生で食べれば病気にならない
 【「食べない生き方」
より 】

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 生活習慣病を患うのは、人間と飼育動物だけです。
 野生動物は、生活習慣病にはなりません。
 その理由として考えられるのが食事の内容です。

 以前、ある動物を使った比較実験が行われました。
 生の食品だけを与えた動物のグループと、加熱食品だけを与えた動物のグループに分けて実験したのです。
 すると、生の食品を食べた動物は太らず、加熱食品を食べた動物は太った、という実験結果が出たのです。

 地球上の生物で火を通したものを食べるのは、人間と飼育動物だけです。
 生の食品には、火を通したものにはない何かがあるのではないでしょうか。

 食品を加熱すると、酵素は壊れ、ヴィタミンは壊れ、たんぱく質は変性し、脂肪は酸化します。
 変性したり壊れたりしたものを食べると、それらを利用するために体に相当な負担をかける事になります。

 すべての生き物は、目に見えない微弱の光を発しています。
 これは「バイオフォトン」(参照1参照2参照3)と呼ばれる小さな粒子で、特殊なカメラで撮影するとしっかり映し出されます。
 バイオフォトンは太陽エネルギーで、生食に多く含まれており、加熱された食品にはほとんど含まれていないそうです。
 色の濃い果物や野菜は、太陽から受け取ったエネルギーを豊富に蓄え、これを生で食べる人の体に与えてくれます。
 生の果物や野菜を豊富に摂っているとエネルギー・レヴェルが高くなる事は、ローフード・ライフを始めると誰でもすぐに実感する事ができると思います。
 細胞が放出する光のエネルギー・レヴェルが高ければ高いほどバイタリティーが高く、その人が利用できるエネルギーへの転換能力も高いと言えます。
 バイオフォトンを体内に多く取り入れる事で、私たちの DNA に存在するバイオフォトンと共鳴し、エネルギー・レヴェルを上昇させ、解毒や治療のために使えるエネルギーが倍増していきます。
 生食の中でも、バイオフォトンが最も多く含まれているのがスプラウトです。

 加熱調理された食品を食べた直後の人の血液を調べてみると、白血球の数が急激に増えているそうです。
 生の自然な食品を食べた後には、このような血液内の変化は起きません。
 つまり、人間の体は加熱調理された食品を毒や外敵と見なしているのです。

 食事を100%ローフードにする事によって、癌を克服した例が世界中にあります。
 1940年代のデンマークの医師「クリスチン・ノルフィ」博士もその一人です。
 自らの乳癌を100%ローフードで克服したクリスチン・ノルフィ博士は、ローフードの威力を高く評価し、ローフードだけで治療する療養所を運営していました。
 生食をリヴィングフードと呼んだのは、クリスチン・ノルフィ博士が最初だと言われています。
 加熱された納豆、味噌、醤油のような発酵食品をリヴィングフードと呼ぶ場合もあります。

 ローフードを実践すると胃腸への負担が少なくなるので、睡眠時間が短くなり、体が軽くなり、疲れ難くなり、体重が減り、爪が強化され、肌が綺麗になり、起きている間は一日中無限のエネルギーが全身に満ち溢れた状態になります。

 『ローフード・フォー・ビジー・ピープル』の著者である「ジョーダン・メアリン」は、毎日100%ローフードを三週間程度続けたところ、睡眠時間が三時間になったそうです。
 逆に、100%ローフードの人が急に火食に切り替えると、激しい睡魔に襲われたりします。

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 加熱食品はルテインやゼアキサンチン、βクリプトキサンチンのような、野菜に含まれるカロテノイド類の生体利用効率を減らしてしまいます。
 勿論、リコピンや αカロテン、βカロテンのように、加熱によって生体利用効率が増加するカロテノイド類もありますので、バラエティに富んだ野菜を生食と火食の両方で摂るのが理想的です。

 菠薐草には鉄分が多い事から、貧血症の薬だとされています。また、蓚酸も大量に含まれています。
 蓚酸はカルシウムと容易に結び付く習性がありますが、非加熱で、蓚酸もカルシウムもオーガニックの状態にある場合には、蓚酸はカルシウムの吸収に役立ち、同時に腸管の蠕動運動を刺激するのにも役立ちます。
 ところが、菠薐草を加熱すると、蓚酸が無機物に変化するため、菠薐草の中の蓚酸は、菠薐草自体に含まれるカルシウム、あるいは菠薐草と一緒に食べた物に含まれるカルシウムと連結化合物を形成してしまい、両方の栄養価値を破壊してしまう事になります。その結果、深刻なカルシウム不足が生じ、骨粗鬆症の要因となってしまいます。
 また、蓚酸自体は加熱されると、腎臓内でインオーガニックの蓚酸の結晶を形成し、胆石、腎臓結石、動脈硬化、白内障、リウマチなどの原因になる事が知られています。
 蓚酸は工業的には漂白、金属研磨などに使われていますが、これが口から入ると中毒を起こして、悪心、嘔吐、呼吸困難、心臓障害を誘発する事があります。
 外国文献で菠薐草という場合はすべて生食の事を指し、煮て食べるというのはありません。
 ところが、我が国では「あなたは貧血症だから菠薐草のおひたしを食べなさい」と言われ、毎日食べたところ、腎臓結石ができて、片方の腎臓を切除した人がいると言うのです。ですから、菠薐草は決して加熱しない方がいいのです。

 私たちの体は、生食によってのみ健康が維持できるようにできているのです。




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 補足 生菜食について

 この記事は、私が当ブログでお薦めしています甲田療法の『生菜食療法』の価値を、また違う視点で伝えてくれています。私は7年前に生菜食を開始しました。私は今も(現在2013年)日常食の9割を、西式健康法と甲田療法の生菜食を参考にした生菜食で暮らしています。

 生菜食は、私が食養を見つめ始めてから最終的にたどり着いた食事法です(最初は栄養学やマクロビオティックを見つめていましたが、納得いくものがなくて自分の中から削除しました)。私の父母も食事に生菜食を多く取り入れて(正確に言いますと、私が取り入れさせて)、何十年と病院通いをしてもまったく改善されなかった父母の持病は、たった1~2年間のうちにだいたい改善されてしまいました。このような我が家の生菜食の経験上、私は癌を改善して治すための食事療法においても、甲田療法の『生菜食療法』を強く強くお薦めします。特に、腎臓癌だった父の「癌体質の改善」に大いに役立ってくれたのは、この『生菜食療法』と、週末一日断食(父の場合は毎週土曜日です)という安全な短期間の『断食療法』でした。

 甲田光雄医学博士は癌の食事療法について、「癌は一筋縄ではいかない。玄米ご飯と菜食で癌を克服するのは無理で、生菜食と断食を組み合せるしかない」と言われていましたが、それは私の父を見る限り、本当にその通りだと思います。癌を改善して治すための食事療法は単なる “玄米菜食のお料理(玄米菜食の火食)” では難しく、生菜食と断食を組み合わせるのが一番強力に効果を発揮すると思います。
 一体、何が強力なのかと言いますと、生菜食と断食の組み合わせは、強力に「血液浄化」を成させ、「解毒力」「排毒作用」を体に強力に発露させ、体の「治癒力」を強力に引き出させ、「正しい腸内細菌の育成」ができ、継続によって「宿便の排泄」が叶い、こうして腸内環境が改善される事によって免疫が高まり、体の体質が根本から正されて行き、強くなります。ここまでの強力な発露は、「生菜食(食べる方向性)」+「断食(食べない方向性)」の陰陽の食力が働けばこそ叶うものと実感しています。ですから私は、癌患者さんにはぜひ、甲田療法の『生菜食療法』と、安全な断食として『週末一日断食』の組み合わせを強くお薦めしたいのです。私の父のように、「癌体質の改善」を大きく実現させてくれる事でしょう。


 この記事で最初に出て来た写真、これは単なる生サラダです。世間で食べられている生菜食は、たいていはこの生サラダ程度だと思います。しかし、甲田療法の『生菜食療法』は、もっと生野菜の種類の多い生菜食です。『生菜食療法』では基本的に、「根と葉、等量」という基準があります。これは「根菜類と葉菜類の量の割合を等量(同じ量)に設定する」というものです。例えば、葉菜類が250gならば、根菜類も250gといった具合ですね。
甲田光雄先生のお弟子さんの記事「食事内容 レシピ【甲田療法の食事レシピ】」も参照されてみてください

 次の写真は「生菜食健康法」に掲載されています、甲田療法の『生菜食療法』の基本メニューです。

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 そして、こちらは「愛康内科医院」の生菜食の写真です(参照)。

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 この二つの生菜食の写真では、葉菜類の野菜が青泥になっていますが、もし青泥がきつければ、葉菜類は普通に生サラダで食べれば良いと思います。

 根菜類は「ダイコン」「ニンジン」「山芋(長芋)」で充分です(私は「カブ」が好きでよく食べます)。根菜類は摩り下ろして(「おろし」にして )食べれば、酵素が活性化して3~5倍に増えますので、酵素の摂取に最適です。

 玄米の生食をすると「消化酵素が使用されない食事」になりますので、体内酵素の消費を防ぎます。体内酵素が欠落すると、病気へと進みます。病気を治す上で、酵素摂取はとても重要な要素なのです。生菜食は酵素の摂取が充分にできます(この点は「生菜食療法 ~ 膠原病や癌患者に1番有効な食事法 ~」を参照されてみてください)。
 また、玄米の生食はブドウ糖の摂取にはならず、ブドウ糖よりも質の高い『短鎖脂肪酸』というエネルギー源が得られます。特に末期癌患者さんは、玄米ご飯(玄米の火食)よりも「生玄米粉」や「浸水させて発芽した生玄米」を食べたほうが癌を改善するための理にかなっています(ブドウ糖は「癌の最大のエサ」であり、癌を育ててしまうので、末期癌患者さんはブドウ糖の摂取は避けたほうが賢明だと言えます。ここは「癌治療の玄米菜食における「生玄米粉食の価値」」を参照してください)。

 以上を併せた生菜食メニューの例は、次のような感じになります。
 甲田療法の『生菜食療法』よりは、かなり食べやすくなっていると思います。

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 甲田療法の『生菜食療法』ではかなりキツイと感じられる方は、生菜食をこのようにオシャレに決めても全然構わないと思います。癌患者でありながら血液浄化・免疫改善の基本である食事療法も生菜食もできず、相変わらず普通食を継続されてしまう事に比べれば、遥かにマシな食事です。マシなどと言うよりも、癌体質を改善して行くのに大変素晴らしい食事メニューと言えるのです。まァ~、我が家もこんな感じですからね! 生菜食は、このようにオシャレに決めても全然大丈夫ですよ♪

 我が家の生菜食は、甲田療法の『生菜食療法』では取り入れていない、カブ、ブロッコリー、オクラ、チンゲン菜、菜の花、キュウリ、ナス、ピーマン、トマトなども取り入れています。非常に美味しいです。『生菜食療法』の醍醐味は、やはり「新鮮な野菜を、生で、生きたまま食べる」事にありますから、これを守っていれば基本的には大丈夫です。

 ただ、やはり末期癌患者さんであれば、糖分の摂取(ブドウ糖の摂取)が癌の進行を促進させてしまうので、果実野菜であるキュウリ、トマトや、果物はなるべく控えたほうが良いと私は思います。
ブドウ糖は「癌の最大のエサ」となりますから、末期癌患者さんのブドウ糖の摂取は命取りになると思います。この事につきましては、「ガンの最大のエサは「ブドウ糖」である!【糖質制限食のススメ】」「ブドウ糖点滴、ブドウ糖の摂取は病気を進行させる、森美智代先生の事例、生煮え玄米クリーム(玄米クリームの生煮え)」を参照してください

 我が家の生菜食の実地に関しましては「本当の医学【甲田療法の真髄、西式の生食療法、自然に順じたシンプルさ、日月神示、ラマナ・マハルシ、赤塚不二夫、バカボンのパパ、海藻の生食】」の中の「感想(甲田療法の真髄は、自然に順じた「シンプルさ」にあり!)」を参照されてください。この記事とはまったく違う視点で、生菜食の経験から私が感じた事や、生菜食についての私見を、私なりに書いています。ただ、生菜食とは一切関係ない人たちも何人か出てきますが、これはあまり気にされないでください・・(汗)。生菜食に関しましては「生菜食療法(ローフード)」カテゴリのほうも参照されてみてください。


 『週末一日断食』に関しましては「週末一日断食」カテゴリを、『断食』に関しましては「断食療法・排毒」カテゴリや「断食における「自己融解・自家融解」」カテゴリを参照されてみてください。