これは「人にはどれだけの物が必要か ~ 鈴木孝夫(著)【獣肉食における「人は自ら蒔いた種を刈り取らねばならない」という『この世の摂理(因果律:カルマ)』を感じ観て!】」記事にてお話しさせて頂きました、私の「肉食に対する考え方」と「癌患者の食事に肉製品(獣肉食乳製品を採用するのを、私がなぜ避けたがるのか」についての部分を抜粋したものです。ご参考になって頂けましたなら幸いに思います m(__)m




 肉食(獣肉食一応、鶏など)に関しては、私は基本的に「食べたければ食べる」で良いと思っています。
 私は、今ではほぼ肉食(獣肉食鶏肉食魚介食のすべて)をしません。
 肉食後の人体内における有害作用の理由もありますが、人間のご都合主義によって 、昔と比べれば恐ろしいほどの大規模で畜獣を大虐殺してしまっている・・、畜獣を酷い環境で育て上げ、最後は恐ろしい殺し方(屠殺)をし、人間の「美味しいィ~」のために命を捧げてくれた畜獣たちに「本気の感謝」もなく、舌を満足させるためだけの業にもなっている・・・、これを人間がどこまで続けていって良いのだろうか・・・ という視点が、私の中に生まれてきたからです。

 日本人が獣肉を喰らうようになったのは、日本が明治維新によって欧米化を押し進めてからです。
 しかし、その明治期の日本人であっても、獣肉を喰らっていたのは都会に暮らす人たち、金持ち、位の高い人たちであって、日本の一般庶民は昭和の戦前戦後までは、肉は食べても魚介食であり、鶏肉だって年に2回(正月や夏祭りの特別な日)程度の「ハレの日」だけでした(これは、現在95歳のうちのお婆ちゃまから、これが事実であった確認を取っています)。
 沖縄ではこの「ハレの日(年に2回ほど)」に豚肉を食べていただけであり、「沖縄の人たちは年中、豚肉を食べていたから長寿なのだ」などという戯言は、畜産業界が「豚肉の売り上げを伸ばす」ために謳った捏造です。
 事実、日本人の庶民が過去からしてきた肉食は魚介食であって(この魚介食も週に2~3回程度だったそうです)、日本人が獣肉を年中食べるようになったのは戦後以降の話であり、日本人全体が獣肉食の食習慣を持つに至ったのは、この数十年間程度の話なのです。

 日本人は戦前戦後まで獣肉食などほとんどしなかった民族であり、鶏肉食や魚介食しかしてこなかったため、日本人が分解できる(消化できる)肉は「鶏肉」と「魚介」までです。日本人は戦前戦後まで獣肉を食べてこなかった民族なので、獣肉を分解できる(消化できる)酵素を持たないのです。同様に、日本人は戦前戦後まで乳製品を食べてこなかったので、乳製品を分解できる(消化できる)酵素も持たないのですね。
 このように、日本人の肉製品乳製品の食習慣は戦前戦後以降に始まったばかりであり、肉製品乳製品の食事経験がまだ浅いため、日本人は肉製品乳製品を分解できる(消化できる)酵素を持つに至っていないのです。
 この日本人に対して「獣肉食をしなければ病気になる!」とか「獣肉食は絶対に必要だ!」とか「乳製品は重要な栄養だ!」などと謳う鬼畜発言は、まったくもって、これ「鬼畜」としか言いようがない馬鹿げた言葉なのです。

 その民族に適した食事は、その民族の「伝統食」です。日本人の「伝統食」に肉製品乳製品は含まれていません。日本人の「伝統食」に含まれている肉食は「鶏肉食」と「魚介食」です。こうした日本人の過去の食歴から「日本人の肉食」を見つめることも非常に重要なことだと思います。日本人の「消化酵素」や「腸内細菌」に適する肉食は「鶏肉」と「魚介」までであり、肉製品乳製品は日本人に適さないことを知っておいてください。
ただ、日本人は戦前戦後以降に「肉製品乳製品の食習慣」を持ち始めてから数十年の月日が経っていますので、今では、肉製品乳製品を分解できる〔消化できる〕酵素を持つ日本人もいるようですが、まだその数は少ないそうです。日本人が確実に分解できる〔消化できる〕肉は「鶏肉」と「魚介」ですから、この「消化酵素」の視点に立って「日本人の肉食」を見つめるならば、日本人は「鶏肉食」と「魚介食」を中心にした肉食をしていくのがベストだと思います


 私は(上述しましたように)一般の方の獣肉食につきましては否定までしません。
 獣肉食に関しましては、その当人の「意識レベル」によって判断が変わってきます。
 「獣肉は美味しいから食べたいわァ~」という人もいれば、「獣肉は栄養として必要だから、絶対に食べなきゃ!」という人もいれば、「動物を悲惨な飼育をし、惨い殺し方までして獣肉を喰らうのは納得できない!」という人もいれば、日本の修行者やインドのヨギのように「肉食は霊的な進歩の上で妨害となるため、すべきではない!」という人もいます。
 肉食(獣肉食)というものは、その人の心の求めるもの、それぞれの価値観によって、その見解は変わるのです。
 肉食全般に言えることですが、これは、医学生化学栄養学だけでは説明のつかないものであり、世界には肉食習慣の一切ない民族が長寿を得ている実地も多数あれば、日本においても、肉食を止めて穀物菜食だけにしてから身体が健康的になった人も実際にいれば、肉食をしなくなってから身体が衰弱してしまったという人も実際にいるのです。
 これは「腸内細菌」が関与していますが、肉食の是非につきましては、その人の身体と意識面に肉食が必要であれば必要量を得れば良いですし、その人の身体と意識面が肉食を卒業できるならば肉食は一切する必要はないのです。それは、世界中の実地を見れば明らかなることです。

 私はもともと毎日、獣肉を喰らいまくって育った口でしたが、日常食の9割を「生菜食」で暮らすようになってから、自然と肉という肉を食べたいと思わなくなり、身体が肉を求めなくなりました。
 しかし、これは私個人の身の上に起こったことであり、万人に通じることではありません。
 「獣肉が食べたい!」という人は『自己責任』でご自分なりに食べれば良いですし、「獣肉など食べたくない!」という人は『自己責任』で食べなければ良いのです。

 ちなみに、私の母は元来「獣肉も鶏肉も魚肉も大嫌い」な人です。
 母は獣肉も鶏肉も魚肉も「臭いし、食べると気持ち悪くなる・・」とよく言っていました。
 おそらく、母のような体質の人も、世の中には結構いるのかもしれませんね。
 母は医者から「肉を食べないと体を悪くする! 病気を起こす!」と脅されたそうで、母はその医者の言葉を信じ、大嫌いな獣肉や鶏肉や魚肉を無理して食べていましたが、母の「病気の総合デパート」のような虚弱体質は一向に治らず、極度の冷え症も改善せず、夏場の暑い日には極度の貧血症でよく倒れ、私は子供の頃から母が寝込んでいる姿をよく見ていました・・。

 その母の「病気の総合デパート」のような虚弱体質が本格的に改善し始めたのは、母が「生菜食」と「半日断食」を始めてからです。母は「生玄米粉」と「生菜食」を中心にした食事を取り、肉食は唯一「ジャコ」が好きだというので、その「ジャコ」をよく食べてもらうようにしました。他には、豆腐、摩った黒胡麻、自然海水塩、これらを昼食に食べ、夕食は家族と共に玄米菜食や普通食を少食で食べていました。
 母はこれを始めてから確か数ヵ月後に「ブリッジタイプの入歯に玄米の粉が入って痛くて食べられない」と言ってきたので、私は「玄米クリーム」に変更するように伝え、母はこの食事療法と断食療法の組み合わせによって、一年後には体質がガランと変わり、それまでの「病気の総合デパート」のような虚弱体質から大きく解放され、ずっとつらかった極度の冷え症も改善していたのです。

 私の母のように「肉食を卒業してから、身体の体質が本格的に改善する」タイプの人もいるということは事実なのです。
 また逆に「肉食を継続しなければ、身体が衰弱してしまう」タイプの人もいるというのも、また事実です。
 だからこそ、肉食に関しては、医者の言葉を鵜呑みにするのではなく、ご自分でよく調べ、よく吟味して、よく考えてから、ご自分なりに『自己責任』で判断するしかないのです。

 例えば、世間には「肉さえ食わなければ病気にならない」という爆弾発言もありますが、玄米菜食だけの食事で病気になる人もいますし、癌になる人もいますので、これが正しい見解ではないことぐらい分かります。
 また、世界には、欧米人で幼少の頃から適宜に肉食(獣肉食)をしてきて長寿を得ている方々も実際にたくさんいるわけですから、健康上「肉食(獣肉食)は絶対悪だ!」などとは言えないこともよく分かるはずです。
これは『その民族の「消化酵素」や「腸内細菌」が獣肉食に適しているか』という面まで考えるべきだと思います

 私は「獣肉が食べたい!」という方に対しては「週に1~2回、少食で頂くならば、大きな問題は起こさないはずですから、命を犠牲にしてくれた畜獣にせめて感謝しながら美味しく頂いてくださいね♪」と一般の方々(健常者)にはお伝えします。

 しかし、私の場合は、癌患者さんに対しては違う見解を示します。
 私が癌患者に対する糖質制限食で肉製品(獣肉食)や乳製品の採用を懸念しますのは、やはり、どうしても、世の癌研究報告によって『肉製品(獣肉食乳製品は「癌の促進剤」となる』と指摘されているからです。
ここは「肉食・乳製品の真実(肉製品、牛乳・乳製品は癌を進行させる食品)」カテゴリを参照してください

 実際に、断糖肉食という食事療法により一度は体内の癌が消失しても、また糖質(ブドウ糖)を普通に摂り始めたら癌が再発した、という症例が実地に出ているそうです。
 これは「断食をしたら癌の栄養を断ったので体内の癌が消失したけれども、また普通に食べ始めたら(癌に与える栄養を摂り始めたら)癌が再発した」という症例と同じなのです。
 これは、「体内の癌が消えた」=「癌が治ったァ!」ではない、ということを打ち明けている分かりやすい症例です。

 癌は、体内に癌を生み出している正体張本人である『癌体質』を改善してこそ、「癌が治った」と言えるのです。
 ですから、私の場合は「体内の癌が消失する」ことだけを見つめるのではなく、その後に「癌が再発しない体内環境の条件」を得ることまで考慮し、癌の再発に加担する可能性のあるもの、また『癌体質』の改善を妨げるものを「とにかく避けたい」という意識が働くのです。
 なので、『癌体質』を深めるであろう、また、癌の増殖に加担する可能性のある肉製品(獣肉食)や乳製品を癌患者の食事に採用するのは、私は反対なのです。
 魚介食は癌の増殖には加担しないようなので(参照)、日本人は昔から魚介食という肉食だけで丈夫に暮らしていたわけですから、上記の内容を総合的に見つめて判断すれば「癌患者さんのすべき肉食は魚介食をするのが賢明ではないのですか」というのが、私の率直なる意見なのです。

 断糖肉食という食事療法で一度は体内の癌が消失しても、また糖質(ブドウ糖)を普通に摂り始めれば癌が再発する可能性を懸念せねばなりません。

 一生涯、断糖の食事を継続する勇気はおありですか・・?
 一つの食事療法を一生かけて継続することが如何なることであるか、本当にご存知ですか・・?
 ましてや・・、糖質(ブドウ糖)を普通に(健常者並みに)摂り始めただけで「癌が再発する」可能性があるなどというのは、その癌患者さんは「癌が治ったァ!」とは決して言えない、というのがお分かりになりませんか・・・?
 それに、断糖肉食の食事療法で、腸内環境の改善、腸内細菌の正しい育成が成り立つとでも思いますか・・・?
 断糖肉食の食事療法で、代謝機能免疫機能の改善と向上がしっかりと得られると思いますか・・・?
 癌患者さんにおいても、腸内環境腸内細菌代謝機能免疫機能の改善と向上は絶対に忘れてはならないのですよ・・・。

 これらをバランスよく考慮し、かかる懸念材料は事前に排除して、より健全な方法を取るべきだと心得ます。