私が以前、お返事で puripuri さんに「癌患者におけるブドウ糖の問題」についてお話しさせて頂きました「ブドウ糖点滴、ブドウ糖の摂取は病気を進行させる、森美智代先生の事例、生煮え玄米クリーム(玄米クリームの生煮え)、他・・・」記事を、カテゴリの都合で最アップします。甲田光雄博士の一番弟子である森美智代先生のお話や、宿便についての話もあります。
 癌においては、ブドウ糖と宿便はかなり曲者なので、ぜひご覧になってみてください。
 よろしくお願いします m(__)m




 puripuri さんへ

 puripuri さん、早々のお返事をありがとうございます m(__)m

 ブドウ糖点滴の是非(やるか止めるか)につきましては、私は医師でも医療関係者でもないので書けません。
 私がそれを書けば違法です。 こればかりは、当人が決めなければならないことです。
 なので、私にできる限りのお話をさせて頂きますので、この中で参考になるものがありましたなら、
 どうするべきかの判断材料にお活かししてください。 どうぞ、よろしくお願いします m(__)m

 最初に、puripuri さんのお返事のコメントから入らさせて頂きます(こちらです)。


「迅速な返事ありがとうございます。
 点滴の内容を聞いたところ、少量のブドウ糖が入っているそうですが、少しでも入っていたら駄目なのでしょうか?
 病状を聞いたところ、すい臓から転移した肝臓のガンが血液検査でマーカーが値悪くなっているとのことでした。
 抗がん剤は1クールやっただけで、副作用があまりにも耐えられずやめております。
 もしお分かりでしたらよろしくお願い致します。
 教えていただいた”玄米饅頭”、食事を早速実行します。
 ありがとうございました。」



 点滴の内容は、おそらく医師か看護婦さんに訊いたのだと思いますが、この「少量のブドウ糖が入っている」という言葉だけではまったく判断ができません。

 少し屁理屈な表現になってしまいますが、たとえば「私は少食にしています」とだけ言われても、それが実際にはどの程度の少食なのかは分からないのと同様です。

 「私は少食にしています」とだけ言われても、それが腹8分目の少食なのか、腹7分目の少食なのか、腹6分目の少食なのか、腹5分目の少食なのか、これらはすべて少食なのです。

 しかも中には、今まで腹12~14分目も食べていたような人が腹10分目にしても、これは当人にしたら「少食になる」のです。

 申し訳ありませんが、「少量のブドウ糖が入っている」、これだけで正確に判断できるものではありません。

 当然、puripuri さんが不足していると言っているのではありませんよ。

 これは、医師や看護婦さんが「癌とブドウ糖の関係」についての意識が無いから、こんな単純な回答をされるのです。


 まず、ご理解頂きたいのは、ブドウ糖を摂取すれば、思いっきり癌細胞に栄養が届き、癌を育ててしまうという事実です。前回、「PET検査」のお話を少ししました。こちらを参照してみて頂きたいのですが、PET検査の原理は「癌細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発なため、3~8倍のブドウ糖を取り込むという特徴があります。PET検査は、その特徴を利用してたくさんブドウ糖を取り込んでいる細胞を探し、癌を発見します」というもので、このPET検査の原理は「癌患者がブドウ糖を摂取すれば、ブドウ糖は癌細胞に集中して行ってしまい、それだけ癌を進行させる」ということを自供しています。正常細胞の “3~8倍” ものブドウ糖が癌細胞に取り込まれてしまうのですね。

gan+seizyou
左の「見るからに悪そうな奴」が癌細胞で、右が正常細胞です(小さい団子の様なものが「ブドウ糖」です)


 癌患者がブドウ糖を摂取することは、「ブドウ糖という栄養が正常細胞よりも癌細胞に思いっきり行ってしまい、それだけ癌が進行する」ことを意味しています。これは医学的に正式に理解されている内容です。しかし、癌専門医はこの重大なる事実を癌医療で何も言いません。「ブドウ糖を摂取すると “癌が進行して大きくなってしまう” ので、ブドウ糖の摂取を極力抑えてください。そうしなければ、癌は進行する一方となり、どんどん大きくなっていきますよ!」と癌患者に食事指導してあげることは “癌を抑制する上で非常に重要” なはずなのに、日本の癌医療ではこの重要な食事指導が一切成されていないのです。ブドウ糖の摂取を抑えるか止めるかするだけで、“癌の進行を抑制できる” ことは火を見るよりも明らかなのにです。

 PET検査では「FDG」という「疑似ブドウ糖」を注射して、注射後、数十分~1時間ほど静かに横になっている間に、FDGが血流に乗って全身に運ばれ、癌細胞にこの「疑似ブドウ糖」が多く取り込まれます。そうして「PET-CT」で見ますと、次のように癌の位置と勢力が一目で分かるのです。

pet3
pet-ct00


 ここで重要なのは、「注射後、数十分~1時間ほど」という短時間で、ブドウ糖がこんなにも癌細胞に行ってしまっているという事実です。これはそれだけ “癌を育ててしまう” ことを意味しますから、ブドウ糖を摂取すれば癌を進行させてしまうのが明らかに分かります。

 しかも、こちらでは「悪性度が高いものほど、疑似ブドウ糖(=FDG)を多く取り込みます」と解説されているところからも、今受けている点滴に含まれるブドウ糖がいくら少量であっても、御身内の方は末期の末期癌なのですから、その末期癌にブドウ糖が思いっきり取り込まれているのではないかとの推察はできるはずです。

 御身内の方の癌は末期の末期なんですよ・・・、しかも、おそらくは動けなくなって横になりっぱなしだろうと思いますので、運動量が少ない分、通常、体の方々で行われているはずの「ブドウ糖の消費」自体が少ないはずですから、その点滴に含まれる少量のブドウ糖がもろに癌細胞に行ってしまっている可能性は大ではないかと思います。

 体を活発によく動かしている人ならば、それだけ体の方々で行われる「ブドウ糖の消費」が多い分、癌細胞に行ってしまうブドウ糖の量は抑えられているかもしれませんが、体をまったく動かしていない人では体全体の「ブドウ糖の消費量」が少ないわけですから、それだけブドウ糖がそのまま真っ直ぐに癌細胞に行って取り込まれているのでは?と考えたほうが自然です。

 puripuri さん、そう思いませんか?

 ですから、ここまで思考すれば、「少量のブドウ糖が入っている」とだけ言われても、やはり、この言葉だけでは正確に何も見えてこないのです。

 何よりも大事なことは、その「ブドウ糖入りの点滴」をしても「癌の進行に悪影響を及ぼす」ことはないのか、もしくは「癌の進行に加担することになってしまう」のか、ここが重要な観点です。ブドウ糖の量が少量だから良い、というものではないのです。いくらブドウ糖の含有量が少量の点滴であろうとも、その少量のブドウ糖の摂取が原因で末期の末期癌をさらに進行させてしまうことになってしまっては、本当に何にもならないのです。


 puripuri さん、その医師の先生は、なぜ御身内の方に「ブドウ糖点滴をさせる」のだと思いますか?
 当然それは、御身内の方が食事が食べられなくなっているからです。

 実は、ここが重要です。

 医師は患者が何も食べられないと聞くと、反射的に「なにっ! この患者は食事が何も食べられないって? じゃぁ~、点滴で栄養を入れておけ! 栄養点滴しろ!」なのです。たいていは、こんなもんです。職業的な反射行動ですね。「食事が食べられない」=「栄養点滴」という反射的な行動です。医師はこういうふうに叩き込まれているからです。ブドウ糖点滴をする・・・、それが末期癌患者にとって何を意味するのかを思考していません。教えられていないからです。それを思考できる頭のある医師ならば、癌患者に対して “ブドウ糖の摂取を抑制しなさい、そうすれば、癌の進行を抑制できる” という食事指導くらい、もうとっくにしているものです。

 だいたい、考えてみてください。私も同じ日本人としてあんまり言いたくはありませんけれど、日本の癌医療は本当に最悪です。「食事と癌の関係」なんて今や世界的に理解されてきている事実であるにもかかわらず、日本の癌専門医の大方が「癌細胞は何をしても無限増殖してしまう」という不実を盲信しているのですから、ましてや、大方の癌専門医なんて食事療法をバカにしているのですから、「食事と癌の関係」など頭にもないのです。だからこそ、重要な「癌の食事指導」も一切せずに、いきなり抗がん剤・放射線・手術といった暴挙を癌患者にさせることができるのです。こんなことは、外国の先進国から見れば「異常医療」に映るでしょう。これが「日本の癌医療は、外国の先進国から20年以上も遅れている」と言われる所以です。

 「ブドウ糖の摂取をしない」「肉製品・乳製品を摂取しない」「一日の摂取カロリーを1300kcal の少食に抑える」ことをすれば、自然と癌細胞に栄養が行かなくなり、癌の勢力を抑えることが分かっていながら、つまり、癌の進行をこういった「食のコントロール」だけで自然抑制できることが医学的に理解されていながら、日本の癌医療はいまだにこの事実を一切無視し、三大療法(抗がん剤放射線手術)だけを「癌医療の標準」にして行っているわけです。この異常さ・・・。

 前回お話ししましたように、末期癌患者が「ブドウ糖の摂取」「肉製品・乳製品の摂取」「健康者のような一日2500kcal もの摂取」などしようものならば一気に癌が進行していくのですから、末期癌患者には真っ先に「癌を進行させてしまう食事」を回避させる食事指導をするのが良識なはずです。これもしないのは、重度の糖尿病患者に「糖質制限食の指導をしない」のと同じことなんです。重度の糖尿病患者にブドウ糖点滴をするとでも思いますか? 末期癌患者に「癌を進行させる大きな原因となるブドウ糖を、如何に少量とは言え、食事や点滴で摂取させる」というのは、それだけ癌を進行させる要因を、末期癌患者に対して大なり小なり “与えてしまう” ことを意味するのです。こういった視点をまったく持ち合わせていない日本の癌医療は、外国の先進国から見れば、まさに「キチガイ癌医療」にしか映らないでしょう(こういう表現が失礼になるのを理解して言っています)。


 アメリカでは「ノンカーボ療法(炭水化物摂取制限)」という治療まで開発されています。しかし、この「ノンカーボ療法(炭水化物摂取制限)」のように炭水化物を制限させるだけでは問題があります。

 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのアンダーソン臨床栄養部門上級臨床栄養士(senior clinical dietitian)である Daxaben Amin 氏は、「ノンカーボ療法(炭水化物摂取制限)」について、このように考えられています(参照)。

「Amin 氏によれば、健康な体重を維持するためには炭水化物の摂取量を一定限度にとどめる必要があるものの、炭水化物の摂取を完全に断つことは、われわれの身体に必須な最低限のエネルギー源の摂取も断つことになる。
 さらに悪いことには、野菜をはじめ、果物、全粒穀類および豆類といった癌と闘ういくつかの重要な炭水化物までも身体から取り上げることになる。
 『ノンカーボに走るより、炭水化物を賢く選びましょう』と Amin 氏は述べる。
 『ケーキ、クッキー、その他の加工食物や精製穀類や精製糖ではなく、全粒穀類を食べましょう』。」


 これはその通りで、炭水化物を断つといっても「癌の最大のエサとなるブドウ糖の大量摂取となる “穀物の火食(ご飯・パン・麺類など)” や “糖分の高い甘い食物” を断てば良い」のであって、癌治療に必須の「野菜をはじめ、果物、全粒穀類および豆類といった癌と闘ういくつかの重要な炭水化物までも身体から取り上げる」なんて、とんでもない話です。ただ、玄米は火食(玄米ご飯など)をするなら少量に抑えたり(玄米の生食ならブドウ糖の摂取にはなりません)、甘い果物は避けたりするなどの工夫は必要になります。アメリカの「ノンカーボ療法(炭水化物摂取制限)」が本当にすべての炭水化物を断ってしまうのかどうかは詳しくは分かりませんが、アメリカの癌医療では、「食事で癌を抑制する」というアプローチが当たり前に存在している証拠なのですね。


 「「チャイナ・スタディ」が明かす、肉食の真実!【M報告、丹羽靱負博士、牛乳、他】」を参照して頂きたいのですが、栄養学研究での世界的権威「T・コリン・キャンベル」博士は、癌と食事についてこのように正式発表されています。

「発癌性物質が癌の芽となり、その癌の芽に肉製品・乳製品などの動物性タンパク質が栄養を与えて癌を促進させて行く。
 植物性タンパク質は癌を促進させるようなことはなかった。 癌治療には植物性食品が有益である。」

 「ブドウ糖の摂取を断つ」「肉製品・乳製品の摂取をしない」「一日1300kcal 以内の少食に抑える」「植物性食品による癌体質の改善」をすべて見事にクリアしているのが、私がいつも言っています甲田療法の『生玄米粉+生菜食療法』です。これはすべてクリアしています。これに『飲尿療法』を組み合わせれば、もっと頼もしい癌治療になります。


 一般の癌専門医はこれらの文献や事実を、癌の専門家であるはずなのに何も知らないのです。
 管理栄養士もお話になりません。

 どのくらい入院されるのかは分かりませんが、もし点滴が取れた時、御身内の末期癌患者さんに病院食が出されたら、その病院食の中身の内容を確かめてみると良いです。病院食は管理栄養士が献立を決めて作っているのですが、おそらくは管理栄養士なんて癌における重要な食事内容などまったく知りませんから、御身内の方は末期の末期癌だというのに、平気で「白米ご飯」「肉料理」「乳製品」などを出してくることでしょう。もしかしたら、牛乳を添えているかもしれません。癌患者の食事には、牛乳は絶対に出してはいけません。牛乳はタンパク質の87%が「カゼイン」で構成されています。この「カゼイン」は癌の発生・増殖を強力に促進させる最大原因です。末期癌患者のみならず、どの癌患者であっても、牛乳を飲めば癌が大きく進行してしまいます。牛乳を多飲する方に乳癌が多いのも分かってきています。癌の手術を何度しても再発を繰り返していたのに、最後の手術後に「乳製品を断っただけで癌が再発しなくなった」博士もいます。末期癌患者に対して牛乳を摂取させるのは、無言で「早くお亡くなりください」と言っているようなものです。これを管理栄養士は、おそらく平気でやっています。とにかく、病院食ではやたらと牛乳が出てくることが多いです。管理栄養士は本物の文献を知らないのですね。栄養学校で教えられていないのです。癌専門医も同様です。

 ましてや、管理栄養士は「白砂糖」「食卓塩(塩化ナトリウムほぼ100%の薬物)」「味の素」などを平気な顔して使っています。食養を知っている方々にとっては、これらはどれも、体を狂わせる “最大の毒物” であることを知っています。「味の素」は “グルタミン酸” を多く含んでいますが、この “グルタミン酸” は体に異常を発生させることが正式に発表されています(参照1参照2)。危険な「マーガリン」も使います(参照)。管理栄養士はこれらを平気で使っているのです。本当に無茶苦茶です。おそらくは、病院食でも平気で使用していることでしょう。


 癌専門医は癌細胞の云々カンヌンは専門的に知っていても、「食事と癌の関係」についてはまったく無知な医師ばかりでしょうから(もし知っているならば、癌患者に「癌の食事指導」をしていて当然です)、この程度の癌の専門家たちから「この少量のブドウ糖なら、末期癌と言えども、癌の進行を促進させてしまうことはないですよ♪」と優しく笑顔でいくら言われたとしても、そんな言葉の一体何を信用できますか?「癌の食事の基本中の基本」を何も知らない癌の専門家の言葉を・・ です。私が個人的に見たって、ブドウ糖点滴に対しては、ここまで書いてきた内容のことくらいは真剣に奥突っ込んで見つめます。でも、癌専門医や看護婦さんはそこまで思考できる「食事と癌の認識」が無いのですから、残念ながら、何を聞いても無駄だとは思います。

 もし、ブドウ糖点滴が「体に必須な最低限のエネルギー源の摂取」になるだけならば私は反対ではありませんが、そのブドウ糖点滴が「末期癌を進行させる原因」になってしまうのならば、私は反対としか言いようがありません。もうこれ以上、御身内の方の末期癌を、何が何でも進行させてはならないからです。

 ブドウ糖点滴をやるか否かに関しましては、あとは当人のご判断になってしまいます。
 ブドウ糖点滴に関して私がお話しできるのは、ここまでになります。 すみません・・・。


 まず、自然医学を知っている方ならば常識ですが、末期癌患者が末期の末期になると食事が食べられなくなるのは、通常の食事(普通食)を食べれば癌がさらに進行してしまうので、体が「癌の進行を抑制するために自然と食べられなくさせている」のです。もはや「栄養を摂取してはならない状態」にあります。末期癌は「普通食の栄養摂取」=「癌の大進行」を意味するからです。自然医学では常識中の常識です。

 ところが、西洋医学はこうした「人体の自然反応(自然的要求)」を物の見事に無視し、人体の反応(要求)とは真逆のことをすることが多いです。西洋医師の中には「西洋医学では病気が治らない、病気を治せない」と言う医師もいるほどなのです。

 末期の末期癌患者が食べられなくなったならば、それは「もう食べてはいけない、これ以上食べると、ますます末期癌が進行してしまう・・・」という、自分の身体からのアピール(メッセージ)です。なのに病院は、何も食べられなくなっている末期癌患者に対して、平気で「栄養点滴を投与する」という無茶をします。癌細胞「単品」の云々カンヌンのことはよく知っていても、その「癌の背景」にある全体像を知らないから平気でできるのです。


 それに、私は「ブドウ糖」に対して、あまり良いイメージを持っていません。医師や管理栄養士は(西洋医学や栄養学は)「ブドウ糖」=「エネルギー源」という認識しか持っていないのでしょうけれど、この「ブドウ糖」が実は曲者なんです。病人がブドウ糖を摂取すると、病気が進行してしまうのです。癌などは特にそうですね。「ブドウ糖を摂取すると、病気が進行してしまう」ということを知っておくべきです。

 なので、甲田療法では「ブドウ糖の摂取を極力抑えて」いました。生菜食ができない患者さんでも、玄米クリームとか玄米の全粥・五分粥などにして超少食にすることによってブドウ糖の摂取を抑制し、その時に働く治癒作用を活かしていました。特に『生玄米粉+生菜食療法』は「ブドウ糖の摂取が非常に抑制されている」食事療法です。

 ブドウ糖の摂取は病気を進行させます。ブドウ糖をいくら摂取しても、ブドウ糖に病気を治す力はありません。ブドウ糖ではなく、ビタミン・ミネラルという微量栄養素と酵素の大量摂取が体を改善するのです。


 ここでひとつ、お話をします。

 甲田光雄先生の一番弟子である「森美智代」先生(鍼灸師森鍼灸院 院長)は、特定疾患の「脊髄小脳変性症」という病気でした。病気が発病した森美智代先生はだんだん真面に歩けなくなっていき、診察を受けた医者からは「もう治らない」と宣告を受けていました。これは同時に余命宣告でもありました。その時、森美智代先生が思い出したのが、甲田光雄医師のことでした。甲田医院に来院された森美智代先生に対して、甲田光雄先生は「宿便がだいぶ溜まっていますね! 宿便を出せば、病気は治りますよ」と言われ、森先生は「治らないと言う先生よりも、治ると言ってくれる先生について行こう」と思い、甲田療法で「脊髄小脳変性症」を治療する決心をされました。

 しかし、森美智代先生は極度の陰性体質で、宿便もたくさん溜まっていたので、この時は生菜食療法ができない状態にあったのです。生菜食療法をすると、体調がもろに悪化してしまいました。なので、仕方なく「玄米菜食の火食(調理された玄米菜食のお料理)」で対応されていました。「玄米菜食の火食」では、生菜食療法のような力は発揮できません。体質上の理由から「玄米菜食の火食」しかできなかった森美智代先生は、「脊髄小脳変性症」がどんどん悪化し、進行するばかりだったのです。このように、「玄米菜食の火食」をしてブドウ糖の摂取をいくらしても、病気は進行するばかりなのです。

 森美智代先生のこの様子に焦った甲田光雄先生は「宿便さえ出せば陰性体質が変わり、生菜食療法ができるようになる。生菜食さえできれば、森さんの病気は良くなるはずだ!」と言われ、断食をして一気に宿便を排泄する方向に進めようとしました。しかし、この頃の森美智代先生は病状が悪化して進み、もはや断食ができる体力さえ残されていなかったのです。このような「体力の無い」状態で断食をするのは大変危険だったのですが、しかし、森美智代先生が生き残れる道筋はそこにしか残されていなかったのです。危険を承知で賭けに出た甲田光雄先生は、森美智代先生に確か「すまし汁断食」を2~3週間行って、それを確か2回ほど行い、その断食で森美智代先生は宿便を排泄することが叶い、陰性体質が改善されて、生菜食療法を実行することができるようになりました。

 思いっきり話を進めてしまいますが、気づいた頃には、森美智代先生は一日青汁1杯で生きられる仙人になっていて、「脊髄小脳変性症」を世界で初めて克服することになったのです。今の時点で「脊髄小脳変性症」を克服して生きているのは、世界中で森美智代先生、ただ一人です。

 森美智代先生は「脊髄小脳変性症」を克服されましたが、それは完全に治ったのではなく、生菜食療法によって進行を止めている状態で、(ブドウ糖を摂取しないで)青汁1杯で生きていくならば病気が現われて進行することなく生きていくことができます。しかし、また普通食を食べてしまえば(ブドウ糖をたくさん摂取してしまうと)病気がぶりっ返して来てまた進行してしまい、生きていくことができません。森美智代先生が病気を抑えて生きていくためには、(ブドウ糖を摂取しないで)青汁1杯で生きていく以外にはなかったのです。

 現代医学ではどうにもならなかった森美智代先生の「脊髄小脳変性症」を改善して病気の進行を止めてくれたのは、ブドウ糖の摂取ではなく、明らかにビタミン・ミネラルという微量栄養素と酵素の大量摂取だったのです。だからこそ私は、このブログサイトで何度も何度も「『玄米菜食の火食』では、食事療法としては弱い。『生玄米粉+生菜食療法』のような “植物の生食” の力まで活かさなければ、強力ではない」と言ってきたのです。


 『生玄米粉』で食せば『短鎖脂肪酸』がエネルギー源になり、「ブドウ糖の摂取」を避けることができます。

 「癌治療の玄米菜食における「生玄米粉食の価値」」にて、『生玄米粉』の食事をすることによって主食でのブドウ糖の摂取を断ち、ブドウ糖の代わりに『短鎖脂肪酸』をエネルギー源にすることの価値を書いています。

 この中で、福田一典医師が著された「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する!-今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』」の話をしています。福田一典医師は、食事でのブドウ糖の摂取を抑制し、中鎖脂肪酸の食事によって「ケトン体」をエネルギー源にすることで癌細胞を死滅に追い込むことを説かれています。



 この中で、私はこのように書きました。



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 著書紹介には、次のように書かれています。

がん細胞は、ブドウ糖(グルコース)に対する依存度が正常細胞に比べて何十倍も高い。
よって、がん細胞がブドウ糖を利用できなくすれば、正常細胞にダメージを与えず、
  がん細胞だけを死滅させることができる。
そのために、食事中の糖分の摂取を減らして、
  中鎖脂肪酸トリグリセリド(中鎖脂肪酸)を多く摂取する「中鎖脂肪ケトン食(糖質制限食」を実践する。
この食事は正常細胞にダメージを与えず、がん細胞だけを選択的に死滅させることが可能になり、
  副作用なくがん治療が行える。

 福田一典医師のような『癌を育てない環境を意図的に作り出し、癌を自然と追い込んでいける安全な癌治療』を推奨している先生がおられることに、本当に深く感謝します。福田一典医師の説かれている「中鎖脂肪ケトン食(糖質制限食」の内容は、私がこのブログでお話ししています内容と重なると思います。ましてや、『中鎖脂肪酸』が得られる食事を薦めているところを見ますと、福田先生 は他の癌専門医とは違って、癌の根本的治療をよく理解していると思います。

 この「ケトン食」というのは、『ケトン体をエネルギー源とする食事』ということです。『ケトン体』とは何かと言いますと、これは断食医学の方面から見ると分かりやすいです。通常、人間の体は食事から得たブドウ糖をエネルギー源としていますが、断食をして食物を摂らない状態になった場合、人間の体はエネルギーを取得する方法を他(ブドウ糖以外)に探すようにできています。グリコーゲンや脂肪に蓄えられた脂肪酸、たんぱく質の組織からブドウ糖を引き出して利用します。体や脳、神経組織は新陳代謝のためにブドウ糖が必要なのですが、1~2日間の断食をしますと、筋肉からグルコースが生成されるようになります(自己融解・自家融解)。さらに断食を続けますと代謝が変わり、脂肪から脂肪酸をつくり、それをエネルギー源とします。筋肉や心臓、肝臓は脂肪酸を直接エネルギー源とすることができ、このことで筋肉の減少ペースが落ちます。しかし、脳は脂肪酸を栄養とすることができないので、断食をして三日ほど経ちますと、肝臓において脂肪酸などを分解して『ケトン体』が生成されるようになります。それによって、脳やその他の臓器はグルコースではなく、『ケトン体』を主要なエネルギー源とするようになるのです。
 この『ケトン体』というエネルギー源は、正常細胞は利用できますが、癌細胞は上手に利用できません。ゆえに、ブドウ糖の摂取をやめることで、体内で 『ケトン体』を生産できるようにして、この『ケトン体』をエネルギー源とする体に移行できれば、正常細胞はしっかりと養いながら、癌細胞だけが育たなくなるような体内環境を「意図的につくり出すことができる」のです。自分の体が『ケトン体』を生産するようなるには、ブドウ糖の摂取をやめて、少食や断食を繰り返していくことで、誰でも『ケトン体』が多くなります。ブドウ糖というエネルギー源から、自己体内で生産した『無害のケトン体』をエネルギー源として利用するようになるのです。「断食は癌に効く」と言われる所以です。このような「中鎖脂肪ケトン食(糖質制限食」が、癌を兵糧攻めにして追いつめていくのです。



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 福田一典医師が医院長を勤める「銀座東京クリニック」では、「がんの中鎖脂肪ケトン食療法」の解説ページにて詳しく解説しています。

 少し難しい内容ですが、簡単に言うと、

「癌細胞はブドウ糖をエネルギー源として大量に取り込んでいるため、高血糖は癌細胞の増殖に有利になります。
 癌細胞はブドウ糖をエサに増殖しています。
 ですから、糖質の摂取を減らすだけで、癌細胞の増殖を抑えることができます。」

 という内容です。

 ブドウ糖の摂取を抑制し、少食や断食の時に体内で生成される「ケトン体」をエネルギー源にすれば良い、と福田先生は言われているわけです。そうすれば、ブドウ糖を取り込めなくなった癌細胞を死滅に追い込むことができるわけです。癌の最大の栄養源であるブドウ糖を癌細胞に与えないのですから、当然と言えるでしょう。

 ただ、これだけですと、体力が消耗している方ではかなりキツイでしょうから、ブドウ糖を発生させない『生玄米粉』の食事による『短鎖脂肪酸』をエネルギー源にすることで、体は遥かに楽になります。


 前回の記事を少し訂正しまして、前回の記事で私は『生玄米粉』と「自然海水塩」と「黒胡麻を摩ったもの(黒摩り胡麻)」と「水」で作った『生玄米粉の饅頭』の話をしましたが、これは、以前、私の母が「生玄米粉がブリッジの入歯に入り込んで、痛くて食べられない」と言って来た時に、私が少しでも『生玄米粉』を食べやすくなるために考案したものです(甲田療法では、このような食べ方はしていません。生玄米粉が食べられない人のために、私が仕方なく考案したものです)。私が『生玄米粉の饅頭』を作った時に、母はそれを食べて「あぁ~、これなら食べやすくて美味しいねぇ♪」と言いながらも、母は結局、玄米クリームのほうを選択しました(汗)。玄米クリームでもブドウ糖の発生は抑えられているでしょうけれど、『生玄米粉』のほうが確実にブドウ糖を発生させないので、末期癌患者さんにおいては、ブドウ糖を発生させない『生玄米粉』のほうが無難だと思います。

 ちなみに、前回はネーミングを付けるのに迫られて『生玄米粉 饅頭』と名付けてしまったのですが、やはり『生玄米粉 団子』に早くも改名しました。そのほうが適切かなァと思ったからです。結局、ネーミングなんてどうでも良いので、分かりやすい名前で呼んであげてください。「きな粉棒」ならぬ『生玄米粉棒』でも構いません。何でも良いです。この『生玄米粉 団子』が食べやすければ、これを試されてみてください。


 もし、この『生玄米粉 団子』でも食べ難い時には、さらに妥協策としまして『生煮え玄米クリーム玄米クリームの生煮え』という手もあります。『生煮え玄米クリーム玄米クリームの生煮え)』とは、これまた私が勝手に考案したものですが(甲田療法ではやっていません。これも私が妥協策として仕方なく考案しました)、簡単に言いますと「玄米クリームのできる一歩手前で火を止めた、生煮え状態の玄米クリーム」です。玄米クリームはかなり重湯のようにドロドロで、トロ~ッしていますが、ここまで煮込まずに、かなり生玄米粉が生煮えの段階で火を止めて、生玄米粉を「半生の玄米クリーム」の状態で食べるものです。そうすれば、玄米クリームよりももっと生玄米粉に近く、さらにブドウ糖の発生を抑えることができ、『生玄米粉』のような「粉っぽさ」が無いので、スプーンで食べやすいはずです。

 食事の質的には、生玄米粉 生玄米粉 団子 生煮え玄米クリーム(玄米クリームの生煮え 玄米クリーム(玄米の重湯)といった感じです。ぜひ、ご考慮されてみてください。


 とにかく今は、体力が戻り次第、すぐに『食事療法+飲尿療法』で末期癌からの脱出を目標に置かれてください。
 末期癌が改善したら、今度は「癌の消滅」を目指して継続していきましょう!

 どうにもならなかったら、丸山ワクチンという手もあります。丸山ワクチンは本物です。甲田光雄先生のお弟子さんも、ご自身の重度の膠原病を抑えるために丸山ワクチンを使用されていました。でも、丸山ワクチンは『食事療法+飲尿療法』を土台に置いてこそ初めて大きく効果しますので、あくまでも『食事療法+飲尿療法』を基軸に置いてください!

 それに、今から少しずつでも『飲尿療法』を始められたほうが良いように思います。いきなり「500ml」の飲尿は無理であっても、まずは「100ml」からでも良いので、まったくやらないよりかは遥かに良いですから、とにかく「自尿」を咽頭部に通過させないと「自己免疫療法」が始まりませんし、尿はビタミン・ミネラル・ホルモンなどの「栄養素の塊」でもあり、天然の抗癌物質が含有されている安全な抗がん剤でもありますから、たとえ少しずつであっても『飲尿療法』はやられたほうが良いと思います。これは、御身内の方の癌が、もはや末期の末期だからです。『飲尿療法の価値』をご理解されておられるならば、ぜひ今から少しずつ『飲尿療法』を実行されて行ってほしいと願います。とにかく、末期癌であろうとも、絶対に諦めてはいけません! 最大限に「末期癌から生還する可能性の道筋」を選択されて、でき得る限り、全力で邁進されてください!


 抗がん剤ですが、たった1クールやっただけで副作用がこんなに強烈だったということは、よほど強い抗がん剤だったのですね・・、言葉もありません・・・。私は「我が家の「癌の車窓」から見えたもの」にてお話ししました「Tさん(男性)」のことを思い出します。Tさん(男性)は抗がん剤を始めてから、たった1ヵ月前後で亡くなられてしまいました。最後は肝機能がストップして(抗がん剤によって肝臓が破壊されて)ホスピスに入り、そのまま帰らぬ人となりました。

 ですから、御身内の方がその強烈な抗がん剤を止めることができただけでも良かったのではないかと思います。Tさん(男性)のように体が破壊されるところまで行ってから抗がん剤を止めても、その時はもう遅いです。どうか、そのような恐ろしい抗がん剤を使用しないで、食事のコントロールによって「癌を自然抑制する術(すべ)」を身に付けられてください!

 puripuri さん、あまり良い回答はできなかったかもしれませんが、どうか、御身内の方の末期癌の状態が良い方向に進んで行けるように願っています。

 puripuri さん、よろしくお願いします m(__)m