1977年、マクガバン上院議員を委員長とする「アメリカ上院栄養問題特別委員会」は膨大な報告書(マクガバン・レポート)」を発表しました(アメリカ上院は世界最高の権威と権限を持つ調査機関です)。200億円をかけ、世界中を過去150年前まで遡り、3000名を超える医療関係者の証人喚問など審議調査した数千ページの報告書の結論として重要な結論が出されました。そのアメリカ上院栄養問題特別委員会が出した結論とは、次のような非常に簡素な内容だったのです。



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アメリカの「マクガバン・レポート」の推薦する食事内容

アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書



 5000ページにも及ぶ「マクガバン・レポート」が出した結論は、次のような非常に簡素な内容でした。

「わが国(アメリカ)で心臓病や癌(ガン)などの慢性病にかかる人が増え続けているのは、食生活に問題があったからだ。いまこそ肉食中心の間違った食事をやめて、未精製の穀物(玄米・玄麦・稗・粟・黍などの全粒穀物)や、野菜、海藻などを中心とした食生活に改めるよう勧告する。
 もっとも理想的な食事は、日本の伝統的な(元禄時代以前の)食生活である。つまり、精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚などを中心とした食生活にすることである。」

 
※ 日本の元禄時代以降は、江戸を中心に白米食が登場してきます。
   それでも、白米を食べられる人は江戸市民か、地方では大名や富豪だけでした。


 まとめると、こうなります。

  (1) 主食は全粒穀物を食べること。(玄米・玄麦・全粒雑穀などの未精製・未精白穀物)
  (2) 豆類を食べること。
  (3) 野菜を多食すること。 野菜は生で食べるほうが良い。(生野菜食の推奨)
  (4) 海藻を食べること。
  (5) 魚介類を食べること。
  (6) 乳製品、卵は控えること。(動物性食品は極力控えること)
  (7) 獣肉食は控えるか、避けたほうが良い。
      獣肉食は血液を汚し、血液への負担が大き過ぎるので有害である。
      血液を汚してまでして、獣肉食をする必要はない。
      人間にとって、獣肉食は必須であるとまでは言えない。


 ※ アメリカ政府は公に肉食の害を認めていますが、
   日本では食肉業界の利害からか、こういった栄養論は公的に無視され続けている現状があります。


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フードピラミッド

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アメリカにおける食事指導の改革の流れ
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野菜の生理機能

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マクガバン・レポート登場以降の癌の羅患率と死亡率の変動




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 これは「日本の食養学そのもの」の内容であり、世界的権威の機関から「日本の食養学の内容が認められた」も同様の内容になっています。このマクガバン・レポートの内容を追跡調査の目的で結成されたのが、栄養学研究での世界的権威「T・コリン・キャンベル」博士等が長期間にわたって中国での大規模疫学調査を行った「チャイナ・プロジェクト」です。この内容は「「チャイナ・スタディ」が明かす、肉食の真実!【マクガバン報告、丹羽靱負博士、牛乳、他】」を参照されてください。

 こういう「世界一流機関から発表された食事指導」の内容は非常にためになります。しかも、その内容は決して小難しいものではなく、歪んだ栄養学に汚染されていない頃の「昔ながらの食事内容」なのです。世界的権威の栄養学者等によって、昔の粗食の内容が如何に優れていたかを振り返えさせてくれるものです。このような単純な内容こそ、大いに参考にさせて頂きましょう! そのほうが無難ですよ♪

 日本の栄養学とはかけ離れた内容ですが、なぜ日本の栄養学が間違った食事指導をしてしまっているのかは「栄養学の裏事情」を参照されてみてください。