WHO(世界保健機関)が公式発表した「癌の原因」となる『116種類の要因』の中には『加工肉』が含まれていますが、この発表の前に、WHO(世界保健機関)の専門組織である IARC(国際がん研究機関)が『加工肉』と『赤身肉』には発癌性があるという発表を公式にしていたようです。

 『加工肉』における発癌性については「ほぼ確実」であり、『加工肉』の摂取に警鐘を鳴らしています。
 また、『赤身肉』に関しては証拠が限られているため、「おそらく、発がん性がある」にとどめられていますが、まァ~、そのうち、証拠が揃えば『赤身肉』の発癌性についても「ほぼ確実」と見なされるでしょう。



 とにかく、その国に癌が蔓延してくるのは、その国における「食事の変化」が深く関わっています。
 その「食事の変化」とは、どこも共通して、その民族の伝統食(民族食)を放棄し、食事が欧米化(洋食化)してから、その国に癌が蔓延するようになるのです。
 その「食事の変化」には、必ず『精白穀物(白米白パンなど)』や『精白糖(白砂糖など)』の消費量の増加、『肉製品』と『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』の消費量の増加が関与しています。どれも食事の欧米化(洋食化)に欠かせないものばかりです。

 日本などは特にこの典型例であり、日本人が(白米が「銀シャリ」と呼ばれる高級品だった時代で、経済的に白米が食べられなかったので)玄米雑穀を食べ、『肉製品』や『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』を食べていなかった頃は、日本には癌などほとんど存在していなかったのです。
 それが戦後、日本が高度経済成長とともに経済的に豊かになり、日本人がみな『精白穀物(白米白パンなど)』を常食できるようになって、『精白糖(白砂糖など)』を乱用するようにもなり、日本人の食事内容が急速に欧米化(洋食化)して『肉製品』や『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』の消費量が激増するとともに、日本人の「癌の羅患率」も急上昇してきたのです。

 これは、近年、経済的に急成長を遂げたインドにも同様の現象が顕著に現われています。
 インドは今まで「菜食を中心にした食生活」であり、そのインドは癌が世界で一番少ない国でした。
 しかし、インドは近年、経済的に急成長を遂げ、裕福になる家庭が増えると同時に、食事が欧米化(洋食化)し、『肉製品』や『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』の消費量が激増したのです。
 その結果、現在のインドに癌が激増する現象が実際に起きています。


 癌は、食事内容が深く絡んでいる疾患です。
 その食事内容とは、人類史や「癌化の仕組み」から紐解けば、これは明らかに、

  『精白穀物(白米白パンなど)』&『精白糖(白砂糖など)』
  『肉製品』&『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』

 この2つの「組み合わせ」が浮上します。

 これはまた、「糖質」と「タンパク質」による『糖化反応』によって形成される「AGE終末糖化産物参照)」(AGE」は癌化に深く関与しています )の視点から見ても、上記の「組み合わせ」が癌化に深く関与していることを察することができることでしょう。

 「糖質を摂るから癌になる」のではないのです。
 人類は特にこの2000年間、『穀物』『芋類』という「糖質」を主食にして生きてきましたが、人類はこれで癌だらけになっていたわけではなく、つい近代まで、人類には癌がほとんど存在していなかったのです。
 これは、著名な癌研究報告が明かす事実です。

 人類に癌が爆発的に多発生してきたのは、食事を上記の「組み合わせ」にするようになってからです。
 つまり、人類が『全粒穀物』を放棄して『精白穀物(白米白パンなど)』を多食するようになり、また『精白糖(白砂糖など)』を乱用するようになって、これに加え『肉製品』や『牛乳乳製品(チーズヨーグルトなど)』を多食するようになってから、人類に癌が激増し始めたのですね。

 癌が多発生している国をよくご覧ください。
 癌が多発生している国の食事は、必ず上記の「組み合わせ」になっています。
 発展途上国では、貧しさゆえに上記の食事の「組み合わせ」ができないため、癌がほとんどないのでしょう。
 しかし、先進国になると調子ぶっこいてしまい、経済的に裕福になったせいで食事を上記の「組み合わせ」にするから、癌が多発生するのでしょう。

 癌は「身体の酸化酸化体質)」が深く絡んでいますが、上記の食事の「組み合わせ」は身体の「酸化ストレス」を高めることに加担するのです。『赤身肉』は身体の「酸化ストレス」を高めることが解かっていますから、その点でも『赤身肉』が発癌に関与していると言えるわけですね。


 当記事や「肉食・乳製品の真実」カテゴリの記事をご覧になって頂き、『肉製品』の食事についてよく考えてみてください。特に『加工肉』は思いっきり発癌に関与している最悪食品です。『加工肉』の食事は、なるべく慎まれたほうが良いでしょう。

 一応、言っておきますが、「発癌に関与している」ということは「癌の増殖進行にも関与している」ということですから、癌患者さんは『加工肉』や『赤身肉』の食事を、ゆめゆめ甘く見ないでください。
 肉好きの方にはかなりつらいでしょうけれど、どうぞ、よろしくお願いします m(__)m

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 国際がん研究機関:「ベーコンなど加工肉に発がん性」
 【「毎日新聞」
より 】 (2015年10月27日


 「世界保健機関WHO)」の専門組織「国際がん研究機関IARC本部フランスリヨン)」は26日、ソーセージやベーコンなどの『加工肉』について「発がん性が充分認められ、大腸がんになるリスクがある」との調査結果を発表した。『赤身肉』についても「発がん性の恐れがある」と指摘した。

 欧米メディアによると「発がん性につながる物質が加工段階で生成される」と言う。
 欧米に比べると日本人の肉類の消費量は少なく、「日本人の一般的な消費レベルなら大腸がんリスクにはならない」との研究結果もある。

 「IARC」による発がん性の評価は5段階で、『加工肉』は『喫煙』や『アスベスト』などと同じく最も高いレベル。
 毎日50gの『加工肉』を消費すれば、大腸がんのリスクが18%増加すると結論付けた。

 「IARC」の専門家は声明で「加工肉の)消費量によって、がんが発生するリスクが高まる」と指摘。
 消費者に食べ過ぎないよう警告した。

 『赤身肉』については、主に大腸がんとの関連があるとしつつ、膵臓がんや前立腺がんとの関連も見られるとした。




 「加工肉の発がん性」WHO組織が正式に認定
 【「WIRED」
より 】


 「世界保健機関WHO)」の外部組織である「国際がん研究機関IARC)」は、ベーコンやソーセージなどの『加工肉』を「人に対して、発がん性がある」、牛や豚などの『赤身肉』を「おそらく、発がん性がある」として正式に指定した。


 「世界保健機関WHO)」の外部組織である「国際がん研究機関IARC)」はこのほど、ハムやベーコン、ソーセージなどの『加工肉』を「人に対して、発がん性がある」とする「グループ1」として正式に指定した。

 「IARC」は、牛や豚、羊などの『赤身肉』も「人に対して、おそらく発がん性がある」とする「グループ2A」に分類した。

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 この結論は、800件を超える疫学調査の分析を、22人の専門家でつくる委員会が審査して得られたもので、結果は『Lancet Oncology』誌で発表された(購読には無料登録が必要)。
 分析には、様々な国や民族、食生活にわたるデータが含まれているため、「偶然や偏り、混同などで説明されるとは考え難い」と述べられている。

 関連性が最も顕著に表れているのは「加工肉の消費量」と「結腸がん」との関連だが、『加工肉』は胃がんとも関連付けられている。
 これを裏付ける証拠のひとつとして、委員会では2011年のメタ分析結果を引用している。
 これは、日常的に摂取する『加工肉』を50g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクは18%高くなると結論付けたものだ。

 さらに、この調査では、日常的に摂取する『赤身肉』を100g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクが17%高くなることもわかっている。
 証拠が限られているため、「赤身肉とがんとの相関性」に関する委員会の結論は、「おそらく」発がん性がある、という表現にとどまっている。
 ただし、結腸がんの他に、すい臓がんや前立腺がんとも相関性があることがわかっている。

 「肉とがんとの関係」については、そのメカニズムに関する強力なデータがある。
 塩漬けや燻製などの肉の加工方法によって「ニトロソ化合物」や「多環芳香族炭化水素」などの発がん性化学物質が形成されるのだ。
 焼く、揚げるなど高温で『赤身肉』を調理した場合も「ヘテロサイクリック芳香族アミン」などの既知の発がん性物質や、その疑いがある物質が形成される。