内海聡 医師の facebook より、糖質制限食に関する内容のご紹介です。

 癌細胞の唯一の餌は糖質(ブドウ糖)なので、糖質(ブドウ糖)を摂取すればするほど癌を育てて進行させ、糖質(ブドウ糖)の摂取を制限して抑制すれば癌を自然抑制できるのは言わずもがなですから、癌患者であれば必ず糖質制限食を実行すべきであると言えます。

 癌は食事の内容によって進行度が変化します。
 癌患者さんは必ず「癌を育てず、癌を追い込んでいくのに適した食事」をご自分で学び得て、この食事療法を基軸に置いて癌治療を行なっていきましょう! これをするのとしないのとでは、やがて天地の差が出てきます。

 ブドウ糖の摂取は基本的にはどのような病気も悪化させますので、持病のある患者さんは糖質制限食を実行されたほうが賢明です。ぜひ考えられてみてください m(__)m



 内海先生はこの記事の中で糖質制限食に関する鋭い問題点を指摘されています。
 また、内海先生の記事のあとに「Nさん」のコメントを掲載させて頂きましたが、「Nさん」が指摘する点も私は大事な視点だと思います。ぜひ、ご参考にされてください m(__)m

 内海先生はこの記事の中で、糖質制限食に関する「疑問点」として真っ先に「穀類のホールフードに対する是非」を挙げています。
 ホールフード(Whole Food)とは、直訳すると「まるごとの食物」であり、食養学で言う「一物全体食」のことです。ですから、「穀類のホールフード」とは「全粒穀物食」のことであり、米で言えば「玄米」に当たります。

 この点を指摘されているということは、内海先生はおそらく、このように思われているのではないかと思います。

   人類のほとんどが長年の間(この1万年間。特にこの5000年間)、炭水化物を主食にしてきた。
    炭水化物から得られる糖質(ブドウ糖)を主食にしてきた人類が、
    糖質(ブドウ糖)をまったく抜いてしまうというのは、本当に問題が起こらないのだろうか・・。
    生化学的には問題はないとされてはいるが、果たして、これは本当なのか・・。
    「穀類のホールフード全粒穀物食」は糖質(ブドウ糖)の摂取にはなるが、それ以外に利点がある。
    〔代謝に必要なビタミンミネラルの摂取や、生きた種子食による生命エネルギーの摂取など
    だから、「穀類のホールフード全粒穀物食」をまったく止めてしまうのではなく、
    障りのない範囲で「穀類のホールフード全粒穀物食」を取り入れるべきではないだろうか・・・。


 実は、これは私も考えていることです。

 日本人が長年、主食にして来た穀物食をいきなり断ってしまって本当に大丈夫なのか・・。
 大丈夫な人もいる反面、問題を起こす人も出てくるのではないか・・。
 これは例えば、私のように生菜食を中心とした食事で肉食をほとんどしなくても大丈夫な人間もいれば、まだ肉食が必要な人もいるのと同じで、穀物食を完全に抜いてしまって本当に誰も問題を起こさないのか、ということです。


 「Nさん」はコメントにて「(糖質制限食で食品添加物やその他の医療や薬のように、問題が起こるのは必ず後です」と仰られていますが、これは本当にその通りです。
 今では、医学博士や医師等が様々な糖質制限食を提唱していますが、この人たちは医学的生化学的な視点だけで判断している専門馬鹿的な要素もありますので、「Nさん」の言うように鵜呑みにはしないほうが良いです。

 特に、癌患者の糖質制限食に肉製品(獣肉食)や乳製品を推奨している先生がいますが、『肉製品乳製品は「癌の促進剤」となる』と指摘する癌研究報告があり、これに賛同する医学博士や医師、医療関係者等が世界的に多いのですから、癌患者における肉製品(獣肉食)や乳製品の食事はまず「懸念すべき対象」ではなかろうかと言わざるを得ないのです。
 これを「エビデンスはない」と一笑に付す先生もいるくらいで、こういった先生には盲点が多く、後日、必ず問題を引き起こすのではないかと、私は懸念しています。


 癌患者の食事において、糖質(ブドウ糖)を制限する価値は言わずもがなです。
 しかし、ただ単に「糖質(ブドウ糖)を抜いちまえば、それで良し!」とか、生化学的な視点だけで「炭水化物の主食を抜いたって、肉さえ食っていれば問題ないサ!(問題は起こらねぇ~サ!」とする考え方は、私には疑問が残るのです。

 だって、よく考えてみてください・・。

 つい数十年前まで肉製品(獣肉食)や乳製品を食べないで暮らす民間人ばかりだった日本人がですよ・・、穀物食をまったくせず、肉製品(獣肉食)や乳製品を毎日食べるような糖質制限食をいきなり始めても本当に問題はないのかを、よく考えたほうが良いと思います。

 欧米人は大昔から肉製品(獣肉食)や乳製品の食事を継続してきたので、消化酵素も腸内細菌も肉製品(獣肉食)や乳製品の食事に対応できます。欧米人は肉製品(獣肉食)や乳製品の食事から発生する「毒の無害化」にも長けているでしょう。

 しかし、日本人が常食してきた肉食は魚介食であり、鶏肉食さえも年に2回ほどなものであって、ましてや、日本人が肉製品(獣肉食)や乳製品の食事を誰もが常食し始めたのは、つい数十年前の話なのです。肉製品(獣肉食)や乳製品の食事から発生する「毒の無害化」にも、日本人が長けているとは思えません。
 新しく食べ始めた食物から発生する毒素を身体が無害化することができるようになるまでに数百年かかるそうなので、日本人の消化酵素や腸内細菌はまだ肉製品(獣肉食)や乳製品に対応できるまでには至っていない、と見なしたほうが賢明です。

 不思議なことに、日本人の糖質制限食に肉製品(獣肉食)や乳製品の食事を勧めている医学博士や医師の先生は、この視点がまったく欠如しているのです。私はこれもどうかと思いますよ・・。
 欧米人と日本人の消化酵素や腸内細菌をまったく同じに考えるのは、かなり問題があります。
 欧米人向けの糖質制限食であれば、食事の中に肉製品(獣肉食)や乳製品を入れても大丈夫でしょうが(癌患者の糖質制限食としては疑問ですが・・)、それを単にそのまま日本人に当てはめて「日本人向けの糖質制限食も、肉製品(獣肉食)や乳製品で大丈夫!」と安易に決めるのには問題があるのではないかと思います・・・。

 「人間は民族によって消化酵素も腸内細菌も種類が異なるゆえ、その民族が過去から食べてきた民族食(伝統食)を食べるべきである」という見解が世界的になってきているのですから、糖質制限食においてもその民族が過去から食べてきた民族食(伝統食)に合った食事内容にすべきではないのかと、私は思わざるを得ません。


 そもそも、『肉製品乳製品は「癌の促進剤」となる』と指摘する癌研究報告の存在と、これに賛同する医学博士や医師、医療関係者等が世界的に多くいることから、肉製品(獣肉食)や乳製品の食事を癌患者の糖質制限食に取り入れるのは、やはり用心すべきことだと思います。

 糖質制限食を実行されている癌患者のみなさんも、この点をよく考えられてみてください。
 「癌患者における獣肉食の危険性と欠陥点」に関しましては、次の記事などを参照されてみてください m(__)m

   獣肉を多く食べる糖質制限食は、本当に正しいのか?【私は獣肉食よりも魚介食を推奨します!:
    植物性タンパク質に不足しているアミノ酸は「エビオス」で補給できる!】

   糖質制限食は癌治療に有効しますが、肉食をすると「腸内細菌が発癌性物質を産出する」ので、
    糖質制限食の主食を肉食にしてはなりません!

   癌患者が獣肉食を甘く見るのは、ご自分の生命を軽く見るのと同意です
    【獣肉を食べた直後から様態が激変して亡くなられる癌患者さんの症例から、獣肉食の答えを探る・・・】

   癌を治すには、免疫機能を高める必要がある! 免疫機能を根本的に改善・向上するためには、
    腸内環境を浄化して正常化し、腸内細菌を正しく育成する必要がある!

   肉を高温で加熱調理するとタンパク質が熱変性を起こして「ヘテロサイクリックアミン」が生成され、
    遺伝子DNA鎖を切断して「癌化の原因」となる!




 内海先生が挙げられる糖質制限食の「疑問点」の中で特にピックアップすべきなのは、次の視点です。

   糖質制限食の何よりの問題は、
    「食は糖質だけでは決まらない」ということの検討が薄過ぎるという点にある。

 これは、まさにその通りです。
 世間にはまるで「糖質(ブドウ糖)さえ摂取しなければ、それで良い!」と思われている人が結構います。
 これ、本当ですか・・。マジでこのようなことを思っている人は、あまりにも食養観がなさ過ぎです・・。
 糖質(ブドウ糖)の摂取量だけを見たのでは、人間の食は成り立たないのですよ・・・。

 また、糖質制限とは『糖質(ブドウ糖)の摂取量を、その病気に支障が出ない、もしくは、その病気が改善する量まで少なく減らして制限する』ことを言います。
 それなのに、世間には「糖質(ブドウ糖)を少しでも摂取する食事は、それは糖質制限食ではない!」とか「糖質(ブドウ糖)を少しでも摂取したら、それは糖質制限食にはならない!」などと随分と勘違いをされている人たちがかなりいます・・。

 「糖質制限食」という字をよくご覧ください。糖質「制限」食ですよ・・。
 「糖質制限食」とは、糖質(ブドウ糖)の摂取量を「制限する」食事です。
 そして「制限」の意味をご確認ください。「制限」とは「ある枠の中に抑える」という意味です。
 つまり、糖質制限食とは、糖質(ブドウ糖)の摂取量を『ある範囲内に抑えた』食事のことを言います。

 もし「糖質(ブドウ糖)をほんの少しでも摂取したら、それは糖質制限ではない! 糖質制限食にはならない!」としたいのであれば、それは「糖質制限食」ではありません。これは「断糖食」とか「無糖食」と呼ぶべき食事療法の部類に入ります。この基本的なところの認識がよく分かっておらず、かなり無茶苦茶になっている人もいますので、もう一度、よくご確認されてみてください。

 ご自分の言っている食事療法とは、「糖質制限食」なのか・・、それとも「断糖食」や「無糖食」のことなのか・・、この基本的なところを、もう一度しっかりと再確認されてみてください。
 もう一度、言いますが、 糖質(ブドウ糖)を少しも摂取してはならない食事療法のことを言うのであれば、それは確実に「糖質制限食」ではありません。これは「断糖食」とか「無糖食」と呼ぶべき食事療法です。ここの基本的な区分をしっかりと付けないとゴチャゴチャになってしまいますので、より正確に認識していきましょう!


 癌における糖質制限食の意義は『癌に取り込まれて、癌を育ててしまうことになる糖質(ブドウ糖)を摂取しないように、糖質(ブドウ糖)の摂取量に制限をかけた食事』もしくは『癌を育てない範囲内で糖質(ブドウ糖)を摂取するために、糖質(ブドウ糖)の摂取量に制限を設けた食事』です。
 要は、癌に取り込まれない範囲、癌を育てない範囲の糖質(ブドウ糖)ならば、摂取しても構わないのです。

 これは「血糖値の上昇率」、いわゆる「GI値(グリセミック指数)」を見る必要があります。
 GI値が高い食品は、ブドウ糖が一気に血流に流入するため、血液がブドウ糖で溢れ返ることとなり、ブドウ糖が癌細胞にまで届いてしまうのです。
 しかし、GI値が低い食品は、ブドウ糖がゆっくりと血流に流入するため、ブドウ糖は癌細胞にまでは届かないのです。

 私は個人的に「穀物食」を、人間の食として、人類が与えられた最高の食として、非常に重視しています。
 「生玄米粉食」のGI値は非常に低いので、癌細胞を育てる支障の出ない範囲で「生玄米粉食」のような優れた「穀物食」をすべきではないかと思います。

 ここにつきましては「専門家が警告! 大ブームの「食事は炭水化物抜き」が一番危ない! 糖質制限ダイエットで「寝たきり」が続出中!【炭水化物の主食を抜き、安易に獣肉食に走って良いの?】」記事の「冒頭の黄囲み部分」の中でお話しさせて頂いていますので、ぜひ参照されてみてください m(__)m


 糖質制限食は「人間の身体にブドウ糖は必要ない!」とか「糖質(ブドウ糖)さえ摂らなければ、それで良い!」とか「炭水化物の主食を抜いたって、肉さえ食っていれば問題はない!」などと誤解されている「問題のある面」もありますが、正しくやれば癌治療に非常に有効します。

 内海先生のこの記事に触れることで、もう一度、糖質制限食の在り方について考えられてみてください。
 また「糖質制限ダイエットの危険と落とし穴」のような記事もあります。ぜひ参照されてみてください。
 
よろしくお願いします m(__)m

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 糖質制限食の是非
 【「内海聡 facebook」(内海聡医師)より 】
 (2013年11月7日


 糖質制限食というと、主食である米やパンや麺などをできるだけ排除して、
 肉や魚や野菜やキノコなどをたくさん食べるというやり方になります。
 多くの学者が提唱していますし、科学的に言うと一定の論拠があってやっています。

 現在、うちの女性スタッフも糖質制限に取り組んでいるそうですが、
 体調が良くなり、眠くなるのも減ったそうでございます。

 糖質制限食にもちょっとした違いはあるでしょうが、基本的にお酒はOKで、
 焼酎ウイスキーブランデーなどの蒸留酒、辛口ワインなども飲んで可とされています。
 ある意味、主食さえ抜けば自由に食べていいわけですから、楽と言えば楽ですし、
 カロリー計算などする必要もありません。


 糖質制限食の基本目安は人にもよりますが、
 「1回の食事の糖質量を20g以下にしろ」と言う人もいれば、
 「一日の糖質量を30gにまで抑えろ」と言う人もいます。

 例えば、糖質制限食は「GI値(グリセミック指数)」の高いカボチャやニンジンや根菜類などもNGになります。
 海藻も昆布はNGだそうです。
 牛乳は低糖質なので一応OKとなるそうです。
 果物はほとんどすべてNGとなるでしょう。

 また、糖質制限食は一日の食回数にこだわりません。
 3回食をベースにしているものが基本で、2回食の場合もあるかもしれません。


 ここからが私の個人的意見ですが、私は部分的にはこの糖質制限食には賛成しています。
 その利点は糖質制限食が掲げた通りであり、それ以上も、それ以下もありません。

 しかし、部分的には糖質制限食で「疑問」もしくは「おかしい」と思うところがままあります。
 全部は出せませんが、

   穀類のホールフード(全粒穀物食)に対する是非
   次に、肉や魚の毒性に関する是非 〔ここは「肉を高温で加熱調理すると ~」記事を参照してみてください
   さらに、農薬などの野菜に関する是非
   放射能を含む食物が、実はGI値の低いものに多いこと
   牛乳を制限していないこと
   果物のGI値の低さについて、どこまで追求するか
   食回数についての検討が少ないこと
   そして何よりの問題は「食は糖質だけでは決まらない」ということの検討が薄過ぎるという点にあります。


 我が家は直接「糖的なもの」は一切使用しませんが、玄米は食べますし、ラーメンも時に食べます。
 白米を食べる老人が90歳まで生きることはざらではなく(まぁ、本来、人間はもっと長生きですが・・・)、
 肉食や魚食の人も、ベジタリアンもより早死にしているケースはたくさんあります。

 病気になっている人の場合、糖質制限には大きな意味がありますが、
 病気にならないでGI値が高いものを食べている人の場合、
 違う要素がいくつも入っていることを考慮せねばならないのです。

 食に関してはまた私は本を出そうと思っているのでそれを読んでもらえばと思いますが、
 自分に合った食事法を検討して頂くことが一番大切ですね♪


【コメント欄】

  Nさん

  糖質制限を実行しなければ皆さんにお伝えできないと思い、
  ある先生の本を読み、その通りに実行したら、4キロも太り、体調が悪くなり、
  しまいにイライラで、さらにストレスで具合が悪くなりました!
  糖質制限の内容や度合い、自分の体質や体調を知ることが大切であるということです!
  皆さん、流行りだけに捉われ、人間しか気付いていないことに捉われ過ぎているのが現状です!
  そして、自然から遠ざかり過ぎているのも問題です!
  基本は、地球すべての自然と向き合い、
  自分たちが何なんのために生きているのかを考えることが重要です!
  自然の原理に基づいて自分の身体と向き合う。
  シンプルで簡単なこと!
  医学博士の偉い先生より、汚染されていないピュアな子供のほうがよほど分かることでしょう!
  そして、脳に栄養を通常の状態でシャットアウトしてしまうのは、
  緊急の場合の身体のメカニズムを作るということ!
  それはあくまでも緊急ということを、今一度、考えてほしいと思います!
  食品添加物やその他の医療や薬のように、問題が起こるのは必ず後です!!
  けれども、多くの現代人は、糖質の「摂取量」と「質」を考える必要があることは間違いありません!



   内海先生は今の時点で、次の3冊の「食に関する本」を著されています。
    ご参考にされてください m(__)m



           医者いらずの食

           1日3食をやめなさい!

           不自然な食べ物はいらない



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内海聡 医師