当記事では、マクロビオティックの大家である「久司道夫」氏の著書『久司道夫のマクロビオティック 入門編』のアマゾンのレビューにある「かたくりこ」様の感想をご紹介しながら「植物の生食」に関するお話を進めていきます(レビュー)。

 食養に目覚めた多くの人が決まってマクロビオティックに進み、「マクロビオティックの欠陥点」に気づかれないままでいることも多いのですが、マクロビオティックの継続による弊害を受けて、ようやく『マクロビオティックの功罪』に気づけるようになります。

 この著書のレビューは現在(2014年5月)の時点で「13件」ありますが、その中で「マクロビオティックの欠陥点」に気づいた意見があるのはたった「1件」のみです。それが、次にご紹介させて頂く「かたくりこ」様のご意見です。


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 マクロビオティックの功罪
 【「『久司道夫のマクロビオティック 入門編』のアマゾンのレビュー」
より 】



 5つ星のうち「3」 【題:マクロビオティックの功罪】 (2013/3/13リンク

  By かたくりこ様

 〔レビュー対象商品久司道夫のマクロビオティック 入門編

 単刀直入に言うと、マクロビオティックを実践してきた体験から、マクロビオティックの生野菜を食べないという点が、マクロビオティックの欠点となっています。

 マクロビオティックで玄米菜食を知り、非常に感謝しているのですが、マクロビオティックから西式健康法に変えたとたんに病気の治るスピードが断然違っていました。

 生野菜は確かに体を冷やしますが、続けることによって、より冷えに強い、冷えへの抵抗力のある体に生まれ変わります。

 私は玄米も炊かずに、1日水に浸けたものをそのまま食べています。

 マクロビオティックは確かに素晴らしいですが、野菜は加熱することにより栄養素が壊れ、煮るとアルカリ性に変わり、アルカリ性の食品ばかり食べると癌の原因になります。

 このレビューを書くかどうか迷いましたが、体調の悪い方の参考になればと思い、書くことにしました。

 詳しくは、甲田光雄医師の西式甲田療法の本に詳しく載っています。



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 これは、まったくその通りです。

 私が「食事の重要性」に目覚めた当初、私も最初は現代栄養学に進みました。
 しかし、現代栄養学の「何でもやたらと決め付けすぎている点」に疑問を感じ、その頃に知った食養も見つめ始めました。

 「亀の子たわしによる「皮膚機能の強靭化」」記事や「真冬でも、たった一日で玄米が発芽する「家庭用発芽玄米器」~『発芽美人』について」記事にてご紹介させて頂きました「肥田春充」が玄米菜食を重視しており、身体を強靭に変えていく大きな手段としていたのです。

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明治時代、日本で最も著名であった『肥田式強健術』を創始した運動家・博士「肥田春充」



 「肥田春充」が自分のすべてを投入した大著である『聖中心道 肥田式強健術』という図書を愛読しますと、玄米菜食というものは「火食(加熱調理)よりも生食のほうが優れている」ことがよく分かります。



 食養の分野で私が最初に見つめたのは、私の場合もマクロビオティックでした。
 しかし、私は「肥田春充」が「玄米菜食の生食」へと進んで行く姿を知っていましたので、マクロビオティックの「すべての食事を、何でもやたらと火食(加熱調理)する食事法」に対して非常に疑問を感じ、やがてマクロビオティックを自分の中から完全に切り捨てていきました。

 これはまた、「肥田春充」が食養の師と仰いだ「二木謙三」博士(食養学者元東京大学名誉教授文化勲章受章参照1参照2)も「植物の生食」を重視していたことを知っていたのも後押ししてくれました。

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二木謙三 (元東京大学医学部名誉教授)


 この二人の博士が推奨していた食事法は「二木謙三の「野菜の二分間煮」と、肥田春充の「野菜の生煮え」【生野菜食が苦手な人のための、ちょうど良い妥協策】」記事を参照してください。


 こうして、私は「玄米菜食の火食(加熱調理)よりも、玄米菜食の生食のほうが遥かに質が高い」ということを知り、それが「一体、なぜなのか?」を知るきっかけとなったのが、西式健康法の創始者である西勝造先生の『原本 西式健康読本』という著書でした。この著書を読んで以降、私は生菜食の生活を始めていきました。

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西勝造 (西式健康法 創始者)




 その後、甲田光雄先生の著書にも触れ、生菜食の実践とともに『生菜食療法』の価値を医学的臨床的によく理解することができました。
ここは「西式健康法 - 生食療法(生菜食療法)の解説【原本 西式健康読本:西勝造】」記事や「「火食の害」から見つめる、生食(生菜食)の意義と価値【西式健康読本:西勝造】」記事を参照してください


 このレビューを書いてくださった「かたくりこ」様も言われていますが、食養の真髄を知ることは、マクロビオティックの「火食(加熱調理)に傾倒した誤り」に気づき、西式健康法や甲田療法の『生菜食療法』の価値に気づくことにあるのです。

 「かたくりこ」様が「生野菜は確かに体を冷やしますが、続けることによって、より冷えに強い、冷えへの抵抗力のある体に生まれ変わります」と言われていますように、冷え症を根本から治すには『生菜食療法』以外にはないのです。
 これがいまだに世間では「冷え症は陽性食品で・・・」というような間違いが横行しており、まったくの盲点になっていますので、私は「マクロビオティックの “間違い” から見つめる、『冷え症』の本当の治し方【冷え症は「陽性食品」では絶対に治らない! 冷え症は『生菜食』で改善できる!:私の母の例】」記事にて、この盲点の話をさせて頂きました。

 マクロビオティックには「誤り」と「盲点」が多すぎます。
 今や欧米の先進国では、最高の食事は『ローフード』にある!というのが常識となっています。『ローフード』というのは『生菜食療法』のことですが、この「植物の生食」の価値に進んでこそ、本当の食養生が達成できるのです。
 「ビタミン」「ミネラル」という微量栄養素、そして「酵素食物酵素)」に加えて「有用細菌」まで摂取できるのは、世に様々な食事療法がある中でも、この『生菜食療法』『ローフード』だけなのです。
 この『生菜食療法』の価値をご自分なりに学び、どうぞ、ご自分の食生活に導入して活かされてみてください m(__)m
 必ずや、「かたくりこ」様のように恩恵を頂けることでしょう。
ここのところは、ぜひ「現代栄養学が語らない、セルロースの大きな可能性【 答えは「セルロース」にある! 『セルロース分解菌』が宿主を生かす “栄養産生提供” という素晴らしきシステム!】」記事を参照されてみてください


 また、「かたくりこ」様はこのように言われています。

   私は玄米も炊かずに、1日水に浸けたものをそのまま食べています。
    マクロビオティックは確かに素晴らしいですが、野菜は加熱することにより栄養素が壊れ、
    煮るとアルカリ性に変わり、アルカリ性の食品ばかり食べると癌の原因になります。

 ここも、とても大事なところです。
 マクロビオティックのように、あまりにも火食(加熱調理)に傾倒しすぎますと「火食の害」があり、それが癌の原因になります。しかし、「植物の生食」である『生菜食療法』は「癌体質」をも改善させる「食力」がありますので、これをぜひ癌患者さんには活かして頂きたいです。
 「かたくりこ」様が「マクロビオティックから西式健康法に変えたとたんに、病気の治るスピードが断然違っていました」と言われている通り、『生菜食療法』の「食力」は、玄米菜食の火食(玄米菜食のお料理)が程度では到底及べぬほどの大きな力(改善力)があります。
 これは実際に『生菜食療法』の「食力」を味わった者でなければ理解できないかもしれませんが、おそらく、これは『生菜食療法』から得られる(火食による栄養素の損傷変質が何もない)生きたままの「ビタミン」「ミネラル」「酵素」などの栄養素の摂取により、体の「代謝能力」と「免疫能力」が飛躍的に向上したところに大きな理由があるのだと思います。

 そして、「かたくりこ」様は「野菜は加熱することにより栄養素が壊れ、煮るとアルカリ性に変わり、アルカリ性の食品ばかり食べると癌の原因になります」と言われています。アメリカの酵素栄養学の分野での研究では、火食(加熱調理)をしている民族からは癌を初めとする様々な病気が発生しており、生食の多い民族には癌などの病気は発生していない、ということも統計で分かっています。こうした酵素栄養学の研究成果によって、欧米における『生菜食療法』『ローフード』に対する理解が人口に大きく膾炙していったのでしょう。


 なお、「かたくりこ」様が実践されています「玄米を炊かずに、1日水に浸けたものをそのまま食べています」というのは、私や私の父母も実践している『浸水発芽玄米の生食浸水させて発芽させた玄米を生食する食事)』のことです。
『発芽玄米』につきましては、「◎ 発芽玄米のすすめ【甲田光雄】 ◎ 玄米と一物全体の考え【森美智代】〔著書の抜粋〕」記事を参照してください

 玄米を浸水させて発芽させ、それをそのまま生で食べます。
 私の場合は「ミルサー」で粉にしてから『生発芽玄米粉浸水させて発芽させた玄米で作った生玄米粉)』で食べています。
 これは「チーズのようなコク」があって非常に美味しいです♪
 口の中で自然と溶けてしまう感じで食べることができます。

 または『生発芽玄米浸水させて発芽させた生玄米生の発芽玄米』を水と一緒に「ミキサー」で回して “トロトロ~” の状態にした『生玄米クリーム玄米クリーム」の生バージョン』にして頂いています。
 これが一番食べやすくて美味しいです♪ 最近はこれが多いですね。

 我が家では『マイコン電気発芽器 発芽美人』を使用して『生発芽玄米』を作っています。
 真冬の寒い時期は、玄米を常温の水に浸けて『生発芽玄米』を作ろうとしても、玄米は7日経っても発芽しません。
 やはり、真冬の寒い時期の常温の水では、玄米はなかなか発芽しませんね・・。
 これは、玄米が発芽するのに必要な温度がないからです。
 一応、食養の教科書には、たいてい「冬は7~10日間で発芽する」とか載っていますが、なかなか、そう上手くは行かず、最悪、玄米は発芽せずに腐ってしまう時もあります。真冬時に作る『生発芽玄米』において、これが私の悩みの種でした。
 しかし、この『マイコン電気発芽器 発芽美人』を使用すれば、真冬の寒い時期でも、だいたい1日程度で『生発芽玄米』を作ることができますので、これは非常に便利です。詳しくは、次の記事を参照してください m(__)m


    真冬でも、たった一日で玄米が発芽する「家庭用発芽玄米器」~『発芽美人』について
     【 私が「生菜食」を始めた経緯:甲田光雄先生・森美智代先生の『発芽玄米』の資料 】



 また、「ミキサー」で『生玄米クリーム』を作る時には、続けて『生菜スムージー生野菜だけで作るスムージー青泥)』も一緒に作りますが、『生菜スムージー』を作る時は、次の「りんごジュース」で「ミキサー」を回します。
『生菜スムージー』を作る時に水でミキサーを回しますと、野菜の栄養素が「酸化」しますので要注意です。酸化した栄養素を摂取しても役に立ちませんし、かえって身体を酸化させる原因になります〔酸化障害を身に受けることになります〕。
 ここで、水ではなく「果汁」でミキサーを回しますと栄養素が酸化しません。なので、「りんごジュース」という「果汁」でミキサーを回して『生菜スムージー』を作れば、野菜の栄養素が酸化せずに済むのです。この点は下記にてお話ししています。
 『生玄米クリーム』の場合は使用する水量が結構多くなるので、「りんごジュース」を使うと甘ったる~くなりすぎるため、水でミキサーを回すのです。やってみれば分かりますが、『生玄米クリーム』を「りんごジュース」で回しますとビックリするくらい甘ったる~くなります



         



 私が推奨しています「癌の食事療法」である『短鎖脂肪酸食』は、癌を増大進行させてしまう大きな原因となる「ブドウ糖の摂取」を食事から極力排除して “ブドウ糖の代替エネルギー源” となる『短鎖脂肪酸』を多く摂取し、正常細胞を養うためのエネルギー源を「ブドウ糖」エネルギー源から『短鎖脂肪酸』エネルギー源へとシフトすることにより “癌細胞だけが生き難い(もしくは、生きることができない)体内環境” を自ら築いて癌を自然抑制しながら「癌体質」を強力に改善していこうとする方法です。
短鎖脂肪酸食』につきましては、詳しくは「短鎖脂肪酸食」カテゴリをご覧ください。
 ブドウ糖は「癌の最大のエサ」となります。「ブドウ糖は「癌の最大のエサ」」カテゴリの記事を参照されてください。
 肉製品・乳製品は「癌を進行させる最悪の促進剤」となります。これにつきましては「肉食・乳製品の真実」カテゴリの記事の中でも、特に「「チャイナ・スタディ」が明かす、肉食の真実!」や「丹羽靱負(耕三)医学博士が語る、肉製品・乳製品の真実!」記事を参照されてみてください


 『短鎖脂肪酸食』で『短鎖脂肪酸』を多く摂取するための主力となる食品は『生玄米粉』です。
 この『生玄米粉』の食事は “腸内細菌を介して”『短鎖脂肪酸』を多く摂取することができます。
 もちろん、『生菜食療法』からも『短鎖脂肪酸』を摂取できます。
 しかし、やはり『短鎖脂肪酸』を多く摂取する主力食は『生玄米粉』にあります。
 (詳しくは「癌の『短鎖脂肪酸食』(1)」記事を参照してください

 この『生玄米粉』は『生発芽玄米粉』で食べたほうが栄養価も高く、しかも食べやすくて美味しく頂けます。
 玄米を浸水させる手間が少しかかりますが、慣れてしまえばわけありません。
 ぜひ、この『生発芽玄米粉』の食事をお試ししてみてください♪

 しかし、癌患者さんの場合は、この『生発芽玄米粉』には注意が必要です。
 発芽玄米は「発芽の過程」で「糖化デンプン ブドウ糖)」されているため、『生発芽玄米粉』は「ブドウ糖の粉」になっています。この『生発芽玄米粉』を「空腹時」に「単品」で摂取すると高血糖を起こします。癌患者さんの場合であれば、癌細胞に「ブドウ糖」が取り込まれてしまい、癌を育ててしまうことになります。ですから、癌患者さんが『生発芽玄米粉』を使用する場合には必ずご注意ください。
 癌患者さんの場合は『生発芽玄米粉』ではなく、できる限り『生玄米粉』の食事にしましょう。


 「ミキサー」で作る時の注意点は、水で回しますと「ミキサー」にかけた野菜の栄養素が酸化しますので禁物です。
 酸化した栄養素を摂取しても何の役にも立ちませんし(ビタミンが酸化されると破壊されてしまいます)、酸化した栄養素は「酸化物質」となって身体を酸化させる元になり、身に「酸化障害」を受ける原因になります。癌をはじめとするあらゆる病気は「身体の酸化」が原因で起こりますので、「身体の酸化」の原因となることは必ず避けましょう!

 この場合、野菜の酸化を防ぐには、水の代わりに『果汁』を使用します。
 りんご、みかん、レモンなどの『果汁』でやれば野菜の酸化は起こらないようなので、ここだけ気をつけられてくださいね!

 甲田光雄先生は、天然の「みかんジュース」を使用されていたようです♪

 我が家では、天然の「りんごジュース」や「レモン果汁」を使用しています。
 今、よく使用しているのは「りんごジュース」です(上記のりんごジュースです)。
 父が上記の「無加糖無加水無香料のりんご100%ストレートジュース」を買ってきてくれますので、私はこの「りんごジュース」を使用して『生玄米クリーム生発芽玄米を使用)』や『青泥生菜スムージー)』を作っています。
 この「りんごジュース」を使いますと、果物を入れなくても、とてもフルーティーになって美味しいです♪


 ただ、糖分を避けたい癌患者さんは、次のような「有機レモン果汁100%」が良いと思います。
 国産有機レモンの果汁を自分で搾れば良いのですが、それが面倒くさいという方は、このような「有機レモン果汁100%」なども売っていますので、忙しい方はこういう便利なものをご活用されると非常に助かると思います。


         


         



 やはり、こういうものを活用したほうが、確かに楽チンですね・・・(汗)
 ぜひ、ご参考にされてください m(__)m


 なお、「ミキサー」で『生玄米クリーム』や『生菜スムージー』を作る時のポイントは、次の記事で、我が家で使用しているパナソニック社製の『ファイバーミキサー』をご紹介しながらお話ししていますので、ぜひ参照されてみてください m(__)m


   「スムージー専用」に特化した、パナソニック社製『ファイバーミキサー』
    【ミキサーを水で回しますと食品が「酸化」しますので、ミキサーは必ず『果汁』で回しましょう!】