奇跡が起こる “超少食”
少食を心がければ免疫力が高まり、病気にならない体に変わる
《新潟大学大学院教授 安保徹》

 【「pimboke6」
より 】


 またまた、絶食もしくは少食の話題。
 これ( 奇跡が起こる「超少食」)は、あの「安保徹」さんが書いた、超小食のすすめ。
 なぜ小食がいいかを、免疫学の立場から説明している。
 なかなか興味深いので、下にコピペしとこう。

 (この著書は「甲田光雄」医学博士が監修し、「安保徹」医学博士は共著の形を取っていますブログ管理人


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奇跡が起こる「超少食」
少食を心がければ免疫力が高まり、病気にならない体に変わる


全国健康むら21ネット(著) 甲田光雄(監修) マキノ出版  2007年刊



 第3章 超少食で難病が治る秘密を3人の医師が分析
 医師の解説1 安保徹(新潟大学大学院教授

たくさん食べている人ほど病気になりやすい

 体を鍛えるためには体操などをやればいいのですが、病気をはね返す免疫の力を鍛えるには、手っ取り早く「風邪をひく」ことです。風邪をひくとリンパ球とウイルスとが戦うので、治ったあとには免疫が自然と高まっています。薬を飲まずに風邪を治せば免疫は高まるのです。

 実際、私は風邪の流行っている場所に行くことにしています。ところが、私は風邪をひかない。流行っているところへ行ってもインフルエンザにはかかりません。なぜかというと、私たちの免疫のベース(基本)は、リンパ球が働いているだけではなくて、もっと白血球の抵抗とか、マクロファージ(貪食《どんしょく》細胞)などがあって行われているのです。

 とりわけマクロファージの活性が高いと、リンパ球にウイルスを処理してもらう前の段階で、マクロファージ自身の力で治してしまいます。ですから、風邪が流行していたのに自分はひかないとか、5年以上も風邪をひいていないというレベルの人がいるでしょう。こういう人はマクロファージがしっかりしているわけです。マクロファージは体の元気さといっしょなのです。体が元気だとマクロファージも元気。インターフェロンも出せるし、IL《インターロイキン》-12も出せる。そうして、みんな元気になるのです。

 実は、マクロファージはウイルスをやっつけたり、いろいろな細菌をやっつけたりするだけでなく、栄養処理もやっています。ですから、栄養をたくさん摂取している人の場合、マクロファージがコレステロールなども処理して分解し、血管を掃除して、動脈硬化を防いでくれたりします。しかし、処理能力を超えるほど食べ続けると、マクロファージは泡沫《ほうまつ》細胞となって血管壁に沈着し、ついには動脈硬化を進めます。つまり、ごちそうをたらふく食べると、ただの栄養処理屋になってしまうのです。マクロファージの無駄遣いをしているわけで、すごくたくさん食べている人ほど、すぐ病気になるし、すぐ風邪をひくというわけなのです。マクロファージは過剰な栄養を摂《》ったときには栄養処理に使われてしまうという考え方を持てば、超少食の方たちの話も理解しやすいと思います。


無駄なものから食べてエネルギーに変える

 先日、認知症の研究会に行ってきました。記憶を司る部位の「海馬」についての研究報告があったのですが、アミロイドたんぱくが脳にたまると、グリア細胞(脳のマクロファージはグリア細胞)が集まってきて、そのたんぱくをなんとか食べようとします。しかし、食べきれずに脳に沈着すると、認知症につながるわけです。いわゆる、アルツハイマー型の認知症です。

 そうやって、食べきれずにアミロイドたんぱくが沈着してしまった認知症の人たちというのは、考える能力が低下しているにもかかわらず、食べる能力だけは残っています。晩ごはんを食べたのに、30分後には「晩ごはん、まだ?」と催促する。そして、食べるとアミロイドたんぱくを処理しきれない・・・、そんな悪循環に陥るのです。

 逆に、飢餓状態になったときはどうなるかというと、例えば、漂流して食べるものがない場合など、マクロファージは自分の体の構成成分を食べて栄養に変えるのです。漂流して10日とか20日とか食べられなかった人は、筋肉や骨が細くなったりする。ところが、そのステップで何が起こるかというと、栄養が枯渇した際に最初に食べるのは、まず老廃物を食べて、ポリープを食べて、シミを食べて、ガン細胞を食べる・・・。そういう無駄なものから食べて処理し、エネルギーに変えるわけです。そうして、マクロファージの働きで、ポリープが消える、ガンが治る、ということが起こるわけです。

 しかし、そういう無駄なものを処理してもなおかつ飢餓状態が続くと、今度は筋肉を食べたり、骨を食べたりします。骨を食べるので有名なのが、破骨細胞ですが、破骨細胞はマクロファージが多核になった細胞です。マクロファージはまさに食べる力です。このように、私たちの体では、進化したリンパ球の顆粒球までいかないレベルの、もっと原始的な防御とか、栄養処理とか、老廃物の処理は、白血球の基本であるマクロファージがやっているということがわかるでしょう。
ここのところは「癌治療における「断食療法」の留意点(2)」も参照されてみてくださいブログ管理人


たんぱく質を減らせば、ガンもマラリアも逃げていく

 私は、少食の問題を科学的に解明しようと思い、ここ4~5年の間にやった実験があります。
 最初にたんぱく質を減らす実験を始めたわけです。

 実験に使うマウスは通常、25%のたんぱく質の入ったエサで飼育するのですが、たんぱく質の割合を10%、5%、0%に減らして免疫力がどう変化するのかを調べました。すると驚くことに、たんぱく質の割合を下げれば下げるほど、免疫力が上がっていくことがわかったのです。

 今、地球上で最もかかる人が多く、死亡する人の数も多い病気は、開発途上国ではマラリアです。マラリアは感染者がおよそ2億人で、年間の死亡者数が300万人といわれています。
 一方、先進国ではガンです。ガンも全世界で見れば年間の死亡者数がおよそ300万人くらいなのです。

 このマラリアとガンに対して、マウスがどういう抵抗性を示すのかを調べてみました。マラリアは致死株を、ガンも確実に死に至るレベルのガン細胞を植えて、実験しました。結論からいうと、低たんぱく食のエサにしたら抵抗力が強くなっていくことがわかりました。それも、たんぱく質の割合を下げれば下げるほど、抵抗力が強くなっていくのです。

 普通のエサを与えたマウスでは100%マラリアに感染して死ぬのが当然で、まさか致死株ですから生き延びるということは予想もしていませんでした。しかし、たんぱく質の割合を5%、0%まで減らしたら、全部のマウスが生き延びたのです。さらには、ガンも転移が消滅していたのです。びっくりして、この実験を英語の論文にまとめて学会で発表したのです。

 なかなか日の目は見ませんでしたが、2年がかりでアメリカで有名な『ジャーナル・オブ・パラジトロジー』と『セルラー・オブ・イムノロジー』という雑誌にそれぞれ掲載されました。つまり、マラリアやガンでも、たんぱく質を低下させていくとみんな生き残れることを、世界のトップレベルのジャーナリズムに載せたわけです。
ここで話されている「たんぱく質」とは、当然『動物性タンパク質』の事だと思います。「「チャイナ・スタディ」が明かす、肉食の真実! 【M報告、丹羽靱負博士、牛乳、他】」にありますように、T・コリン・キャンベル博士は「チャイナ・スタディ」にて、『肉製品・乳製品の動物性タンパク質は癌を促進させ、植物性タンパク質は癌を抑制する』と発表しています。『特にカゼイン(牛乳タンパク)は、絶えず癌の発生・増殖を強力に促進させる存在である』と結論付けています。癌患者さんは、肉製品・乳製品の摂取は控えるか止めたほうが無難です。特に、牛乳のがぶ飲みなどしようものならば、それは自殺行為にもなってしまう行為です。ちなみに丹羽靱負によりますと、魚介食は癌細胞ではなく正常細胞に栄養が届くようです。
 また、ここでは「たんぱく質の量を減らすと、感染症や癌で死ぬマウスがいなくなった(全部のマウスが生き延びる)」と述べられていますが、これは『食事量』を減らしても同様の効果が得られます。動物の癌に対する少食実験では『腹6分目の状態だと病気を治す力が非常に高くなり、動物実験で、腹6分目は癌や感染症で死亡した動物は皆無だった』という結果が出ています。これは、次の記事を参照されてください。
  動物実験で、腹6分目は、癌や感染症で死亡した動物は皆無だった
 「食べすぎ」るから病気になる【少食と断食が、癌治療に大きく効果する】
  ガンにかからない、放射線に強い、長寿の体は少食から《甲田光雄 医学博士》【少食や断食の力が癌体質を改善する! 少食や断食は、癌を予防し、癌を改善する自然療法!】
 一見単純に見えてしまうような内容ではありますが、これは案外と凄い内容で、『腹6分目の少食にしただけで、癌で死ぬ動物がいなくなった(つまり、腹6分目にすると癌で死ななくなった』という癌研究報告なのです。当然これは、安保博士の言われるように『少食で免疫能力が非常に高まったから』と言えるでしょう。こういう「単純な手段」を真面目に活かす事こそ、癌治療の「本当の土台」なのです。
 ただ、当然ですが、洋食の多い現代食で少食にしますと「栄養的に欠陥が出て来る」ので、かえって患ってしまう事になるでしょう。少食にする場合には、どうしても『食事の質』が重要になってきます。少食を実践する場合には、必ず『粗食・正食』で少食にする事が重要なのは言わずもがなです。食事とは『その質は高く、その量は少なく』が一番ですブログ管理人



超少食者の腸の中では、草食動物と同じ作用が働いている?

 それともう一つ、特に人間に関してなのですが、7mにも及ぶ腸についての話です。腸はすごく再生が速いのですが、再生して最後は脱落していきます。ですから、便の中には腸の脱落細胞が大量にあるわけです。したがって、あまりご飯を食べなくても便が出るという状況はあるところまでは続きます。

 ところが、北海道大学医学部の解剖学教室の岩永敏彦先生が、「草食動物はほとんど、脱落する腸が腸管上皮にいるマクロファージに食べられて再利用されている」という英語の論文を出したのです。

 おそらく、私たちが飢餓状態になると、無駄に体の老廃物を捨てるということをやめちゃうわけです。無駄に出すことをやめて、マクロファージが再利用し、一つの無駄もなく再利用して、あとは消化管に棲みついた腸内細菌を栄養にして、不足分をまかなって生き続けるのではないかと、私は思っています。超少食の実践者の方たちの体でも、このような作用が働いているのではないでしょうか。次の仕事で、そのことを証明していきたいと考えています。



患者を励ますことが一番大事

 病気には、その人の生き方も大きくかかわっていると思います。超少食を実践されている人たちで、再生不良性貧血になった人や胃潰瘍ができたという人の話を聞くと、まじめですごく頑張る人、あるいは、神経質で一生懸命悩むタイプのように思われます。おそらく独特の体の負担があったのでしょう。そういう負担があるとマクロファージがうまく働けないのです。

 マクロファージに最もダメージをかけるのは、絶望を与えることです。一方で、病気を治すには、患者を励ますことが一番大事です。私は本をいっぱい書いているので、電話とかeメールとかが毎日いっぱい来て、患者さんを励ましているのですが、潰瘍ができたという人には、「すぐ治るよ」と言っています。

 再生不良性貧血の人には、「すごい無理をしたでしょう」「はい、無理しました」というやりとりをしています。
 「楽にするように」と励ませばいいのです。悩みでしょんぼりしていた人を励ます。
 医療では、こういうことが大切なのだと思っています。



       奇跡が起こる「超少食」- 実践者10人の証言「超少食で難病が治った!」



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