この記事は「シリーズ記事」になります。

    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)①
     【 癌細胞の代謝の特徴:癌とブドウ糖の関係:
       ブドウ糖は、癌の発生・増殖・悪性化・転移・進行を促進する!】


    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)②
     【 癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」が有効する理由:
       ケトン体・ケトン食 自体に『抗がん作用』がある!】


    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)③
     【 ブドウ糖を絶って癌が死滅しても、癌は治っていない!
       糖質制限食・ケトン食は 癌治療を有利に進める役割!】
本記事


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 当記事は「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!②」記事の続きになります。

 この「シリーズ記事」は、『銀座東京クリニック』院長「福田一典」医師の著書『ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! ~ 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』』の中から、それぞれ、次の内容について解説されている部分を抜粋し、癌患者さんが分かりやすく知ることができる最適な資料としてご紹介させて頂きました。

  ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!① 癌とブドウ糖の関係」を知るための資料
  ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!②  「糖質制限食(ケトン食)」の価値を知るための資料


28710_df_1_main_1373009419    

             ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!
                      ~ 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』



 このシリーズの三作目()である当記事は、上記の「」と「」で「福田一典」医師が解説されている「糖質制限食(ケトン食)」が癌治療に一体どこまで有効するのか、また「糖質制限食(ケトン食)」だけで果たして癌が治るのか、ここに焦点を当てて考察していきたいと思います。


 今回、私がこの「シリーズ記事」で「福田一典」医師の著書『ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! ~ 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』』をご紹介させて頂いたのは、世の癌患者さんに「癌とブドウ糖の関係」と、癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」の価値を知って頂きたかった、という理由があります。

 しかし、一番の理由は、この三作目()の当記事の内容をお伝えしたかったからです。
 当記事の内容は癌治療において非常に重要であり、この内容は当記事をよくお読み頂ければ、ご理解して頂けると思います。

 ぜひ、じっくりとお読み頂き、私が当記事でお伝えしている趣旨を汲み取ってください。
 よろしくお願いします m(__)m

.





当記事は「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!①」と「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!②」の記事をよくご覧になって頂いていることを前提にお話ししていきます。
 まだ「」と「」の記事をご覧になっていない方は、当記事を読まれる前に「」と「」の記事を熟読されて、癌を理解する上で重要な「癌細胞の代謝の特徴」をよく把握されてください。よろしくお願いします m(__)m



ブドウ糖を絶てば、癌細胞は死滅する!」というのは本当か?
 「ブドウ糖を絶つ食事療法糖質制限食ケトン食断糖食)」だけで、本当に癌が治るのか?
 実際は
「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけで すべての癌を治すのは難しい‥


 ほとんどの癌細胞は、ミトコンドリアが働いておらず、解糖系のみでエネルギー(ATP)を産生しています。
 つまり、ほどんどの癌細胞は「ブドウ糖」だけをエサ(エネルギー源)にしているわけです。
 ですから「癌細胞 単位」で考えれば『癌細胞の「ブドウ糖の代謝」を絶ってしまえば、癌細胞は死滅する』と言えます。
 しかし「人間の全身 単位」で考えると、なかなか、そう上手くいかないのが実際なのです。

 人間が「断糖食」によって食事で「ブドウ糖」を絶っても、血液中の血糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれています(人によって異なります)。これは、血液中に大量に存在している「赤血球」を生かすために必須なのです。


 赤血球は、全身の細胞の中で、唯一、ミトコンドリアを持たない細胞です。
 そのため、癌細胞と同様に「ブドウ糖」だけをエネルギー源としています。
 赤血球は身体全体の「3分の1(従来の説)」から「3分の2(新説)」に相当するほど数が多いのです。

 人間が「断糖食」によって食事で「ブドウ糖」を絶った時に、血液中に大量に存在している赤血球を生かし続けるためには、血液中の血糖値を常に「80~100mg/dL」ほどに保ち、血液中に常時「ブドウ糖」を配備する必要があるのです。

 人間が「断糖食」によって食事で「ブドウ糖」を絶っても、身体は肝臓で「糖新生」によって「ブドウ糖」をつくり出しては血液中に「ブドウ糖」を供給し、血液中に大量に存在している赤血球に「ブドウ糖」を与え続けます。
 赤血球は、癌細胞と同様に「ブドウ糖」を代謝して「乳酸」を血液中に放出し、赤血球がつくり出した「乳酸」は回収されて肝臓で「糖新生」により「ブドウ糖」へと変換されて血液中に戻され、この「ブドウ糖」をまた赤血球が利用します。
 人体には、このような、血液中の赤血球を介した「ブドウ糖」「乳酸」「ブドウ糖」という流れがあるのです。

    ブドウ糖  赤血球  乳酸  肝臓による「糖新生 ブドウ糖  赤血球

 ゆえに、人間が「断糖食」によって食事で「ブドウ糖」を絶っても、血液中の血糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれ続けますから(人によって異なります)、血液中の「ブドウ糖」が完全に無くなることはないのです。

 ですから、癌細胞に取り込まれる「ブドウ糖」を完全に阻害することはできない、と言えるのです。


 以上の理由から、「糖質制限食(ケトン食)」の実地では「ケトン食だけでは癌が改善しなかった」というネガティブな報告もあり、このことを「福田一典」医師も重々承知しており、著書『ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! ~ 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』』の「第9章」で、次のような「糖質制限食(ケトン食)」の効果を上げるために併用すると良い「7つの方法」を挙げています。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!
今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』


福田一典(著) 彩図社出版  2013年刊




 第9章 『中鎖脂肪ケトン食療法』の『抗がん作用』を高める代替医療

ケトン食は標準治療の効果を高める
 中鎖脂肪ケトン食や糖質制限食は、抗がん剤治療や放射線治療などの標準治療と併用しても、安全性には問題がないと報告されています。
 それどころか、ケトン体と糖質制限の両方が『がん細胞を弱める作用』があるため、抗がん剤治療や放射線治療の効き目を高めるという報告もあります。
 実際、標準治療が効かなくなり、さじを投げられた状態でも、中鎖脂肪ケトン食療法は延命や腫瘍の縮小、あるいは症状の改善などに一定の効果が期待できます。そして、さらにいくつかの代替医療を組み合わせると『抗腫瘍効果』を一層高めることができるのです。
 そこで、本書の最終章であるこの章では、中鎖脂肪ケトン食と併用して『抗がん作用』を増強できる代替医療をいくつか紹介します。


AMPKを活性化する「メトホルミン」
 糖尿病やメタボリック症候群が「がんのリスク」を高める理由の1つとして「インスリン抵抗性」があります。これはつまり、インスリンの効き目が悪くなって「高インスリン血症」になることが、がんの発生や再発を促進するということです。
 このインスリン抵抗性を改善する因子として注目されているのが「AMP活性化プロテインキナーゼAMP-activated protein kinaseAMPK)」です。
 AMPKは、人から酵母まで真核細胞に高度に保存されているセリン/スレオニンキナーゼ(セリン/スレオニンリン酸化酵素)の一種で、細胞内のエネルギーのセンサーとして重要な役割を担っています。
 AMPKは、細胞内エネルギー(ATP)が消費されて減少し、AMPが増えたことを感知すると活性化します。そして「異化の亢進(ATP産生の促進)」と「同化の抑制(ATP消費の抑制)」を誘導し、ATPのレベルを回復させる効果があります。
 すなわち、AMPKが活性化すると、糖や脂肪や蛋白質の分解(異化)が亢進する一方、糖や脂肪や蛋白質の合成は抑制されてATPが産生されるということであり、これは言い換えれば、AMPKの活性化には、運動やカロリー制限を行うのと同様の効果があるということです。
 そんなAMPKの活性が、がん細胞では抑制されており、さらに、AMPKを活性化すれば『がん細胞の増殖を抑制できる』ことが報告されているため、AMPKは、がんの予防や治療のターゲットとして有望視されているのです。
 そして、経口糖尿病治療薬の「メトホルミン」という薬には、このAMPKを活性化し、インスリン感受性を高める効果があります。
 また、肝臓での糖新生を抑制する作用や腸管からのブドウ糖の吸収を抑制する効果もあり、これはカロリー制限と同じ効果を発揮するため、中鎖脂肪ケトン食療法にメトホルミンを併用すると、抗腫瘍効果を高めることができます。
 実際、ケトン食とメトホルミンを併用すると『がんの縮小効果』が高まるという論文も報告されています(Med Hypotheses. 77(2):171-3,2011)。


がん細胞の酸化ストレスを高める「高濃度ビタミンC点滴」
 25~100g という大量のビタミンCを、1~3時間かけて一度に点滴するというがんの治療法があります。
 がん細胞に取り込まれたビタミンCが「
過酸化水素活性酸素の1つ)」を発生することでDNAやミトコンドリアにダメージを与え、解糖系や酸化的リン酸化によるATP産生を阻害することによって『抗がん作用』を発揮するのです。
 ビタミンCは、ブドウ糖と構造が似ており、同じ「グルコース・トランスポーター(
糖輸送担体)」によって細胞内に取り込まれますが、がん細胞はブドウ糖の取り込みが亢進して、抗酸化酵素(カタラーゼなど)の活性が低下しているという特徴があります。
 よって、ビタミンCを大量に点滴してがん細胞に取り込ませれば、選択的にがん細胞だけについて「
酸化ストレス」を高め、死滅に追い込むことができるというわけです。
 そして、この際、糖質制限によって利用できるブドウ糖を少なくしておけば、がん細胞に取り込まれるビタミンCの量は一層増えます。
 したがって、糖質制限食やケトン食は、ビタミンC点滴の『
抗がん作用』を増強するのです。


がん細胞の嫌気性解糖系と酸化的リン酸化を阻害する「半枝蓮」
 半枝蓮(はんしれん)は、中国各地や台湾、韓国などに分布するシソ科の植物ですが、中国や台湾などでは、古くからがんの治療に用いられ、効果が示されています。
 半枝蓮の『
抗がん作用』に関しては、民間療法における臨床経験から得られたものが主ですが、近年では、半枝蓮の『抗がん作用』に関する基礎研究が多数発表されています。
 例えば、米国のあるベンチャー企業は、半枝蓮の抽出エキスを使って乳がんなどに対する効果を臨床例で検討しており、その有効性を報告しています。
 また、半枝蓮には、がん細胞の増殖抑制作用、「
アポトーシスプログラム細胞死)」誘導作用、抗変異原性作用、抗炎症作用、発がん過程を抑制する抗プロモーター作用などがあることが基礎研究で報告されています。
 さらに、がん細胞の嫌気性解糖系と酸化的リン酸化の両方を阻害し、エネルギー産生を低下させ、がん細胞を死滅させる作用も報告されています。
 なお、半枝蓮以外にも、紫根(
しこん)に含まれるシコニン、牛蒡子(ごぼうしゴボウの種)に含まれるアルクチゲニン、黄連(おうれん)や 黄柏(おうばく)に含まれるベルベリンなどは、がん細胞のエネルギー産生系を阻害する作用を持つことが報告されています。
 このような生薬を組み合わせた漢方薬を『中鎖脂肪ケトン食療法』と併用すれば『
抗腫瘍効果』をより高めることができます。



世界中で販売されているがん患者さん向けの栄養補助食品「Avemar」
 「Avemar(アヴェマー)」は「発酵小麦胚芽抽出エキス」を主成分としたサプリメントの商品名です(参照記事)。
 発酵小麦胚芽抽出エキスとは、小麦胚芽を酵母菌(パン酵母)で発酵し、その発酵物の濾過液をフリーズドライ法で乾燥して粉末にしたもので、メトキシ置換ベンゾキノン類と言われる『抗がん作用』の活性成分が含まれます。


 Avemarは、がん患者さん向けの栄養補助食品として世界中で販売されていますが、その『抗がん作用』に関する基礎研究および臨床試験が広範に行われ、レベルの高い学術論文が多数発表されています。
 また、多数の臨床試験を通じて、標準治療での副作用の軽減や再発率の低下などといった有効性も示されています。
 Avemarの『抗腫瘍効果』で、最も特徴的なのは、がん細胞内の「ブドウ糖の代謝」を阻害し、エネルギー産生を低下させて増殖を抑えるという点です。
 すなわち、Avemarは、がん細胞の「ブドウ糖の取り込み」や嫌気性解糖系を阻害することによって、がん細胞の増殖を抑制するのです。
 さらに、Avemarは、DNAやRNAの合成に必要なペントース・リン酸経路の酵素や、リボヌクレオチド還元酵素を阻害する作用も報告されています。
 リボヌクレオチド還元酵素というのは、リボヌクレオチドのリボース部分を還元してデオキシリボースにして、DNA合成の前駆体のデオキシリボヌクレオチドを合成する酵素です。この酵素を阻害すると、DNAの合成が阻害されてがん細胞の増殖が抑制されるのです。
 加えて、Avemarには免疫力を高める効果もあります。

  めっちゃ高いです‥(涙)〔ブログ管理人



がん細胞のワールブルグ効果を阻害する「シリマリン」
 ミルクシスルと呼ばれるハーブに含まれるシリマリンには「ブドウ糖の取り込み」の阻害作用、HIF‐1(がん細胞において、嫌気性解糖系が亢進している原因として最も重要な転写因子)活性の阻害作用、PI3K/Akt/mTORシグナル伝達系の阻害作用など、複数の機序でがん細胞の「ワールブルグ効果」を阻害する作用が報告されています。
 ミルクシスルは、葉に白いまだら模様があるのが特徴で、マリアアザミの別名があります。そして、その活性成分がシリマリンというフラボノリグナンの混合物であり、シリマリン自体に毒性はほとんどありません。
 ヨーロッパにおいては、古くから、ミルクシスルの種子が肝障害の治療薬として利用されており、科学的にも効果があることが分かっています。
 多くの臨床試験などを通じて、シリマリンが「抗酸化作用」や「肝細胞保護作用」などの抗がん剤治療による副作用を軽減することが確認されていることは、その顕著な証拠だと言えるでしょう。
 そして前述の通り、シリマリンには、がん細胞の「ワールブルグ効果」を阻害する効果も示されているため、がん治療において併用するメリットが高い成分だと言えます。
 なお、シリマリンはサプリメントとしても販売されています。

      



ピルビン酸脱水素酵素を活性化する「ジクロロ酢酸ナトリウム」と「R体 α‐リポ酸」
 がん細胞では、ピルビン酸から乳酸に代謝する乳酸脱水素酵素の発現が高まっている一方、ピルビン酸をアセチルCoA に変換するピルビン酸脱水素酵素の活性を低下させることによって「 TCA回路」へ行くための経路を遮断しています。
 また、がん細胞で活性化されているHIF‐1は、がん細胞における乳酸脱水素酵素の発現を高め、さらに、ピルビン酸脱水素酵素の活性を阻害するピルビン酸脱水素酵素キナーゼの遺伝子発現を促進することが報告されています。
 そして、こうしたがん細胞の特徴を逆手にとれば、がん細胞を死滅させることができます。
 そのための具体的な手順は、ピルビン酸脱水素酵素を活性化させ、ピルビン酸からアセチルCoAへの変換を促進してTCA回路を回し、酸化的リン酸化の過程で活性酸素の産生を増やすというものです。
 その結果、酸化ストレスの増大によって、がん細胞は死滅するのです。

 前述のように、ピルビン酸脱水素酵素を活性化するためには、ジクロロ酢酸ナトリウム、あるいは、R体α‐リポ酸を利用するという方法があります。
 ジクロロ酢酸ナトリウムには、ピルビン酸脱水素酵素キナーゼを阻害することによってピルビン酸脱水素酵素の活性を高める作用があり、ミトコンドリアの異常による代謝性疾患、乳酸アシドーシス、心臓や脳の虚血性疾患の治療などについて、医薬品として古くから用いられています。
 一方、α‐リポ酸(α-lipoic acid、別名チオクト酸)は、多数の酵素の補助因子として欠かせない体内成分です。特に、TCA回路のピルビン酸脱水素酵素複合体の補助因子として、ミトコンドリアでのエネルギー産生に重要な役割を果たしています。
 また、α‐リポ酸には「糖代謝の促進」や「抗酸化作用」があるので、ダイエットやアンチエイジングや美容を目的としたサプリメントとして人気がありますが、近年、その『抗がん作用』が報告され、がんの再発予防や治療への利用も注目されています。
 なお、α‐リポ酸にはR体とS体という2種類の光学異性体(鏡像異性体)が存在することが知られていますが、この光学異性体というのはちょうど右手と左手のようなもので、R体を鏡に映すとS体になるという関係になっています。
 ただし、このうち体内で生成される α‐リポ酸はR体のみで、S体は天然には存在しないのですが、α‐リポ酸を人工的に合成すると、R体50%、S体50%の化合物が出来上がるのです。これをラセミ体と呼びます。
 そして実は、α‐リポ酸の『抗がん作用』で最も重要なピルビン酸脱水素酵素を活性化する働きがあるのはR体のみで、逆に、S体の α‐リポ酸はピルビン酸脱水素酵素の活性を阻害してしまいます。
 したがって、がんの治療に α‐リポ酸を利用するときにはラセミ体ではなく、R体のみの α‐リポ酸を使った製品を摂取することが重要です。

 さて、前述の通り、ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸を服用するとTCA回路が活性化されますが、同時に、ビタミンB1の消費が多くなります。
 ビタミンB1の欠乏は「脚気」を引き起こすので、ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸を服用するときは、ビタミンB1をサプリメントで補充することが重要です。

 この章で解説してきた併用療法の作用機序を図21にまとめました。

00037


 これら複数の機序でがん細胞のエネルギー産生を抑えれば、がん細胞を死滅させる効果が増強します。
 この他にも『中鎖脂肪ケトン食』と併用して『抗がん作用』を強める代替医療はあり、こうした代替医療を複数組み合わせれば、たとえもう治療法がないと言われた進行がんでも、がん細胞の増殖を抑えたり、縮小させたりすることは可能なのです。

【ブログ管理人】
 上記で「福田一典」医師は、次のように記しています。

    ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸を服用すると「TCA回路」が活性化されますが、
     同時に「ビタミンB1」の消費が多くなります。
     ビタミンB1の欠乏は「脚気」を引き起こすので、
     ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸を服用するときは、
     ビタミンB1をサプリメントで補充することが重要です。


 ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸は「ビタミンB1」を多く消費するという副作用があります。
 「ビタミンB1」に欠乏すると「脚気」つまり「代謝不良」を引き起こすため、「ビタミンB1」のサプリメントを併用するように「福田一典」医師は推奨されています。
 ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸を使用する場合は「ビタミンB1」を多く摂取するように心がけ、代謝不良を引き起こすことがないように必ず配慮されてください。

 なお「クエン酸」も「TCA回路」を活性化して「ブドウ糖の代謝」を促進させ、細胞内の「乳酸の蓄積」を防ぎます。
 また「TCA回路」が活性化することにより、細胞内に蓄積した「乳酸」をミトコンドリアで代謝させてエネルギー(ATP)に変え、細胞内に「乳酸」が蓄積するのを防ぐのです。
 「乳酸」は癌細胞の重要な成長因子ですから、癌細胞は「乳酸」が無い環境だと生存成長が難しくなります。
 癌細胞が生存成長するのに必須である「乳酸」をエネルギー(ATP)に変えて除去し、体内に「乳酸」が蓄積するのを防ぐことにより、癌細胞の生存成長を阻害する『抗がん効果』が望めるわけです。

 また「クエン酸」が多くなると解糖系の速度を遅くするため、解糖系の働きを阻害します。
 つまり「クエン酸」を多く摂取すると、癌細胞の「ブドウ糖の取込み」と「解糖系」を抑制して『抗がん効果』を発揮するのです。癌細胞はエネルギー源を「ブドウ糖」一本に頼り切っていますから、癌細胞は「ブドウ糖の取込み」と「解糖系」を阻害されたら死滅せざるを得なくなります。この『クエン酸療法』は「糖質制限食(ケトン食)」の効果を引き上げるのに最適なる併用法だと言えるでしょう。ここは、次の記事を参照されてください。

    メキシコの「ハラベ」医師が実績を出している、癌の『クエン酸療法』- 福田一典 医師
     【『クエン酸』は 抗がん効果 を有する「天然の抗がん療法」となる可能性が充分ある 】


 「クエン酸」の効用に関してましては「クエン酸療法」カテゴリの記事、特に次の記事を参照されてください。

   『クエン酸』は 神薬です【『クエン酸』は『乳酸』をミトコンドリアで代謝促進させて ATP に変えて除去し、
     弱アルカリ性に保つ妙薬!:『クエン酸サプリメント』の活用 】


   『クエン酸』は、細胞内に蓄積している『乳酸(乳酸毒)』を除去することにより、
     二大『癌体質』である「酸性体質」と「酸化体質」の改善に大きく貢献してくれる 助っ人!


 「クエン酸」の効用を安全に活用するには、次のような『クエン酸サプリメント』を活用するのが一番です。
 「クエン酸」は 酢梅干トマトレモングレープフルーツなどの「天然の食品」に含まれていますが、しかし、これらの食品から「クエン酸」を摂取しようとすると、同時に、糖質(ブドウ糖)まで余計に摂取することになり、癌を不要に育ててしまう可能性が出てきます。
 なので、次のような『クエン酸サプリメント』で「クエン酸」を摂取すれば、癌のエサ(エネルギー源)となり、癌を育ててしまう糖質(ブドウ糖)をまったく摂ることなく、「クエン酸」だけを純粋に摂取することができます。
 


 癌が悪化している癌患者さんや末期癌患者さんが「クエン酸」を摂取する場合には、癌を不要に育てることになる余計な糖質(ブドウ糖)を摂取してしまうという懸念がまったくなく、「クエン酸」だけを純粋に摂取することができる『クエン酸サプリメント』を活用するのが一番安全な方法だと言えるでしょう。
 「糖質制限食(ケトン食)」では、糖質(ブドウ糖)を少しでも制限したい(削減したい)ため、余計な糖質(ブドウ糖)を摂る心配がまったく無い『クエン酸サプリメント』は「糖質制限食(ケトン食)」と併用するのに大変都合が良いです。

 それに「クエン酸」には、ジクロロ酢酸ナトリウムや R体 α‐リポ酸のような副作用がありません。
 ただ、しいて言えば、「クエン酸」は酸度がありますから、歯に付着すると歯を溶かします。
 ゆえに『クエン酸サプリメント』を活用する場合には「オブラート」で「クエン酸」を包んでから飲用すれば良いのです。
 ここは、次の記事の最後のほうでお話ししていますので参照されてください。

   『クエン酸サプリメント』の活用
    【『クエン酸』は『乳酸』をミトコンドリアにて代謝促進して ATP に変えて除去し、
      血液・体液を弱アルカリ性に保って治病に貢献する 】



標準治療では抗がん剤以外の治療法がないことが問題
 日本では、抗がん剤治療が過剰に行われる傾向にあることが問題になっています。
 その根本的な原因は、標準治療においては、進行がんに対する治療法が抗がん剤の使用しかないことだと言えます。
 仮に、抗がん剤治療以外の治療法があれば、抗がん剤の効果が出にくくなったとき、あるいは、患者さんの体力が低下して抗がん剤治療の継続が困難になったときなどに、その治療法に移行することができます。
 しかし、西洋医学では、こうした場合、「効果が出にくくても抗がん剤治療を続ける」か「何もしない」かという二者択一の選択になってしまうため、患者さんが治療を希望すれば、抗がん剤治療を継続するしかありません。
 また、医者としても、治療を止めることは「患者さんを見捨てることになる」ので、衰弱の著しい患者さんに対しても、抗がん剤治療を死亡直前まで続けるしかないという状況になっています。
 とは言え、食事量が減り、衰弱も明らかな患者さんに対して抗がん剤治療を行っても効果が出ることは稀で、むしろ、副作用でQOL(quality of life生活の質)が低下した状態で余命を縮めてしまう可能性のほうが高いと言わざるを得ません。
 このような状況のときこそ、本書で解説してきた『中鎖脂肪ケトン食』という食事療法を土台にし、さらに、体力や免疫力を高める漢方治療や『抗がん作用』のあるサプリメントなどを組み合わせた治療を試してみる価値はあると思います。
 標準治療で行う抗がん剤の他にも、前述のような『がんを弱らせる効果』が期待できる代替医療を行うという選択肢を患者さんに与えたいものです。





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 「福田一典」医師が以上の「第9章」で「糖質制限食(ケトン食)」の効果を上げるために併用すると良い「7つの方法」を挙げているのはなぜかと言えば、結局「糖質制限食(ケトン食)」だけでは「すべての癌患者を救うことはできない」という、実地に現われている答えがあるからです。
 もし「糖質制限食(ケトン食)」だけで「すべての癌患者の癌を死滅させることができてしまう」ならば、「福田一典」医師は上記の「7つの方法」の併用を挙げる必要はないからです。
 実際に、癌の「糖質制限食(ケトン食)」の実地では、すべての癌患者の癌を「糖質制限食(ケトン食)」だけで改善させることができるわけではない、という実情があるのです。

 「糖質制限食(ケトン食)」には、癌細胞がブドウ糖を利用するのを抑制して『抗がん効果』を発揮する力があります。
 ところが「糖質制限食(ケトン食)」という『食事療法』だけの癌治療で「すべての癌がコロリと治る」というのは言い過ぎであり、「糖質制限食(ケトン食)」だけの癌治療で「癌が治る」というのは、まず、軽度の癌である場合か、もしくは、その癌がシコリ程度の「がんもどき(偽物の癌)」である場合かのどちらかでしょう。
 悪性度が高い重度の癌である場合、「糖質制限食(ケトン食)」だけの癌治療で「癌を治す」というのは難しいことがあるのです。ですから「福田一典」医師は「糖質制限食(ケトン食)」と併用する方法を「第9章」で紹介されているわけです。


 世間でも、「断糖食」に(上記にある)「高濃度ビタミンC点滴」を併用した癌治療で成果を出している医師もいます。
 「断糖食」と「高濃度ビタミンC点滴」を併用すると体内の癌が死滅する、という成果を出しているのです。
 やはり、この医師の場合も「断糖食」だけではなく、「断糖食」に安全な「抗がん療法」である「高濃度ビタミンC点滴」を併用した癌治療で成果を出しているわけです。


 このように、癌医療の実地では「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を完全に阻害するのは難しいということがお分かり頂けると思います。

 基本的に「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を行なうことによって癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を抑制している、という土台がある上において、その他の「抗がん療法」を併用して行なうことでより確実に癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を阻害して癌細胞を死滅に追い込む、という方法が必要なのです。

 繰り返しますが、上述の如く、軽度の癌や「がんもどき(偽物の癌)」の場合には「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で体内の癌が死滅することもあるでしょう。
 また、場合によっては、重度の癌であっても、その癌患者さんの体質によって「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で体内の癌が死滅することもあるでしょう。
 しかし「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で すべての癌患者の癌が死滅するわけではないというのが、実際の実地の症例に現われている現実なのです。

 世間では今も「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の実地を知らないために『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』と平気で言っている人たちがいます。これには、一般人だけでなく、残念ながら、医師や治療家の先生も混ざっています。
 そういう人たちは、まるで「すべての癌が糖質(ブドウ糖)を絶っただけで治ってしまう」ような口ぶりで言っていますが、実際には、そのようなことはまずありません。
 『糖質(ブドウ糖)を絶てば(すべての)癌が治る!』というような過剰発言を平気で行なってしまうのは、まず、その人が「癌細胞の代謝」の知識という「生化学の教科書」だけの判断しかしていないためであり、また「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の実地を知らない「無知」であるためです。

 「癌細胞の代謝」が「ブドウ糖」一本に頼り切っているのは科学的医学的な事実です。
 ですから「癌細胞 単位」で考えれば『癌細胞の「ブドウ糖の代謝」を絶ってしまえば、癌細胞は死滅する』と言えます。
 しかし「人間の全身 単位」で考えると、糖質(ブドウ糖)を絶っただけでは癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を完全に阻害するのは難しい場合があるわけです。




癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」とは、
  あくまで「癌治療を有利に進める」ための役割を持った『食事療法』である!
  『
糖質制限食(ケトン食)や 断糖食だけで、すべての癌が治る!』と思い込むのは間違い!


 私も「癌細胞の代謝(癌細胞は「ブドウ糖」一本に頼り切っている:ブドウ糖は 癌細胞の生命線)」を知った時に、最初は『ブドウ糖を絶てば、どんな癌でも治るじゃないか!」と思い込みました。
 ですから、初期のほうの記事ではそのようなことを書いていたかもしれません‥。

 しかし、よく調べてみますと、すべての癌が「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で治るわけではない、という現実を知りました。


 これはよくよく考えてみますと、当然だと言えるかもしれません。

 悪性度が高まった重度の癌になると「ブドウ糖を取り込む力」が強く、正常細胞の数十倍もの大量の「ブドウ糖」を取り込んでいます。
 しかも、癌細胞は近くの血管と自身を結び付ける新しい血管をいくつもつくり出し(血管新生)、より多くの「ブドウ糖」を取り込みやすくする状態になっているのです。

 上述しましたように、人間が「断糖食」によって食事で「ブドウ糖」を絶っても、身体は赤血球を活かすために血液中に常時「ブドウ糖」を配備しているため、血液中の血糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれています。
 ですから、悪性度が高い重度の癌であれば、血液中にある「ブドウ糖」を常に取り込み続けているわけです。


 医師の中にはこの点を指摘して「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」に疑問を投げかけている先生もいます。
 では、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」は癌治療に有効しないのか?と言えば、やはり「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」は癌に最も適した『食事療法』であることに変わりありません。

 ここはよく考えれば分かることです。

 もし、癌患者が糖質(ブドウ糖)を無制限に日常的に摂りまくっていたならば、血糖値は「80~100mg/dL」を超えて高くなり、癌さ棒に取り込まれる「ブドウ糖」の割合が増えることは明白です。
 それに、糖質(ブドウ糖)を無制限に日常的に摂りまくっていれば、当然「インスリン」の分泌も増えます。「インスリン」自体に『癌細胞の増殖を促進する作用』がありますから、なおのこと、癌の進行を促進してしまうのは明らかです。

 ところが「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行すれば、これが防げるわけです。
 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行することによって、癌細胞に「ブドウ糖」が取り込まれるのを最小限に抑制することができるのは明らかです。
 ましてや「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を正しく実行していれば、エネルギー源を「ブドウ糖」から「ケトン体」へと移行しますから(ケトン体質になりますから)、「ケトン体」自体に『抗がん作用』があるため、これが相乗効果によって『抗がん効果』を大きく発揮するわけです。

 しかしながら、この「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の『抗がん効果』だけで体内の癌を死滅させるのは、軽度の癌や「がんもどき(偽物の癌)」の場合に限られるでしょう。
 なぜならば、上述の如く、悪性度が高い癌は「ブドウ糖を取り込む力」が強く、正常細胞の数十倍もの大量の「ブドウ糖」を取り込んでるため、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を行なっても、血液中の血糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれていますから、悪性度の高い重度の癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけで阻害するのには無理があるからです。

 そのため、悪性度が高い重度の癌の場合には「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の他に、上記のような安全な「抗がん療法」を併用して、癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」をより阻害しやすくする方法を取るわけです。


 つまり「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」とは「癌治療を有利に進める癌細胞の生存成長を不利にする)」ための役割を持った『食事療法』であり、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の他に、安全な「抗がん療法」を併用して行なうことによって、初めて「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の『抗がん効果』を最大限に発揮させることができるのです。

 『糖質制限食(ケトン食)や 断糖食だけで、すべての癌が治る!』と思い込むのは大変危険なことであり、これは、実地に符合しない不実であるわけです。実地に符合しない不実を鵜呑みにして信じてはいけません。




私は「糖質制限食(ケトン食)」に併用して『抗がん効果』を強める方法として、
  上記の『クエン酸療法』に加えて 『重層療法』『アミグダリン療法』、
  また『飲尿療法』『少食療法』『断食療法』などを併用することを推奨します!
  さらに
併用して抗酸化治療酸化還元治療』を実行できるのがベストです!


 私が理想とする癌治療は、医療機関を極力頼らずに自宅でマイペースで実行できる自然療法を取り入れる方法です。
 「糖質制限食(ケトン食)」を母体に置き、基本的に癌細胞の「ブドウ糖の取り込み」を抑制します。
 その上で、実際に癌治療に効果する自然療法をいろいろと組み合わせて併用して行なうことで『抗がん効果』をより一層発揮しやすくし、癌の生還率を「自力で」高めていくのです。


 まずは『重曹療法』によって、癌細胞が生存成長するのに必須の「乳酸の蓄積」及び『乳酸アシドーシス』を中和して打ち消し、癌細胞が生存成長する力を積極的に削ぎます。
 「重曹療法・メープル重曹療法」カテゴリの記事を参照してください。

      

木曽路物産『内モンゴル天然トロナ鉱石から作る重曹』 ( 600g真中 1000g 2000g



 そして、上述のように『クエン酸療法』により、体内に「乳酸」が蓄積しないようにします。
 「クエン酸療法(体内に蓄積している『乳酸』を代謝させて除去する)」カテゴリの記事を参照してください。



 こうして、癌細胞が生存成長するのに必須の「乳酸の蓄積」及び『乳酸アシドーシス』を癌細胞から奪うことに努めれば、それだけ「癌細胞が生存成長するのが難しい体内環境」を意図的につくり出すことができます。

 しかも、上記の商品のお値段を見てください。めちゃくちゃ安いです。
 これで『抗がん効果』を高めることができれば最高です!

 世間では「重曹点滴をしたあと、癌の進行が止まった」という症例が出ています。
 これは当たり前の話で、癌細胞は「重曹点滴」によって生存成長するのに必須の「乳酸の蓄積」及び『乳酸アシドーシス』を中和されて打ち消されてしまったのですから、癌細胞にとっては「進行する力」を削がれてしまったことになるので、このため「重曹点滴をしたあとに、癌の進行が止まる」という現象が現われているわけです。
 ただ、一般人は「重曹点滴」など手に入らないので、私は上記のような安全な「重曹」を使用することを考えるのです。

 『重曹療法』で実績を上げている「シモンチーニ」医師がいます。
 「癌の性質」を考えれば、「シモンチーニ」医師が「重曹」を選択したのは正しかったと言えるのです。
 ここは、次の記事を参照してください。

    シモンチーニ医師と重曹【 彼らは シモンチーニ医師を「ペテン師」扱いに処して潰し、
     またも『癌の真実』『癌の真相』を隠蔽した・・・:内海聡医師の facebook より 】


 ただ、「シモンチーニ」医師は別の理由(カンジダ真菌感染症)で「重曹」を選択していますが、実際に癌患者を救うことができれば、それで良いです。


 そして、一般人でも手に入る『枇杷の種の粉末』を利用して『アミグダリン療法』を組み合わせます。
 一般人には「アミグダリン点滴」が手に入らないため、私は誰にでも手に入る『枇杷の種の粉末』を利用することを推奨するのです。
 「枇杷療法・枇杷種の粉末」カテゴリの記事を参照してください。

 『アミグダリン』は、正常細胞にはまったく無害であり、癌細胞だけを殺傷します。
 この『アミグダリン』による『抗がん作用』を組み合わせることにより、さらにより一層「癌細胞が生存し難い体内環境」を「自力で」つくり出すのです。

      
      


 上記の『枇杷の種の粉末』の商品は等級によってお値段がいろいろとありますが、高くても4000~5000円です。
 通常療法の「抗がん剤」は点滴1回で13000~18000円もしますから、それを考えれば安価だと言えます。
 しかも「抗がん剤」のような副作用が無く、危険性がまったくありません。


 そして『飲尿療法』により、癌免疫を改善強化再建します。
 また『少食療法』や『断食療法』を安全にできる範囲で行ない組み合わせます。
 さらに『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を併用して行なうと効果的です。


 これらの自然療法を癌治療に活かす価値の詳しい説明は、次の記事に譲ります。
 以上の内容は、次の記事をご覧になって頂くとよくお分かり頂けると思います。

    癌を叩いて追い詰めると同時に、癌免疫を改善・強化して再建する『自宅でIPT療法』
     《 飲尿療法+IPT療法 》【 飲尿療法の意義と注意点:自宅で アミグダリン療法!】


 この記事を丁寧にお読みして頂けば、私がなぜ上記の方法を組み合わせることを推奨しているのかお分かり頂けるはずです。




体内の癌が消えても、それで癌が治ったことにはならない!
 
「体内の癌が消えた!」=「癌が治った!」ではないことを理解して!

 癌は、体内の癌が消えたら治っちゃう疾患ではありません。
 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」によって体内の癌が死滅しても、それだけで「癌が治ったァ!」と思うのは完全な早合点なのです。

 世間では、「断糖食」を実行して体内の癌が消えたあと、気を抜いて、また糖質(ブドウ糖)を健常者(健康者)並みに普通に摂り始めたら癌が再発した、という症例がすでに出ています。
 糖質(ブドウ糖)を健常者(健康者)並みに普通に摂取し始めただけで癌が再発するというのは、癌が本当には治っていない証拠なのです。

 まずもって、癌は「体内の癌が消えた!」=「癌が治ったァ!」ではないということを正しく知り、このことを正確にご理解してください。この理解を助けるためにも、ぜひ、次の記事を参照されてください。

   「断糖肉食」の 盲点!
    【「断糖肉食」によって体内の癌が消失して「癌が治ったァ!」と思い込んでいる癌患者さん、
      果たして、その癌は本当に治っているのでしょうか?】





「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」によって体内の癌が死滅しても、
  癌免疫を正常化(改善強化再建)してなければ、
  癌細胞は「身体の水面下」で脈々と生き続けている!
  この状態のまま
、糖質(ブドウ糖)をまた普通に摂り始めれば、
  癌が再発する可能性など いくらでも出てきて当然である!


 世界で一番、癌を無くした先進国はハンガリーであり、癌研究ではハンガリーが一番だそうです。
 そのハンガリーが癌治療において重視したのは『免疫力を強制的に大幅に上げること』でした。
 ですから、癌治療において「癌免疫を高めることは必須だ!」と思われてください。
 これには、このような理由があるのです。

 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行して体内の癌が死滅しても、それだけでは癌免疫が改善強化再建されることは難しいのです。
 ですから、上記のように「断糖食」を実行して体内の癌が消えたあと、また糖質(ブドウ糖)を健常者(健康者)並みに普通に摂り始めたら癌が再発した、という症例が出ているのです。


 癌患者さんは共通して、免疫が非常に低下しています。
 免疫の強さを表す「インターフェロン」というものがあり、この「インターフェロン」の数値が高ければ高いほど「免疫が高い」と言えるのです。

 まったくの健常者(健康者)は「インターフェロン」の数値が8000単位あり、「インターフェロン」の数値がこのくらいありますと「癌にならない」と言われています。
 なぜならば、癌細胞が発生しても、正常で強力な癌免疫が発生した癌細胞を直ちに駆除してしまうため、癌の成長をまったく許さないからです。これでは癌が大きく成長できないため、癌免疫が高い人は「癌にならない」わけです。ある意味、癌免疫が高い人は「癌になることができない」とも言えます。

 ところが、癌になる方というのは、この「インターフェロン」の数値が共通して1000単位くらいしかないのです。
 免疫力があまりにも低下しすぎており、癌が発生しているのに癌免疫が癌細胞を駆除しないのです。
 癌患者さんの中には癌免疫が狂っている人もおり、隣で癌が成長していても免疫細胞が反応せず、癌細胞を攻撃しなくなっている(癌細胞を駆除しなくなっている)のです。これでは、癌が成長して当然です。

 このように、癌免疫が低下しすぎていたり、癌免疫に異常が発生している場合には「癌抗原」を摂取し、癌免疫を再教育する必要があります。そして、癌免疫を再教育するのに最適なのが『飲尿療法』なのです。
 『飲尿療法』は「天然の癌ワクチン」となって癌免疫を改善強化再建します。
 なぜ『飲尿療法』が癌免疫を改善強化再建するのかは、次の記事をご覧になってください。
 細かく説明していますので、よくお分かり頂けると思います。

    癌を叩いて追い詰めると同時に、癌免疫を改善・強化して再建する『自宅でIPT療法』
     《 飲尿療法+IPT療法 》【 飲尿療法の意義と注意点:自宅で アミグダリン療法!】



 例えば、手術により体内の癌を取り除いたとします。
 しかし、癌免疫を高めていないと、また癌が成長をはじめ、癌が再発するわけです。
 ですから、癌の手術と再発を繰り返している癌患者さんは、手術をしただけで「癌免疫を高めていない」から再発を繰り返すのですね。

 これと同様に、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行して体内の癌が死滅しても、それだけで癌免疫が改善強化再建されることは難しく、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を引き続き実行しているうちは、癌が大きく成長するための「ブドウ糖」が無いため、癌が再発せずに済んでいるのです。

 ところが、上述しましたように、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」によって糖質(ブドウ糖)を絶っても、血液中の赤血球を生かすために、血糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれているわけです。
 この「80~100mg/dL」という血糖値(血液中のブドウ糖量)では、癌は大きく成長できません。
 しかし、癌細胞が体中に散っていた(拡散していた)重度の癌であった場合には「わずかな癌細胞」が「身体の水面下」で脈々と生き続けており、この「わずかな癌細胞」であれば、「80~100mg/dL」という血液中の少ない血糖量(血液中のブドウ糖量)であっても、血液中に常時ある「ブドウ糖」のお零れ(おこぼれ)をもらうような形で体内のどこかで脈々と生き続けることができるのです。
 これは、癌免疫を改善強化再建していないため、この「わずかな癌細胞」さえ駆除することができない免疫の状態だからです。

 癌細胞は「細胞」ですから、めちゃくちゃ小さいのです。
 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」をしているうちは大きな癌に成長することはできなくとも、上述のように、血液中の糖値は常に「80~100mg/dL」ほどに保たれているわけですから、特に、癌免疫が低下して正常に働いていない場合、「わずかな癌細胞」であれば、血液中に常時ある「ブドウ糖」のお零れ(おこぼれ)をもらうような形で、体内のどこかで脈々と生き続けることができてしまうわけです。

 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行して体内の癌が死滅しても、糖質(ブドウ糖)を絶ち続けているうちは癌は大きく成長できませんが、癌免疫を正常化(改善強化再建)していない状態のままで糖質(ブドウ糖)を健常者(健康者)並みに普通に摂り始めた時点で、「身体の水面下」で脈々と生き続けている「わずかな癌細胞」が育つ条件をつくってしまい、癌が再発する可能性が出てくるのです。
 それゆえ、癌免疫を正常化(改善強化再建)していない癌患者さんは、癌が本当に治ることはないのですね。


 ハンガリーは世界で一番、癌を無くした先進国であり、癌研究が一番進んでいるそうですが、そのハンガリーが癌治療で一番重視した『免疫力を強制的に大幅に上げる』という選択は正しかったのです。
 癌を本当に治すためには、癌免疫を必ず正常化(改善強化再建)しておく必要があるのです。

 ですから、世間で『糖質(ブドウ糖)を絶てば(すべての)癌が治る!』とか『糖質制限食(ケトン食)や 断糖食だけで、すべての癌が治る!』という過剰発言を今も繰り返している人たちは、それが例え、医師であろうと、治療家であろうと、以上のような「癌の本質」がまったく解かっていない先生なのです。
 それが一般素人であるならば、これはなおのこと「癌の本質」を理解していませんから、そのような実地に符合しない不実である戯言を鵜呑みにして信じることは危険なのです。



癌が治る」とは、あくまで『癌体質の改善』を意味する!

 まずもって、体内の癌が消えても、それだけで「癌が治ったァ!」と思い込むのは間違っています。
 もし、この「体内の癌が消えた」=「癌が治ったァ!」が正しいことならば、手術で癌を取り除いた癌患者さんが再発するわけがありません。手術で癌を取り除いた時点で「癌が完治する」ことでしょう。

 しかし、現実はそのようなことはなく、癌の手術後に再発する癌患者さんが非常に多いのが実際なのです。
 手術で体内の癌を取り除いただけで、体内に癌を生み出している「正体」にして「張本人」である『癌体質』を何も改善しておらず、癌免疫も正常化(改善強化再建)していないのであれば、上記でお話ししました理由により、癌が再発して当然なのです。

 これは「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行して体内の癌が死滅させた癌患者さんも同様です。
 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を実行して体内の癌を死滅させただけで『癌体質』を何も改善せず、また、癌免疫を正常化(改善強化再建)していないのであれば、また糖質(ブドウ糖)を健常者(健康者)並みに普通に摂り始めた時点で、癌が再発する可能性など いくらでも出てくるとご理解してください。


 体内に癌を生み出しているのは、あくまで『癌体質』です。
 『癌体質』が体内に癌を生み出しているのです。

 『癌体質』というのは、たった一つではなく、次のように様々あり、これらがそれぞれに複合的に絡み合っています。

     血液の汚れ
     腸内の汚れ
     腸内細菌の破壊異常
     血液を汚染した 細菌ウイルス
     栄養不良
     酸素の不足欠乏
     ビタミンDの不足欠乏
     代謝機能免疫機能の低下異常
     ミトコンドリアの機能低下、及び、ミトコンドリアの死滅
    「乳酸の蓄積」及び『乳酸アシドーシス』による「身体の酸性化
     血液体液の「酸性化 酸性体質
    「活性酸素」による「身体の酸化
     特に、酸化力の毒性が強い「ヒドロキシルラジカル」の大量発生による「身体の酸化
     体内に蓄積した「化学物質ヒドロキシルラジカル」を大量に発生させる
    ヒドロキシルラジカル」が大量に発生し、DNAが損傷して癌化しやすい身体の状態
    「乳酸の蓄積」及び『乳酸アシドーシス』による「身体の酸化
     血液体液の「酸化 酸化体質

 これらの『癌体質』の身体の状態をが体内に癌を生み出している「根本原因」です。
 これら『癌体質』を改善しない限り、癌が再発する(癌が多く発生して成長する)身体の状態にあります。
 ですから、『癌体質』を改善するまでは、癌が本当に改善することはないのです。
 特に、癌免疫の正常化(改善強化再建)すること、また「身体の酸化酸化体質)」を改善することが重要です。

 この『癌体質』に対する認識は非常に重要なので、ここをよくご理解されてください。
 『癌体質』に関しましては「癌の正体は「癌体質」(癌は全身病)」カテゴリの記事を参照してください。




癌は「総合医療」をもって初めて治すことができる!

 まず、『癌体質』を改善しない癌治療では、癌を治すことは絶対にできないとご理解ください。
 『食事療法』を基本に置いた自然療法をいろいろと複合的に併用して組み合わせて行なってこそ『癌体質』が改善されます。
 こうして総合的に『癌体質』を改善してこそ、癌を本当に治すことができるのです。

 世の多く癌患者さんが、何か「たった1つの癌治療」にすがる嫌いがあります。
 癌治療を「たった1つの癌治療」しか選ばず、これで癌を治そうとしている愚行があるのです。

 癌は上記の『癌体質』を総合的に改善しなければ治りません。
 そのためには、上記の『癌体質』を改善できる治療を総合的に行なう必要があります。


 ところが、世の多くの癌患者さんは、何か「たった1つの癌治療」しか行わない人がまだまだ非常に多いのです。

 通常療法の三大療法(抗がん剤放射線手術)しか行なわない‥(これが一番、最悪です‥)。
 『食事療法』しか行なわない‥。
 「断食」しか行わない‥。
 『飲尿療法』しか行わない‥。
 「丸山ワクチン」しか行なわない‥。
 「重曹」しか行なわない‥。
 「アミグダリン」しか行わない‥。
 「ベンズアルデヒド」しかしか行わない‥。

 まさか‥、これで上記の『癌体質』のすべてが改善できるとでも思いますか‥‥。
 つまり、この「1点絞りの癌治療」で、癌が本当に治るのでしょうか‥‥。

 このような「1点絞りの癌治療」しか行わない癌患者さんは、まず「癌の本質」を知らなさすぎるため、こうした愚行を平気で犯すのです。そして、癌が改善せずに亡くなられてしまうのです‥‥。

 私は、この「1点絞りの癌治療」の愚かさに気づいて頂きたくて、次の記事を作成しました。

   『がんの特効薬は発見済みだ!』の カスタマーレビュー から、癌治療の本質を考える!
    【 癌治療は総合的に行なうことが重要です! 「一点絞りの癌治療」は避けましょう!】


 この記事で私が問いかけている『癌治療は「1点絞り」をしてはいけない!』という真意を、どうか、この記事の中から充分につかまれて頂きたいと願います m(__)m



「1点絞りの癌治療」を避け、癌に「総合医療」をもって対処する意識認識を持って!

 今回、私がこの「シリーズ記事」をもって「福田一典」の著書『ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! ~ 今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』』をご紹介させて頂いたのは、まずは、世の癌患者さんに「癌とブドウ糖の関係」をよく理解して頂きたかった、という理由が一番大きいです。

 そして、その「癌とブドウ糖の関係」を知った延長線上として、癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」の価値を知り、ご自身の癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」をできる限り活かして頂きたい、という理由が続きます。

 しかし、一番知って頂きたかったのは、このシリーズの三作目である当記事の最後にお話しさせて頂きました『癌というものは「総合医療」で対処することが大事である』という内容です。
 この「総合医療」という意識認識をしっかりと持たれてください。

 癌治療を「1点絞りの癌治療」で行なうことだけは絶対に避けてください。
 この「1点絞りの癌治療」では、癌の生還率を上げることはできません。

 癌の生還率を「自力で」高め、『癌体質』を改善し、もう二度と癌が再発することのない「健全な体質」になるようにされてください。そのために『癌体質』を改善できる『食事療法』などの自然療法をいろいろと複合的に併用して組み合わせて行なう「総合医療」の重要性をご理解してください。

 この「総合医療」こそが、癌を治すだけでなく、寿命まで延ばすことのできる唯一の手段なのです。