この記事は、徳島大学大学院 臨床栄養学 教授「武田英二」医学博士が質問形式でお答えされているものです。
 「ビタミンB1」の欠乏によって、様々な症状が起こることをお話しされています。

takeda
武田英二 医学博士


 武田英二博士は「ビタミンB1が欠乏すると『乳酸アシドーシス』を起こす原因となる」とお話しされています。

 『乳酸アシドーシス』とは「乳酸が蓄積して血液の酸性度が高くなり過ぎた状態」を言います。
 「ビタミンB1」が欠乏すると、ミトコンドリアの代謝経路が止まることになります。すると「乳酸」が蓄積してしまい、『乳酸アシドーシス』が生じることになります(この記事で説明されています)。『乳酸アシドーシス』は「ビタミンB1」の欠乏からも生じているのです。

 「ビタミンB1」は、ミトコンドリアの代謝経路を健全に遂行させる上で重要な役割を担っています。
 『乳酸アシドーシス』を改善するには、「ビタミンB1」を充分に摂取して、ミトコンドリアの代謝経路を健全に遂行させる必要があるのです。ミトコンドリアの代謝経路が健全に遂行されるようになれば「乳酸」の蓄積が止まるので、『乳酸アシドーシス』が改善されます。
乳酸アシドーシス』は「酸素」が欠乏することによっても生じます。ここにつきましては、私がこの記事の中で【補足説明】をしています

 『乳酸アシドーシス』とは「乳酸」が蓄積して血液が「アシドーシス酸性度が高くなり過ぎた状態)」になっている状態ですが、この『乳酸アシドーシス』は、癌にも深く関与しています。
 癌は『乳酸アシドーシス』による「酸毒」を成長因子にして成長していきます。
 よって、癌を改善するためには、この『乳酸アシドーシス』を改善する必要があるのです。
 『乳酸アシドーシス』を改善するには、上述のように「ビタミンB1」が必要となります。
 ここからも、癌治療には『食事療法栄養療法食事改善)』がどうしても必要となるのが分かりますね。

 この『乳酸アシドーシス』を改善するには、当然ながら『食事療法栄養療法食事改善)』が基本ではありますが、「重曹」を水で溶かした『重曹水』を飲用することでさらに効果するでしょう。
 『重曹水』には『炭酸水素イオン』が大量に含まれています。
 この『重曹水』を飲用して体内の『炭酸水素イオン』量を増加させると、『乳酸アシドーシス』が改善されます。
 これが、癌治療にも有効するわけです。カナダの自然療法にある『メープル重曹療法』がそれです。

 ここは、記事のご紹介のあとの【補足】にて、『メープル重曹療法』を中心に詳しくお話しさせて頂いています。
 ぜひ、ご参考にされてみてください。よろしくお願いします m(__)m

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 糖質代謝とビタミンB1欠乏症
 【「静脈栄養管理時のビタミンB1欠乏」
より 】


インスリンとビタミンB1によってエネルギーができる

【質問】
 ビタミンB1の働きである糖質代謝についてご説明ください。

【武田】
 糖質の解糖系で代表的なものがグルコース(ブドウ糖)の代謝です。
 私たちの体に入ってきた糖質は多くの場合、グルコース(ブドウ糖)となり吸収されて、
 解糖系を通して、細胞の「ミトコンドリア」の中でエネルギー(ATPアデノシン三リン酸)になります。

 (ここは、「「解糖系」と「ミトコンドリア」におけるエネルギー産生の違い」記事を参照されてくださいブログ管理人

 この解糖系を動かすホルモンが唯一インスリンです。
 したがって、インスリンが分泌されなければ、エネルギーができなくなり、血糖値が高くなってしまいます。

 もう一つ、解糖系がきっちり作用するために、ビタミンB1が必要です。
 トランスケトラーゼ、ピリビン酸デヒドロゲナーゼ、α-ケトグルタール酸デヒドロゲナーゼといった酵素が、
 代謝を触媒します。
 酵素はタンパク質の一種で、ピルビン酸デヒドロゲナーゼという酵素は、図1で示す通り、
 「ピルビン酸」から「アセチルCoA」という物質に変える働きを持っていますが、
 その活性を発現させるためには、チアミンピロリン酸という補酵素が必要です。
 チアミンピロリン酸は、ビタミンB1が変換した活性型です。

 (図1」は画像ではないため、残念ながら画像の注入ができませんので「図1」は割愛させて頂きます。
  「図1」がどうしても気になる方は、上のリンクから直接、元記事をご確認されてください
ブログ管理人


ビタミンB1が欠乏すると、脚気、ウェルニッケ脳症になる

【質問】
 ビタミンB1が足りなくなると、どんな状態になりますか?

【武田】
 糖質代謝(ブドウ糖の代謝)でできたエネルギーは、神経はじめ臓器の機能を正常に保つ作用があります。
 ビタミンB1が欠乏すれば、中枢神経・末梢神経障害、さらには心不全をきたします。
 しびれ感、全身倦怠、四肢の知覚異常、腱反射消失、知覚麻痺、浮腫、血圧低下、心臓肥大といった症状を、
 総称して「脚気」と言います。

 一般の人は、「脚気」は戦前に流行した過去の疾患と思われるかもしれませんが、
 平成の時代でも偏食する人や食事が十分にできない人にしばしば見られます。

 また、ビタミンB1不足でエネルギーができないと、脳の神経に異常をきたすウェルニッケ脳症があります。



【質問】
 ウェルニッケ脳症では、どのような症状が見られますか?

【武田】
 せん妄など意識障害、失調性歩行などの運動失調、ものが二重に見えるなどの眼球運動障害が、
 ウェルニッケ脳症の主な症状です。
 脳疾患は回復が難しく、慢性化すると作話、記銘力障害、逆行性健忘、
 失見当識といった精神症状を示すコルサコフ症候群に進みます。


乳酸アシドーシスも、ビタミンB1欠乏によって生じる

【質問】
 ビタミンB1がないと、代謝経路が止まるわけですね。

【武田】
 そうです。
 ビタミンB1から変換したチアミンピロリン酸という補酵素がないため、
 ピリビン酸デヒドロゲナーゼという酵素が動かず、
 「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変える触媒の役割を果たせません。

ピルビン酸」は、解糖系で「ブドウ糖」が分解されることで生成されます。
 この「ピルビン酸」は、ミトコンドリアのマトリックスで「アセチルCoA」に変換されます。
 「ピルビン酸」は、「酸素がない状態」ですと「乳酸」になりますが、「酸素がある状態」であればミトコンドリアに入り、ミトコンドリアのマトリックスで「アセチルCoA」になります。この「アセチルCoA」がミトコンドリアの「TCA回路クエン酸回路)」に組み込まれ、酸化されることによって酸素を消費する反応を含んだ化学反応を経て)ATP(生体エネルギー)が生成されます。
 解糖系では「酸素」がなくても ATP を生成できるのですが、ミトコンドリアで「アセチルCoA」から ATP を生成するには、「TCA回路」で「アセチルCoA」が「酸化される酸素を消費する反応を含んだ化学反応)」必要があるので、ミトコンドリアでの ATP の生成には必ず「酸素」が必要となるのです。
 つまり、解糖系で「ブドウ糖」が分解されて「ピルビン酸」が生成されたあとは、
  酸素がない状態・・・ピルビン酸」が「乳酸」となる!
  酸素がある状態・・・ピルビン酸」がミトコンドリアに入り「アセチルCoA」となって「TCA回路」で ATP が生成!
 というように、「ピルビン酸」は「酸素」の有る無しで、「乳酸」になるか、「アセチルCoA」になるかが決定されます。
 もう一度言いますと、
  酸素がない状態〕ではピルビン酸乳酸」が生成!
  酸素がある状態〕ではピルビン酸 ミトコンドリアでアセチルCoA」が生成 TCA回路」で ATP が生成!
 という流れがあります。
 「酸素がある状態」であれば、「ピルビン酸」はミトコンドリアに入り、「アセチルCoA」になることができます。
 しかし「酸素がない状態」ですと、「ピルビン酸」は「アセチルCoA」になることができず、「乳酸」にしかなれません。
 ですから、細胞に「酸素」が充分に行き届いていないと、細胞内に「乳酸」が蓄積してしまうことになるのです。
 これが『乳酸アシドーシス乳酸が蓄積して血液の酸性度が高くなり過ぎた状態』を引き起こす原因となります。
 武田英二博士がこの記事でお話しされていますように、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」になるのには「ビタミンB1」が重要な役割を果たしますが、しかし「ビタミンB1」だけがあっても、「酸素」がなければ「ピルビン酸」は「アセチルCoA」になることができないのです。ゆえに、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」に変換されるには、「ビタミンB1」だけでなく、「ビタミンB1」と「酸素」、この両方が必要であるという認識を持たれてください。
 ですから、健全な食事をすることにより「ビタミンB1」を充分に摂取すると共に、健全な呼吸をすることで「酸素」を充分に吸収することが、ミトコンドリアにおける ATP の生成にはとても重要なのです。
 「ピルビン酸」が「アセチルCoA」になるには、「ビタミンB1」と「酸素」が重要な役割を演ずるということですね!
 細胞内に「乳酸」を溜めて『乳酸アシドーシス』を引き起こさせないためにも、「ビタミンB1」の摂取と「酸素」の吸収を充分に確保し、ミトコンドリアの ATP の生成を支援してあげましょう!
 「「解糖系」と「ミトコンドリア」におけるエネルギー産生の違い」記事を参照されてみてください
ブログ管理人

 そうなると、「ピルビン酸」と「乳酸」が溜まり、血液が酸性に傾いていきます。
 人間の体は、pH7.4に厳密に調整されています。
 それが「乳酸」の蓄積によって、血液中の『重炭酸ナトリウム』が失われ、血液の酸性度が高まります。
 血中の pH が7.35未満になった状態が「乳酸アシドーシス」です。
 吐き気、嘔吐、疲労感、呼吸障害、血圧低下、さらにはショック、昏睡、死に至ることもあります。
 したがって、ビタミンB1が欠乏すると、脳の意識が失われたり、命にもかかわるほど怖い状態に陥ると言えます。

乳酸アシドーシス』とは、「乳酸」が蓄積して血液が「アシドーシス酸性度が高くなり過ぎた状態)」になっている状態ですが、この『乳酸アシドーシス』は、癌にも深く関与しています。癌細胞は『乳酸アシドーシス』による「酸毒」を成長因子にして成長していきますから、癌を改善するには、この『乳酸アシドーシス』を改善する必要があるのですブログ管理人


乳酸アシドーシス、ウェルニッケ脳症ともに、ビタミンB1の大量投与が唯一の治療

【質問】
 重篤な「乳酸アシドーシス」が起きた場合には、どのような処置をすれば良いでしょうか?

【武田】
 ビタミンB1欠乏と思われる「アシドーシス」が発現した時は、
 直ちに、ビタミンB1を100~400mg 急速静脈内投与する必要があります。
 その他の「アシドーシス」では、『重炭酸ナトリウム』を入れて「酸性に傾いた血液を戻す」ようにするのですが、
 ビタミンB1欠乏による「アシドーシス」では、ビタミンB1の大量投与以外は反応しません。

 (重炭酸ナトリウム』は、別名「炭酸水素ナトリウム」と言いますが、これは『重曹』のことです。
  下記の【補足】にて、カナダの『メープル重曹療法』についてお話ししています
ブログ管理人


【質問】
 ウェルニッケ脳症が発症した場合も、ビタミンB1の大量投与が治療法ですか?

【武田】
 そうです。
 ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1の大量投与以外の治療法はありません。
 診断と同時に治療を開始すべきで、速やかに治療すれば、1日100~500mg のビタミンB1静注によって、
 ウェルニッケ脳症の急性期の症状である意識障害や眼球運動障害は1週間以内に消失することが多く、
 回復すれば1日100mg 程度の内服に切り替えることができます。
 ビタミンB1の投与が遅れると、予後が悪く回復が難しくなり、死亡する例も少なくありません。




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 補足

カナダの『メープル重曹療法』について

 カナダの自然療法(民間療法)の中に、「メープルシロップ」と「重曹」を使用した『メープル重曹療法』があります。
 この『メープル重曹療法』は、癌治療に有効することで知られています。

 『メープル重曹療法』は、「メープルシロップ」と「重曹」を3対1の割合で混ぜ合わせて煮詰めたもの(メープル重曹液)を摂取する方法で、「メープルシロップ」には「ブドウ糖」が含まれていますので、癌細胞が「ブドウ糖」と一緒に『メープル重曹液』の強アルカリを取り込むことによって、癌細胞だけが死滅する、という自然療法です。
 「重曹」は医薬品にもなるため、正常細胞には一切無害ですが、癌細胞は『メープル重曹液』の強アルカリを取り込むと死滅してしまうそうです。

 「癌細胞と pH の関係」につきましては、『pH が7.4をわずかに超える環境では癌細胞は休眠状態となり、pH8.5以上の環境では癌細胞は死ぬ』という見解があります(血液の pH は7.4〔pH7.35~7.45〕で厳密に調整されています)。
 『メープル重曹療法』の実地と重ね見れば、「癌細胞は強アルカリにさらされると死滅してしまう」と言えるのでしょう。

 「重曹」は弱アルカリ性です(pH8.1~8.5)。
 「重曹」を水で溶かしたものを『重曹水』と言います(または『重曹液』と言います)。
 「重曹」を水で溶かした水溶液(重曹水重曹液)はごく弱いアルカリ性を示しますので(pH8.22%20℃時)、『重曹水』は弱アルカリ性です。

 しかし、加熱によって、「重曹」の粉末は270℃以上で、「重曹」の水溶液(重曹水重曹液)は65℃以上で、「」と「二酸化炭素」と「炭酸ナトリウム」に分解され、「炭酸ナトリウム」により強アルカリ性を示します(熱分解)。
 このため、加熱した「重曹」の水溶液(重曹水重曹液)は強アルカリ性になります。

 「重曹」を水で溶かした『重曹水』は弱アルカリ性ですが、『メープル重曹液』のように『重曹水』を加熱して煮詰めますと強アルカリ性になります。

 つまり、

  重曹」を水で溶かした『重曹水』は、弱アルカリ性!
  重曹水』を加熱したものは、強アルカリ性!
   〔メープル重曹液』は加熱して煮詰めていますので、強アルカリ性です 

 ということですね。

 癌細胞は、酸性環境(pH5~6)でなければ生きることができません。
 そのため、癌細胞が『メープル重曹液』の強アルカリにさらされると死滅してしまうそうです。

 ただ、この『メープル重曹療法』は、「アミグダリンビタミンB17)」を使用した『IPT療法』と同様の原理なので、基本的に「断糖しながら」行なうものだと思います。断糖をするか、糖質制限をして、「癌細胞をブドウ糖に飢えさせて」から(上記の)『メープル重曹液』を摂取すると、「ブドウ糖」に飢えている癌細胞が、「ブドウ糖」と一緒に『メープル重曹液』の強アルカリを取り込んでしまうので、癌細胞が強アルカリにさらされて(癌細胞は酸性環境(pH5~6)でなければ生きることができませんから)癌細胞だけを選択的に死滅させることができる、ということだと思います。
IPT療法』につきましては、「天然の抗がん剤である「アミグダリン」を点滴し、効果的に癌細胞に投与するIPT療法について【「医療法人 再生未来クリニック」で提供されている「アミグダリン」治療 】」記事を参照してください



断糖糖質制限をして、癌細胞をブドウ糖に飢えさせてから、
  ブドウ糖に飢えている癌細胞に『毒入りの糖餌』を取り込ませて死滅させる


 『メープル重曹療法』は、加熱して煮詰めた『メープル重曹液』の「強アルカリ」を『癌細胞を殺す毒』として使用します。
 『IPT療法』は、「アミグダリンビタミンB17)」を『癌細胞を殺す毒』として使用します。
 この2つの療法は、『癌細胞を殺す毒』となる「強アルカリ」や「アミグダリンビタミンB17)」を、癌細胞の唯一の餌である「ブドウ糖」と混ぜて摂取することにより、癌細胞が「ブドウ糖」と一緒に「強アルカリ」や「アミグダリンビタミンB17)」という『癌細胞を殺す毒』を取り込んでしまうことを利用して、癌細胞だけを死滅させることができる、という原理を利用しています。いわゆる、癌細胞に『毒入りの糖餌』を喰らわせて、癌細胞だけを「毒殺」してしまうわけです。しかも、正常細胞には一切無害ですから、本当に安全な抗がん療法になります。

 これをまとめますと、

  メープル重曹療法
     強アルカリ癌細胞を殺す毒ブドウ糖癌細胞の糖餌」= 癌細胞を殺す『毒入りの糖餌

  IPT療法
     アミグダリン癌細胞を殺す毒〕」+「ブドウ糖癌細胞の糖餌」= 癌細胞を殺す『毒入りの糖餌


 ということになります。

 『メープル重曹療法』と『IPT療法』をこうして重ねて見てみますと、この2つの療法は、同じ原理を活かした抗がん療法であることがよく分かりますね。この2つの療法は、正常細胞には一切無害なので、安全に癌細胞だけを「叩く殺す)」ことができる抗がん療法です。

 ですから、現代食を継続している癌患者さんであっても、『メープル重曹療法』や『IPT療法』を実行すれば、その時にはこの原理通りに効果すると思います。つまり、この2つの療法を実行すれば、実行したその時には、癌細胞が「強アルカリ」や「アミグダリンビタミンB17)」が混入された『毒入りの糖餌』を取り込むでしょうから、その場では有効するでしょう。

 でも、毎日の食事で、癌を育てて進行させてしまう糖質(ブドウ糖肉製品乳製品を無制限に摂取しているような癌患者さんが『メープル重曹療法』や『IPT療法』を行っても、果たして、その効果をどこまで発揮し得るのかは疑問です・・。
 『メープル重曹療法』や『IPT療法』を行った時には、癌細胞に『毒入りの糖餌』を喰らわせて「毒殺」することができたとしても、これと同時進行で、毎日の食事(現代食)でたんたんと「癌を育て続けている癌を飼育し続けている)」わけですから、これでは「制癌」と「癌の飼育」の両方を同時に行なっていることになります・・。
 果たして、これで一体、どれほどの効果が見込めるというのか・・、私には疑問が残るのです・・・。

 やはり、『メープル重曹療法』や『IPT療法』の効果を健全に発揮させ、その効力を最大限まで引き出すには、『食事療法栄養療法食事改善)』を母体(基本基軸土台)に置いて実行しながら、断糖糖質制限を併用して行なうのが賢明だと思います。それが一番、この療法の効果を健全に最大限に発揮することができるでしょう。
 どうせ実行するならば、効果を最大限に引き出さなければもったいないですから、『メープル重曹療法』や『IPT療法』の実行に関しましては、『食事療法栄養療法食事改善)』断糖糖質制限』と併用して行って頂きたいと思います。

 結局、この2つの療法は、癌を育てて進行させてしまう現代食を毎日たらふく食べて、糖質(ブドウ糖)を無制限にたっぷりと摂取しながら、なおかつ、この『メープル重曹液』も摂取してぇ~、ということではないという点にご注意されてください。そんなことをしたら、この療法の効果を健全に最大限に発揮することは難しいでしょう(それなりの効果で終わるでしょう)。残念ながら、『メープル重曹療法』も『IPT療法』も、そんな虫のいい療法ではないと思います・・・。

 もし、断糖糖質制限を併用しない場合には(上述のような「癌を育てて進行させてしまう現代食」をしながら実行する場合には)、「メープルシロップ」を使用すると「ブドウ糖」の過剰摂取となってしまう恐れがあるかもしれませんので、この場合は「メープルシロップ」の使用を止め、以下でお話ししています、「重曹」を水で溶かした『重曹水』を飲用されたほうが良いのではないかと思います。
 世間の癌患者さんでは、玄米菜食という食事療法を実行していても、その玄米菜食が火食であったために「ブドウ糖」の摂取をすることで癌がかえって悪化し、癌における「ブドウ糖の問題」をまったく考慮していない食事療法で失敗して亡くなられている癌患者さんが非常に多いので、「ブドウ糖」の摂取に関しましては、私は個人的に、どうしてもシビアに考えざるを得ない思いがあります(玄米菜食の生食ならば、「ブドウ糖」の摂取を安全に抑制できます)。

 ゆえに、『メープル重曹療法』と『IPT療法』は、必ず『食事療法栄養療法食事改善)』断糖糖質制限』と併用して行って頂きたいというのが、私の率直なる意見です。予測し得る懸念材料に対しては事前に対応してこれを取り除き、その療法の効果を健全に最大限に発揮させることができる選択をしていきましょう!
ブドウ糖は「癌の最大の餌」となり、癌をよく育てますので、ブドウ糖の摂取はできる限り抑制していきましょう!
 ここは、「ブドウ糖は「癌の最大のエサ」(ブドウ糖は癌を増大・進行させる)」カテゴリを参照してください。
 玄米菜食の火食(加熱調理食)は、ブドウ糖の摂取となります。ところが、玄米菜食の生食(生玄米粉食生菜食)ならば、ブドウ糖の摂取を極めて抑制でき、ブドウ糖の代替エネルギー源となる『短鎖脂肪酸』を大量に摂取できます。
 甲田療法の『玄米菜食の生食(生玄米粉食生菜食)』を活かせば、安全に「断糖」することができます。
 ここは、「生玄米粉食(生玄米食)」カテゴリ、「生菜食療法(ローフード)」カテゴリ、及び「短鎖脂肪酸食」カテゴリを参照されてみてください




重曹水』に含まれる『炭酸水素イオン』を摂取することにより、
  癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』を改善する手助けをする


 武田英二博士がお話しされていましたように、血液の pH は7.4(pH7.35~7.45)で厳密に調整されています。
 血液の pH は、主に『炭酸水素イオンHCO3アルカリ性)』と『炭酸H2CO3酸性)』の比によって決まります。
 体内の『炭酸水素イオン』が減少したり、『炭酸』が増加すると、血液は酸性に傾くことになります。

 『重曹水』には『炭酸水素イオン』が大量に含まれています。この『重曹水』を飲用することで『炭酸水素イオン』を大量に摂取して、体内の『炭酸水素イオン』を増加させれば、血液の pH が正常値の7.4(pH7.35~7.45)へと戻り、酸性に傾いた血液の pH を改善することができます。
 医薬品の「重曹」の「重曹「ヒシヤマ」- 添付文書」の【効能または効果】のところに『アシドーシスの改善』と明記されていますが、これは、『重曹水』の飲用によって「アシドーシス血液の酸性度が高くなり過ぎた状態)」が改善される、という医療的事実を打ち明けているものです。

 癌細胞はミトコンドリアが機能せず、解糖系だけでエネルギー(ATP)を産生している細胞です。
 癌細胞の唯一のエネルギー源は「ブドウ糖」のみであり、解糖系におけるエネルギーの産生効率が非常に悪いため、癌細胞は正常細胞の16倍以上もの「ブドウ糖」を消費しています。
 (上述しましたように)酸素がある状態で、ミトコンドリアが機能していれば、解糖系で「ブドウ糖」が分解されて生成した「ピルビン酸」は、ミトコンドリアで「アセチルCoA」に変換されてエネルギー(ATP)産生に消費されます。
 しかし、癌細胞ではミトコンドリアが機能していませんから、「ピルビン酸」は「アセチルCoA」になることができず、ことごとく「乳酸」になってしまうのです。ですから、癌細胞でのエネルギー代謝の最終産物は「乳酸」のみとなります。
ここは、「「解糖系」と「ミトコンドリア」におけるエネルギー産生の違い」記事を参照されてくださいブログ管理人
 しかも、癌細胞は正常細胞の16倍以上もの大量の「ブドウ糖」を消費しているのですから、癌細胞における「乳酸」の蓄積量は尋常ではないはずです・・・。

 以上の理由により、癌細胞では「乳酸」の蓄積による『乳酸アシドーシス乳酸が蓄積した結果、血液が著しく酸性に傾いた状態参照記事』が生じており、「酸性に傾いた」状態になっています。癌細胞で生成された「乳酸」と、「乳酸」の蓄積により生じている「アシドーシス酸性度が高くなり過ぎた状態)」という「酸毒」、この2つを成長因子にして、癌細胞は成長していきます。つまり、癌細胞は、「乳酸」+「アシドーシス」=『乳酸アシドーシス』による「酸毒」を成長因子にして成長していくのです。この癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』を改善すれば、癌細胞の成長因子を削ぐことができますので、癌細胞の成長を弱めることができるのは言わずもがなです。よって、癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』を改善することが、癌治療の上で非常に重要な要素となります。

 上述しました通り、癌細胞で『乳酸アシドーシス』が生じているのは、癌細胞に「乳酸」が蓄積しているためであり、癌細胞で「乳酸」が蓄積しているのは、ミトコンドリアの代謝が正常に機能していないからです。ミトコンドリアの代謝不良を正常化しなければ癌細胞で生じている「乳酸」の蓄積は止まりませんから、『重曹水』を飲用して『炭酸水素イオン』を摂取しても、癌細胞で生じている「乳酸」の蓄積自体を止めることはできません。しかし『重曹水』のアルカリが血流を通して癌細胞に注ぎ込まれれば、癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』を中和して軽減することができるでしょう。
 癌細胞は「乳酸」の蓄積によって生じている「アシドーシス酸性度が高くなり過ぎた状態)」という「酸毒」を成長因子にして成長しているわけですから、癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』の「酸毒」を『重曹水』のアルカリで中和して軽減すれば、それだけ癌の成長因子を削ぐことができますから、その分、癌の成長力を挫くことができるはずです。

 このように、『重曹水』を飲用して『炭酸水素イオン』を摂取すれば、癌細胞の成長因子である『乳酸アシドーシス』を改善する手助けをすることができますので、癌の改善に貢献してくれます。
 当然、『乳酸アシドーシス』を改善するには「ミトコンドリアの代謝不良を改善すること」が根本的に必要ですから、以上を武田英二博士のお話と併せて言いますと、食事で「ビタミンB1」などの「ミトコンドリアの代謝を改善する栄養」を摂取してミトコンドリアの代謝不良を改善していくと共に、『重曹水』を飲用して『炭酸水素イオン』を摂取することで癌細胞の『乳酸アシドーシス』を軽減すれば、癌細胞で生じている『乳酸アシドーシス』を改善する手助けをすることができ、癌の改善に貢献することができる、と言うことができるでしょう。
 ゆえに、癌細胞の成長因子である『乳酸アシドーシス』を改善するには、『食事療法栄養療法食事改善)』+『重曹水』のセットが有効するのです。
ビタミンB1」は、玄米、ホウレンソウ、小松菜、サニーレタス、ブロッコリーなどに普通に含まれています。ですから、玄米菜食にしている方ならば、別に何も気にする必要はありません。現代の日本人の食事(現代食)があまりにも酷すぎる食事内容なので、「ビタミンB1」にすら不足して、種々の問題が発生してしまうだけです。玄米菜食の食養をされている方ならば「ビタミンB1」くらい普通に摂取できていますから、まず心配ありません♪


 ただ、しかし、『重曹水』を飲用する上で必ず気をつけなければならないことは、「重曹」は胃酸(pH1.0~1.5)を中和する医薬(胃酸の中和剤制酸剤)にもなっているくらいですから、食前と食後に『重曹水』を飲用しますと胃酸が中和されて消化不良を起こします。
 ですから、『重曹水』の飲用は、食前と食後は必ず避けること、つまり、『重曹水』は必ず「空腹時」に飲用することです。ここは、絶対に絶対に絶対~に守ってください。『重曹水』は必ず「空腹時」に飲用しましょう!

 『重曹水』を飲み、胃酸を中和してから(胃酸の消化力を失くしてから)食事を食べたら、絶対に消化不良を起こします。
 または、食後すぐに『重曹水』を飲んでも、胃酸が中和されて(胃酸の消化力が失われて)、同様に消化不良を起こします。
 こんなことされたりでもしたら、食物を消化できません・・・(涙)
 『重曹水』は必ず、絶対に「空腹時」に飲用されてくださいね!



私が使用している 100% 天然の『重曹

 我が家では、自然食品から「木曽路物産株式会社」の『内モンゴル天然トロナ鉱石から作る重曹』を使用しています。
 これは 100% 天然の「重曹」ですから、『重曹水』を作って飲用するのに一番安全です。


      

木曽路物産『内モンゴル天然トロナ鉱石から作る重曹』 ( 600g真中 1000g 2000g



 私はこの『内モンゴルの天然トロナ鉱石から作る重曹』で作った『重曹水』を一日1~2回ほど「空腹時」に飲んでいます。
 『重曹水』の作り方はいろいろとあるようですが、私は450ml ほど入る大きめのガラスコップに「重曹」を小匙すり切れ1~2杯入れてから、天然水で溶かして作っています。あとは、そのまま飲むだけです。

 『重曹水』は弱アルカリ性(pH8.1~8.5)ですから、口中を弱アルカリ性に保つのにも有効です。
 「口中が酸性にならなければ、虫歯にならない」というくらいですから、私は『重曹水』を飲むついでに、軽くクチュクチュしたりしています。『重曹水』は『炭酸水素イオン』も摂取できて、歯にも良くて、とりあえず、一石二鳥です♪
重曹水』で「口をすすぐ」と歯を白くしてくれるそうです。ここは「歯の美白からガン治療まで、重曹の隠された凄い力」記事を参照されてみてください

 私は癌患者ではないですし、単なる市井の若僧ですが、「生菜食」と同様に、こうした「天然自然の手段」が大好きなので、私は癌とか関係なく『重曹水』で一杯やっています♪


 私は、『重曹水』は癌治療においても有効する手段だと思います。
 しかし、『乳酸アシドーシス』を改善するには「重曹」だけではダメですよ!

 『重曹水』から得る『炭酸水素イオン』も『乳酸アシドーシス』を改善するに有効しますけれども、その他にも、この記事の中で武田英二博士が言われていますように「ビタミンB1」が必要ですし、「体内の「酸素不足」「酸素欠乏」は、癌の原因となる」カテゴリの記事にてお話しさせて頂きましたように「酸素」が重要なのです。
 これらどれかに偏るのではなく、全部バランスよく確保されてください。

 また、当然ですが、癌治療はあくまでも『食事療法栄養療法食事改善)』が基本であり、母体です。
 ここを絶対に疎かにしないでください。

 『炭酸水素イオン』の摂取に興味のある方には、私は『重曹水』をお薦めしますが、健全な呼吸による「酸素」の吸収も、『食事療法栄養療法食事改善)』も、すべてバランスよく行われてください。よろしくお願いします m(__)m


  重曹」は必ず「お料理」「食品添加物」に使用できるくらいの「グレードの高いもの」を使用されてください。
    医薬品の「重曹」の添付文書として「重曹「ヒシヤマ」- 添付文書」を参照されてみてください。
    【効能または効果】のところに『アシドーシスの改善』と載っています。

    薬局で医薬品の「重曹」が売っていますが、これは精製された「重曹」でしょう。
    精製されたものはとかく患いを生みますので(食卓塩がその代表です)、私は薬局の医薬品「重曹」は避けました。
    「薬局のお薬ならば、まず安全♪」などということは決してありません。その逆が多いです。
    上記の『内モンゴルの天然トロナ鉱石から作る重曹』ならば、100% 天然の「重曹」ですから、まず安全でしょう!