読者の方から『発酵食品は生食の範囲内と捉えてもよいのでしょうか?』という質問を頂きましたので、
 ここで、私なりにお答えさせて頂きます m(__)m

 発酵食品は「生食」の範囲内と捉えても良いです。
 ただ、当然ですが、それは発酵食品を「生食」した場合に限ります。

 発酵食品と言えば、世界中にいろいろな発酵食品がありますが、
 日本では「糠漬けなどの漬物」「乳製品のヨーグルト」「納豆」「味噌」「醤油」「魚の粕漬け」などがありますよね。

 (大手メーカーの 味噌醤油 は加熱処理されていますので、菌が死んでいます。
  自然食品の 味噌醤油 は加熱処理されていませんので、菌が生きています。
  この「加熱処理されておらず、菌が生きている味噌醤油」を「生味噌」「生醤油」と呼んでいます。
  我が家では、自然食品の「太陽食品」さんの次の「生味噌」「生醤油」を長年愛用しています。

                  

  「生味噌」「生醤油」は、大手メーカーの加熱処理されている 味噌醤油 とは全然違うものです。
  みなさんも、お気に入りの「生味噌」「生醤油」を発見されてみてください♪


 発酵食品は通常は「生食」するのが一般的ですが、
 その地域の食習慣によっては発酵食品を「火食」する場合もあります。

 「糠漬けなどの漬物」「乳製品のヨーグルト」「納豆」「味噌」「醤油」は生で食べるのが一般的です。
 でも「魚の粕漬け」は加熱して食べます。

 また、九州地方では「野菜の糠漬け」を溶き卵と一緒に炒めて食べる(火食)習慣があり、
 「納豆汁」と言って、「納豆」を具にした味噌汁(火食)を食べる地域も昔からあります。
 「味噌」は生で食べれば「生食」ですが、味噌汁で食べれば「火食」になります。
 これら発酵食品を加熱して食べる食事は「生食」にはなりません。
 発酵食品を加熱して食べるのは「火食」になります。
上述の如く、我が家では自然食品の「生味噌」「生醤油」を使用していますので、これを生で食べれば「発酵食品の生食」になりますが、大手メーカーの「味噌」「醤油」は加熱処理されていますので、これは「発酵食品の火食」になるでしょう

 発酵食品とは「微生物によって発酵分解された食品」であり、
 微生物がその食品を発酵分解する過程て産生した有効成分を摂取することができます。
 また、微生物によって発酵分解されていますので、食品の栄養がすでに分解(消化)されていますから、
 消化の手間が省けて消化酵素の消費を抑える面もあります。
 例えば、「納豆」や「味噌」(大豆の発酵食品)は発酵される過程で、
 大豆のタンパク質が微生物の発酵分解によってアミノ酸まで分解(消化)されていますので、
 大豆のタンパク質を消化酵素を使ってアミノ酸まで分解する(人間が食後に消化する)必要がもう無いのです。
 つまり、消化的にも助かるということですね。

 発酵食品の「生食」は「有用微生物の摂取」になり、
 腸内環境を整え、善玉腸内細菌を活性化して増やし、栄養化も高まっており、
 (発酵食品はすでに微生物によって発酵分解〔消化〕されていますので)消化的にも助かる良い食品です。

 発酵食品は有史以来、世界中で食べられてきた食品です。
 世界の長寿地域でも、発酵食品を摂取している地域は多数あります。
 発酵食品を上手に「生食」するのは非常に有効だと思います。

 「糠漬け」には「酪酸菌」がいて、この「酪酸菌」は『短鎖脂肪酸』である「酪酸」を産生します。
 『短鎖脂肪酸』は “ブドウ糖の代替エネルギー源” になりますから、
 そういった意味でも、「糠漬け」は有効な食事になるでしょう。


 ただ、甲田療法では発酵食品は一切使用されていませんでした。「味噌」や「醤油」も使用していません。
 これは、甲田光雄医学博士が、
 「その患者さんの腸に棲む細菌(その患者さん自身のオリジナルの腸内細菌)を育てる」
 ということを意識されていたからです。

 発酵食品から摂取する有用細菌は、その患者さんの腸に棲む細菌以外の細菌です。
 発酵食品を摂取すれば、
 その患者さんの腸に棲む細菌以外の細菌(発酵食品に含まれる細菌)を摂取することになります。
 これによって起こり得る「その患者さん自身の腸内細菌が乱れる」のを避けたようです。
 甲田光雄医学博士が受け持たれていたのは難病患者さんが多かったですから、
 難病患者さんはたいてい腸内細菌に異常があったり、
 腸内細菌が破壊を受けていたりしているケースが多いため、
 甲田光雄医学博士はできる限り、その患者さん自身の腸内細菌を乱さないで、
 その患者さん自身のオリジナルの腸内細菌を育てることを意識され、
 その患者さん自身の腸に棲む細菌以外の細菌(発酵食品に含まれる細菌)の摂取を避けていたようですね。
 このような理由から、甲田光雄医学博士は甲田療法で発酵食品を採用していませんでした。

 甲田光雄医学博士は腸内細菌学者でもあり、
 「難病は腸内細菌の異常によって引き起こされている」と見ていましたので、
 難病患者さんの治療上、腸内細菌に対するいろいろな考えがあり、
 その患者さん自身のオリジナルの腸内細菌を育てることを意識されて、
 甲田療法に発酵食品を使用するのを避けていたのだと思います。
当然ながら、発酵食品に含まれる細菌の摂取により、自身の善玉腸内細菌が活性化して増えますので、一般の方は全然大丈夫です。甲田光雄医学博士が気にされていたのは、あくまで難病患者さんの場合です

 しかし、癌の食事療法であるならば、特別な難病ではない限り、発酵食品の「生食」は有効すると思います。
 でも、もし、甲田療法の「生玄米粉」や「生菜食療法」をされているならば、
 「生玄米粉」や「生菜食療法」の食事によって腸内細菌が育てられるようになっていますので、
 特別に発酵食品を摂取する必要性はないと思いますが、
 特別な難病でもない限りは、発酵食品の「生食」をしても無問題だと思います。

   甲田光雄医学博士の時代にはまだ医学的に解かっていなかったことなので仕方がないことなのですが、
    腸内細菌の良し悪しも非常に重要なのですけれども、難病の大きな原因は「身体の酸化」が大です。
    身体の酸化ストレスが異常に増大して重篤な「酸化体質」に陥り、癌をはじめとする様々な病気を発生させます。
    ですから、真っ先に「身体の酸化」を還元し、「酸化体質」を改善することが重要です。


 「生食」とは、食品を加熱することによって生じる栄養素や組織の破壊損失変質が一切なく、
 その食品の栄養をそのまま摂取できるため、
 加熱によって破壊損失変質した栄養素や組織を摂取することで起こる患いを身に受けなくて済む食事なのです。
 (ビタミンや酵素は加熱によって破壊され、タンパク質は加熱によって変質します

 私は「生菜食」をもう8~9年間やってきましたので、
 「火食」よりも「生食」のほうが遥かに価値がある食事であることを身をもって理解しています。
 これは、生菜食者の方ならば誰でもご存知です。

 真冬の時期になると、私は家族に「野菜たっぷりの味噌汁」をよく作ってあげるのですが、
 真冬の寒さのため、私もあったかい「野菜たっぷりの味噌汁」が食べたくなり、
 「野菜たっぷりの味噌汁」を食べた日は、「野菜たっぷりの味噌汁」だけの食事になります。
 「野菜たっぷりの味噌汁」を食べた上に「生菜食」まで食べますと、食事量が多くなり過ぎるからです。
 この「野菜たっぷりの味噌汁」の食事は「温菜食」ですから、野菜の「火食」になります。
 数年前の真冬に、この「野菜たっぷりの味噌汁」だけの食事を数日間続けたことがありました。
 つまり、その数日間は「生菜食」をお休みし、「野菜たっぷりの味噌汁」だけの食事にしたのです。
 すると、4日目あたりから、だんだんと身体に力が出なくなってきたのです。
 私の場合、「生菜食」だけの食事であっても身体が元気に動いて全然大丈夫なのですが、
 この「野菜たっぷりの味噌汁」だけの食事(温菜食野菜の火食)を数日間続けただけで、
 「生菜食」の時のようには身体が動かなくなってきたのですね。

 この時、私は、

  「生菜食」だけの食事ならば問題なく身体が動くのに、
   「温菜食(野菜の火食)」にした途端に身体が動かなくなってきた・・。
    やっぱり、食事は「火食」よりも「生食」のほうが遥かに優れているんだなァ~。

 と深く感じ入りました。
 こういう経験をしますと、「火食」と「生食」の差が身をもってありありと(ありのまま)理解できます。
 医学的に理解するのも非常に重要ですが、こうして経験から身をもって理解することも非常に大事です。

 ただ、「生菜食」は胃腸に負担がかかりますので、その点だけ注意しなければなりませんが、
 いきなり大量に食べさえしなければ、通常は誰でもできるものです。
 うちの父母も、現在95歳のお婆ちゃまだって「生菜食」くらいしています(私ほど多く食べませんけど・・)。
 通常の胃腸の持ち主であるならば、過食しなければ「生食」をしても問題はありません。
 レストランの「生サラダ」すら食べられないような場合は要注意する必要がありますが、
 レストランの「生サラダ」を平気で食べることができるならば、問題が起こるようなことはないです。

 ただ、日本人は昔から「煮込み文化」と言って、何でも鉄鍋でサラッと煮込んでから食べていました。
 ご飯だって、これはお米をちょうどふっくらと炊き上がる水量で煮込んだものです。
 日本人の食習慣は、実は「火食」が主です。
 逆に、日本では発酵食品のほうが「生食」されてきたでしょうね♪
 お刺身を「生醤油」で食べる、キュウリに「生味噌」をつけて食べる(この場合のキュウリは「生食」ですね)、
 といた「納豆」をご飯と一緒に食べる(この場合の納豆は「生食」です)、
 日本ではこんな感じで発酵食品が食べられていたと思います(まァ~、今もそうですよね♪)。


 発酵食品を生で食べれば、
 上述の内容(有用細菌の摂取栄養化の向上消化の手助けなど)を含んだ「生食」になります。

 発酵食品を加熱して食べれば、
 それはもう「生食」ではなく、発酵食品の「火食」になります。

 こんな感じです (^-^



 私は今、断食中です。
 ちょっと意識が通常のように回っていません。
 脳ミソが頭上に浮いているような・・、そんな感じの状態です(笑)

 昨日にアップしました記事は、何だかどうしても書きたくなってしまったので作成しましたが、
 こんな状態なので、あんなわけの分からない冒頭の話をしてしまいました・・(汗)
 いつものように爆走書きしましたが、ちゃんと書けていたのかどうかは不明です・・・(涙)

 ですから、ちゃんとお答えできていたかどうか分かりませんが、
 発酵食品の「生食」に関しましては、以上の認識で大丈夫だと思います。
 内容的に粗相がありましたらお許しください。
 どうぞ、よろしくお願いします m(__)m