当記事は、南カリフォルニア大学 長寿研究所「ヴァルテル・ロンゴ(Valter Longo)」教授による「断食研究」の癌研究報告の内容をご紹介させて頂きます。

 今では「断食」が抵抗力免疫力を高めることが医学的に解かっていますが、ロンゴ教授は、

    3日間の断食は、免疫系全体を再生させ、新しい免疫系をつくり出す。
     化学療法(抗がん剤療法)を受けている患者においては、
     食事を控えることで(断食をすることで)副作用が最小限になることが観察された。
     断食を組み合わせて化学療法(抗がん剤療法)を行なえば、
     化学療法(抗がん剤療法)の効果を最大20倍強化することができるだろう。


 と発表しています。

 たった「3日間の断食」によって、免疫系全体が再生され、新しい免疫系がつくり出される。
 さらに、化学療法(抗がん剤療法)に「断食」を組み合わせて行なうことによって、化学療法(抗がん剤療法)の副作用を最小限に抑えることができ、しかも、化学療法(抗がん剤療法)の効果を最大20倍強化することができるとのことです。


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南カリフォルニア大学 長寿研究所 ヴァルテル・ロンゴ(Valter Longo)教授


 次の動画は、当ブログサイトで度々ご紹介しています「断食療法」に関するものです。
 動画の「未再生の状態」で映っている先生がロンゴ教授です(上の写真と同一人物ですね)。
 ロンゴ教授の「断食研究」の内容は「34:35」からスタートします。




絶食療法の科学 Science of Fasting
フランス 2011年製作 日本語版


 この動画の中でも「断食と組み合わせれば、化学療法(抗がん剤療法)の副作用を最小限に抑えることができる」という内容がありますが、マウス実験の様子など当記事よりも詳しく解説されています(かなり可哀想です‥)。

 この動画は「断食」についてはもちろん、「断食」と「癌」についても分かりやすく解説されています。
 一度、ぜひ全編を通して、じっくりとご覧になられてみてください m(__)m
 (この動画では「断食」のことを「絶食」と呼んでいます。「断食」=「絶食」です



 ただ、この「3日間の断食は、免疫系全体を再生させ、新しい免疫系をつくり出す」というのは、癌患者さんの「酸化体質身体の酸化)」がまだ軽度な場合に限ります。

 「本物の癌」は「身体の酸化」の結末の症状として発生していますから、癌患者さんは大なり小なり「酸化体質身体の酸化)」になっているものです。
 「酸化体質身体の酸化)」が悪化すれば、癌はますます悪化し、どんどん進行していきます。

 もし、癌患者さんの「酸化体質身体の酸化)」が重度であれば、この場合は「断食」どころではなく、真っ先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」によって「酸化体質身体の酸化)」を集中的に大きく改善しなければなりません。

 なぜならば、身体が重篤なる「酸化体質身体の酸化)」に陥っている場合には、毒性の一番強い活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」が体内で大量に発生しており、身体はもはや、体内のありとあらゆるものが「酸化」されまくり、腸内細菌も、免疫細胞も「酸化」されています。「酸化」というのは「破壊」を意味しますから、「酸化」されて破壊を受けている腸内細菌や免疫細胞は正常に機能しません。

 免疫の70%が腸に集中しており、「免疫システム」というのは 腸内環境腸内細菌、及び、免疫細胞が関与しています。「酸化体質身体の酸化)」が重篤な癌患者さんは、この「免疫システム」に関わる腸内細菌と免疫細胞が「酸化」されて破壊を受け、正常に機能していないのです。
 この状態で「断食」をやっても、免疫の元が「酸化」によって破壊され、どうにもならない状態にありますから、この場合は「断食」によって免疫系が再生されるレベルにない状態なのですね。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは「断食」を3日間程度行なっただけで改善するものではなく、この重篤な「酸化体質身体の酸化)」を改善させるには、人工的に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行なうことによって強制的に改善するしかありません。
 ですから、「断食療法」が通じる癌患者さんはまだ「酸化体質身体の酸化)」が軽度であり、このような癌患者さんは恵まれているのです。


 実は、これは「食事療法」でも同じなのです。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは体内のありとあらゆるものが「酸化」されてしまう状態ですから、重篤な「酸化体質身体の酸化)」になっている癌患者さんが栄養を摂取しても、摂取した栄養が瞬く間に「酸化」されてしまい「酸化物質」となります。
 例えば、ビタミンは「酸化」されると壊れてしまうため、「酸化」したビタミンは役割を果たせなくなりますが、重篤な「酸化体質身体の酸化)」の下で摂取した栄養が「酸化」されて「酸化物質」と化せば、その「酸化」した栄養はもう、本来の正常な役割を果たすことはできないのです。

 このような重篤な「酸化体質身体の酸化)」という体内環境下にあっては「食事療法」自体が機能しません。
 ですから、この場合にも、ますは人工的に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行なうことによって重篤な「酸化体質身体の酸化)」を強制的に改善した後でなければ「食事療法」が機能しないわけです。


 血液体液の正常な「酸化還元電位」は「マイナス250-250)」です。血液体液の「酸化還元電位」が「プラス」に傾いて 酸化傾向 となり(酸化体質となり)、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」から「酸性pH5~6アシドーシス)」に傾いていると、身体に様々な不調や異常が現われてきて、生体の機能が正常に働かなくなります。
 血液体液の「酸化還元電位」が「マイナス250-250)」に維持されて、なおかつ、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」の体内環境下であればこそ、生体の様々な機能が正常に働きます。

 血液体液の「酸化還元電位」が「プラス」に傾いて 酸化傾向 になり(酸化体質になり)、血液体液が「酸性pH5~6)」に傾いて「アシドーシス」を起こしていると、生体の機能が正常に働かなくなってしまうため、身体のあらゆるところに不調や不具合、異常が発生してくるのです。

 以上の如く、生体というものは、血液体液の「酸化還元電位」が「マイナス250-250)」に維持されて「身体の酸化」が防がれており(身体が酸化しておらず)、血液体液が正常な「弱アルカリ性pH 7.4前後〕」を維持している体内環境下であればこそ、生体の様々な機能を正常に働かすことができるのです。
 そして、腸内細菌や免疫細胞も、この条件下において正常に機能することができるのですね。

 重篤な「酸化体質身体の酸化)」というのは、生体が正常に機能できないほど身体が「酸化」し、上記のように「食事療法」も通じず、もはや、どうにもならない状態なのです。
 繰り返しますが、これは「3日間断食」を行なっただけで改善するような生易しいレベルではなく、この重篤なる「酸化体質身体の酸化)」を改善させるには『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を人工的に行なうことによって強制的に改善するしかないのです。

 「断食療法」や「食事療法」が通じる癌患者さんは、まだ「酸化体質身体の酸化)」が軽度であったため、問題なく「断食療法」や「食事療法」が有効したのです。
 このように、重篤な「酸化体質身体の酸化)」に陥っている癌患者さんであれば「断食療法」や「食事療法」が通じない場合があることを忘れないでください。どのような癌患者であっても「断食療法」や「食事療法」が通じると思い込むのは大変危険なことなのです。


 ゆえに、価値ある「断食療法」と言えども、その癌患者さんの状態によって、行なって良い場合(効果する場合)と、行なうべきではない場合(行なっては危険な場合)があります。

 まだ食欲もたくさんあり、運動もでき、気力の充実している癌患者さんであれば「断食療法」が通じる状態にあると思いますが、食事が喉を通らず、体力気力が失われ、まったく動けなくなってしまっているような癌患者さんは「酸化体質身体の酸化)」が重篤になっているでしょうから、この場合は「断食療法」よりも先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を優先したほうが良いと判断すべきです。

でも、世の中には「遺伝子が優秀な癌患者さん」がおられて、食事が喉を通らず、体力気力が失われ、まったく動けなくなってしまい、死を覚悟して、ただ横になって死期を待っていた時に、遺伝子が対応して癌を治してしまうことがあり、このような「遺伝子に恵まれた癌患者さん」が万人に1人のケースであるのだそうです


 繰り返しますが、重篤な「酸化体質身体の酸化)」に陥っている癌患者さんの場合は、「断食療法」よりも先に『水素療法』や『電子治療』などの「抗酸化治療」「酸化還元治療」を行ない、まず「酸化体質身体の酸化)」を改善することが大切です。

 そして、体力が失われている癌患者さんの場合は「断食」よりも、まず、糖質制限食(ケトン食)を行ないながら癌を育ててしまう栄養である糖質(ブドウ糖)の摂取に制限をかけて抑制し、その上で、ビタミンミネラルという微量栄養素や酵素を大量に摂取して代謝を賦活して、癌の栄養にならない「魚介食」を適宜に食べることで良い血をつくりながら、しっかりと体力を養うのが先です。

肉製品乳製品には『癌細胞の増殖転移を促進する作用』がありますので、私は癌治療に肉製品乳製品を推奨していません。詳しくは「肉食・乳製品の真実」カテゴリの記事を参照してください。
 肉製品乳製品に『癌細胞の増殖転移を促進する作用』があるということは、肉製品乳製品を食べているうちは『癌体質』が深まると解釈すべきです。肉製品乳製品は、癌患者に「不適切な食品」であると見なすべきです。
 「丹羽耕三(靱負)医学博士が語る、肉製品・乳製品の真実!」記事を参照して頂きたいのですが、「魚介食」は癌を育てることはないようですから、癌患者が食べるべき肉類は「魚介食」である、ということになるはずです



 以上の点に注意しながら、癌治療に有効する「断食療法」を上手に活用して頂けたらと思います。
 よろしくお願いします m(__)m


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 断食の効用:免疫系を再生させる科学的確証
 【「WIRED」
より 】


 『断食することにより、免疫系が回復する』という研究結果が発表された。
 高齢者やガンの化学療法(抗がん剤療法)を受けている患者にとって、とりわけ有益な発見だ。

 私には、毎年、数日間、断食をする友人が2人いる。
 彼らは、最初は疲労して空腹を感じるけれど、その後、すぐに、
 より力強く、集中して、活動的で、エネルギーが溢れているように感じるのだと証言する。

 私は、こうしたことに常に魅力を感じてきた。
 しかし、完全に納得したことはなかった。他でもなく、怠慢のためだったが‥。


 しかし今、南カリフォルニア大学 長寿研究所の「ヴァルテル・ロンゴ」の行なった研究が科学的確証をもたらしている。
 3日間の断食は、免疫系全体を再生させる。
 これは、高齢者においてもだ。

 これまで断食は確かに「流行」したが、栄養学者たちの見解は反対だった。
 しかし、研究によれば、
 『短期間、食事をしないことで細胞は刺激を受け、新しい白血球を生み出すことになる』というわけだ。
 白血球は、感染に打ち勝ち、病気を遠ざけることで、免疫系を回復させる。

 ロンゴは、こう説明する。

    断食の間に、体は、損傷し老化して不要となった細胞から解放されます。
     おそらくは、エネルギーを節約しようとするからでしょう。
     高齢者や、化学療法(抗がん剤療法)を受けている人の体のことを考えるなら、
     私たちはこの効果の重要性をよく理解することができます。
     断食は、文字どおり「新しい免疫系をつくり出す」のです。



 実験の間、被験者たちは、6ヵ月ごとに2~4日間、食事を避けなければならなかった。

 分析からは、断食が、
 老化や腫瘍の成長のリスクと関係する酵素「PKAプロテインキナーゼA)」を減少させることに貢献したことが分かった。

 化学療法(抗がん剤療法)を受けている患者においては、
 食事を控えることで、副作用が最小限になることが観察された。

    私たちは、断食が幹細胞を活性化させられることを発見しました。
     幹細胞は、免疫細胞を再生し、化学療法(抗がん剤療法)によって起きる免疫抑制の防止が可能になるようです。
     さらに、マウスにおいては、免疫系を若返らせられるようになります。


 もし、確証が得られれば、この発見は、研究者たちが実験を行ない始めた腫瘍患者たちにとって、
 この上なく有利なものになるだろう。


 断食は、ジェノヴァのガズリーニ病院でロンゴが行なった先行研究ですでに示されたとおり、
 化学療法(抗がん剤療法)の効果を最大20倍強化することができるだろう。

 断食は、完全に健康な体にとっても、体調を改善するのに役立つとも言えるようだ。

    数日間、食事を控えることが人体に害を与えるという証拠は何もありません。
     その一方で、特筆すべき恩恵をもたらすという強力な確証が存在します。


 と、ロンゴは語った。




 断食は究極のアンチエイジング! 半年に一度、2~4日間で免疫系が再生
 【「J CAST ニュース」
より 】


 ダイエットや美肌、さらには、がん予防の効果も期待される断食。
 ひところのブームは落ち着いたが、今も書店には断食に関する書籍が並び、
 「体内環境をリセットしたい!」という人々の関心を集めている。

 断食の効用については、これまでにも様々な研究がなされてきた。
 栄養学の専門家などの間では異論もあるが、先ごろ、興味深い研究報告が発表された。
 半年に一度、2~4日間の断食をすると、免疫系が再生するというのだ。


断食が新しい免疫系をつくる

   南カリフォルニア大学(USC)長寿研究所の「ヴァルテル・ロンゴ」教授らの研究によると、
 断食によって血液や免疫系の生成に関わる造血幹細胞が活性化して、新しい白血球が生み出され、
 免疫系が再生することが分かった。

 2014年6月5日付の USC News が伝えたところでは、

    飢餓状態になると、体はエネルギーを節約しようとして、
     ダメージを受け不要になった免疫細胞をリサイクルしようとするのではないか。


 と、ロンゴ教授は分析している。

 断食はさらに、幹細胞の活性化を阻害する酵素(PKA)や、
 老化やがんのリスクと関係するホルモン(IGF-1)を減少させるという。

    断食は、老化や化学療法の副作用でダメージを受けた免疫システムを再生する。
     文字通り、新しい免疫系をつくるのです。


 と、ロンゴ教授。

 そのメカニズムは動物実験上で明らかになってきたという段階だが、確証を得られれば、
 免疫力が低下した高齢者や、がん治療などの化学療法(抗がん剤療法)を受けている人にとって福音となる。

上記に「断食は、老化やがんのリスクと関係するホルモン(IGF-1)を減少させる」とあります。
 「IGF-1インスリン様成長因子)」は『癌細胞の増殖を促進する作用』がありますので、断食が「IGF-1」を減少させるということは、断食はもろに「抗がん効果」が得られるということです。
 ちなみに「肉食・乳製品の真実」カテゴリの記事を参照して頂きたいのですが、肉製品乳製品には「IGF-1」がてんこ盛りで含まれているため、『癌細胞の増殖転移を促進する作用』があるのです。癌患者さんは肉製品乳製品を控えるか止めるかしたほうが利口です
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