当記事は『藤木病院』院長「藤木龍輔」医師の著書『メタボ・生活習慣病の元凶「酸化ストレス」の恐怖』から、「ブドウ糖」に枯渇して飢えても死なない癌細胞がある、という部分をご紹介させて頂きます。


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藤木病院』院長理事長 藤木龍輔 医師  




 ほとんどの癌細胞は、ミトコンドリアが正常に機能していないため、解糖系のみでエネルギー(ATP)を産生していますので「ブドウ糖」だけをエサ(エネルギー源)にしています。
 そのため、「糖質制限食(ケトン食)」によって癌細胞が「ブドウ糖」を代謝するのを阻害すれば、癌細胞だけを選択的に衰退死滅に追い込むことができます。

 しかしながら、癌細胞の中には悪性度を高めて進化を遂げ、「ブドウ糖」に枯渇して飢えた時に「自給自足」体制を発現して『栄養飢餓耐性化』し、栄養を自己生産する特殊能力を獲得した癌細胞が出現しているのです。

 私はこの癌細胞を『自給自足型癌細胞』と名付けてやりましたが、この『自給自足型癌細胞』にまで進化を遂げている癌であれば「ブドウ糖」に枯渇して飢えても死なない癌細胞になっているため、この『自給自足型癌細胞』の前には、もはや「糖質制限食(ケトン食)」が通じません‥。
 「断糖食」で いくら「ブドウ糖」を絶ったところが、もう無理です‥。

 しかし「糖質制限食(ケトン食)」は、癌治療において必須と見て然るべき『食事療法』であることに変わりありません。如何なる癌においても「糖質制限食(ケトン食)」は必須と見なすべきです。


 著書のご紹介のあとに、私の考察が続きます。
 『自給自足型癌細胞』とは、一体、どのような癌細胞なのか‥。
 この『自給自足型癌細胞』に対しても、なぜ「糖質制限食(ケトン食)」が必須なのか‥。
 これらのことをお話しさせて頂いていますので、どうぞ、ご参考にされてください。
 よろしくお願いします m(__)m


 また、この著書には「酸化ストレスの恐怖」について非常に詳しく書かれています。
 「酸化ストレス」が万病をつくり出す原理が知りたい方は、ぜひ、この著書を参考にされてください m(__)m

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メタボ・生活習慣病の元凶「酸化ストレス」の恐怖
臨床経験12万人 ベテラン現場医師の警告

藤木龍輔(著) 現代書林出版  2008年刊



癌も心臓突然死と同じメカニズムで発症する (P96~97) 〔P96~97の画像が下にあります

 癌は、酸化ストレス病の最終的結果です。
 癌の場合、夜間や安静時、それに休日などに突発的に起こるものではありません。
 ただし、その発生プロセスを考えると、心臓突然死と同じメカニズムが関係していると考えられます。
 幸運にも突然死しなかった人でも、虚血再かん流の状態が繰り返し10年以上も続くと、
 細胞には低酸素状態への反応が起こるようになります。
 その低酸素反応と遺伝子の変化で、低酸素に耐えられる特殊な構造の細胞ができてきます。
 これが癌細胞なのです。

 癌細胞は大量の「乳酸」をつくり、周囲を「酸化」します。
 「酸化」された組織では血管が収縮し、さらに低酸素エリアがつくられます。
 虚血再かん流を繰り返すことで活性酸素が過剰発生し、癌が進行していき、やがて壊死します。
 その周囲の癌細胞は低酸素に耐性のある細胞としての特性を高め、
 中心の「壊死組織」を発酵させ、それを栄養としてゆっくり増殖します。
 結果として、さらに低酸素に強い細胞のクローン増殖(生殖細胞ではなく、体細胞の増殖)が起きます。
 これが癌幹細胞になります。
 これには「温熱療法」+「化学療法」+「高気圧酸素療法」の組み合わせで対抗するしか方法がありません。



        

         メタボ・生活習慣病の元凶「酸化ストレス」の恐怖 ~ 臨床経験12万人 ベテラン現場医師の警告



【ブログ管理人】
 この著書では「がん」という字が使われていますが、文章が読み難くなるので「」という漢字に直しました。

 P97の下の図には、

   癌細胞は)低酸素低栄養でも増殖ができるようにエネルギー代謝を変換して栄養飢餓耐性化した細胞である。
     壊死組織を発酵させ自給自足体制に入り進化し悪性度を高めながらクローン増殖する。

 と書かれています。

 藤木医師は上記で「癌は、酸化ストレス病の最終的結果です」と言われていますが、「酸化ストレス」がなぜ「癌の原因」になるのかは「身体の酸化・酸化体質が、癌化、癌の増殖・悪性化・転移の原因となる」カテゴリの記事、特に、次の記事を参照してください。

    「酸化ストレス」の軽減は、癌の進行を抑制する! - 福田一典医師
      【活性酸素とフリーラジカル:酸化ストレス:三大療法は酸化ストレスを増大:水素は酸化ストレスを軽減】



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癌細胞は)低酸素低栄養でも増殖ができるようにエネルギー代謝を変換して『栄養飢餓耐性化』した細胞である。

 ↓↓↓ 

壊死組織」を発酵させ「自給自足」体制に入り進化し悪性度を高めながらクローン増殖する。





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 「ブドウ糖」に枯渇して飢えても『栄養飢餓耐性化』して死なない癌細胞がある!
 悪性度を高めて進化を遂げた癌細胞は「ブドウ糖」に枯渇して飢えても、
 中心部の「壊死組織」を発酵させて「自給自足」で栄養を得る特殊能力を獲得する!
 ~ 悪性度を高めて進化を遂げ、特殊能力を獲得するに至った癌細胞は、
 
  「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」を行なって癌を兵糧攻めにしても、
 
  中心部の「壊死組織」を発酵させて栄養を自己産生する「自給自足」体制を確立している!
   この進化した癌細胞には、もはや「糖質制限食(ケトン食)」も「断糖食」も通じない!~



 ほとんどの癌細胞は、ミトコンドリアが正常に機能していないため、解糖系のみでエネルギー(ATP)を産生しています。
 そのため、ほとんどの癌細胞は「ブドウ糖」だけをエサ(エネルギー源)にしているのです。
 これを「ワールブルグ効果Warburg effect)」と言い、癌研究の重要なテーマの一つになっています。
 この癌細胞における「ワールブルグ効果」を利用した癌治療法に注目が集まっており、「糖質制限食(ケトン食)」は癌細胞の「ワールブルグ効果」を上手に利用した『食事療法』として注目されているのです。

 アメリカは2011年に、癌に対する「糖質制限食(ケトン食)」の大規模の研究を本格的に開始しました。このアメリカの動きは、外国の先進国の癌医療が癌治療を有利に進める『食事療法』として「糖質制限食(ケトン食)」の有効性に大きな期待を寄せている現われの一つであると推察します。ここは、次の記事を参照されてください。


    癌と糖質制限食(ケトン食)【 癌細胞は唯一「ブドウ糖」しかエネルギー源にすることができないため、
     癌治療には「糖質制限食(ケトン食)」が有効する:江部康二 医師 】



 アメリカが癌に対する「糖質制限食(ケトン食)」の大規模の研究を本格的に始動したのは、癌細胞の「ワールブルグ効果」に着目したアメリカが「癌とブドウ糖の関係」を重視し、数ある『食事療法』の中から、癌治療を有利に進める『食事療法』として「糖質制限食(ケトン食)」に注目したからです。
 このように、外国の先進国では、すでに「糖質制限食(ケトン食)」は癌治療を有利に進めるのに重要な『食事療法』であると認識されているのです。

 癌細胞は「ワールブルグ効果」の発現により、ミトコンドリアが正常に機能していないため、エネルギー産生を「ブドウ糖」一本に頼り切っている(癌細胞の生命線は「ブドウ糖」である)という「癌細胞の代謝」の特徴を最大に重視し、これを上手く利用し、癌細胞が「ブドウ糖」を代謝するのを阻害して癌細胞が衰退死滅しやすくなるように追い込み、癌治療をより有利に進める『食事療法』として「糖質制限食(ケトン食)」が注目されるようになったのです。


 世の癌患者さんは、いまだに「癌とブドウ糖の関係」について知らない、または、重視できない方があまりにも多すぎます。
 それゆえ、癌治療における重要な『食事療法』として「糖質制限食(ケトン食)」の価値に気づけない方がまだ多いです。

 なので、私は世の癌患者さんに「癌とブドウ糖の関係」及び「糖質制限食(ケトン食)」の価値を知って頂きたく、次の3つの記事を「シリーズ記事」として作成しました。


    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)①
     【 癌細胞の代謝の特徴:癌とブドウ糖の関係:ブドウ糖は、癌の発生・増殖・悪性化・転移・進行を促進する!】


    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)②
     【 癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」が有効する理由:ケトン体・ケトン食 自体に『抗がん作用』がある!】


    ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する! 福田一典(著)③
     【 ブドウ糖を絶って癌が死滅しても、癌は治っていない! 糖質制限食・ケトン食は 癌治療を有利に進める役割!】



 「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!①」は「癌とブドウ糖の関係」について説明している記事です。
 そして「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!②」は、癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」の価値について説明している記事になります。

 「糖質制限食(ケトン食)」は癌治療に有効する『食事療法』であるのは、上述しましたアメリカを代表する世界の癌医療の動きを見ればお分かり頂けるはずですが、しかし、この「糖質制限食(ケトン食)」だけで癌が治るものではありません。

 世間では、今も『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』と平気で言っている人たちがいます。
 この人たちは「癌細胞の代謝」の特徴(ワールブルグ効果)だけに焦点を当てて『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』と言っているわけですが、実際の「糖質制限食(ケトン食)」の実地ではそのようなことはなく、「糖質制限食(ケトン食)」を行なっても癌の進行を止められず、助からなかった癌患者さんがいるのです。

 癌細胞は「ワールブルグ効果」の発現により、ミトコンドリアが正常に機能していないため、エネルギー産生を「ブドウ糖」一本に頼り切っている(癌細胞の生命線は「ブドウ糖」である)という「癌細胞の代謝」の特徴は科学的医学的に解明されている事実であり、世界の癌の常識です。

 では、なぜ「糖質制限食(ケトン食)」を実行しても、それだけでは癌が改善せずに亡くなられてしまう癌患者さんがいるのか‥、この点を考察したのが「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!③」記事です。


 そして、当記事でご紹介させて頂いています「藤木龍輔」医師の癌の見解は、「糖質制限食(ケトン食)」を実行しても癌が改善せずに亡くなられてしまう癌患者さんがいるという理由を理解する上で役立ちます。

 つまり、それは、この著書で「藤木龍輔」医師が説明されている次のことです。


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  (癌細胞は)低酸素低栄養でも増殖ができるように、
   エネルギー代謝を変換して『栄養飢餓耐性化』した細胞である。
  (中心部の)「壊死組織」を発酵させ「自給自足」体制に入り進化し、悪性度を高めながらクローン増殖する。


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 まだ悪性度が低い場合の癌には「糖質制限食(ケトン食)」が顕著に効果するでしょう。
 しかし「藤木龍輔」医師が指摘していますように、悪性度を高めて進化を遂げた癌細胞は「ブドウ糖」に枯渇して飢えても、癌の中心部の「壊死組織」を発酵させて「自給自足」体制に入る特殊能力を獲得しているのです。
 こうして、エネルギー代謝を変換して『栄養飢餓耐性化』した癌細胞こそが、私たちが一番恐れる「本物の癌」です。

 ゆえに『糖質制限食(ケトン食)や 断糖食だけで、すべての癌が治る!』と思い込むのは大変危険なことなのです。
 「癌細胞の代謝」の特徴(ワールブルグ効果)だけに焦点を当てて『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』と言うのは、これは絶対に避けなければなりません。その癌患者さんの癌が栄養を自己産生して「自給自足」体制に入る特殊能力を獲得し、『栄養飢餓耐性化』した癌細胞に進化している場合、もはや「糖質制限食(ケトン食)」が通じなくなっているからです。

 この点について、ここで再度、考察していきましょう。




通常の癌細胞は 飢餓飢えに弱いため、糖質制限食ケトン食断糖食が効果する!

 通常の正常細胞は、酸素に欠乏すると生きることができません。それは、ミトコンドリアで ATP(生体エネルギー)を産生する時に酸素が必要だからです(好気的生育のために酸素を必要とする)。

 しかし、癌細胞は、酸素が無い状態でも生き抜くことができます。
 癌細胞とは、酸素が無い状態であっても解糖系の嫌気的(酸素を必要としない)エネルギー産生だけで生き抜くことができる細胞に変化した細胞なのです。
 また、癌細胞は酸素が大嫌いで、身体の酸素濃度が低い(身体の酸素量が少ない)と癌の成長が促進され、身体の酸素濃度が高い(身体の酸素量が多い)と癌の成長を阻害することが科学的医学的に解かっています。

 通常の癌細胞は、この嫌気的な解糖系だけでのエネルギー産生をしていますから「ブドウ糖」が唯一のエネルギー源であり、しかも、解糖系のエネルギー産生は非常に効率が悪いため、「ブドウ糖」を大量に必要とします。
 癌細胞は、正常細胞の数倍から数十倍もの大量の「ブドウ糖」を取り込まなければ生きることができない細胞です。
 ゆえに、癌細胞は飢餓に非常に弱く、「ブドウ糖」に枯渇して飢え始めた途端に死滅してしまう細胞なのです。

 そこで、この「癌細胞の代謝」の特徴(ワールブルグ効果)を上手く利用し、癌細胞が「ブドウ糖」を代謝するのを阻害して飢えさせ、癌細胞だけを衰退死滅させる『食事療法』として「糖質制限食(ケトン食)」が注目されているのです。


 まだ悪性度を高めておらず『栄養飢餓耐性化』していない癌であるならば「糖質制限食(ケトン食)」は顕著に通じます。
 これは「癌細胞の代謝」の特徴(ワールブルグ効果)を見れば明らかです。

 通常、癌細胞の唯一のエサは「ブドウ糖」だけ(通常の癌細胞が利用できるエネルギー源は「ブドウ糖」だけ)です。
 もし癌患者さんが健常者(健康者)並みに糖質(ブドウ糖)を無制限に摂取すれば、癌細胞が「ブドウ糖」を大量に取り込むことができる条件を自らつくり出していることになりますから、それだけ癌を大いに育ててしまうことになるのは明白です。
 しかし、癌患者さんが糖質(ブドウ糖)の摂取に制限をかけることにより、糖質(ブドウ糖)の摂取量を少なく設定すれば、その分、癌細胞に取り込まれる「ブドウ糖」を減らすことができる(削減できる)のは明らかです。
 癌細胞が「ブドウ糖」を代謝できなくなれば、飢餓飢えに非常に弱い癌細胞を衰退死滅に追い込むことができます。
 最低限、癌の成長を止めることができるでしょう。
 こうして「糖質制限食(ケトン食)」は『抗がん効果』を発揮し、癌治療として有効するわけです(実績も出ています)。




一昔前の癌とは違い、今の癌は進化を遂げて特殊能力を獲得している!
  悪性度を高めて進化した癌は『栄養飢餓耐性化』する特殊能力を身に付け、
 「ブドウ糖」に枯渇して飢えても、栄養を「自給自足」で得ることにより生き続ける!
  今の癌は悪性度を高めて進化しているため、この『自給自足型癌細胞』が存在している!


 しかし「糖質制限食(ケトン食)」が通じるのは、あくまで「悪性度の低い癌細胞」においてです。
 まだ悪性度が低い『栄養飢餓耐性化』していない癌であるならば「糖質制限食(ケトン食)」が顕著に効果します。

 一昔前までは、悪性度が低い『栄養飢餓耐性化』していない癌しか存在していなかったのでしょう。
 ですから、昔は「断食をして、癌の栄養を断っただけで癌が消失する」という症例が多数あったわけです。
 当然、今でも、悪性度が低い『栄養飢餓耐性化』していない癌であるならば「断食」で癌が消失する人もいるでしょう。


 甲田光雄先生のお弟子さんは、2014年に書かれた次の記事にて、このように言われていました。
 以下の内容は、私が概要としてまとめたものです。

    化学汚染の激しい現代の癌は、昔の癌とはまったくの別物に進化しており、
     食事療法だけでは治らなくなっている



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   一昔前(20~30年前)の癌は、食事療法や断食だけで治る癌でしたが、
    今の「化学汚染の激しい」時代の癌は、一昔前(20~30年前)の癌とは違い、
    食事療法や断食だけでは治らない「別物の癌」に進化しています。
    本当に悪性化して進化した癌には、もう食事療法や断食は通じません。


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 甲田光雄先生のお弟子さんが仰られていたこの内容は、当記事でご紹介させて頂いています「藤木龍輔」医師の見解をもって重ね見れば、みなさんにも理解できるはずだと思います。
 そして「糖質制限食(ケトン食)」の実際の実地にて、「糖質制限食(ケトン食)」を厳格に行なって癌細胞を「ブドウ糖」に枯渇させて飢えさせても助からなかった癌患者がいるという報告がなぜあるのか‥、これも理解できると思います。

 つまり「藤木龍輔」医師が上記にて示していますように、今の癌は悪性度を高めて進化を遂げており、癌細胞は唯一のエサである「ブドウ糖」に枯渇して飢餓状態に入っても、『栄養飢餓耐性化』という特殊能力を身に付けて「自給自足」体制に入り、「ブドウ糖」に枯渇したくらいでは死なない癌細胞に化しているのです。

 ここまで進化を遂げた悪性度の高い癌細胞は、癌の中心部の「壊死組織」を発酵させて栄養を自己生産できる特殊能力を獲得することで、癌細胞の唯一のエサである「ブドウ糖」に枯渇したところが、この『栄養飢餓耐性化』による「自給自足」体制を発現して死ななくなっているのです。これは『自給自足型癌細胞』と言えるでしょう。

 悪性度を高めて進化を遂げた『自給自足型癌細胞』になれば、もはや「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」や「断食」は通じません。なぜならば、「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」や「断食」で癌の栄養を絶っても、『自給自足型癌細胞』は生きるために必要な栄養を自分でつくり出してしまうからです。




悪性度を高めて進化を遂げた『自給自足型癌細胞』であっても、
  癌治療に
「糖質制限食(ケトン食)」が必須であることに変わりはない!


 悪性度を高めて進化を遂げた『自給自足型癌細胞』になれば、もはや「糖質制限食(ケトン食)」は通じない‥。
 では、『自給自足型癌細胞』になっていたら「糖質制限食(ケトン食)」をしても無駄なのでしょうか?
 いいえ、癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」が必須であることに変わりはないのです。

 癌細胞は「ブドウ糖」しかエサすることができない細胞です。
 例え、ご自分の癌が悪性度を高めて進化した『自給自足型癌細胞』になっていたとしても、「ブドウ糖」を代謝する癌細胞であることに何ら変わりありません。

 『自給自足型癌細胞』は、「糖質制限食(ケトン食)」によって「ブドウ糖」に枯渇して飢えた時に「自給自足」体制を発現して『栄養飢餓耐性化』し、生きるために必要な栄養を自己生産して生き続けます。
 しかし「糖質制限食(ケトン食)」を行なっていない「ブドウ糖に満たされた体内環境」であれば、「自給自足」体制を発現するまでもなく、身体中に溢れ返っている「ブドウ糖」をエサとして利用するまでです。

 つまり、ご自分の癌が『自給自足型癌細胞』になっていたとしても、「糖質制限食(ケトン食)」を行なわなければ、身体中に溢れ返っている「ブドウ糖」が癌を大いに育ててしまうことになるのは何ら変わりないということです。
 「糖質制限食(ケトン食)」を行なわなければ、それだけ癌を大いに育てることになるのは必至なのです。

 ゆえに、如何なる癌であろうとも、「糖質制限食(ケトン食)」は何らか取り入れていかなければなりません。
 例え『自給自足型癌細胞』になっていたとしても、「糖質制限食(ケトン食)」は必ず実行したほうが良いということです。
 『自給自足型癌細胞』になっていたら「糖質制限食(ケトン食)」をしても無駄だ!などと決して思ってはならないのです。

 これはお分かりになられるはずです。
 『自給自足型癌細胞』になっていても、「糖質制限食(ケトン食)」を実行せず、身体中を「ブドウ糖」で溢れ返らせていたならば、『自給自足型癌細胞』はわざわざ「自給自足」体制を発現して『栄養飢餓耐性化』せずとも、身体中に溢れ返っている「ブドウ糖」を楽々と得て大いに成長していくことができます。
 ですから『自給自足型癌細胞』になっていても、「糖質制限食(ケトン食)」を実行し、癌を不要に育ててしまう条件を少しでも削減しなければならないのです。

 しかし『自給自足型癌細胞』にまで進化を遂げた癌であれば、もはや「糖質制限食(ケトン食)」だけの癌治療では通じなくなっている、ということを忘れてはなりません。
 なぜならば、(上述しましたように)この『自給自足型癌細胞』まで進化を遂げた癌は、「ブドウ糖」に枯渇して飢餓状態に入っても『栄養飢餓耐性』という特殊能力を獲得していますから、「ブドウ糖」に枯渇して飢餓状態に入った時に「自給自足」体制を発現し、外から「ブドウ糖」が得られなくなっても、生きるために必要な栄養を自己生産してつくり出すことによって、たんたんと生き続けることができるからです。

 「ブドウ糖」に枯渇して飢餓状態に入っても、「自給自足」体制を発現して『栄養飢餓耐性化』し、生きるために必要な栄養を自己生産することによって、たんたんと生き続けることができる‥、それが『自給自足型癌細胞』です。
 『自給自足型癌細胞』は「ブドウ糖に枯渇した程度では死なない癌細胞」に進化を遂げているのです。


 この、悪性度を高めて進化を遂げた『自給自足型癌細胞』が存在していることを重々理解し、これを重く受け止めるならば、今も世間で平気な顔して『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』と安易に言いのけている「無知」な人たちに対して危険性を感じるのは、私だけではないはずです。

 癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」が重要であるのは言わずもがなです。
 しかし『糖質(ブドウ糖)を絶てば、癌が治る!』などと、まるで『糖質制限食(ケトン食)や 断糖食だけで、すべての癌が治る!』かのような過剰発言を安易にしている人たちの戯言を癌患者さんが鵜呑みにして「糖質制限食(ケトン食)」以外の必要な癌治療を疎かにしたことが原因して命取りになれば、これは深刻な問題になります。
 この人たちは「癌細胞の代謝」の特徴(ワールブルグ効果)だけに焦点を当て過ぎて他が観えないために、こうした考え方の甘い過ちを平気で犯すのです。


 例えば、「ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤」ブログの鈴森さんは『断糖食で癌が治る!』と書いたりしています。
 しかし、これは、鈴森さんが「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」が癌治療に有効することを協調せんがために取る表現方法であり、鈴森さんは決して『断糖食だけで癌がコロリと治る!』と言っているわけではありません。
 それが証拠に、鈴森さんも「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」の他に、癌治療において重要なる「抗酸化治療」「酸化還元治療」などを数々紹介され、『食事療法』と共にいろいろな癌治療を組み合わせることを説かれています。
 このように、癌治療は『食事療法』を基本に置き、他にいろいろな癌治療を併用して組み合わせることが重要なのです。

 「糖質制限食(ケトン食)」や「断糖食」だけの癌治療で すべての癌患者の癌がコロリと治ってしまうようなことは、まず絶対にありません。そのような過剰発言をする人には必ず要注意されてください。
 そして、癌治療における「糖質制限食(ケトン食)」に関しましては、当記事の内容まで理解を進めてください m(__)m


 もう一度、最後にまとめます。

 癌治療に「糖質制限食(ケトン食)」が必須であることに変わりありませんが、ご自分の癌が『自給自足型癌細胞』まで進化を遂げている癌患者さんは「糖質制限食(ケトン食)」だけではとても太刀打ちできません。

 つまり『糖質制限食(ケトン食)プラスアルファ』で考えることが重要です。
 その『プラスアルファ』とは “「癌を叩く」癌治療を組み合わせる ” ということです。

 「藤木龍輔」医師は、このように言われています。


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   「温熱療法」+「化学療法」+「高気圧酸素療法」の組み合わせで対抗するしか方法がありません。


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 熱に弱い癌細胞の特徴を見れば「温熱療法」が効果するのは分かります。
 また、酸素が苦手な癌細胞に「酸素療法」が効果するのも分かります。
 しかし、通常療法の「化学療法(抗がん剤治療)」はまだまだ非常に危険なため、やはり避けたほうが賢明です。

 当ブログサイトでもいろいろな併用法をご紹介させて頂いていますので、過去記事を参照されてください。
 「糖質制限食(ケトン食)」に、ご自分の納得できる “「癌を叩く」自然療法 ” を組み合わせて併用され、ご自身の癌に対処されてください。特に、癌免疫を改善強化再建する癌治療を忘れずに必ず実行されてください。

 癌免疫を改善強化再建することを怠った癌患者さんは、何らかの方法で体内の癌を一時的に消失させても、その後に癌が再発し、癌が完全に治っていません。癌治療における『癌免疫の改善強化再建』は非常に重要な治療作業なのです。

 以上、これらを総合的にバランスよく見つめ、ご自身の癌治療を選択されてください。
 よろしくお願いします m(__)m