ガンにかからない、放射線に強い、長寿の体は少食から

【質問】
 断食、少食がさまざまの病気を治し、健康にいいというのは、医学的にどのように確かめられているのですか。

【甲田光雄 医学博士】
 昔から「腹八分目医者いらず」と言われてきましたが、そのことが健康長寿の秘訣であることを、多くの医学研究者が、主にラットを使った動物実験で証明しています。

 長寿については、東海大学医学部微生物教室講師の田爪生気先生は、腹いっぱい食べ させたネズミと腹八分で飼育したネズミの寿命をくらべて、腹いっぱいのネズミの寿命が平均七十四週であるのに対し、腹八分のネズミは百二十二週というデータを出しておられます。外国では腹六分という実験などがありますが、さらに大きな差がついています。
外国では『腹六分目の状態だと病気を治す力が非常に高くなり、腹六分目は癌や感染症で死亡した動物は皆無だった』という動物実験のデータが出ています。動物実験で、腹6分目は、癌や感染症で死亡した動物は皆無だった」を参照してくださいブログ管理人

 ガンについては、秋田大学医学部の小泉昭夫助教授が、遺伝的に放っておけば全部ガンになるという、ガン多発形マウスを用い腹八分の食事と腹五分の食事ではガンのでき方がどう違うかということを実験されています。悪性リンパ腫につきましては、腹八分では二十一カ月経ちますと二十六匹のうち七匹がガンにかかりますが、腹五分では二十八匹中一匹もガンにかかりません。

 「乳ガン」については十四カ月経ちますと腹八分では五十四匹中十二匹がガンになりますが、腹五分では五十匹中一匹もガンにかからないというデータが出ています。満腹より八分、八分より五分がいいということです。

 また、少食にすれば免疫機能が活発になるために放射能にも強くなる、という実験結果も得られています。ニューヨークのマウントサイナイ医科大学のルドウィック・グロス教授は、腹いっぱい食べたネズミは放射線照射で百%ガンになるが、腹五分のネズミではオス十五匹中一匹、メス二十九匹中九匹しかガンにかからないという実験結果を発表しています。

 また、放っておけば、「全身性エリトマトーデス」という自己免疫疾患を発症し、平均十力月しか寿命のないネズミを使った実験によると、カロリーを六〇%にすると寿命が三倍になるという結果が報告されています。これは九州大学医学部心療内科教授の久保千奉先生の報告です。

 ネズミによる実験ですからそのままヒトに適用はできませんが、少食が動物の長寿、健康にとって非常に大きな要因であることは確かです。



【質問】
 断食療法に、さらに生菜食療法で効果を上げておられるということですが・・・・・・。

【甲田光雄 医学博士】
 少食の生活をさらにすすめて、朝食抜きで一日千三百カロリー(kcal)、さらに一日一食の千カロリー(kcal)、さらに六百カロリー(kcal)という超少食で仙人のような食事で非常に元気な方がおられます。このような少食では何を食べるかということが重要な問題で、研究の結果、ニンジン等の根葉、キャベツ等の葉菜による生莱食がもっとも効果的であることがわかりました。生菜食による少食療法ではC型肝炎が何もしないで治ります。

 その理由は、普通五千から八千、肝炎では三千、ガンやエイズでは千くらいになるインターフェロンが、生菜食では一万から二万という数になることが京都の「パスツール研究所」の検査でわかりました。最近「インターフェロン療法」といって非常に高価でかつ三十%の人にしか効果のない治療が行なわれていますが、少食生菜食療法では自分の体でインターフェロンを産生して治していくのです。