当記事は『三宅薬品』を経営される「三宅和豊」さんの「薬屋のおやじのボヤキ」ブログからのご紹介です。

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三宅薬品 三宅和豊


 当記事は、三宅和豊さんが「冷え症」の改善についてお話されています。
 非常にためになりますので、ぜひ、ご参考にされてみてください。

 そして、腸内細菌が食物繊維などの『難消化性糖質』を発酵分解するときに、かなりの「発酵熱」が発生し、その「発酵熱」が宿主に「熱エネルギー」として利用されており、これが『生菜食』によって冷え症が改善される大きな理由であると指摘されています。これには、今年で『生菜食』を10年間継続してきました私も納得します。
 ここにつきましては、次の記事も同様の内容がありますので、ぜひ参照されてみてください。


   『生菜食』の是非を考える! 完全『生菜食』で 信じられない健康体に! ~ 三宅和豊
    【『生菜食』の有効性:火食の有利性:冷え症:腸内細菌による「発酵熱」の産生!】



 なお、当記事の各項は、読みやすくするために私が付け加えたものです。
 気になる方は元記事のほうを参照されてください。よろしくお願います m(__)m

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 冷え・冷え性・冷え症 を考える(その2): 体内エネルギー生産の向上を!
 【「薬屋のおやじのボヤキ」より 】


冷え症の改善 ① 皮膚の収縮力を高める

 「冷え性(冷え症)」からの脱却の基本は、
 本稿「冷え・冷え性・冷え症 を考える(その1): 何よりも「皮膚の鍛錬」を!」記事で書きましたように、
 まず第1に、昔の「風の子」のように、体熱を逃がさないために『皮膚の収縮力を高める』ことです。

 その鍛錬には「風呂に入る前と後に、水シャワーをたっぷり浴びる」のが一番です。
 これを、いきなり真冬の今から始めるのは不可能ですが、
 慣れてしまえば、小生がそうですが、年がら年中、可能になります。

 善は急げです。
 風呂上りに、最初は微温湯で手足だけで良いですから、皮膚をどれだけかでも冷やしてあげてください。
 こうすれば、体表面からの熱の放散を少しは食い止められるようになります。

 なお、本格的な「冷水浴」のやり方は、今夏に紹介することとしましょう。



冷え症の改善  ② 体内エネルギー生産力を向上させる

 第2は『体内エネルギー生産力の向上』です。
 これには、いくつも複合的に取り組まねばなりません。

 まずは「花粉症のブログ記事」の中で書きましたように、言うは易し行ない難しの「運動」です。
 適度な運動を毎日、何度も欠かさず行ない、筋肉で「熱エネルギー」を生産することです。

 あまりにも便利になり過ぎた今日にあっては、これは不可能に近いことですが、
 やる気を出して取り組むしか方法はありません。

 例えば、これも「花粉症のブログ記事」の中で書きましたが、
 手が空いたときの「ひざ屈伸運動」です。

 女優の森光子さんが何十年も続けておられる健康法でして、
 その影響を受けて、かなり多くの方が取り組んでおられるとのこと。

 これを知って以来、小生も、客待ちの時間(あり過ぎて困るのですが)毎日のように何度も実践しています。



冷え症の改善 ③ 腸内環境腸内細菌を改善する

 次に『腸内環境の改善』です。

 ヒトの細胞は60兆個()しかないのに対して、腸内細菌は100兆個もが腸内に住んでくれています。
 重量にして、何と 1.5kg はあります。
 その腸内細菌が活発に活動してくれれば、かなりの「熱エネルギー」が生産されるのは必然です。
 ( 2015.11.20 追記最近の研究では37兆個で、こちらが信憑性が高いです参照記事1参照記事2参照記事3

 ここで生み出された「熱」が血液循環によって、全身が温められることになります。

 この熱量を調査測定された学者もいらっしゃることでしょうが、
 小生の不勉強で、「腸内発酵」でどの程度の「発酵熱」が生ずるのか知らないものの、
 「腸の働きが悪い方はお腹が冷えている」のに対して、「腸の働きが良い方はお腹が温かい」ですから、
 無視できない、かなりの量の「熱エネルギー生産」があると考えて良いでしょう。


 なお、『腸内環境の改善』は良いことずくめでして、直ぐ下で述べます3つ目の事柄に密接に関係してきます。
 その3つ目が「60兆個あるヒトの細胞に、活発に活動してもらう」ことです。

 新陳代謝や代謝、つまり、細胞のつくり替えや維持が円滑に行なわれるようになれば、
 付随的に「熱エネルギーの生産」が高まります。
 そのためには、必要な栄養素の摂取が欠かせません。

 ところで、この世はまさに飽食時代。
 栄養は、たっぷり過ぎるほどに摂っています。

 しかし、それがために「必要な栄養素が体中に行き渡らない」というジレンマに陥っています。
 「過ぎたるは及ばざるが如し」で、腹八分、または、それ以下が最適な「中庸」となります。

 なお、野菜だけは充分に食べて、ビタミンやミネラルが欠乏しないようにせねばならないのですが、
 近年の野菜には、これらの栄養素が少なく、
 「見た目だけ野菜」になっていますから、特に「ミネラル欠乏」が危惧されます。

 ミネラルが少しでも欠乏すると、新陳代謝代謝ともにガクンと落ちますから、「ミネラル不足」は深刻な問題です。
 極端に欠乏している場合は別ですが、
 恒常的にどれだけか「ミネラル不足」になっている場合は、自分ではまったく気がつきません。
 「自分は健康で何も問題ない」と思ってしまいます。

 例えば、1km 先の店に買い物に行く必要が生じたとします。
 都市であればバスか電車を、地方であれば車を使ってしまいます。
 「歩いて行きたい」などと思う人は、極めて稀です。

 約20年前に、前の仕事(公務員)の関係で、フランスパリの都市計画の責任者に話を聞いたことがあるのですが、
 「70m 以上先の “遠い” ところへは、誰もが車を使う」ことを念頭において都市づくりをせねばならない‥ と、
 ぼやいてみえました。一瞬「えっ?」と思ったのですが、考えてみるに、これは日本人でも同じでしょう。

 「体がだるくて、一気に歩けるのは 70m が限度」という、この情けなさ‥。
 これは「ミネラル不足」が大きな原因になっているとしか考えられません。

 当店(三宅薬品)では、そうした「自分は健康体だ」と思っておられる方に対しても、
 「総合ミネラル剤」を積極的にお勧めしているのですが、
 たいていの方は「体が軽くなった」と仰いますから、間違いないです。
 中には、代謝が良くなって「体が温かくなった」と感ずる方さえあります。



冷え症の改善 ④ 早寝早起きして、日光(特に朝日)に当たる

 4つ目が、「早寝早起き」して、お日様(太陽)に当たることです。
 「朝日」は、眠っていた全身の細胞を速やかに目覚めさせ、イキイキと活動させるためのスイッチになるようでして、
 これによって、代謝が進み、「体熱生産」が円滑になるとのことです。

 残念ながら、小生は「遅寝遅起き」し、早起きしたとしても、
 このブログづくりのために、シャッターが下りた店内で、ひたすらパソコン画面の光を老眼に浴びるだけの生活ですから、
 ことこれに関しては何ともなりません。

 もっとも、年中そうではありません。
 言い訳がましいですが、初夏から初秋にかけては、早朝の畑仕事を、ちょこっとだけですがやるようにしています。
 これで、ご勘弁ください。

 以下、 「冷え・冷え性・冷え症 を考える(その3): 体内温度を知っておきましょう!」へ続く。




 腸内発酵で体温アップ! 腸内善玉菌の働きはビックリするほどスゴイ!
 【「薬屋のおやじのボヤキ」より 】


腸内細菌が 難消化性糖質(食物繊維など)を「発酵分解」する際に「発酵熱」を生じ、
  この「発酵熱」による「熱エネルギー産生」が「天然の湯たんぽ」となって体を温めている
  
動物が体内に飼っている 胃内細菌や 腸内細菌が 食物繊維 を「発酵分解」する際、
     かなりの「発酵熱」を産生し、
宿主の体に「熱エネルギー」を提供している


 「腸内発酵」による「発酵熱」で、かなりの「熱エネルギー生産」があると考えて良いのではないかと、
 このブログの「冷え・冷え性・冷え症 を考える(その2)上記の記事)」で述べました。

 そして、その中で、それがどの程度のものかは、小生の不勉強で分からないと申しました。
 その後、何とかして分からないかと、ネット検索を重ねたものの、残念ながら、いまだに見つかっていません。
 そこで、今現在で判明していることを述べることで、ご勘弁願いたいと思います。


 まず、ヒトに近い種のサルについて見てみました(調べてみました)。
 極寒の地に住むサルの両横綱は「ニホンザル」と「キンシコウ」です。

 ニホンザルは、みなさん、ご存知の通り、青森県の下北半島や真冬の上高地で、
 その寒さをものともせず暮らしています。
 メスの体重は、通常 10kg 弱で、その小さな体でありながら、極寒に耐えられるのです。
 どうして、それが可能なのか、現在、調査研究されているようですが、まだ分かっていません。

 なお、ニホンザルは雑食性で、虫の幼虫なども食べ、動物性タンパク質をけっこう摂っていますから、
 これにより「熱エネルギー生産」がどれだけか高まることでしょう。
 小生は、これも一因していると思っています。


 さて、もう一方のキンシコウ(黄金色の体毛で、孫悟空のモデルになったとか)ですが、
 チベットの 3000m の高地に住んでいて、メスの体重は、ニホンザルと同程度です。

 食性は、木の葉や皮といった「食物繊維食」で、胃が2つに分かれていて「前胃発酵」させています。
 つまり、ウシと同様に、胃の中に微生物を住まわせ、その微生物が「食物繊維」を「発酵」させ、
 発酵生成物の「有機酸 ()」を栄養源にしているのです。
 ( 有機酸 = 酢酸酪酸吉草酸プロピオン酸などの『短鎖脂肪酸』= エネルギー源

 そして「発酵」により「発酵熱」が生じ、これによって、極寒に耐えられるのではないかと言われています。
 前胃が「湯たんぽ」代わりになって「内から暖を取っている」というものです。

 なお、「発酵」というものは、味噌なり、酒なり、何でもそうですが、
 微生物が「有機物」を分解(発酵分解)するときに「熱(発酵熱)」を発生させます。
 したがって、胃の中で「発酵」させれば、胃が「熱源」になるのは当然のことになります。


 次に「後腸発酵」について見てみましょう。

 草食動物で、これを行なっているのはウマです。
 ウマは、大腸に微生物を住まわせ、その微生物が「食物繊維」を「発酵」させ、
 発酵生成物の「有機酸」を栄養源にしているのです。

 また、ヒトに極めて近い種のゴリラも、その巨漢から推察できるように、
 大腸がどでかく、かなり「後腸発酵」させています。

 そして、ヒトも、完全なベジタリアン(ただし『生菜食』に限る)となると、「後腸発酵」が格段に進み、
 ヒトの消化酵素では分解不可能な「食物繊維」を微生物が分解し、それ相当の「有機酸」をつくり出し、
 これが栄養源の一つになっているとのことです。


 通常、(医学栄養学関連の専門家は)これを、
 「腸内細菌の善玉菌が活発に活動し、腸内環境を良くしてくれる」で済ませていますが、
 実は、これは『後腸発酵による、栄養源の「有機酸」の生成』であって、
 『発酵に伴う「発酵熱」の発生』でもあるのです。

 以上のことから、ヒトの腸内に住む腸内細菌は100兆個、総重量にして 1.5kg もあるのですから、
 これが活発に活動してくれたら‥、腸内環境が改善されたら‥、
 必然的に「発酵」の速度が高まり、『発酵に伴う「発酵熱」の発生』がかなりのものとなりましょう。
 つまり、大腸が「湯たんぽ」になって「体温を高めてくれる」ことになります。

 そして、これによって、低体温から脱却でき、
 冷え症アレルギー花粉症も大幅に改善が期待できるということになるのです。

 これは確かなことと思うのですが、いかがなものでしょうか。