当記事は「空腹になると、免疫力が上がる」という内容の「5記事」をご紹介させて頂きます。

 「空腹」になると免疫力が上がる、これは医学的に解明されている事実です。
 この理由は、次の画像の中に分かりやすく書いてあります。



 「白血球」は、体内に侵入した細菌やウイルス、癌細胞を食べて退治してくれる「貪食細胞」です。
 「白血球」の「貪食能力」により、体内の癌細胞が食べられて駆除されます。
 「白血球」の「貪食能力」が低下すると癌細胞が繁殖し、「白血球」の「貪食能力」が高まると癌細胞を攻撃して抑制してくれるわけです。
 言わずもがな、この「白血球」の「貪食能力」を高めることが「抗がん力」の基本であり、癌免疫を高めた癌患者さんは、癌の再発が起こらないと聞きます。

 世界で一番、癌を無くした先進国はハンガリーであり、癌研究ではハンガリーが一番だそうです。
 そのハンガリーが癌治療において重視したのは『免疫力を強制的に大幅に上げること』でした。
 ですから、癌治療において「癌免疫を高めることは必須だ!」と思われたほうが良いです。


 人間が腹いっぱい食べて「満腹」の状態になると、血液中は栄養で溢れ返ります。
 すると、癌細胞を食べて退治してくれる「白血球」も血液中の栄養を食べて「満腹」となるため、癌細胞を食べる「貪食能力」が低下し、癌細胞を食べて退治する仕事を怠けるのです。
 まァ~、これは人間と同じで、人間だって腹いっぱいでもう何も食べたくない時には、どんな高級料理であっても食べたくなりませんから、「白血球」も同様、腹いっぱいになると癌細胞なんて食べたくなくなっちゃうわけです。「満腹」の状態の「白血球」は、近くに癌細胞がいても、まったく見向きもせずに放置します。これは「白血球」にしてみれば「腹減ったら食ってやるよォ~」ってなもんです。

 逆に、人間が「空腹」の時は血液中の栄養が減るため、「白血球」も血液中の食べれる栄養がなくなり、「空腹」となるのです。
 すると「白血球」は「空腹」のために、近くにいる癌細胞を勢いよくバク食いし始めるわけです。
 やっぱし、これも人間と同じで、人間だって「空腹」の時は、単なる「おにぎり(🍙)」と「味噌汁」だけでも、もうビックリするほどメチャクチャ美味しいですから、「空腹」の状態の「白血球」も癌細胞をガツガツと美味しくお召し上がりになるわけですね。
これは「断食」の経験者はよく理解できるのですが、「断食」を終了した後の回復食で食べる「お粥」の、なんと美味しいことか知れません。「空腹」の時は単なる「お粥」と「味噌汁」が本当に涙が出るほど美味しいものです。
 こ
れは「断食」を経験しないと理解できない感覚でしょう。「飢え」を知らず、飽食が祟っている現代の日本人のみなさんにはどうしても分からない感覚なのですね。私も「断食」をして初めて理解しました。まさに「食断ちて、食(の尊さ)を知る」です


 「白血球」の「貪食能力」を高め、癌細胞をガツガツと食べてやっつけて頂くのに一番手っ取り早い方法は、まずもって「空腹」になることです。つまり「白血球」を飢えさせ、癌細胞をガツガツと勢いよくお召し上がり頂く環境(=空腹)を、癌患者さんが自らつくり上げることなのですね。

 これは、いわゆる、

   癌患者は「空腹」になれッ!
    そうすれば「白血球」も「空腹」になり、癌細胞を勢いよくバク食いして退治してくれるようになる!


 ということです。

 人間が「空腹」になれば「白血球」も「空腹」になり、「白血球」の「貪食能力」が高まって癌細胞をガツガツと勢いよく食べてやっつけてくれる、この「免疫の原理(仕組み)」を知って上手に活用すれば、免疫力を一切無料で高めることができます。

 そのためには「少食療法」や「週末一日断食」などの安全な「短期間の断食」を適宜に行なうのが良いです。
 一日二食にして、毎日、適宜に「空腹」の時間を自律的につくり、ご自分なりに安全な「短期間の断食」を適宜に行なうのが一番手っ取り早いです。これは『空腹免疫療法』と言えるでしょう(一切無料!)。



 また、次の記事を参照して頂きたいのですが、「空腹」は「ミトコンドリア」が一番活性化する時です。
 エネルギー(ATP)産生のほとんどを「ミトコンドリア」に頼っているわけですから、「ミトコンドリア」を元気付ける「空腹」を適宜に活かすことは、免疫力を高める効果と共に、私たちが健康的に生きる上でとても重要です。

    ミトコンドリアを増やす方法 ~ 太田成男 教授【ミトコンドリアは「空腹」の時に元気付き、
     最も増える! ミトコンドリアを蘇生させるには「少食」「断食」が有効する!】


 「ミトコンドリア」の良悪は「癌化」や「癌の改善」に深く関与している側面があるため、「ミトコンドリア」を「空腹」によって活性化することは、癌患者さんにおいても、とても大事なことなのです。
 免疫力を高めると共に「ミトコンドリア」を元気付けるためにも、「空腹」から得られる大なる恩恵を理解して、ご自分なりに「空腹」効果を活用していきましょう!



 免疫を高めるのに「空腹」を甘く見てはなりません。
 昔の人や、自然界の動物の免疫が高いのは、食事内容の有無もありますが、案外と「空腹」をちゃんと得ているかどうかの問題がとても大きいのです。

 癌の「生還率」が一番高い食事療法は「飢え」だそうです。
 「飢え」=「空腹」です。

 癌患者さんは、こういった「昔からある自然な方法(=民間療法自然療法)」を甘く見て馬鹿にすることなく、「少食療法」や「週末一日断食」などの安全な「短期間の断食」を適宜に活かしながら「空腹」の時間をつくる努力をされてみてください。ご自分なりに『空腹免疫療法』を併用して活かしてみましょう!(一切無料ですから♪
 このような「自然療法の基本」が、身体に「癌に負けない基礎力」を身に付けさせるのです。

 どうぞ、この『空腹免疫療法』に関する「5記事」をご参考にされてみてください。
 よろしくお願いします m(__)m



 ただ、この「空腹によって免疫力が上がる」というのは、癌患者さんの「酸化体質身体の酸化)」がまだ軽度な場合に限ります。「酸化体質身体の酸化)」が重篤になっている場合には、もはや「食事療法」も「少食療法」も「断食療法」も通じなくなっている場合があるからです。

 「酸化体質身体の酸化)」の有無によって判断するというのは、癌治療において非常に重要な内容です。
 この “「酸化体質身体の酸化)」の有無による判断 ” については、次の記事の「最初の黄囲み部分」の後半にてお話しさせて頂きました内容がとても大事なので、以下に添付します。ぜひ、ご参考にされてください m(__)m


    「断食」が 免疫系を再生させ、新しい免疫系をつくり出す!
     「断食」により化学療法の副作用が最小限に!
     【 南カリフォルニア大学 長寿研究所「ヴァルテル・ロンゴ」教授 】




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 「本物の癌」は「身体の酸化」の結末の症状として発生していますから、癌患者さんは大なり小なり「酸化体質身体の酸化)」になっているものです。
 「酸化体質身体の酸化)」が悪化すれば、癌はますます悪化し、どんどん進行していきます。

 もし、癌患者さんの「酸化体質身体の酸化)」が重度であれば、この場合は「断食」どころではなく、真っ先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」によって「酸化体質身体の酸化)」を集中的に大きく改善しなければなりません。

 なぜならば、身体が重篤なる「酸化体質身体の酸化)」に陥っている場合には、毒性の一番強い活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」が体内で大量に発生しており、身体はもはや、体内のありとあらゆるものが「酸化」されまくり、腸内細菌も、免疫細胞も「酸化」されています。「酸化」というのは「破壊」を意味しますから、「酸化」されて破壊を受けていれば、腸内細菌や免疫細胞は正常に機能しません。

 免疫の70%が腸に集中しており、「免疫システム」というのは 腸内環境腸内細菌、及び、免疫細胞が関与しています。「酸化体質身体の酸化)」が重篤な癌患者さんは、この「免疫システム」に関わる腸内細菌と免疫細胞が「酸化」されて破壊を受け、正常に機能していないのです。
 この状態で「断食」をやっても、免疫の元が「酸化」によって破壊され、どうにもならない状態にありますから、この場合は「断食」によって免疫系が再生されるレベルにない状態なのですね。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは「断食」を3日間程度行なっただけで改善するものではなく、この重篤な「酸化体質身体の酸化)」を改善させるには、人工的に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行なうことによって強制的に改善するしかありません。
 ですから、「断食療法」が通じる癌患者さんはまだ「酸化体質身体の酸化)」が軽度であり、このような癌患者さんは恵まれているのです。


 実は、これは「食事療法」でも同じなのです。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは体内のありとあらゆるものが「酸化」されてしまう状態ですから、重篤な「酸化体質身体の酸化)」になっている癌患者さんが栄養を摂取しても、摂取した栄養が瞬く間に「酸化」されてしまい「酸化物質」となります。
 例えば、ビタミンは「酸化」されると壊れてしまうため、「酸化」したビタミンは役割を果たせなくなりますが、重篤な「酸化体質身体の酸化)」の下で摂取した栄養が「酸化」されて「酸化物質」と化せば、その「酸化」した栄養はもう、本来の正常な役割を果たすことはできないのです。

 このような重篤な「酸化体質身体の酸化)」という体内環境下にあっては「食事療法」自体が機能しません。
 ですから、この場合にも、まずは人工的に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行なうことによって重篤な「酸化体質身体の酸化)」を強制的に改善した後でなければ「食事療法」が機能しないわけです。


 血液体液の正常な「酸化還元電位」は「マイナス250-250)」です。血液体液の「酸化還元電位」が「プラス」に傾いて 酸化傾向 となり(酸化体質となり)、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」から「酸性pH5~6アシドーシス)」に傾いていると、身体に様々な不調や異常が現われてきて、生体の機能が正常に働かなくなります。
 血液体液の「酸化還元電位」が「マイナス250-250)」に維持されて、なおかつ、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」の体内環境下であればこそ、生体の様々な機能が正常に働きます。

 血液体液の「酸化還元電位」が「プラス」に傾いて 酸化傾向 になり(酸化体質になり)、血液体液が「酸性pH5~6)」に傾いて「アシドーシス」を起こしていると、生体の機能が正常に働かなくなってしまうため、身体のあらゆるところに不調や不具合、異常が発生してくるのです。

 以上の如く、生体というものは、血液体液の「酸化還元電位」が「マイナス250-250)」に維持されて「身体の酸化」が防がれており(身体が酸化しておらず)、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」を維持している体内環境下であればこそ、生体の様々な機能を正常に働かすことができるのです。
 そして、腸内細菌や免疫細胞も、この条件下において正常に機能することができるのですね。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは、生体が正常に機能できないほど身体が「酸化」し、上記のように「食事療法」も通じず、もはや、どうにもならない状態なのです。
 繰り返しますが、これは「3日間断食」を行なっただけで改善するような生易しいレベルではなく、この重篤なる「酸化体質身体の酸化)」を改善させるには『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を人工的に行なうことによって強制的に改善するしかないのです。

 「断食療法」や「食事療法」が通じる癌患者さんは、まだ「酸化体質身体の酸化)」が軽度であったため、問題なく「断食療法」や「食事療法」が有効したのです。
 このように、重篤な「酸化体質身体の酸化)」に陥っている癌患者さんであれば「断食療法」や「食事療法」が通じない場合があることを忘れないでください。どのような癌患者であっても「断食療法」や「食事療法」が通じると思い込むのは大変危険なことなのです。


 ゆえに、価値ある「断食療法」と言えども、その癌患者さんの状態によって、行なって良い場合(効果する場合)と、行なうべきではない場合(行なっては危険な場合)があります。

 まだ食欲もたくさんあり、運動もでき、気力の充実している癌患者さんであれば「断食療法」が通じる状態にあると思いますが、食事が喉を通らず、体力気力が失われ、まったく動けなくなってしまっているような癌患者さんは「酸化体質身体の酸化)」が重篤になっているでしょうから、この場合は「断食療法」よりも先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を優先したほうが良いと判断すべきです。

でも、世の中には「遺伝子が優秀な癌患者さん」がおられて、食事が喉を通らず、体力気力が失われ、まったく動けなくなってしまい、死を覚悟して、ただ横になって死期を待っていた時に、遺伝子が対応して癌を治してしまうことがあり、このような「遺伝子に恵まれた癌患者さん」が万人に1人のケースであるのだそうです


 繰り返しますが、重篤な「酸化体質身体の酸化)」に陥っている癌患者さんの場合は、「断食療法」よりも先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行ない、まず「酸化体質身体の酸化)」を改善することが大切です。

 そして、体力が失われている癌患者さんの場合は「断食」よりも、まず、糖質制限食(ケトン食)を行ないながら癌を育ててしまう栄養である糖質(ブドウ糖)の摂取に制限をかけて抑制し、その上で、ビタミンミネラルという微量栄養素や酵素を大量に摂取して代謝を賦活して、癌の栄養にならない「魚介食」を適宜に食べることで良い血をつくりながら、しっかりと体力を養うのが先です。

肉製品乳製品には『癌細胞の増殖転移を促進する作用』がありますので、私は癌治療に肉製品乳製品を推奨していません。詳しくは「肉食・乳製品の真実」カテゴリの記事を参照してください。
 肉製品乳製品に『癌細胞の増殖転移を促進する作用』があるということは、肉製品乳製品を食べているうちは『癌体質』が深まると解釈すべきです。肉製品乳製品は、癌患者に「不適切な食品」であると見なすべきです。
 「丹羽耕三(靱負)医学博士が語る、肉製品・乳製品の真実!」記事を参照して頂きたいのですが、「魚介食」は癌を育てることはないようですから、癌患者が食べるべき肉類は「魚介食」である、ということになるはずです



 以上の点に注意しながら、癌治療に有効する「断食療法」を上手に活用して頂けたらと思います。
 よろしくお願いします m(__)m


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 第29話 断食と免疫
 【「日本橋清洲クリニック」
より 】

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日本橋清洲クリニック』院長 佐藤義之 医師



 血液は、固形成分の「赤血球」「白血球」「リンパ球」「血小板」と、液体成分の「血漿」から成り立っています。
 血漿の中にホルモン等の伝達物質、ブドウ糖アミノ酸等の食物の分解産物である栄養素が溶け込んでいます。

 みなさん方は、「赤血球」「白血球」一つ一つ、生き物と考えたことはないかもしれませんが、
 免疫学的に言えば、これらは一つ一つの生き物なのです。


 我々が「満腹時」は、血液中に食物の分解産物がかなりたくさん溶け込んでいます。

 「赤血球」は元々、酵素を体中の細胞に運ぶのが役目ですから、これらの食物分解産物を食べたりはしませんが、
 「白血球」や「リンパ球」は、細菌やウイルスを食べてやっつけるのが役目ですから(これを「貧食能」と言う)、
 食物分解産物も異常とみなし、あればあるほど食べてしまい、
 とうとう「満腹」となって、“もう、これ以上「満腹」となって食べられない” という状況になることもあります。

 「白血球」や「リンパ球」が食物分解産物で「満腹」になると、
 本来、食べてやっつけなければならない細菌やウイルスが入ってきても、まったく見向きもせず放置しますので、
 結果的に細菌やウイルスは増殖し、炎症が起きてしまいます。


 「白血球」がどれだけ動き回れるかを調べるチェックがありまして、これを「遊走試験」と言います。
 また、どれだけの細菌やウイルスを食べる(捕獲)かをチェックする試験を「貧食能検査」と申します。
 実は、我々が満腹の時は「遊走能」「貧食能」ともに、確実に低下していることが判明しています。

 動物は病気になると、じっと動かず、何も食べません。
 「空腹」によって「自然治癒能力」をつくり出そうとしているわけで、
 まさに、その一つのメカニズムが「白血球」や「リンパ球」の「貧食能」を高めることなのです。

 「空腹」によって血中の食物 分解産物がなくなると「白血球」や「リンパ球」も「空腹」となり、
 細菌やウイルス、さらに癌細胞までも勢いよく食べてくれるわけです。

 病気になって「しっかり食べなさい」と言われて食べるのは人間くらいです。
 動物は「空腹」になるまで食事をしません。これを「Demand teeding」と言います。

 現代人は、時間で食事をします。あまり「空腹」でなくても、時間で食事をします。
 しかし、我々も所詮、動物です。ですから「Demand teeding」であって良いのです。

 よく、医者や栄養士の中で「朝食は食べないほうが良い」という人がいますが、
 これは睡眠を「貴重なミニ断食」と捉えているからです。
 せっかくの「ミニ断食」を、食べたくもない朝食で無理に中断することはない、という発想からです。
 朝食を食べないことで血中の食物分解産物を増加させず、
 「白血球」や「リンパ球」の「遊走能力」「貧食能力」を高め、維持しようという考えからです。

 彼らは、朝食を抜くことを「プチ断食」と言います。
 「ミニ断食」+「プチ断食」をしましょう、と言っているわけです。
 もちろん朝、目が覚めてお腹が空いていたら、朝食は召し上がって良いと思います。


 ちょっと話は変わりますが、体温が低くなりますと「白血球」と「リンパ球」の「遊走能力」は低下します。
 すなわち、体の隅々まで行かなくなり、寒さのため、じっとしていることになります。
 それはあたかも、寒い日には我々も外に出たくないのと同じです。

 食物分解産物を食べて満腹になれば、細菌やウィルスや癌細胞を食べないし、
 低体温だと寒くて(体の隅々まで行かなくなり、寒さのため、じっとしていることになる‥)、
 「白血球」「リンパ球」とは言え、我々人間とまったく同じなのです。


 我々は「白血球」や「リンパ球」を一つの生き物として考えたことはないかもしれませんが、
 免疫学的には立派な一つ、いや、一人の生き物なのです。

 我々の体は60兆個の細胞からできています。60兆個の細胞一つ一つが生き物で、
 その生き物一つ一つが確実に役目を果たすことで、我々の体は成り立っているのです。

 私が『心の免疫』で「白血球」や「リンパ球」に『ありがとう』と言いましょう、と言う理由の一つが、
 お分かり頂けたら幸いです。




 免疫力が高まる、2つの場合
 【「きょうの茶飲み話」
より 】


 「医学・健康常識を疑え健康人新書)」で、著者の「石原結實」さんが説く健康法は分かりやすい。


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 動物は、毎日、体(筋肉)を動かして、その結果、体温が高く、ほとんど常に「空腹」である。
 逆に、われわれ文明人やペットたちは、食事を得るための労働(肉体筋肉労働)はほとんどせず、
 体温が低下しているのに、「朝だから」「昼になったので」「夕食の時間がきたので‥」と、
 空腹感があるなしにかかわらず、食べ物を胃の中に放り込んでいる。
 つまり、現代人は、体温が低く、しかも過食なのである。

 免疫を司る「白血球」は血液内を動き回り、老廃物や有害物を貪食する単細胞生物である。
 この「白血球」は、「体温が高い」時と、「空腹」の時によく働く。
 つまり、「体温が高い」と「白血球」も温かくよく動くし、
 われわれが「空腹」の時には、血液中に糖脂肪タンパクビタミンなどの栄養が不足しているので、
 それを食べる「白血球」も「空腹」であるから、
 外からバイ菌やアレルゲンが入ってきても、体内でガン細胞が発生しても、よく食べる。
 つまり、「体が温かい」時と「空腹」の時に免疫が上がるのである。 (まえがきより





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 まず、体温と免疫力についてだが、
 体温が1度上がれば、免疫力は約5倍上がり、
 逆に、体温が1度下がれば、免疫力は約30%低下するらしい。

 この頃、よく聞く健康法で、
 「水を1日に2~3リットル、なるべく多く飲んで血液をサラサラにしましょう」というのがある。
 しかし、これはどうだろう、と石原さんは言っている。

 水分を摂ると体が冷える。そして、免疫力が低下する。
 人間は体が冷えると、体内から余分な水を体外に排出して「冷え」から逃れようとする。
 水が外に出ていけば、その分、体が温まるからである。

 風邪を引くと、鼻水、くしゃみ(水分)が出るし、
 寝冷えをすると、下痢(水分)をして体を温めようとする。
 これらはすべて、免疫力を向上させて「病気を防ごう、治そう」とする体の防御反応とのこと。
 それなのに、水分の摂りすぎで体を冷やすのは、免疫にとって逆効果だ。

 水分を摂るなら、体を温め利尿作用のある「紅茶」「生姜紅茶」「ハーブティー」などがいいそうだ。
 また、体を温めるには、お風呂やサウナに入るなどの他、
 ウォーキングやスポーツで下半身を鍛えるのがいいらしい。

 と言うのも、人間の体熱の40%は筋肉で産出され、筋肉の70~80%は腰よりも下にあるからだと言う。


 次に、免疫力が高まるもうひとつの「空腹」については、朝食をできるだけ食べないほうがいいという。

 石原さんは、伊豆の「断食保養所」で全国の患者さんを診ている「断食療法」の専門家だ。
 「断食」をしていると、人は体中から老廃物が出ると言う。

 毎日、夜からの「プチ断食」のあとの朝というのは、
 体内血管内の老廃物を排出して血液を浄化し、病気を防いでくれている時間帯と言える。

 だから、せっかく悪いものを出している最中なのに、また食べ物を取り込んでは排出が阻害される。
 また、胃腸も充分に目覚めていない。
 食べたくない時は、無理して食べないほうが絶対よいと言う。


 この本から学べる健康法はカンタンだ。
 大切なのは、この2つ。

 1つ目は「体を温める」。
 2つ目は「空腹」の時間を毎日できるだけつくる。

 どちらも、普段、自分の体の免疫力を高めておくために必要なことである。




 健康と長寿の極意 ー 体のムダと毒を出す習慣
 【 渡部昇一石原 結實(共著)


 「空腹」の時は、血液中も栄養が不足しています。「白血球」も、お腹が空いています。
 だから、バイ菌が入ってきても、ガン細胞ができても、よく食べるのです。
 そのため「空腹」の時は、免疫力が上がるのです。
 人間も、動物も、病気にかかると食べないことが多いでしょう。
 これは「白血球」がお腹を空かせて、免疫力を上げようとする反応なのです。







 白血球の役割、マクロファージの役割、
 免疫力を断然増やす「インターフェロン」、白血球を活性化させる物質

 【「ガン治療 最新レポート」
より 】


白血球の役割

 ガンと「白血球」の関係においては、
 バンバン動き回る「白血球」の中に細菌を入れると、またたく間に「顆粒球」や「マクロファージ」が寄って来て、
 10~15個の細菌を次々と食べていく、という研究結果が出ています。

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 このようにして「白血球」は、体内に異物が侵入してくるとそれを攻撃するのですが、
 運動や入浴をすると「白血球」の数が約2倍に増え、病原体を貪食する能力が高まってきます。

 意外と知られていないことですが、
 実は「発熱時」「空腹時」といった状態においても「白血球」の貪食殺菌能力が高まってくるようです。

 それは、運動の後や「空腹時」では、糖や栄養物が血液中で少なくなるため、
 「マクロファージ」や「顆粒球」も「空腹」になって、細菌や老廃物を食べてまわるからです。

 例えば、お腹いっぱい食べて血糖値を上げると、
 「マクロファージ」の貪食能力は「食べる前の半分位に落ちてしまう」ようです。
 つまり「白血球」も食傷気味だということです。

 ところで、「マクロファージ」自体は「白血球」全体の5%くらいのシェアーです。
 「マクロファージ」は「白血球」の中でも、もっとも大きい貪食細胞で、
 体内に入って来た病原菌や血液中の老廃物有毒物等を食い尽くしていくため、
 「スカベンジャー(掃除屋)」とも呼ばれています。

 人間はストレスが溜まって重い病気になるとやつれてきますが、
 この「やつれ」というものは、「マクロファージ」が自分の宿っている体そのものを食べて破綻を来し、
 自分自身を滅亡しようとする反応なのです。

 生物の体は、緊急事態に直面すると基本に戻ろうとするメカニズムが埋め込まれています。
 病気などの非常事態になると、消耗した細胞を「マクロファージ」が食べ尽くしてしまいます。
 フラットな状態から逸脱し、破綻した細胞を「自ら排除してリセットしようとする」のです。

 おおよそにおいて、すべての生命体にはこうしたことがプログラムされているようで、
 「マクロファージ」というものが、あたかも生殺与奪権を握っているかのようです。
 このことは意外と知られていないことなので、知っておいて損はないでしょう。

 問題なのは、浸潤や転移を引き起こす「悪性腫瘍」であり、これこそ、ガンと呼ばれるものの正体であります。
 ガンのうち、皮膚消化器呼吸器泌尿器等に発生したものを狭義の「ガン」「ガン腫」と呼ばれます。
 そして、骨軟骨筋肉などにできたものが「肉腫」です。
 他に、血液系やリンパ系が冒される「血液ガン」が存在します。
 以上が、現代医学における「ガンの発生」を定義するものと言えます。


マクロファージの役割

 「白血球」の親玉である「マクロファージ」ですが、
 この「マクロファージ」は「白血球」の中ではもっとも大きい貪食細胞で、
 体内に侵入した病原体や血液中の老廃物、有毒物を食い潰すということはすでに述べました。

 以前、ヨットレースで遭難し、
 救命ボートで27日間、水も食料もない状態という極限状態で生き抜いた人がいたそうです。
 その人は、自分の尿を飲んで生き延びたわけですが、
 救出された時は、彼の骨や筋肉はほとんど生きるための栄養に消費されてしまっていましたが、
 その栄養分を吸収していたのが「マクロファージ」ということです。
 このような極限の状態になると「マクロファージ」が人間の組織までも食べてしまいます。

 ガン患者が食事の量を減らしたり断食をしたりする理由は、まさにここにあるようです。
 つまり、栄養のない状態に(身を)置き、「マクロファージ」を活性化させ、
 (マクロファージに)無駄な組織であるガン細胞を食べさせる、というわけです。

 だから、「ガン」が消えていくのです。
 実際に実験してみると、断食後には「マクロファージ」の数値が上昇していることが確認されているようです。

 末期ガンでは「リンパ球」は減り、「顆粒球」は逆に増えるのですが、
 体調が好調な時は「マクロファージ」は増える傾向にあります。
 ところが、患者が前途を悲観し、体調が悪化すると、その途端に「マクロファージ」が減ってしまいます。
 そして、亡くなる時には「マクロファージ」の数値はゼロになっています。


免疫力を断然増やす「インターフェロン」

 人間の体内では、毎日、ガン細胞が100万個近く発生しているのをご存知でしょうか?
 しかし、私たちの体には、病気から守る免疫力が、先天的に備わっています。
 絶えず発生するガン細胞を、この免疫力によって、すぐにガンは退治されています。

 この免疫力の担い手は、有名な「白血球」と言われるものです。
 この「白血球」は、普段は休息していて、免疫力を高めるためには、この「白血球」を活発にしないといけません。
 この時、「白血球」の活力源となるものが「インターフェロン」と呼ばれるものです。

 「インターフェロン」と聞けば、C型肝炎やガンの治療薬を思い浮かべますが、
 しかし、この「インターフェロン」、もともと、すべての動物の体内で生成されるものなのです。
 「インターフェロン」は普段、血液やリンパ液の中に少量しかありません。
 しかし、ガン細胞が発生したり、ウイルスの進入を感知するやいなや、
 瞬時にたくさん製造されることになります。

 免疫の最前線においては、「白血球」たちが大活躍しています。
 免疫の仕組みでは、最初に「白血球」が抗原に対して先制攻撃をしかけます。
 この後、抗原を攻撃する武器として、抗体がつくられます。
 この抗体が働くためには、通常1~2週間かかりますが、
 「インターフェロン」は、わずか数時間後に効力を発揮すると言われています。


白血球を活性化させる物質

 「白血球」の数を増やすことが免疫力を高め、ガン治療に欠かせないことは繰り返し述べてきました。
 ガン患者に食欲がなくなり、痩せてくるのは、本来は「状態を良くしよう」という,良くなる方向に自然と向かっていく、
 体に備わった自然な働きと言えます。
 逆に言うと、普段から過食を避け、適正な栄養分のみを摂るという生活をしていれば、
 ガンなどという余計な病気は発生しないと考えられるのです。

 「石原結實」氏が提唱して、今注目を浴びている方法は「断食」と言われるものです。
 この「断食」をサポートさせるものが「ニンジンリンゴジュース」だということです。
 この「ニンジンリンゴ」は、約100種類のミネラルと約30種類のビタミンを含んだ「フィトケミカル」の宝庫です。

 また、帝京大学薬学部の「山崎正利」教授は、マウス実験等で、
 これらジュースを使って「マクロファージ」が活性化することを突き止めました。
 ようするに、こういった野菜類に備わっている「フィトケミカル」が免疫力を高めてくれる、というわけです。

 「フィトケミカル」には、ニンジンやオレンジ等の黄色い色素の「フラボノイド」、トマトの「リコピン」、
 イチゴの赤い色素の「アントシアニン」、ニラニンニクなどの刺激臭の正体である「硫化アリル」、
 大豆の「イソフラボン」「ダイゼイン」、ザクロの「エストロン」が存在し、殺菌作用や抗凝固作用があります。

 例えば、「フラボノイド」は「顆粒球」の貪食能を高めたり、「マクロファージ」を活性化し、
 TNF(腫瘍壊死因子ガン細胞を破壊する働きがある物質)を増加させることが解かっています。

 さらに「フィトケミカル」の宝庫としては「生姜」が挙げられます。
 「生姜」は漢方薬にもっとも使用されるもので、“生姜なしでは漢方薬は成り立たない” とも言われているぐらいです。




 免疫力
 【「断食」
より 】


 人間には免疫力が備わっています。
 免疫があると体に病気などから守る抵抗力が備わるということでもあります。
 けれど、免疫の特定の器官があるわけではありません。体は骨髄や胸腺、脾臓やリンパ節などからなります。

 他にも、扁桃や血管、皮膚や腸管になど、すべての組織から構成されているのです。
 この組織は免疫系で、体の中に発生をしている、例えば、がん細胞などに常に攻撃をして、
 そういう体にとっても異物から守り抜く、つまり、病気にならないようにして働いているものです。

 代表的な「白血球」というものは「空腹」の時によく働き、
 そして「満腹」の時は「白血球」も「満腹」になり、働きは鈍ると言います。

 それにより、体外より侵入してくる菌には抵抗できません。
 「白血球」が働かないことで病気にかかりやい状況になります。
 風邪の菌には抵抗ができずに風邪を引いてしまいます。

 しかし「断食」をすることは、「白血球」にも「空腹」状態を与えることになり、
 「白血球」がしっかりと活動をしてくれる状態をつくります。
 つまり「空腹」の状態が常にあれば、免疫力がアップします。

 例えば、1日に3食であれば、当然「空腹」の状態にはならず、
 「白血球」の本来の力である免疫力を発揮できませんので、風邪を引きやすい状態になってしまいます。

 要するに「断食」をしてお腹を空かすことは、「白血球」が働き、病気にもかからない体になります。
 自身の体調を整えるのには、たくさん食べ物を食べて栄養をつけるのでなく、
 食べ物を食べないで「空腹」にすることで、体に免疫力をつけるものです。

 毎日3食をきちんと食べる生活から、免疫力効果を得るために日頃の間食などを改めて、
 お腹が空いている状態の「断食」を試してみましょう。