甲田光雄式少食健康法
 【「末期がんの食事療法と改善在宅治療」
より 】


 甲田光雄氏と言えば、現在、流行の少食健康法を最初に世に打ち立てた最大の功労者と言える先生です。少食健康法に関する書物はたくさんありますが、たいてい玄米食を勧めるあたりなど、甲田医師の影響が大きいと言っていいでしょう。

 甲田医師は、断食に近い無理な少食を必ずしも勧めません。朝食抜きの一日二食でも十分効果があると言っています。

 それに、ふだん食べたいだけ食べ、ときどき断食するのは、かえって身体を壊すと言っています。日頃から内容にこだわった少食を続けた上で、さらに指導を受けながら正しい断食をすることで、高い効果が得られるのです。そして、ガンも多食や肉類などに偏った食事など、悪い生活習慣が20年も30年も続いた結果だと教えています。


 彼は、こう語っています。

「ガンを防ぐには、断食をして宿便をとることがもっとも有効です。
 といって、ひとりでは本格的な断食をするのは難しいでしょう。
 まず、朝食抜きの一日二食に減らすことからはじめたらよいでしょう。
 腹七分目にするのが理想ですが、最初から無理だという人は腹八分目を守り、じょじょに慣れていって、最終的に腹七分目を目標にしてください。
 ほかには、肉食を減らすこと、ビタミンCやEなどの抗酸化作用がある食品をよくとることです。
 柿茶を常用するのも効果的です。」


 宿便というのは、腸に長い間滞留している大便で、老廃物の固まりのことです。断食をすることで、これが自然に排出されます。そして、宿便を出すことが少食健康法の一里塚なのです。

 柿茶とは柿の葉を煎じたお茶で、各種ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが豊富なのです。玄米食に、野菜や海草、豆類中心、肉類は摂っても魚介類を少なめに摂ることにして、腹八分目、七分目の食事を一日二食だけ取ることを続けることで、身体の体質が変化し、ガンだけでなく、あらゆる成人病を予防できるのです。


 彼は、こうも語っています。

「生活習慣のなかでも、もっとも比重が重いのが食事で、食べ過ぎるからガンになるのです。
 日々、食べ過ぎる生活を長年つづけていると、症状がごまかされるので、気がつきようもありません。
 そういう生活によって、やがてガンなどの重大な病気にかかってしまうのです。」