なま)ならではの何か「未知の効果」も期待できます。

 こうしたことから、『準断食』に「果物」が利用されることがあります。
 『水だけの本断食』では倦怠感が付きものですし、思わぬトラブルが発生することも多々あります。

 よって、少量の「果物」を摂取するという『準断食』とし、
 『本断食』とほぼ同様の効果を出しながら、そうした危険を回避しつつ、かなり楽に毎日が過ごせる『断食法』です。

 一例を挙げれば、故・甲田光雄氏が長年の経験から編み出された『果汁断食』がそうで、
 中ぐらいのリンゴ1個半(約300g、約150kcal、昼と晩の2回)を「おろし器」で摩り下ろして、そのまま食べる、
 あるいは、ジューサーで「リンゴジュース」にして飲む、というものです。

 「果物」は「リンゴ」に限らず、季節折々のもので良く、ミックスでも良いです。
 この方法なら倦怠感が大いに軽減され、『断食』が1週間程度なら楽にできるとのことです。
 ビタミンなどの補給ができ、少ないとは言え、エネルギー源がダイレクトに得られるからです。

 これでも倦怠感が生ずる人は「食塩を少々足せば改善する」とのことで、
 これは、先に述べた「スイカに塩」の理屈です。

 もっとも、『準断食』は「生野菜」でつくった『青汁断食』のほうが効果が大きいようです。
 その違いは、カロリーの有る無しも多少は影響するようですが、
 主な効果の差は、胃壁腸壁に対する「食物繊維」の物理的作用の違いと思われ、
 「果物」には『青汁』に多く含まれる「ザラザラした食物繊維の破片」が少ないからでしょう。
 「排便促進」に違いが出るようです。


 最後に、「果物」を食べるときの注意点をいくつか挙げておきます。

  冷えすぎたものは避けること
  「果物」は冷蔵庫で保管されることが多く、過度に冷えています。
  これをいきなり食べるとなると、胃腸を急激に冷やしてしまい、様々なトラブルを発生させます。
  「花粉症」や「アトピー」などのアレルギー疾患が代表的なもので、
  その発症メカニズムは「アトピーの本質的な原因について考える」記事をご覧ください。
  昔は「果物」は常温保管ですし、真夏でも井戸水で冷やしただけのものでした。
  くれぐれも、冷たすぎるものにはご注意ください。

  朝は「果物」を摂るのは避けたいです
  朝は、体温が最も低くなっています。胃も冷えています。
  一日の活動を始めるに当たっては「暖機運転」が必要ですから、
  「冷たいもの」や「体を冷やす食品(陰性食品)」は(朝、摂取するのは)避けるべきです。
  よって「果物」は、昼なり晩に「体が温まった状態」のときに食べるのが望ましいでしょう。

 「果物の皮」は食べるべきか否か
  微量栄養素は「皮」に濃厚に存在します。特に「フィトケミカル」のうち「抗酸化物質」がそうです。
  直射日光で生ずる「活性酸素」を消す(除去して無毒化する)ために必然的にそうなります。
  また「皮」は硬い「食物繊維」でできていますから、「生野菜」と同等の物理的作用を胃壁腸壁に働かせてくれます。
  こうしたことから、食べられるものなら「皮」も一緒に食べたいところです。
  ただし、難点は「農薬の害」です。
  「国内産の果物」は出荷前の一定期間は「農薬噴霧」しないことになっているようですから比較的安全と思われますが、
  「輸入果物」は防疫管理で「殺虫剤」が使われることもあり、避けたほうが良いでしょうね。
  これに付け加え、出荷段階で「果物」に艶を出すために「ワックス」がけしたりするものもありますから、
  そうした「皮」は、とても食べられたものではありません。
  「農薬」などの実態や問題点については、聞きかじり程度の知識しかなくて、
  これ以上のことは分からず、申し訳ありません。

  リンゴは、体を冷やす食品?
  たいていの「果物」は「体を冷やす食品(陰性食品)」に分類されますが、
  巷に出回っている様々な「温冷食品表」では、
  リンゴは「体を冷やす食品(陰性食品)」に分類されたり、「温める食品(陽性食品)」に分類されたり、
  はたまた「中庸」であったりと、どれが本当なのかよく分かりません。
  ただ、青森県弘前のリンゴ農家に「花粉症」が多いという地元医師会の報告があり、
  「花粉症」患者はまず間違いなく「低体温」であって、
  リンゴ農家であれば「屑(くず)リンゴ」を多食すると思われることから、
  その相関関係によって、リンゴは「体を冷やす食品(陰性食品)」に分類していいのではないかと、小生は思っています。

  季節によって、どんな「果物」を摂れば良いのか
  基本的には「旬のもの」を摂ると良いことになりますが、
  「果物」の種類によって「体を冷やす」度合いが異なりますから、下記の例を頭に置いておかれると良いでしょう。
  特に「輸入品の熱帯産の果物」は「体を強く冷やす(陰性が強い)」傾向にありますから、
  真夏に体に「熱」がこもったときに食べたいものです。
  なお、「果物」の大半は「熱処理(加熱調理)」すれば「体を冷やす力(陰性作用)」が減じるようです。

   【 出典日本CI協会ホームページ 簡易版<食べ物の陰陽表> 】
     温めるでもなし、冷やすでもなし  リンゴ
     少し冷やし気味  イチゴ、ミカン
     冷やす  スイカ、柿
     強く冷やす  ブドウ、梨、メロン、バナナパイナップルなどの熱帯産の果物




【追記】

 本稿で、チンパンジーは「果物の種」も一緒に飲み込んでいると紹介しました。
 ヒトの場合、イチジクや イチゴなどの「細かい種」はそうですが、「スイカほどの種」になると吐き出します。
 じゃあ、ヒトが「スイカの種」、もっと大きい「柿の種」、さらに大きい「桃の種」を飲み込んだらどうなるでしょうか。
 このことについては、機会を捉えて記事にすることとしましょう。

   スイカの種を飲み込んで便通促進? 梅干の種なら胃潰瘍や酒の飲みすぎにも?2018.8.1 投稿



【追記】2016.11.23
 7年間も「果物(トマトなどの果菜類を含む)」だけしか食べない食研究者が、先日、テレビに登場されていました。
 参考までに、ネット記事とご本人のブログを貼り付けておきます。
 なお、ご本人は丸っきり完全な「果物食」ではなく、塩は摂っておられるようですし、
 冬季は「激痩せ防止」のために「ナッツ類(最近は栗)」を少々摂っておられるとのことです。

   丸7年間「フルーツしか食べない男」が死ぬ覚悟で自らを実験台にした理由
   東大教員を辞めて、2600日フルーツ物語 〔中野瑞樹さんのブログ