桜沢如一 (マクロビオティック創始者)

 「人間とは本来、いきいきと輝く存在であって、たまたまそうでないのは、
  誤った食によって本能が曇っているだけなんだ。」



石塚左玄 (食養学の父明治時代の軍医) 食本主義・食物至上論

 「食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり」と、心身の病気の原因は食にあるとした。
 「人の心を清浄にするには血液を清浄に、血液を清浄にするには食物を清浄にすることである。


二木謙三 (東京大学名誉教授文化勲章授賞)

 本当の完全栄養というものは、金もいらないし、時間もいらないし、はかりも極めて簡単なものである。

  「道 近きにあり、人 これを遠きに求む、
   事 やすきにあり、人 これを難きに求むる。」


 ピタゴラスは言った。飲食と運動との度合いをよく知らねばならぬ。余計食えばいいというものではない。運動も余計しさえすればいいというものではない。度を越してはだめだ。「過度はかえって不足より害大なり」。何でも度を過ごさぬようにすることが長寿の原則である。病はみな自分で作る。天には病なし。自然界には矛盾なし。

  「人の身の病は、皆、自ら招くわざなり、
   手近き所にあるよきことを知らぬのは気の毒なり。」


 また、「有害の飲食を遠ざけ、その精神を清くせよ」といっている。有害の飲食を遠ざければ、ただちに肉体によい影響が来る。肉体によい影響が来たら、精神は肉体の動きであるからその精神は自ら清くなる、心持ちよくなる、元気よくなる、勇気が増してくるのである。それには害のある食物さえとらなければよいのである。金もいらず、時間もかからない簡単なことである。すなわち食の量を控えよ、肉食を避けよ、刺激の少ない物を選べよである。「簡易にして淡白な食物は、健康および長寿に利あり」とある。子供も無病で、自分も長寿するのには、簡易淡白な食物を選べ、すなわち 玄米、野菜でいいという意味である。

  「人もし天然の法則に従うことが多ければ、多いほど長寿を得べし。」
  「天然の法則に従ったらよい、天は生成化育する。天は生かすのが能だから その天に従っていたらいい。」


 それから結論として、「最大長寿者の実例は、少年時代より主として野菜を食し、まだ一度も肉の味を知らない者」に見られる。


ゲーレン ≪ 二つの原則 ≫

(1)消化しうる分量以上は食せず
 自分が容易に消化しうると信ずる分量以上に食うな、腹八分、腹七分にしておけ。

(2)適応なる物を選べ
 適応なる物というのは、日本にある食物は日本人に適しており、エスキモーの食物はエスキモーに適している。
 春の物は春、夏の物は夏、幼児には幼児の適食あり、婦人には婦人の適食、老人には老人の適食と、食物にはそれぞれの適食がある。日本では玄米菜食が適している。ソクラテスも「なるべく簡単に、なるべく少なく食せよ」といっている。