星野仁彦」医学博士(福島学院大学教授副学長)の自著「ガンと闘う医師のゲルソン療法」からの抜粋です。星野先生は末期癌になりましたが、マックス・ゲルソン博士が開発した『ゲルソン療法』と併用して『飲尿療法』を実践し、余命宣告をされて命の崖っぷちに立たされた末期癌から生還されました。

 星野先生は、ご自身の「
サイト」でいろいろと解説されています。
 当ブログサイトでも、「
「星野仁彦」医学博士は、抗がん剤の無意味さを思い知り、食事療法で癌を克服した!」や「癌患者は、必ず「飲尿療法」をすべし!(3)【ゲルソン療法と尿療法の併用の勧め:星野仁彦医学博士】」にて記事にしています。ぜひ、ご参考にされてください。
 星野先生に関する記事は、「星野式ゲルソン療法(星野仁彦 博士)」カテゴリを参照してください。



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 従来の治療法とは発想が異なるゲルソン療法
 【「新・イメージの詩」
より 】


従来の治療法とは発想が異なるゲルソン療法 - 自然治癒力を向上 - (P.43 8)
 
 ゲルソン療法は、ドイツの医師(医学博士)「マックス・ゲルソン」が1930年代に開発した治療法です。ガンを全身の栄養障害・代謝障害と捉(とら)え、特殊な『栄養療法』『食事療法』で治療する方法です。「大量の生野菜ジュース」「塩抜き(無塩食)」「脂肪抜き」などが、その柱となります。

 日本では、あまり知られていないのは実(まこと)に不思議ですが、欧米ではよく知られています。ゲルソン博士がガンの食事療法について書いた(邦題は『ゲルソン療法 ガン食事療法 全書ゲルソン療法 治癒した50人』今村光一・訳 徳間書店・刊)を出版したのは1958年でした。以来、この本は欧米を中心に読まれ、アメリカやヨーロッパ、メキシコなどでは「ゲルソン療法でガンを治した人は何千人もいる」と云います。アメリカのレーガン元大統領は大腸ガンになりましたが、ゲルソン博士の流れをくむ医師の指導で初めから食事療法を行って、よい経過をたどっています。

 ゲルソン博士は、ドイツのミュンヘン大学の結核専門病棟で臨床に携われていました。そもそも、この療法は「ゲルソン博士自身が医学生時代に重い偏頭痛に罹(かか)り、試行錯誤の末に生野菜と生の果物を大量に摂ることによって治った」ことに端を発しています。ゲルソン博士が、医師になって診察活動を開始している時に指導した偏頭痛の患者の皮膚結核も治ったことから、結核治療に応用されるようになったのです。結核治療に非常に有効で、「ゲルソン博士は、この治療法で結核患者の大部分を治した」と云います。結核の他にも、腎臓病・糖尿病・動脈硬化などの慢性病、成人病の治療にも応用し、同じように成果を上げていたようです。

 ゲルソン博士はまた、アルバート・シュバイツァー博士(フランスの哲学者・神学者)と生涯の友人でした。シュバイツァー夫人は40代の時に不治の病だった結核で死に瀕していましたが、ゲルソン療法で結核を治し、80代まで生きました。また、シュバイツァー博士本人も「70代で糖尿病になり、精神にまで不調を期待して自殺も考えましたが、ゲルソン療法で治った」そうです。シュバイツァー博士は再びアフリカへ戻り、その後はノーベル賞を受賞し、90代まで生きました。シュバイツァー博士は、ゲルソン博士のことを「医学史上、稀有な天才」と誉()め讃(たた)えていたと云います。

 ゲルソン博士がガンの患者に指導するようになったのは1930年代からで、ある患者に「ぜひ、自分のガンも治してほしい」と乞われたのが切っ掛けだったと云います。その後、ゲルソン博士はアメリカのニューヨークへ移り、ガン患者を専門に指導・治療することになります。

 (1998年の)現在、ゲルソン療法はアメリカとの国境のメキシコのティファナ市やアメリカのアリゾナ州にあるゲルソン病院、コントレラス病院などで行われていて、前者はゲルソン博士の娘(3女)のシャルロッテ・ゲルソン女史が主催しています。ガンを初めとして糖尿病・リュウマチ・関節炎などあらゆる病気を治しているし、「エイズにも効果をあげている」そうです。世界中から、ガンを初めとした難病の人たちが集まって来ています。

 ゲルソン療法の最大・最重要のポイントは、人間の自然治癒力(人間が本来持っている病気を治そうとする力)を高めることです。

 ゲルソン博士は、医学をこう定義していました。

「自然な治癒能力と云う “人体の持つ生物学的可能性” を最高度に発揮させるのが本当の医学であり、
 自分も “それ” を目指している。」


 この『生物学的可能性(自然治癒力を最高度に発揮させるカギが、栄養学であり、食事である』と、ゲルソン博士は見抜いていたのです。

 ゲルソン療法が “人間の持つ治癒能力を高める治療法” であることを、具体的かつ鮮明に示した例が『ゲルソン療法 治癒した50人』の中で紹介されています。それは、骨のガンの患者さんです。大学病院などで治療を受けたのですが効果がなく、ゲルソン博士の治療を頼って来ました。骨のガンのために大腿骨(太腿の骨)が破壊され、金属板を上脚部全体に付けていました。それが何と、ゲルソン療法を始めてから半年ほどで、破壊されていた骨が再生し回復したのです。そのために金属板は不要となり取り外したのですが、金属板を骨に止めていた銀の釘(くぎ)は骨の中で折れていました。

 ゲルソン博士はこの例を解説して、同書の中で次のように書いています。

「人間の自然治癒力は、骨の再生に邪魔になる金属の釘を折ってしまうほど強力なものである。
 医師の役割とは、自然で新鮮な食べ物の中にある成分を利用して、こう云う自然治癒力を高めてやることである。」


 大学病院の治療を受けている間は、ガンは進行し、骨は腐って行くばかりでした。その骨を再生・回復させてくれたのは、ゲルソン博士の指導によって摂取した “自然な新鮮な食べ物の中にある有効な成分” でした。それら有効な成分が “患者の自然治癒力を高めた” のです。

 そして、こうした有効な成分を充分に摂取して活用させれば、ガンさえも治ることをゲルソン博士は30年の実績で見事に証明して見せたのです。ちなみに、その実績をまとめたものが『ゲルソン療法 ガン食事療法 全書』です。

 この本の訳者である今村光一氏によると、40年ほど前(1958年)のゲルソン博士のラジオ・インタビューの録音が今(おそらく1990年代後半)も残っているそうです。インタビューでゲルソン博士は「他の医者がガンを治せないのに、なぜ、あなただけがガンを治せるのですか?」と云う質問に対して、次のように答えています。

「医学界は “腫瘍のみがガンだ” と錯覚を起こしている。
 これが “最大の間違い” で、ガンの腫瘍はガンの症状の1つであっても、ガンの全てではない。
 ガンとは、ガン細胞や腫瘍を生み出すような “体全体の栄養代謝の乱れ” なのだ。
 そして、ガンとは全ての病気の中で “最もひどく栄養代謝の乱れた病気” である。
 腫瘍に目を向けるのではなく、体全体の栄養代謝を正せば、ガンは治る。」


 またゲルソン博士は、次のようにも語っています。

 「医学界に深く浸透しているガンに対する悲観主義は、もう一掃していい時期に来ている。」
 「私だけがガンの治療に成功して来たのは、私が医学界の定説を全く無視して療法をやって来たからだ。」

 ゲルソン博士は「ガンは全身の栄養障害・代謝障害による病気だ」と考えました。
 つまり、「腫瘍の塊ができている局所の病気ではない」と。

 この点を、(1998年)現在も一般の人の多くは誤解しています。医師の中にさえ、間違って解釈している人がいます。「胃ガンは胃の病気で、肺ガンは肺の病気」と考えます。ガンの専門医は、(1998年の)今日では「ガンを全身的な病気」と捉(とら)えているでしょう。しかし治療となると、局所の腫瘍を取り除くことに熱心です。確かに「胃ガンは胃の病気」に違いはありません。けれど、“胃だけの病気ではない” のです。

 「ガンが局所の病気ではなく、全身性の病気」であるとの認識は、(1998年の)現在ではだいぶ広まって来ました。けれど、“現代医学の歴史” を振り返ってみると、長い間、「局所の対処療法(その時々の症状に応じた治療法)」に終始して来ました。その点では、通常の療法は(1998年)現在も変わりません。さらに現代医学は、“遺伝子治療” へと舵(かじ)を取ろうとしています。

 ガンの塊があれば、まずその局所を切り取ります。取り残しがあれば、次に放射線をかけます。それでもまだガン細胞が残っていれば、抗ガン剤を用います。

 私(星野仁彦)は、これらの治療を全面的に否定するわけではありません。ガンの塊があれば、手術可能ならば、まず切って取り除くべきです。しかし、それは結果としてできている塊を取り除くだけで、根本から治したことにはなりません。

 現代医学では、他に転移が認められない場合、原発のガンを手術して切り取ったら、根治療法を行ったかのような云い方をします。ですから、有名人がガンになって手術が無事に終わったならば、「ガンから生還」などとマスコミは報道します。放っておけば命取りになるのですから、「手術で切除すれば “一時的に生還” した」とは云えるでしょう。けれど、“根本から治った” わけではないのです。

 現代医学の姿勢がこうですから、「一般の人が “ガンは局所の病気” と思うのは、無理はない」と言えるでしょう。



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