私は、西式健康法の創始者である西勝造先生の名著「原本 西式健康読本」の中の生菜食に関する部分を、次の記事でご紹介させて頂きました。

  「火食の害」から見つめる、生食(生菜食)の意義と価値【西式健康読本:西勝造】
   西式健康法 - 生食療法(生菜食療法)の解説【原本 西式健康読本:西勝造】

 この文献をご紹介させて頂きましたのは、『生食療法』や『生菜食療法』の価値、及び「火食(加熱調理)の害」を知るための資料として最適だからです。この資料から「火食(加熱調理)の害」を知り、『生食療法』と『生菜食療法』の価値を知り得て、ましてや、その価値が理解できたのであるならば、ぜひこれをご自分の癌治療に活かされてほしいと思います m(__)m

 しかし問題は、『生食療法』や『生菜食療法』の内容は、おそらく多くの方が感じることでしょうけれど、「こりゃぁ~、ちょいと実行するには難しいんじゃぁ~ないか?」ということです。そのお気持ちは、私にもよく分かります。

 でも、西式健康法の『生食療法』や、甲田療法の『生菜食療法』を厳格に実行することは難しくても、この両者の優れた医療的価値を「摘み食い」することはできるはずです。価値あるものならば、「摘み食い」しちゃっても全然構いません。

 この「摘み食い」というのは、こういう意味です。

 西式健康法の『生食療法』や、甲田療法の『生菜食療法』を厳格には実行できないとしても、『生食療法』と『生菜食療法』のポイントは「生野菜を食べる」ことにあるのですから、ご自分のできる範囲を模索しつつ、ご自分が「生で食べられそうな野菜」を毎日できる限り食べていくことはできるはず、ということです。

 つまり、

 「西式健康法の『生食療法』や、甲田療法の『生菜食療法』を参考にした生野菜食を多食していこう!」

 ということです。

 こうして、『生食療法』と『生菜食療法』をご自分なりに実行しながら、「癌体質の改善」のために活かします。
 癌は癌体質を改善しなければ治りませんからね。
 癌体質を安全に効率よく改善できる手段は、なるべく取り入れていくべきです。

 私はこれを「摘み食い療法良いところを「摘み食い」で取り入れる療法)」とでも、勝手に勝手に名付けてやろうと思います(笑)。世間に適切な名称がなければ、分かりやすく命名すればよいだけの話ですからね! 名前を付けちゃったほうが断然把握しやすいです。


 私の父母は私ほど生菜食なんてやっていませんが、父母は自分のできる範囲を守って、無理なく生菜食をやってきました。私は散々、24cm のボールで毎日大量に生菜食をたっぷり(1000g以上)食べてきましたが(2013年からは15cm のボールで500~600gほどの量になりました)、父母の生菜食は中皿に山盛りくらいで、その量はだいたい300~400gほどだと思います。父母はこれをコツコツと今も続けています。父母はこれに加えて生野菜ジュースを摂ることもあります。

 私は自分の生菜食を作るときには、たいてい父母の生菜食の分も作ります。
 私の生菜食の趣旨は「生きた野菜(生野菜)を、生きたまま頂く」ですから、甲田療法では使用されていない野菜もガンガン使用します。
 生菜食の趣旨はあくまで「生きている野菜(生野菜)を何もいじくらずに(加熱調理をせずに)、生きているそのままの状態で食べる」ことにありますから、この趣旨がブレなければ全然大丈夫なので、我が家は生で美味しく食べられる野菜は何でも使っています。

 我が家の一例を挙げますと、父母の生菜食に使用する野菜は、次のような感じです。

  葉菜類の野菜 ・・・・・・ キャベツ、レタス、サニーレタス、ホウレンソウ、小松菜、白菜、水菜など。
  根菜類の野菜 ・・・・・・ 大根、ニンジン、カブが主で、たまに長芋を使用。
  果実類の野菜 ・・・・・・ オクラ、ナス、ピーマン、キュウリ、トマト、アボカドなど。
  その他の野菜 ・・・・・・ ブロッコリー、菜の花など。

 オクラ・ナス・ピーマン・キュウリ・トマト・アボカドは、種子のある「果実野菜」です。
 甲田療法の『生菜食療法』では、果実野菜は使用していませんでした。これはおそらく、果実野菜は「実の野菜(種子がある野菜)」なので、果実と同様にブドウ糖や果糖の糖質を多く含むものが多いですから、なるべくブドウ糖の摂取を避けるために果実野菜の使用を避けていたのではないかと思います。
 病人は「ブドウ糖を摂取しすぎると、病状が進行・亢進してしまうブドウ糖は曲者であり、ここは非常に大事なところなので「ブドウ糖の摂取は病気を進行・亢進させる」を参照してください)」ので、なるべくブドウ糖の摂取は抑制したほうが良いのです。特に癌においては「ブドウ糖は癌の最大のエサ」となるため、ブドウ糖を大量に摂取しようものならば、癌はどんどん進行してしまうことになるでしょう。癌を進行させないためには、ブドウ糖を摂取しすぎないように気をつけなければならないのは言わずもがなですね。

 私は二木謙三博士(文化勲章受章参照1参照2)の「果実野菜は種子食になる。種子を食べることが肝要である」という食養概念が気に入っていますので(果実野菜の種子は玄米と同様に、蒔けば何十倍にも増える力を有する種です)、我が家では果実野菜を好んで食べています。
 父母は別に難病患者ではないですし、今では外食もほとんどせず、甘いものを食べることもそんなにないので、果実野菜をちょいと食べたところがブドウ糖の摂取過剰になることは決してありません。それに、父母ともに「トマトやキュウリが入っていたほうが食べやすいぃ~」とお言いになられますので、父母の生菜食にはトマトやキュウリを必ず入れてあげます。
 私自身は、トマトやキュウリはほとんど食べません。トマトやキュウリを食べるくらいならば、他の野菜を食べます。


 我が家の生菜食は『生食療法』や『生菜食療法』を厳格にやってはおりませんので、『生食療法』と『生菜食療法』の趣旨の「生きた野菜(生野菜)を、生きたまま頂く」「生きている野菜(生野菜)を何もいじくらずに(加熱調理をせずに)、生きているそのままの状態で食べる」を守った “オリジナルバージョン” とも言えますが、それでも、私も父母も大きな著効を頂くことができているのです。

 私の父母が病院に何十年と通っても決して(絶対に)治らなかった持病が少しずつ好転していき、穏やかに改善していったのは、この「生菜食」と併用しながら、安全な「短期間の断食(父は週末一日断食で、母は半日断食)」を開始してからでした。なので、私の中では「生菜食」と「断食」は、もはや不動の確信と信念を得るに至っています。特に父の癌体質の改善のために「生菜食」と「断食(週末一日断食)」は非常に効果してくれましたから、私は世の癌患者さんには、『生菜食療法』や『週末一日断食』をどうしてもお薦めしたくなってしまうのです。

 何度もお話ししてしまいますが、私の父母はあくまで、自分ができる範囲で無理なく「生菜食」と安全な「短期間の断食(父は週末一日断食で、母は半日断食)」をコツコツと継続してきただけです。けれども、それでも、食養の実践の年輪を重ねるうちに、大きな恩恵を頂けているわけです。

 これを、私は「摘み食い療法良いところを「摘み食い」で取り入れる療法)」と表現してみました(あくまで勝手に・・)。

 質の高い療法ならば、そのすべてを厳格にはできなくとも、その中の「良いところ(ポイント部分)」を自分なりにできる範囲で、まるで「摘み食い」でもするかのように取り入れていけば、それはそれで効果するのです。これ、本当ですよ!


 ただですね・・、あまりに “いい加減” になってしまったり、オリジナルと言っても “(見るも無残なほどまったく別の療法” になっちゃったりするくらいに中身を変えてしまうのはやはり良くありませんが、大事な「ポイント部分」さえ守っていれば、その厳しさを緩和してやりやすくしたって、それはそれで効果するのですから、何か良い自然療法があるならば、ご自分なりに「摘み食い」でいろいろと併用しながら、ご自分の癌治療に取り入れていってほしいと思います m(__)m

 当然、その「摘み具合」によって体の反応はいろいろと変化しますが、例え「摘み食い」であっても、もともとのその療法の質が高く良質であるならば必ず何らかの著効は得られるのですから、それを実行するのとしないのとではやがて大きな差が生まれてきますので、気づいた時点で早いうちに(癌が悪化する前に)、ぜひ自分が見出した良質な療法があれば、それをいろいろと「摘み食い」してみましょう♪

 もともとが良質な療法であるならば、真面目に「摘み食い」すれば、「摘み具合」に応じて必ず効果します!
 これこそが、自然療法の強みと利点なのです。

 療法の「摘み食い」効果は、うちの父母を散々見てきて、それは深く実感しています。
 ぜひ、『生食療法』『生菜食療法』も真剣になって「摘み食い」されてみてください (^-^