この『癌は先進国に現われた「現代病」である』シリーズは、「人類に癌が現われてきた時代背景」から癌というものを見つめることで、正しく癌を把握して頂こうと思って作成しました。過去記事を活用して「癌は先進国に現われた現代病である」という事実を分かりやすくお話しして説明しているつもりです。みなさんの「癌の認識」のためにお役に立って頂けましたら幸いに思います m(__)m

 『
癌は先進国に現われた「現代病」である』シリーズは、次の6つの記事からなります。

 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(1)~ 癌は昔からある病気ではない
 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(2)~ マクガバン・レポートとチャイナ・スタディによる見解
 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(3)~ 森下敬一 医学博士による見解
 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(4)~ 英マンチェスター大学、 A. Rosalie David 教授による見解
 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(5)~ 加齢や人口増加は、本来「癌の増加」とは無関係
 ● 癌は先進国に現われた「現代病」である(6)
    ~「我々は人為的に癌にされている」という認識が “癌の真相” を知るためのスタートライン





 「食の研究」において超一級の文献として世界的に著名な研究報告に、アメリカの「マクガバン・レポート」と「チャイナ・スタディ」があります。これは、食養の実践者であれば、まず知らない方がいないくらいの、非常に有名な文献です。欧米の栄養学では「食の常識」「食の原典」にさえなっているほどです。


 まずは、「マクガバン・レポート」について分かりやすく紹介されている記事をご紹介します。


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 マクガバン・レポートの存在意義
 【「すべては自然と」
より 】


 さて、前回の続きで1977年に遡っていこうと思う。。。

 マクガバン・レポートをご存知だろうか?

 あのウォーターゲート事件の時のまさにニクソンの対立候補だった「ジョージ・マクガバン」上院議員が委員長を勤めた国家的大調査レポートである。

 このレポートの存在は今でも大変意義あるものであり、また、この事実を知れば、多くのことに疑問を持たざるを得ない。

 このレポート内容は多くの人によく知って頂きたいと私は切に願っている。ある意味、この世の中に問いたいというのもあるし、もっと大衆がしっかりとした知識・情報を得るべきだと思うからだ。

 以下、このレポートの概容とマクガバン議員の簡単な経緯を書き綴ってみたい。


 「マクガバン・レポート」アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書
 ジョージ・マクガバン上院議員
 1922年、サウスダコタ州メジスト教会の牧師の息子として生まれる。同州選出の下院議員を経て、61年からケネディ大統領政権時、「平和のための食事計画」の責任者も務める。上院議員に転じた後、72年にベトナム戦争即時終結を謳って民主党候補の大統領選に出馬したが、共和党のニクソンに敗退。その2年後、ニクソンの有名な「ウォーターゲート事件」で辞任。


 1975年、フォード大統領(当時 上院議会に「栄養問題特別委員会(直轄諮問機関)」を設置

【理由】
 ガン・心臓病・糖尿病・肥満などの成人病が急増、国民医療費も急速に膨れ上がっていたという現状があった。
 『アメリカは戦争ならどこにも負けないが、自国民の病気で滅んでしまうであろう』とまで言われた。
 フォード大統領 アメリカはこれだけ医学が進歩しており、医学の発展にお金をかけているのに病気の人が減らないどころか、患者は増え続け、医療費はどんどんかさんでいる。何か間違っていないだろうか?
 関係分野の有能な専門家を結集させ、国家的大調査を実施させる。
 その委員長にジョージ・マクガバン上院議員(当時、民主党の副大統領候補)を任命。
 世界中の国々、しかも、ひとつの国をさらに地域別・人種別・宗教別などに細かく分け、人々の食生活と病気や健康状態との相関関係を分析。
 証人喚問に応じて資料レポートを提出した各国の医師・生物学者・栄養学者などの専門家の数は3000人を超えた。
 2年の歳月を費やし、1977年に5000ページにも及ぶ膨大なレポートが完成。

【調査内容と結果】

 19世紀以降のアメリカの病気の変化と、それに対応する食生活の変化を歴史的に追跡。
 150年前には「腸チフス・結核」など最近による伝染病で死亡する例が多く、ガン・心臓病・脳卒中などの病気は皆無だった。
 ヨーロッパなど他の先進諸国までも調査しても同様で、ガン・心臓病などの病気はほとんど見当たらなかった。
 さらに調査地域をアフリカ・アジア・中近東などのいわゆる低開発国に広げると、過去はもとより現在でもそうした病気が少ないという事実が判明。
 欧米諸国の150年前と現在の違い、現在の欧米諸国と低開発国との違いに共通するのは「食生活の違い」である。

【発表内容の概要】
 現在の我々の食事は不自然でまったくひどい。我々が気づかないうちに、かつてとまったく違うものになってしまっている。この食事が現代病と言われる様々な病気を生んでいる。

 ビタミン・ミネラルの不足が目立つ。特にカルシウム・鉄・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEの不足がひどい。これは典型的な若死にのデータ(生活水準などはまったく無関係)。
 現代の医師は「栄養学」の知識をまったく持っていない。そのため、間違った食事を与えられ、治癒しなかったり、治りが遅れたりしている。
 ガン・心臓病・脳卒中などの病気は、現代の間違った食生活が原因の食原病。この間違った食生活を改めないと、病院がいくら増えても問題を根本的には解決できない。
 今までの医学は、根本的問題である栄養学無視の医学。アメリカの医大で栄養コースを必須科目にしている大学はわずか4%にすぎない。
  20世紀の医学がルイ・パスツール()から始まる「病原菌退治」の偏った医学思考回路にある。それがすべてだと考える風潮が浸透しすぎている。
  現代病は現代医学では治らない。これが今の医学の最大の弱点である。
 現代医学は薬に偏った栄養軽視の医学。病気を治す根本は薬でなく、体の持つ本来の修復能力(治癒能力)。
  それを高めるに最も大切なのは食べ物に含まれる栄養素で、栄養学知識を持った医学に急いで変えていく必要がある。
 人間の体は、それを構成するひとつひとつの細胞が正常なバランスを取っていれば病気にならない。
  また、正常に働けるようにしてやれば病気は治る。細胞に栄養を与えるのがこれからの新しい医学。

世界で一ヶ所だけ理想的な食生活の国がある。事実、その国の人々は長寿である。彼らの食習慣を見習うべきである。【日本】これがもとで「日本食ブーム」が起こった。

【理想】
 動物性脂肪、精製加工食品、糖分を減らす。
 野菜や豆、海草などの植物性食品を多く摂取。
 炭水化物を増やし、それもできるだけ未精白したものが好ましい。
  約500年前の日本の元禄時代の食事が理想。精白していない穀類を主食とし、季節の野菜、海草、小魚を摂る。
  現在の長寿世代は、まだこういった伝統的な食生活が基本だった(1960年代まで)。
 『低カロリー・低脂肪・高炭水化物』。

 ここで言う『現代病』は、悪性新生物(ガン)、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧、低血圧、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞・脳出血)、肩こり、腰痛、生理痛、生理不順などなど。

 『コレラ・腸チフス・結核といった、菌が原因の病気でなく、栄養の偏った食生活が原因である』。

 これ以降、アメリカの医者は栄養素の知識を持つ人が増加。
 対して、日本はいまだ栄養学は重んじられてない。
 栄養素に関する授業を必須科目に設定している医科大・医学部は片手くらい。
 医学部理科のセンター試験にさえ、生物は必須科目に入ってなかった。
 2004年のセンター試験から学部によって必須科目にできるように。
 「物理・化学・生物」の3科目から2科目選択(生物は点数が取り難いため避けられて受験者が少ないのが問題視に)。
 生体の仕組み学ぶ生物を履修しないで医者になろうという矛盾した受験システム。
 『生きていく上で、食べていかなければならない』、この単純で、なおかつ最重要なことに現代医学は無視続けてきた。

 その後のマクガバン上院議員・・・
 このレポートで、現代医学と真っ向から対立。医学会・医師会、果ては畜産業界までもが彼に猛反発。
 多くの人々を敵にして、翌年の上院議員選挙に敗れる。以降20年間、政治的に恵まれない歳月。
 このレポートの発表により、大反発は必至、自分の政治生命も棒に振るであろうことを承知で、この厳密な調査に基づいて出した結論に手を加えず発表、リベラル・人道主義を貫いた。

 1998年 当時のクリントン大統領は彼を国連食糧農業機関(FAO)のアメリカ大使に任命。
 マクガバンは飢餓に苦しむ発展途上国に学校給食を普及させようと、「世界学校給食計画」を発案。
 クリントン大統領は任期最終段階で、アメリカもこの計画に積極的に関与することを決定。
 共和党のブッシュが政権についた時、他の大使同様、彼も辞表を出したが、逆に留任要請を受けた。
 2000年8月、大統領自由勲章授与。
 同年10月、国連世界食糧計画(WFP)の「生命のための食糧援助」賞、受賞。


 どうだろう?

 すでに1977年にこのレポートが発表されたこの当時に、今の悩める現代・現代病の原因解明がされているのである。

 それなのに、いまだにこういった現状なのはなぜなのか?
 人の多くは、なぜもっと大きく疑問を抱かないのだろうか?

 現にアメリカは、このレポートの発表以降、国家的な取り組みにより大きく効果を見せ始めている。
 1990年以降、ガンの死亡率・罹患率は減少傾向になってきているのだ。
 かたや、我が国日本は、いまだそういった動きが見られない・・・。



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 アメリカが食についての認識を正しく持ち始めるきっかけとなったのが、この「マクガバン・レポート」の登場からでした。それまでの “食の常識” であった「肉は栄養♪ サァ~、肉を食え! 肉を食え!」という認識が覆されて、「肉食よりも重要な穀物菜食をしっかりと食べよう!」という認識に塗り替えられたのです。それは、日本の現代栄養学の指導よりも、日本の食養学の指導に近い内容でした。つまり、長年、現代栄養学から「未成熟の学問」「非科学的な学問」と馬鹿にされ嘲笑されてきた食養学の内容が、世界一流の機関によって「科学的に正しい」と認められた瞬間でもありました。

 「マクガバン・レポート」は、様々な分野の “世界的権威の専門家” を総結集させて研究した報告書です。さすが、アメリカの国家プロジェクトですね。上述されていますように、「マクガバン・レポート」は19世紀以降のアメリカの病気の変化と、それに対応する食生活の変化を歴史的に追跡し、150年前には「腸チフス・結核」など最近による伝染病で死亡する例が多く、癌・心臓病・脳卒中などの病気は皆無であったことを突き止めます。そして、ヨーロッパなど他の先進諸国まで調査しても同様な結果が出て、昔は癌・心臓病などの病気はほとんど見当たらなかったことが判明したのです。さらに調査地域をアフリカ・アジア・中近東などの発展途上国にまで広げると、過去はもとより、現在でも癌・心臓病・脳卒中などの病気が非常に少ないという事実が判明します。

 そして「マクガバン・レポート」では、このように結論づけられているのです。

 「アメリカの開拓時代、癌という病気はほとんど見られなかった。
  癌は間違いなく、現代病である。」


 また、「マクガバン・レポート」は “癌になる原因” について、このように打ち明けています。

「わが国(アメリカ)で心臓病やガンなどの慢性病にかかる人が増え続けているのは、食生活に問題があったからだ。いまこそ肉食中心の間違った食事をやめて、未精製の穀物(玄米や玄麦、全粒穀物のこと)や、野菜、海藻などを中心とした食生活に改めるよう勧告する。
 もっとも理想的な食事は、日本の伝統的な(元禄時代以前の)食生活である。つまり、精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚などを中心とした食生活にすることである。」
日本の「元禄時代」以降は、江戸を中心に「白米食」が登場してきます。それでも、白米を食べられる人は江戸市民か、地方では大名や富豪だけでした

 この報告書を受けたアメリカ合衆国政府は『ガン、心臓病、脳卒中など、現代病は食生活の間違いで起こる “食源病” である』と勧告し、深刻なビタミン・ミネラル不足を世界に警告しました(酵素不足も同様です)。世界の先進国はこの歴史的レポートを健康政策の原典としていますが、日本だけはいまだに無視し続けています。

 「マクガバン・レポート」は1977年に発表された報告書です。日本の栄養学はいまだにこれを無視し続けていますから、日本人は40年近くも遅れている栄養学を、いまだに迷信し続けているのです。

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 (「マクガバン・レポート(M報告)」の抄訳 )




 この「マクガバン・レポート」の追跡調査として立ち上げられたのが、栄養学の世界的権威であるT・コリン・キャンベル博士が指揮を取った「チャイナ・プロジェクト」(中国農村部の食習慣研究)でした。「チャイナ・プロジェクト」は「マクガバン・レポート」の内容がどれだけ正しいものなのかを確認するためのプロジェクトで、コーネル大学、オックスフォード大学、中国予防医学研究所による大規模な共同研究であり、「健康と栄養」に関してこれまで行われた研究のうちで最高峰とされるものです。栄養学研究での世界的権威であるT・コリン・キャンベル博士等が長期間にわたって中国での大規模疫学調査「チャイナ・プロジェクト」の分析結果を本にまとめたのが「The China Studyザ・チャイナ・スタディ)」です。邦訳は次の3冊として出版されています。

    
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(「チャイナ・スタディー」 上・中・下巻 )




 この「チャイナ・スタディ」が伝える内容を簡単に言いますと、 その概要は「肉や牛乳の動物性タンパク質が癌を促進させる」「動物性食品は『腫瘍の成長』を増加させるが、植物性食品は『腫瘍の成長』を減少させる」という内容で、 「動物性食品の摂取が癌の最大の要因である」と結論づけたものです。40年余りにわたって継続してきた自らの研究と、最近の世界の一流文献の750以上もの裏付けにより解き明かしています。

 コリン・キャンベル博士がこの本を通して読者に伝えようとしているメッセージは、

動物性食品は癌の最大の要因であり、この食習慣を止めれば、癌ばかりか、心臓病・脳梗塞・糖 尿病・骨粗鬆症・関節リウマチほかの様々な自己免疫疾患・アルツハイマー病・白内障・加齢黄班変性(AMD)など、あらゆる病気を予防し、回復させることができる

 ということでした。

 こちらのブログ様では、翻訳者「松田麻美子」さん(自然健康治癒学博士日本ナチュラルハイジーン普及協会会長)の推薦文を乗せられています。



 栄養学の分野では世界で最も尊敬されているキャンベル博士から、「執筆中の本『The China Study』の日本語版刊行に手を貸してほしい」という依頼を受けたのは、6年前の秋のことでした。
 ガンが「ナンバーワン・キラー(死因第一位)」となっている日本のみなさんに、その本の情報を役立ててほしいからだ。

 それから一年余りして送られてきた新刊を通読した私は、「これこそ、まさに、日本人の命を救う本だ」と実感しました。

 第二次世界大戦前までは非常に稀だったガンが、アメリカだけでなく今や日本においても国民病となり、三人に一人を死に追いやる原因となってしまっています。
 この病気の元凶が、こともあろうに、戦後、政府や学校、そして医師や栄養士などが率先して推奨してきた「肉や牛乳の摂取」であることを、キャンベル博士はこの本で証明していました。

 40年余りにわたって継続してきた自らの研究と、最近の世界の一流文献の750以上もの裏付けによる、極めて科学的かつ論理的な論証は、誰にも反論できないと思わせるほどの信頼度を持ち、「これなら病気に苦しむ日本のみなさんを救えるはずだ」と思ったのです。

 キャンベル博士がこの本で読者に伝えようとしているメッセージは、「動物性食品は癌の最大の要因であり、この食習慣を止めれば、癌ばかりか、心臓病・脳梗塞・糖 尿病・骨粗鬆症・関節リウマチほかの様々な自己免疫疾患・アルツハイマー病・白内障・加齢黄班変性(AMD)など、あらゆる病気を予防し、回復させることができる」ということでした。

「動物性食品の摂取と生活習慣病の関係」は、「喫煙と肺ガンの関係」以上に密接であることを科学がすでに裏付けているにもかかわらず、この本が出版されるまで、この事実を知る人はごくわずかしかいませんでした。
 それは、政府の国民に対する食事摂取指針やメディアが伝える健康情報には、「科学による真実」が全く反映されていないからです。

 実は、キャンベル博士らが米国政府の依頼を受けて1982年に作成した「食習慣と健康に関するレポート」( 全米科学アカデミー〈NAS〉の報告書『食物・栄養とガン』)は、動物性食品の過剰摂取がガンの強力な要因となっていることをすでに明らかにしています。

 これは、アメリカ人の「食習慣と心臓病」に関する1977年の(アメリカ)政府の報告書「マクガバン報告(マクガバン・レポート)」の第二弾と言えるもので、「食習慣とガン」に関する研究レポートでした。

 しかし、この研究レポートで明らかにされた結論は、政府の国民に対する食事摂取指針には全く生かされず、そのまま闇の中に葬られてしまったのです。

 それはなぜか。

 長期にわたり政府の栄養政策組織の委員を務め、その内部事情に誰よりも精通しているキャンベル博士は、政府と食品・製薬・医学業界の間にあるドロドロした関係のためであることを、本書で赤裸々に記しています。

 この癒着ぶりを暴いていくところは主に下巻に登場するのですが、サスペンス小説以上の迫力と「真実の重み」に読者は驚かれることと思います。

 医学・栄養学の分野でベストセラーとなっているこの本は、アメリカの医学界や栄養学界を大きく変えようとしています。

 キャンベル博士の熱い訴えは、日本のみなさんの食習慣、健康、そして病気に関するパラダイムをも、足元から崩してしまうに違いありません。

 しかし、博士のメッセージを真摯に受け止める人は、生涯メタボリック症候群や生活習慣病とは無縁で、エネルギーに満ちあふれた人生をエンジョイすることができるはずです。

 ぜひ、キャンベル博士の熱いメッセージを参考にされ、みなさんご自身の選択と行動によって、これからの人生を輝かしい日々とされることを願ってやみません。

 そうしたことを思うにつけ、今、みなさんが手にされている日本語版の刊行に翻訳という形で参加・協力できた喜びは、言葉では言い尽くせません。
 病気で苦しんでいらっしゃる多くのみなさんにはいうまでもなく、ご自身やご家族、ご友人の健康を切望されていらっしゃるすべての方に、自身を持って本書をおすすめします。

 みなさんが今までの考え方やライフスタイルをほんの少し「チェンジ」するだけで、ご自身の未来はもとより、ご家族、ご友人、そして社会も、国も、この地球も、きっと大きく変わっていくことでしょう。

 読者のみなさんにとって、今日のこの日が「すばらしい人生」に向けた船出の日となり、「新しいライフスタイル」が始まる記念の日となりますように ―。




 上述の中に「第二次世界大戦前までは非常に稀だったガンが・・」とありますように、「チャイナ・スタディ」も「マクガバン・レポート」と同様に “癌は昔は非常に稀な病気であり、ほとんど存在していなかった” と報告しているのです。

 これは日本においても同様で、“癌は昔の日本にはほとんどなく、非常に稀な病気であり、奇病と言われたほどだった” と言われています。


 このように、世界的に著名な大報告書である「マクガバン・レポート」と「チャイナ・スタディ」では、はっきりと「癌は昔はほとんど存在しておらず、非常に稀であった。ゆえに、癌は現代病である」と言いきっているのです。しかも、現在進行の発展途上国においても癌はほとんど見られないので、「癌は先進国病である」と言えるのです。

 この事例として分かりやすいサンプルが、現在のインドです。今までインドは発展途上国でしたが、近年、目まぐるしい発展を遂げ、急速に先進国化して国民の生活水準が高まっています。食事が欧米化して、日常生活に化学物質・化学化合物の製品が溢れるようになってから、癌患者が急速に増えてきているのです。

 実は、これは日本も同じです。日本がまだ発展途上国であった頃は、まだ現代のように癌患者なんてそんなにいなかったのですが、戦後、日本が高度経済成長を遂げ、それと共に食事が欧米化し、生活環境が化学物質・化学化合物で汚染されるようになってから、日本も急速に癌患者が激増し始めたのです。

 アメリカはこの「欧米型の間違った食事(欧米型の食生活)」と「化学物質・化学化合物による社会環境の化学汚染(社会の化学汚染)」という点に的を絞り、アメリカ国民に次のような食事指導をし、化学物質・化学化合物の規制に徹しました。
アメリカが推奨する食事指導の内容は「アメリカの食事ガイドライン、マクガバン・レポート、石塚左玄【アメリカが推奨する食事指導の内容は、日本の『食養学』の内容に近い】」を参照してください



 1.食事の半分は果物や野菜にすること。そして、全粒穀類を多く食べること。

 2.脂肪分の少ない肉、鶏肉、豆類、ナッツ類、種子類を食べること。

 3.無脂肪、あるいは1%の低脂肪牛乳を使うこと。

 4.砂糖の添加食品、精製穀物類、固形脂肪を避けること。カロリーが多く、必要な栄養素はほとんどない。

 5.缶詰のスープや冷凍食品は塩分を比較する。そして、塩分量が一番少ないものを選ぶ。

 6.コレステロールの摂取量は1日300mg未満にすること。

 7.トランス脂肪酸の摂取は避けること。

 8.サプリメントなどの栄養補助食品を食べる代わりに、栄養価の高い食品から栄養分を摂取すること。

 9.アルコールはほどほどにする。女性は1日1杯以下、男性は2杯以下。

10.砂糖入りのソーダ水や飲料水の代わりに、水を飲むこと。



 この「食事指導」と「化学物質・化学化合物への徹底した規制」によって、アメリカは癌患者を激減させることに成功しています。これは「見つめる的」が正しかった証拠です。これが “人間を癌に至らしめている根本原因” です。まず、これが『癌の正しい答え』だと思って間違いありません。

 “人間を癌に至らしめている根本原因” は、「欧米型の間違った食事(欧米型の食生活)」と「化学物質・化学化合物による社会環境の化学汚染(社会の化学汚染)」の2つです。「癌の要因」は他にも多数ありますが、そんなものはこの2つの原因に次ぐものであり、まずこの2つの「癌の要因」を解決してから見つめれば良いものばかりです。あくまで、この2つの「癌の要因」が主であって、その他の「癌の要因」など所詮は従に過ぎません。アメリカがつかんだ通り、“人間を癌に至らしめている根本原因” はこの2つなのです。これは超重要なので、ぜひ覚えておいてください。

  【人間を癌に至らしめている、2つの根本原因】
  (1)欧米型の間違った食事(欧米型の食生活
  (2)化学物質・化学化合物による社会環境の化学汚染(社会の化学汚染


 この項では、アメリカの「マクガバン・レポート」と「チャイナ・スタディ」から「癌は昔はほとんど存在しておらず、非常に稀であった。ゆえに、癌は現代病である」という研究報告を見ました。

 では次に、森下敬一 医学博士による見解を見てみましょう。





 付録

 マクガバン・レポートの「肉は食うな! 病気になるゾ! 癌になるゾ!」という内容は当時、本当に驚愕するような内容でした。もし、これをそのまま発表すれば、ジョージ・マクガバン上院議員は畜産業界からどのような攻撃を受けるか分かっていたはずでした。彼が自分の政治生命を守ることを第一に考えたら、マクガバン・レポートの内容を歪めて発表していたことでしょう。力のある政治家であった彼ならば、そんなことはたやすいことだったはずです。日本の政治家なら軽くやってのけていることです。
 しかし彼は、自分の政治生命よりもアメリカ国民の大事を取り、マクガバン・レポートをありのまま正直に発表し、「食と病気の関係」の真実を明かしました。そして案の定、彼は畜産業界を中心に猛攻撃を受けることとなり、次期大統領とまで言われていた彼の政治生命は断たれることとなりました。こうして彼は政治家としての力を失っていったと言われています。
 でも、マクガバン・レポートの内容は世界中の医学博士、医師、栄養学者の心を捉え、今では最高の文献となっています。マクガバン上院議員は、今や「英雄扱い」です。

 知っていますか?

 かつてイギリスでは、無農薬・有機栽培農家はボロクソに叩かれていました。農薬が登場した当初、農薬の恐ろしさについて、世間はまだ無知でした。蒔けば簡単に害虫を駆除してくれる便利な農薬を一切使用せず、昔ならではの無農薬・有機栽培を貫き通す農家は「頭がおかしい」「どうかしている」「キチガイだ」と散々世間から蔑まされ、馬鹿にされていました。
 しかし、時代が進み、だんだんと世間の認識が「農薬はどうやら危険らしい・・」と追い付いてきて、今のイギリスでは、無農薬・有機農家や酪農家は国民の生命を守る「英雄扱い」になっています。

 とにかく、世間の認識が真実に追いつくのには時間がかかります。
 世間の多くの人々の持つ悪い点に、「自分は何でも知っている」と思い込んでいる点があります。
 決まってそういう人々は、TVや新聞、雑誌などのメディアの言うことを丸呑み鵜呑みしてしまう人々です。
 メディアは権力の飼い犬でもありますから、権力にとって都合の良いことしか宣伝できないという性質が基本的にあります。世間の多くの人々はいまだこのような事実を知らず、メディアの言うことは何でもかんでも無条件に信じ込み、その宣伝を丸呑み鵜呑みし、物の見事に情報コントロールされて操られてしまっている自分の意識にすら気づけず、「自分は事実を知った」と無意識に思い込まされているのです。

 この「簡単に意識操作されてしまう人々」が一番怖いです。今でも、世間の大多数の人々がこの状態にあります。東北大震災以降、少しは世間の意識も改善されたかなァ~とは思いますが、癌医療界の現実を見れば、「あぁぁ~、世間はまだまだだなァ~」と思わざるを得ないのです・・・。世間の人々が真実に目覚め始めたならば、真っ先に癌医療業界が叩かれることになるでしょう。それほどに、癌医療業界が今までずっと癌患者の生命を犠牲にしながら演じ続けてきた「おぞましき癌医療ゴッコ」は、本当に多くの多くの恐ろしき「悪魔的所業」を積み重ねてきたのです。真実に目覚めた世間がこの癌医療業界をどう裁く(捌く処理する)ことになるのか、私は気がかりです。癌医療業界に対する世間の風当たりは、世間の眼がどれほど開かれてきたかを測る指標となるでしょう。

 私はジョージ・マクガバン上院議員が好きですね!
 真実を明かすなんて、普通の人間では権力にビビッてしまい、やりぬけないことでしょう。
 この記事の最後に、ジョージ・マクガバン上院議員のシブイ写真でも見て、次の記事に進まれてください。



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ジョージ・マクガバン上院議員は、ちょっとだけ 007 が入ってますね・・(汗)
実際に、007 が一人混じっていたんですが、気づかれましたか・・(ショーン・コネリーです)。


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カッコイイ感じのお爺ちゃんですね!