この記事は「株式会社 呼気生化学栄養代謝研究所」様からのご紹介です。
 『糖質1gから、水素が50ml つくられる』ことを解説されています。
 腸内細菌が「糖質」を発酵分解すると『水素』を産生するのです。

 腸内細菌が「糖質1g」を発酵分解する時に『水素』が約50ml 産生されます。
 腸内細菌が発酵分解して『水素』を産生する糖質とは、ショ糖やアルファデンプンなどの『消化吸収性糖質』ではなく、難消化性デンプン(ベータデンプンレジスタントスターチ)、難消化性オリゴ糖糖アルコール、食物繊維などの『難消化吸収性糖質』です。

 この『水素』は「抗酸化」「酸化還元」にも重要ですし、血液体液の「酸化還元電位」を「-250」に保つのにも重要です。血液体液の「酸化還元電位」が「-250」に保たれていればこそ、身体の各機能が正常に働き、病気が改善していきます。
 この『水素』に不足し、血液体液の「酸化還元電位」が プラス化すれば「身体の酸化」が進行し、身体の各機能が正常に働かなくなってしまうのです。ゆえに、『水素』に不足するのは非常に危険なのです。

 完全な糖質制限食(断糖食)は、糖質から得られる『水素』を失う食事療法であり、賢明な方法であるとは決して言えません。この『水素』の視点から糖質制限食を見ますと、糖質制限をする時には完全に糖質を断つのではなく、糖質を適宜に少量で摂取しておいたほうが安全であると言えるでしょう。




 6. 呼気中水素・メタンについて
 【「株式会社 呼気生化学栄養代謝研究所」
より 】


 上述のように、水素、メタン、炭酸ガスは腸内細菌により代謝され、分圧に応じた割合で腸粘膜から血中に溶け込み、血液循環を介し、同じく分圧に応じて肺胞に拡散し、総腸内水素ガス産生量の約14%が呼気中に排出しています。(Levitt MD

 炭酸ガスは細胞の新陳代謝によって産生し、呼気炭酸ガス濃度の約50%は腸内細菌が産生され、残りの半分は消化液や腸液の中の HCO3 から産生されます。

 また『短鎖脂肪酸』の産生により大腸内容物の pH が下がると、炭酸ガスの溶解度が下がり、遊離してガスとなります。
 個人差はありますが、腸内細菌によって炭酸ガスの一部が『水素』で還元されてメタンが産生されます。

 糖質1gを腸内細菌が消化醗酵(発酵分解)すると200~250ml のガスを産生し、約50ml が『水素』で、残りは炭酸ガスです。
 よって、糖質を摂取し一定時間に呼気より排出する水素ガス量を計測すれば、摂取した糖質の小腸までの消化吸収の有無や、大腸に到達するまでの時間を計測することができます。

 この水素測定により、小腸通過時間、腸内細菌の異常増殖(盲係蹄症候群)、また、基質を選択することにより、糖質の吸収不良(D-キシロース試験)の診断が可能となります。

 近年、腸内細菌の生理作用を応用し、臨床栄養を主とした難消化性オリゴ糖糖アルコールの生体利用に関する消化吸収の研究が行なわれています。