尿療法のススメ
 【「ピノコの部屋」
より 】


尿療法が病気を治癒させるメカニズム

1.抗体を体に戻す  免疫力向上

 尿は血液の上澄みである血清の成分を含んでおり、血清の中には無数の抗体が存在している。抗体というのは、細菌やウィルスなどの異物を排除し治癒させる、いわゆる、免疫という仕組みのことで、免疫を生じる異物を抗原と言い、抗原に対して抵抗するものが、体の中で作られる抗体である。
 ガン細胞にも抗体ができ、ガン細胞が増殖すると抗体も作られるが、抗体が体の中で作られていってどんどん増えればいいのだが、どうしても腎臓から尿として排出されてしまう。しかし、尿を飲むことで、排出された抗体を再び体内に取り込むことができるのである。自分の尿だから、自分の体で作られた自分の必要とする抗体が含まれており、つまり、飲尿には免疫力を高める効果がある。

2.ワクチンを体に入れる  自分の症状に一番よく効く、オーダーメイドの抗体ワクチン

 ワクチンというのは、結核のBCG注射が代表的だが、非常に薄められた細菌や抗原となるものを体に入れると、体の中で抗体が作られ免疫力ができる。その後、本格的な細菌が体内に入ってきても、防衛機能ができているので安心である。
 たとえば、ガン細胞ができたとしたら、その細胞も新陳代謝するために、古く死んだガン細胞は血液で運ばれ、尿から排出されるが、尿に含まれたこういうものを飲むと、体内で抗体が作られて免疫力が高まるのである。ガン細胞を再び体に入れるといっても、すでに死んでおり、非常に薄いものなので転移の原因になるような危険性はないし、それによって免疫が強化される方の利点の方が大きい。
 抗体はウィルスが体内に入ると直ぐにできるが、排出される尿の中には、自家製の抗体やワクチンが入っているので、インフルエンザや風邪にかかったと思ったら、直ぐに自分の尿を飲めばいい。

3.ホルモンを取り入れる

 病気になったり、体のバランスが崩れた場合には、均衡を取り戻すためにあるホルモンがより多く分泌されるが、そのホルモンは尿にも含まれており、尿を飲むことでホルモンを体に入れ、体にとって必要なホルモンが体を活性化させ、よりスムーズにバランスを取り戻すのである。

4.プラシーボ効果

 強力な心理的タブー(尿は汚物、排泄物だという固定概念がある)を打ち破ったことによる、プラシーボ反応により自然治癒力が高まり治癒へ向うことも考えられる。


尿は、汚物・排泄物ではない

 尿は世間一般には「糞尿」と言われ、汚物と混同されている間違った認識が、尿療法の普及を阻害している一番の要因である。広辞苑によると、尿は「腎臓で血液から濾過吸収、分泌などの過程を経て生成され、尿路を通して体外に排泄される液体」と説明されている。
 尿成分と血清(血液の上澄み液)の主要成分を比較すると、両者は基本的に同成分を含んでいることが分かる。尿は血液が濾過されてできた液体で、最高の濾紙と言われる糸球体を通過してできたばかりの尿は全くの無菌である。

なぜ、体に必要な成分を含んだ尿が体外に排出されてしまうのか?
  それは、血液の濃度を一定に保つためで、体液や血液の濃度のバランスを崩す過剰分は尿中に排出してしまうからである。


尿の飲み方

 朝一番の尿を飲むのがより効果的といわれる。
 量は、特に病気でなく予防的な場合は、コップ半分くらい(100cc)、ガンなどの疾患や慢性病の人は、一般的には朝出る尿をコップ1杯(約180cc)飲むが、治癒のためには更にその倍飲んでも良いし、全部飲んでもかまわない。
 尿はいくら飲んでも害にはならないが、汲み置きの尿は、尿の成分が変質する可能性もあるし、雑菌が入る可能性もあるので、その都度出てくる尿を飲むようにすること。

なぜ、朝の一番絞りが有効か?
  睡眠中に、S・P・Uという物質が精製され、体の免疫機能が高まり、抗体が多数作られるからである。


好転反応

 好転反応とは・・・
 代替療法には、好転反応と呼ばれる一時的に症状が悪化したかに思われる症状が見られることがある。これは、治癒に先立って起こる一過性の症状で、効果が最大限に引き出されたときに起こる反応である。つまり治療に反応して隠れていた病気が体外に出てくるもので、健康体に戻るための一過性のものである。東洋医学では、「好転反応なければ治癒なし」という基本的思想もあり、効果が優れている程その現れ方も激しいと言われている。
 尿療法にも好転反応はある。飲み始めてから逆に、健康状態が悪くなったり、症状が悪化したりする場合があるが、一時的に体調が悪くなるのは治る前兆であると考え、飲み続けることが大切である。軽いものであれば3日から1週間で消えるが、好転反応の症状が重い場合は、我慢せずに3日間尿を飲むのを中止し、4日目から再開し、また飲み始めて好転反応が続くようなら、また3日間飲むのを止めて、これを繰り返すと症状が軽くなる場合が多く見られる。好転反応が辛くて尿療法を全く止めてしまうのではなく、必要以上の我慢をせずに、続けていくことが一番大切である。尿療法による主な好転反応は、倦怠感、不快感、脱力感、うつ症、イライラ感、吐き気、下痢、などである。


尿の主要成分と働き

1.尿素
 尿中に最も多く含まれている成分で、抗菌能が強く、特に結核菌が増えるのを阻止する。
 この場合、大量のビタミンCと併用すると、その有用性が増大すると言われている。

2.尿酸
 尿酸も尿素同様、結核菌に対する阻止力が強く、また、体内でガン化しようとする物質を抑える力がある。

3.ミネラル
 尿中には多種類の有用なミネラルが含まれている。

4.生理活性物質
 体の健康に重要な、微量のホルモンや生理活性物質が取り出されている。
 例えば、ウロキナーゼ、表皮増殖因子、コロニー刺激因子、成長ホルモン、赤血球生成因子、性腺刺激ホルモン、カリクレイン、抗ガン物質(アンチネオプラストン、H-11、ベータ・インドール酢酸、ジレクチン、3-メチルグリオキザール等)。


尿から作られている主な薬

① ウロキナーゼ
 血液のカスともいえる血栓を溶かす酵素である。脳血栓、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎血栓症、腎梗塞、腸間膜血栓症など、血栓が元で起きる病気について、日本で一番使われて効果を発揮している薬である。

② ゴナドリール
 脳下垂体性腺刺激ホルモンで、女性の尿から摂ったもので、卵胞ホルモン、黄体ホルモンを含み、無月経で悩む患者に排卵誘発剤として用いられる。

③ カルナクリーン
 循環改善剤。哺乳動物の膵臓から抽出し、精製したカリジノゲネーゼを成分としている。
 更にこの中にキコンという成分があり、その働きに末梢血管拡張作用があり、血液をマイルドに降圧させ、高血圧症、メニエール症候群、閉塞性血清血管症、更年期障害、老人性痴呆症に効果がある。

④ MSアンチゲン
 アレルギー性疾患治療剤。MSアンチゲンは、アレルギーにかかった患者の尿から得る抗アレルギー物質である。アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹に効果がある。

⑤ ヒュメロン
 無排卵性不妊症治療剤。女性の尿を原料とした脳下垂体性腺刺激ホルモンで、無月経の排卵誘発剤として用いられる。

 尿から作られる薬と同じような効果が、尿を飲むことによって得られるのは当然のことで、薬として精製した場合には副作用があるが、自分の体で自然に作られた場合は、副作用がなく、尿の体を治す成分は、自分の体にピッタリと合った、オーダーメイドの薬といえる。


 (参考文献医者がすすめる尿療法佐野鎌太郎医師著、MCL研究所のHP中尾良一医師