我が家で愛用しています発芽玄米器』をご紹介させて頂きました「真冬でも、たった一日で玄米が発芽する「家庭用発芽玄米器」~『発芽美人』について」の記事に、以下を追加しました




 ではここで、せっかくですから、甲田光雄先生と、甲田光雄先生の一番弟子である森美智代先生の著書から、『発芽玄米』に関する資料をご紹介します。私による注釈が2つありますので、併せてご覧になられてみてください。


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生菜少食健康法のすすめ - 生菜少食は「いのち」の綱 (P110~114
 【 甲田光雄 監修生菜少食研究会 編 】

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 十三 発芽玄米のすすめ

 日本人が食する米について、最近は玄米食が大きなブームを起こしておりますが、その玄米も、発芽させて食べるとさらに栄養価が高まるというので、その利用者が昨今急増しております。玄米は白米に比べて、栄養価は数段高いということがすでに昔からよくいわれており、それを健康食として実行してきた人達も少なくありません。

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 しかし、一般の人々に広く普及しにくい面もあったわけです。その一例として、玄米は普通の炊飯釜()ではあまり軟らかくならないので、味もよくないという不評が高いのです。そこで、一般には圧力釜を使って軟らかくして食べるという人が多いのです。しかし、その圧力釜を使うのも面倒だとこぼす人もあるわけです。

 また、栄養の面でいつも問題になるのがフィチン酸です。フィチン酸は、鉄とか銅などの重金属と結合し、腸管からの吸収を阻害してしまうというのです。そのため、せっかく食べた栄養も体内へ吸収されず、大便と共に体外へ排泄されてしまうのではないか、というのが玄米食者への反対意見でありました(注釈1)。

 そのほか、これまでは玄米に含まれている食物繊維で、消化吸収率が悪くなるということも不評の理由であったわけです。しかし、最近の医学的研究で、この食物繊維が、実は私達の健康にとって重要な役割を果たしているのだと解かってきております。

 ところで、発芽玄米にすると圧力釜は要らなくなるのです。普通の玄米より軟らかくなるので、従来の炊飯器でも軟らかく、おいしく炊けるようになるのです。これがため、玄米食の普及が急速に伸びているわけです。また、これまで不評の大きな理由であったフィチン酸が、発芽玄米では分解されてしまって有害作用がなくなるのです。

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左が「生玄米」で、右が「発芽玄米
発芽玄米は浸水させているので軟らかくなっており、そのまま生でポリポリと噛んで食べることができます


 フィチン酸は、種子に多く含まれている燐酸化合物の一種で、玄米には一〇〇グラム中約三四〇ミリグラム含まれています。その燐酸化合物の七八%がフィチン酸で、カルシウム、マグネシウム、鉄などと結合しています。

 このフィチン酸は発芽玄米になると、フィターゼという脱燐酵素の働きによって、燐とイノシトールに分解されてしまうのです。その結果、重金属の吸収を阻害するということもなくなってしまうわけです。

 なおこのほかに、発芽玄米になるとガンマー・アミノ酪酸(ギャバ)の含有量が、玄米のときより五倍以上も増えてくるのです(表10参照)。このギャバが、私達の健康にとって大変重要な働きをしてくれるということが解かってきました。

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この図は著書の「表10」ではありませんが、表10には、ギャバの含有量は次のように載っています。
ɤ-アミノ酪酸(ギャバ 100g中の含有量(mg白米 5.0 / 玄米 8.0 / 発芽玄米 26.8


 ギャバの効用を少し次に述べておきましょう。

  (1)脳の血流量が増える。したがって、老人性痴呆症とか、脳梗塞などの予防と治療に有効。
  (2)血圧上昇を抑制。したがって、高血圧症に有効。
  (3)肝臓や腎臓の働きを活発にする。
  (4)中性脂肪を減らす作用がある。
  (5)アルコールの代謝を促進、またアセトアルデヒドの代謝も促進する。だから二日酔いなどに有効。
  (6)消臭効果がある。したがって、口臭の強い人に使われている。
     悪臭の原因物質であるメチルメルカプタンを、ギャバは一時間後には三分の一に減らし、
     二時間後には消滅させてしまう。

 以上のごときすばらしい効果が、発芽玄米に認められているのです。やはり本当の栄養は、伸びる力を持ったものだということです。

 甲田医院でも、この発芽玄米を患者さん達にどんどんすすめておりますが、実際に発芽玄米を食べた人達から、やはり、すごい効果があると好評を得ております。例えば、肌の色艶ですが、普通の玄米飯を食べている人より、、一段とすぐれて、見るからに健康な肌になってしまうのです。同じ玄米食でも、火を加えて玄米飯にして食べるのと、発芽玄米のように生のままで食べるのとで、こんなにも効果が違うのかと驚いております。

 生菜少食は「いのち」の綱だというのは、このような実行者を近くに観察すればするほど確信されるようになるでしょう。したがって、二十一世紀の共生時代に入ると、、まず愛と慈悲の具体的表現である少食、つまり、なるべく動植物の「いのち」を無駄に殺生しないという食生活が、私達のあいだに常識となって普及するようになると考えております。そして、その少食のなかでも、生菜少食が「少食」の王者として、人類の食生活の大きな柱になるであろうと筆者は予想しているのです。

 人類は、まったく火を使わないで、すべて生きた「いのち」をいただいて生きてきた長い長い歴史から、一時的に火を使った火食時代を迎えましたが、それをまた生菜食へと戻ってゆくことになるのです。しかも、今度の生菜食は、昔のときと違って科学的に裏付けられた、より合理的な食べ方が研究され、普及するものと思います。決して同じくり返しではないのです。スパイラル(螺旋形)に、より質の高い生菜食の時代を創造してゆくことになるわけです。

 そのような時代になってこそ、この地球上から難病に苦しむ人が消え、すべての人がすこやかに老いる、そして老いる幸せを与えられるのではないでしょうか。

 これで前篇の総論を終わり、後篇の体験記集へと移らせていただきます。


【ブログ管理人注釈1
 「フィチン酸」の話がありましたが、この図書の出版は2004年で少し情報が古いです。
 玄米の「フィチン酸」に関しましては、現在では話の内容が変化しています。
 今まで、世間では散々『玄米に含まれているフィチン酸が腸内のミネラルを奪ってしまう・・・』などと言われていましたが、実は玄米に含まれている「フィチン酸」は『フィチン』であって、簡単に言いますと『まったく無問題で、無害だった』ということです。この情報はネットで探せばいろいろと出てくると思いますが、当ブログサイトの「結局 “玄米” は、安全なの? 危険なの? “フィチン” の効果についてまとめます」を参照されてみてください。







「食べること、やめました」- 1日青汁1杯だけで元気に13年 (P174
 【 森美智代 著 】

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  玄米と一物全体の考え

 主食は、精白した穀類(白米)ではなく、玄米がベストです。玄米はビタミンをはじめ、各種の栄養素バランスがよく、たんぱく質も脂質も含んでいます。精白して捨てるぬか()の部分はビタミンB群や食物繊維の宝庫です。ビタミンCが欠けていますが、野菜で補えますし、たんぱく質は豆類で補うことができます。また、玄米は生で食べてこそ威力を発揮します。発芽した玄米(発芽玄米)なら最高です。ちなみに、パンなら、精白したパンよりも、玄米パンや全粒粉パンのほうが、質のよい食品といえます。

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 食養生については、古くから「一物全体(いちぶつぜんたい)」という考え方があります。食べ物は丸ごと食べることによって、その物の持つ恵み(栄養)が十全に享受できます。ですから、精白していない、ぬか()や胚芽の部分も食べる玄米は、一物全体の考え方にかなっています。

 砂糖も精白した白砂糖ではなく、黒糖を使いましょう(注釈2)。
 魚も大きい魚の切り身ではなく、チリメンジャコやメザシなど、頭からしっぽまで食べられるものを丸ごと食べます。


【ブログ管理人注釈2
 この「白砂糖ではなく、黒糖を使えば良い」というのは、あくまで “健常者(健康者)用” の話であって、「ブドウ糖は癌の最大のエサ」なのですから、白砂糖であろうと、黒糖であろうと、共にどちらも「ブドウ糖の摂取になる」のですから、癌患者さんが黒糖を健常者(健康者)並みに摂取すれば『確実に癌を悪化させて進行させる』ことになるでしょう。
 癌患者として、ここは絶対に甘く見てはならないところであり、いくら甘味がほしかったとしても、本当にここは甘く見ないでください。「ブドウ糖の摂取」を抑制することは “癌を自然抑制する” ことにつながります。こういう一番肝心な基本部分を無視していたら、他にどのような癌治療を受けようとも必ず失敗することになるでしょう。まずもって、「ブドウ糖の摂取」=「癌が元気付く!」と思われて結構です。
 『健常者(健康者)並みにブドウ糖を摂取して癌から助かろうとするのは、無知なる愚行である』と肝に銘じてください!
 ここは癌治療において本当に重要なポイントですから、どうぞ、癌患者のみなさんはぜひ「ブドウ糖は「癌の最大のエサ」」カテゴリのすべての記事を参照されてください。目が覚めるでしょう。ここは癌治療において “超重要” です!






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 お二人とも『発芽玄米』の価値を分かりやすくお話ししてくださっていますね。

 甲田光雄先生も、森美智代先生も、共におっしゃられていますが、『発芽玄米』のご飯でも充分に健康食にはなるものの、『発芽玄米』のご飯では “『発芽玄米』の生食” には遠く及びません。やはり、肥田春充が選択した “『発芽玄米』の生食” は、甲田光雄先生も絶賛される威力を有しています。それは私も充分に経験してきました。

 この “『発芽玄米』の生食” の威力・・、これは単なる事実です。
 甲田光雄先生もおっしゃられていますように、この『生菜食療法』の威力は経験者のみが理解できる境地です。
 これを理解するには、まず経験するしかないのですね。

 やはり、癌患者さんであるならば、『ブドウ糖は癌の最大のエサ』であるのは医学的にも明らかですから、とにかく「ブドウ糖の摂取」はできる限り抑制していきたいところです。私の願いとしましては、癌が酷く悪化している癌患者さんであれば、『生玄米粉』や『生発芽玄米粉』を主食にしながら『生菜食』や『生野菜ジュース』を適宜無理のない範囲で多食・多飲して、こうして「ブドウ糖の摂取」をできる限り抑制することで “体内にある癌の勢力” をある程度衰退させるまではこれを継続するという方法で、ご自身の悪化した癌に力強く対処されて頂きたいと思います。これだけで癌を自然抑制できるのですから、一番安全な『癌治療の土台』となるはずです。
この食事内容の意味は、詳しくは「PET検査に見る「ブドウ糖」は、キキも驚く『癌の直送便』!【癌を治すためには、ブドウ糖から『短鎖脂肪酸』へとエネルギー源をシフトすべし! 癌の食事療法の要点】」を参照されてください

 ただ、もちろんですが、一般的には “『発芽玄米』は生で食べなきゃ、絶対にダメェ~!” なんていうことは全然ありませんから、『生菜食療法』に興味のない方や、まだ『生菜食療法』が実行できない方であっても、白飯のように軟らかく、とっても食べやすくて美味しい『発芽玄米』のご飯を、ぜひ始められてみてください。どうぞ、ご自分とご家族の健康を守る糧として、この『発芽玄米』の価値を活用されてみてくださいね!

 もし、癌患者さんが、玄米ご飯や『発芽玄米』のご飯にされる場合には、(当然、白飯でも同様ですが)玄米ご飯にしますと「ブドウ糖の摂取」になりますから、その「ブドウ糖の摂取」を抑制するためにも、私はその量を一日5勺から1合までの摂取にされたほうが良いと思います(無難です)。食養とはたくさん食べれば良いのではなく、質の高い食物を少し食べる(生きた食物を少し食べる)のが一番効果を発揮するのです。『食べる方向性』だけを得るのではなくして、必ず『食べない方向性』の「少食」や「断食」から得られる力まで組み合わせることを絶対に忘れないでください。よろしくお願いします m(__)m