この資料は、健康的ではない食べ物を摂取した時、消化器官ではどのようになっているのか、体内ではどのような影響を受けているのかが書かれています。また、過食の害についても書かれています。

 消化器官への影響は、体全身に波及して行きます。消化器官にとって健康的な飲食物を心がけて行きたいものです。血液や胃腸・内臓を汚してしまう現代食はなるべく避けて、血液を浄化して内臓を壮健にする粗食を心がけて行きましょう。その心がけが、この先の自分の体の良し悪しを左右し、健康方向か、病苦方向かを決定して行くのです。この資料に書かれています「間違った飲食物」や「過食」をすれば、それはやがて『患いの元』となります。「間違った飲食物」や「過食」は、心素直に手放すほうが得策であり、身のためです。

 食事の「質」と「量」を正しく持つ事が『正食』であり、食養の基本です。この『正食』の価値を知るには、「間違った飲食物」や「過食」のマイナス性を知るのが一番であり、このマイナス性が分からないうちは、『正食』の価値にはたどり着けないでしょう。そのマイナス性を理解して、それと相反するプラス性を知る事が重要です。「間違った飲食物」や「過食」のマイナス性よくを理解し、相反する『正食』の価値を会得して、食養を日常に活かして行きましょう!



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Healtheful Living 「健やかな生涯」 

< 健康へのメッセージ >

E・G・ホワイト(著)

 

25章 消化器官 ―― 消化不良の原因

 香辛料とデザートが食卓の上に少なければ少ないほど、食事をする人々すべてにとって益が多くなる。混ぜ合わせた料理や複雑な料理は、健康に害を与える。口のきけない動物は、人間の胃の中にしばしば入ってくるような種類の混合物を食べることは決してない。・・・・・・ 味のこってりした、食物の複雑な組合せは健康を損なう。流行だからという理由で、不健全な食欲に合わせて、カロリーの高いケーキやパイやプディング、またあらゆる体によくないものが胃に詰め込まれている。テーブルに様々な種類のもの、あるいは堕落した食欲をそそるような品を並べたててはならない。このような食欲の奴隷になっている人は、しばしば朝起きた時に息が臭く、舌ごけが生じている。彼らは健康を楽しむことがなく、どうして自分が痛みや頭痛や様々な病気で苦しむのか不思議に思う。

 原因は確かな結果をもたらす。もしも健康を最善の状態に保ちたいなら、野菜と果物を同じ食事時間に食べるのを避けなければならない。胃が弱っていると疲れてしまい、その結果頭脳が混乱して精神的な努力をすることができなくなる。ある食事は果物を食べ、次の食事で野菜を食べなさい。わたしは兄弟姉妹方とたびたび食事を共にして、彼らが非常に大量の牛乳と砂糖を摂るのを見る。これらは組織をふさぎ、消化器官を刺激し、頭脳に影響を及ぼす。生き生きと活動している体内機能を妨げるものは何であっても頭脳に直接すぐに影響を及ぼす。そしてわたしに与えられた光によると、砂糖は、大量に用いると肉よりも害を及ぼす。

 人類家族のほとんどすべての人が、体の要求する以上に食べている。この超過分は腐敗し、腐敗物のかたまりとなる。たとえ単純な質のものであっても多量の食物が、体の要求する以上に胃の中に入ると、余分の重荷となる。消化器官はそれを処理しようとして必死の努力をし、この余分な働きが疲れたという感覚を空腹と呼んで、絶えず食べ続ける人々がいるが、これが消化器官を乱用して働きすぎの状態にする原因である。

 彼ら(牧師や学生など)は、自分たちの精神を本に集中させながら、肉体労働をする人と同じように食事をする。このような習慣を続けると、ある人々は肥満になる。組織が詰まってしまうからである。他の人々はやせ細り、弱々しく虚弱になる。彼らの活力が余分な食物を処理するのに奪われてしまうからであり、肝臓は重荷を負わされ、血液の中の不純物を処理できず、病気という結果になる。

 この不節制はしばしば頭痛や消化不良、激しい腹痛のかたちでただちにあらわれる。胃に負担がかかりすぎると、消化が充分できないので、圧迫感が残る。頭脳が混乱し、胃は反乱をおこす。しかし過食の結果が必ずこのようになるわけではない。ある場合には、胃は麻痺してしまい痛みを感じなくなる。しかし消化器官はその活力を失う。人間の体の土台が徐々に衰え、生命は非常によくない状態になっていく。胃がその重苦しい負担をなんとかしのぐのを助けるために、頭脳の活力が非常に多量に引き出されるので、その活力が減ってしまう。脳神経のエネルギーは無感覚になり、過食によってほとんど麻痺してしまう。胴をしめつけると消化活動を妨げる。心臓、肝臓、肺、脾臓、そして胃は健全に活動する空間がなく、狭い場所に押しこまれてしまう。手足が適切に覆われていないと、血液が一巡して帰ってきた時は冷たくなっており、内臓に影響を及ぼし、血液循環をとどこおらせて病気になる。胃に血液が集まりすぎて消化不良の原因となる。たとえ正しい質の食物であっても食事に関する不節制は、組織を衰弱させることになる。

 飲食に関する厳しい節制が、体のすべての機能を活発に働かせ、健康を保つためには必要不可欠である。健康的でない食物を用いることにより、不節制がわたしたちの食卓で始まる。しばらく食欲を欲しいままにし続けると、消化器官が弱くなり、食欲は食べたその食物に満足しなくなる。不健康な状態があたりまえとなり、もっと刺激のある食物に執着するようになる。胃は仕事と休息の時間を定期的にとらなければならない。

 規則正しい習慣と適切な食事によって、胃は少しずつ回復す。あらゆる過度の負担を取り除くことによって、まだ残っている活力を注意深く保存するために努力をしなければならない。胃が完全に健康を回復するというのは無理であるが、適切な食事を続けるとそれ以上衰弱するのを防ぎ、大食という自殺行為にはまり込んでしまわないかぎり、多くの人が多少なりとも回復する。二回目の食事は、胃が前回の食事を消化する働きから解放されて休息する時間をとるまでは、決して食べてはならない。胃は働き続けることによって衰弱する。そのような状態に必要な治療は頻繁に食べる量を大幅に減らし、薄味で単純な食物を一日二食か、多くても三回食べることで満足すべきである。胃は注意深い配慮をしなければならない。胃を絶えず働かせ続けてはならない。この酷使され、乱用されている臓器にいくらかでも平安と静かな休息の時間を与えなさい。



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