三白癌の愚を避けよう
 【「大東流霊的食養道」
より 】


 三白癌には「精白米」「白砂糖」「精白塩」の三つが上げられ、これを順に説明することにします。

  精白米は、玄米の有効成分を総て削ぎ落とした米であり、これは一転して「造病食品」となっています。白米の実害は古くからあり、明治の日本陸軍では白米の食べ過ぎによって、多くの将兵に「脚気」が蔓延しましたし、江戸時代の元禄中期以降からは「江戸患い(えどわずらい)」と称されて、ビタミンB1欠病症の原因となって、これは現代に至っても変わっていません。

 まず、糠を削ぎ落とした白米には食物繊維が少なく、便秘になりやすい体質を造ります。
 更には動脈硬化や糖尿病を招いて、食後に血糖値が急増することは、白米が多くの場合、糖尿病の病因と大きく関わっていることを如実に物語っています。
 白米を食べると、インシュリンが膵臓から分泌されて、血糖値を抑えようとする働きが起こりますが、また白米は膵臓を疲労状態にするため、糖尿病を招きます。疲労状態に陥った膵臓は自らのインシュリンだけでは不十分のため、動脈壁のインシュリンまでもを動員して、急遽この措置に当たります。そのために動脈が硬化して脆くなり、動脈硬化が引き起こされるのです。

 さて白米の構造は、まず玄米に比べて、総ミネラル量が圧倒的に少ないことが上げられます。ミネラル不足は慢性病体質を生む最大の原因となります。
 また植物性繊維は不足するため、腸や血液の大掃除をすることができません。そしてビタミンEが欠乏しているために、植物性油脂に多く含まれる脂溶性ビタミンが存在せず、脂肪などの酸化防止作用および膜安定化作用を保つことができません。

 更に、ビタミンB1の欠乏症である脚気を招きます。脚気は、末梢神経を冒して下肢の倦怠、知覚麻痺、右心肥大、浮腫を来し、はなはだしい場合は心不全により死亡します。これを「衝心」と言います。
 脚気は白米を主食とする地方に多発した病気で、「江戸患い(えどわずらい)」の他にも、江戸病(えどやまい)、乱脚の気、脚疾、脚病、乱脚病、あしのけ等と呼ばれました。この病気は単に脚気にとどまらず、倦怠感を抱いたり、疲労感を抱いたり、肩凝りや足のむくみといった「脚気体質」の陥れます。
 そして、便秘を起こす張本人が白米であることを見逃してはなりません。


(1)三白癌をもたらす、魔の【精白米】

  白米は精白食品であるため、腸の蠕動運動を弱め、腸内容がスムーズに流れていかなくなる原因を造ります。これは一番大事な炭水化物の代謝を悪くしますので、その燃え粕が残り、肥りやすい体質になるばかりか、腸内で腐敗ガスが発生して、このガスを腸は再び吸収するという「腸マヒ現象」を起こします。

 このために十代で若白髪になったり、二十代で若禿げになったり、三十代で肥満体になったり、あるいは女性の場合、常時貧血を起こしたり、とにかくスタミナ切れの体質になってバテやすい体になります。
 これは若返りのビタミンである、ビタミンEが脱け落ちているためです。
 ビタミンEはその大部分が胚芽という「糠」に含まれていて、白米は栄養が脱け落ちた「老化食品」であることが分かります。

 ここで、「精白米が駄目なら、では、パンがあるではないか」と思う人がいるかもしれません。しかし、これも早計です。
 確かに小麦は胚乳部を構造として持ち、ビタミン類も多く含まれ、白米に比べればB群の含有量も多いわけですが、これは、決してこれだけで十分と言うわけではありません。一般に市販されているパンの多くは、漂白された白パンであり、元々食品としての成分組織は、麦は米より劣ります。

 そして、パンは小麦粉(またはライ麦その他の穀粉)を主材料とし、これに水とイーストなどを加えてこね、発酵させてから焼き上げた食品ですから、不自然な加工がなされています。白パンは白米より、更に有害な食品と考えなければなりません。


(2)三白癌をもたらす、魔の【白砂糖】

 次に白砂糖を上げて見ましょう。

 白砂糖の恐さは「体細胞に直接働いて機能を鈍らせる」という病因を造ります。
 白砂糖を毎日少量でも常食すると、腸の蠕動運動は大変鈍くなり、腸の組織は低迷して、便秘状態を作り出します。ケーキやあんみつ、お汁粉などの甘いものが好きな女性に便秘が多いのもこのためであり、直接の因果関係は白砂糖にあります。

 また、白砂糖は、細胞内のミネラル分を排出するように作用し、特に骨に蓄えられたカルシウムを浪費させて、骨を溶かし、疲労しやすい体質を造ります。
 その上に蠕動運動を鈍らせるために、腸内腐敗を引き起こし、病的な微生物を発生させて病変組織(病気になったために現われる変化)が組成されます。そして病変組織が崩壊する時には、体細胞がバクテリアやウイルスに姿を変える現象が起ります。

 病気のメカニズムは、自分の「無知」から自分自身で腸内に腐敗を起こす食物を取り込み、病的な微生物を増繁させて、その結果として、自分が勝手に病気に罹るというのが「発病」の真相であり、現代医学で言われているような、「病原体」などというものはどこにも存在しません。
 病変組織を調べると、病的バクテリアや、病的ウイルスが発見されることもありますが、それは腸内から吸収されたものか、あるいは自然発生したかのいずれかです。

 そして、これは悪性腫瘍へ変化することが多く、癌遺伝子(oncogene) 発癌に関与する遺伝子は、正常の動物細胞に存在します。これは、細胞増殖を促す原癌遺伝子が変異したものとされます。レトロ・ウイルスが原癌遺伝子を取り込んで変異を起し発癌性を持つようになったものが腫瘍ウイルスです。

 そのため、白砂糖の常食は腸内腐敗物質を大量に、長時間停滞させ、特に大腸ポリプ(大腸粘膜に生じるポリープ。多発するものを大腸ポリポージスという。悪性化し癌化するものもあるとされる)、大腸癌(大腸に発生する癌。多くは円柱上皮性腺癌で、中高年に好発。脂肪に富む洋式食事が普及して以後増加した。しばしば肝転移を起す)、結腸癌(結腸《colon大腸の主要部分。上行・横行・下行およびS状結腸の別があり、直腸に続く。小腸で消化された食物から水分を吸収する)、あるいは腺癌、直腸癌に因果関係を持っています。
 私達は、疲れた時に甘い物が良いというのは迷信であり、仕掛人の仕掛にはまって一種の神話を信じる先入観ができ上がってしまっているのです。



(3)三白癌をもたらす、魔の【精製塩】

 最後に精製塩について述べましょう。

 精製塩は「化学塩」という名で呼ばれ、イオン交換樹脂法という製造法で造られています。食卓にある「食塩」がまさにこれであり、イオン交換樹脂法とは、イオン交換を行う不溶性の合成樹脂のことです。
 この合成樹脂には、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂があり、現在では硬水軟化・純水製造・製塩・金属回収・薬品精製など、広い用途を持っています。

 こうした交換樹脂で精製された化学塩は、塩化ナトリウムを主成分とする、塩辛い味のある白色の結晶であり、陽イオンと陰イオンがイオン結合で結びついてできている結晶がこれです。その中の結晶の一つが食塩の結晶です。
 これはイオン結晶によって造られたものです。
 イオン結晶とは、ある種の物質を塩類の水溶液と接触させた場合、この物質中のイオンと、水溶液中の同符号イオンとが入れ替わる現象を利用して、陽イオン交換と陰イオン交換を入れ替えたものを指します。

 そのため、ミネラル分はほとんど存在せず、0.01%にも満たない量で、特にニガリ成分が無く、ここが自然塩と大きな大差があります。
  また化学塩(食塩)はミネラル成分が皆無に近いために、発癌を促し、これを常食すると、癌を含めて、病的脱毛(若禿げ)、基礎体力の低下、精力減退、無気力などの症状が現われ、また、高塩分の食事によって高血圧症が促進されますが、高血圧症が自然塩ではなく化学塩であるところに注目しなければなりません。

  現在、厚生労働省が食生活において、塩分の摂り過ぎを抑えるような指導を打ち出していますが、これは「塩分摂取量」ではなく、化学塩の摂り過ぎに警告を発している政策です。
 しかし、なぜか自然塩ではなく、化学塩が有害であるという表現は避けています。ここにも食糧メジャーの政治的策略がうかがええます。


 その他、化学調味料も有害であることは言うまでもありません。
 化学調味料は化学塩同様、人体の生理機能を狂わせる元凶であり、乳加工食品や食肉加工食品の中には、これらがふんだんに使われ、特にインスタント食品にはユーザー(コンビニ愛好の若者が対象)の好みを味を追求し、売れればいい、儲かればいい、というコンビニチェーンのご都合主義に、利益の追求を求めているので、不自然な化学調味料が大量に使われて、若者を見掛けと舌先魅了します。切れやすい若者の実体は、これに起因します。
 また「無添加」と表示されていても、化学調味料はほとんど使われているので要注意が必要です。

 以上述べた三種類の精製加工食品が、「三白癌」の元凶を作っているのです。
 「災いは口より入る」とは人生を通しての、人間が決して忘れてはならない名言です。
 同時に「災いは口より出ずる」という「失言」をも慎まなければなりません。
 こう考えていくと、人間の口は「様々な災いが出たり、入ったりしている」ことが分かります。