食物繊維について
 【「清水化学株式会社」
より 】


食物繊維とは
 「ヒトの消化酵素で消化されない食物中の成分」が食物繊維です。ダイエタリーファイバー(Dietary Fiber)とも言われています。 長い間、食物のカスとして扱われていましたが、肥満、高血圧、大腸ガンなどの生活習慣病の予防に役立つことから、栄養学的にその機能が評価されて、タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルに次ぐ「健康に必要な成分」として注目されています。

 食物繊維の多い食べ物は、野菜・イモ類・穀類・豆類・海藻・きのこ類・果物です。食生活が洋風化し、外食をする機会が増えて、現代では食物繊維の摂取量は不足する傾向にあります。
 平成6年に厚生省が発表した日本人の栄養所要量で、初めて1日当たりの食物繊維の目標摂取量が成人で20~25g(10g1000kcal)と設定されました。幼児や学童、高齢者も1000kcal 当たり10gを目安することになりました。そして今回、日本人の食事摂取基準(2005年版)によると、1日当たりの食物繊維の目安量(18~69歳女性)は19~21gと言われています。
 しかし、実際には日本人の平均的な食物繊維摂取量は約14g/日程度であると言われ、30歳代以下では食物繊維摂取量の著しい低下が指摘されており、いかに食物繊維が重要であるか、また、弊社のグルコマンナンが食物繊維の中でどれだけ大きな役割を果たしているかをご説明したいと思います。


食物繊維のはたらき
 食物繊維には、水に溶けないもの(不溶性食物繊維)と溶けるもの(水溶性食物繊維)があります。
 玄米やごぼうに含まれるセルロースやココアなどに含まれるリグニン、カニの甲羅のキチンなどが「不溶性食物繊維」です。
 水に溶けると見えなくなる水溶性のものは昆布やワカメなどのヌルヌルした部分や果物などに含まれるペクチン、こんにゃくの成分であるグルコマンナンが「水溶性食物繊維」です。
 必ずしも単純に機能を分けることはできませんが、一般的に「不溶性食物繊維」は糞便量を増やすなどの効果が大きいのに対して、「水溶性食物繊維」は、小腸において他の栄養素の消化・吸収を抑制したり阻止する効果が大きいので、血中コレステロール低下や血糖値の改善に効果があります。
 また「水溶性食物繊維」は腸内細菌による発酵を受けやすい性質を持つため、発酵産物の『短鎖脂肪酸』として「大腸の粘膜のエネルギー源」や「生体のエネルギー源」として利用されています。

 その1.低カロリー
 食道を通過、胃や腸にやってきた食物繊維は、保水性という性質のために水分を吸収、膨張します。
 これにより満腹感が得られると同時に、胃腸内の働きが活発化します。
 また、食物繊維は胃や小腸で吸収されにくく、低カロリー。ダイエットの強い味方と言えます。

 その2.生活習慣病予防
 水分を吸ってゲル化した食物繊維は小腸内の余分な糖分、コレステロール、ナトリウムを吸着し、体外に排出します。
 糖尿病や動脈硬化、高脂血症予防に効果があります。

 その3.便秘改善
 大腸に到達した食物繊維は腸内の環境を整えつつ、腸内に残る発ガン物質など有害物質を吸着しながら、スムーズな排便を促します。しかし、あまりに過剰な摂取は、ミネラル・ビタミン類などの栄養素を排出してしまいます。いろいろな食品と組み合わせてバランスをとることが大切です。