シバンブ(飲尿療法) - アーユルヴェーダ古典の健康・精神修養法 -
 【「インド・アーユルヴェーダ」
より 】

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 「シバンブ(飲尿療法)」は、「アーユルヴェーダ」の古典「ダマール・タントラ」(Damar Tantra)の中で説かれている健康・精神的修養法(シバンブ・カルパ)です。

 最高神シバが妃パルヴァッティに教えを説くという形式で、5000年程前、サンスクリット語で書かれたということです。

 それは、以下のようにして始まります。

  おー、パルヴァッティ。 おまえに、多くの恩恵をもたらすシバンブ・カルパの正しい方法と儀式を教えよう!



 「シバンブ」とは、文字通りに訳せば「シバの水」という意味であり、「自分自身の尿(自尿)」を指しています。

 自分の尿(シバンブ)を飲む技法・儀式によって、健康と若返りの活力を得、クンダリーニを「第三の目(第6チャクラ)」にまで解放するために、昔からヨガを行する行者(ヨギ)たちによって修行されてきました。

 シバンブ(飲尿療法)は宇宙的叡智の発露であり、極楽の甘露であり、老衰(ぼけ)や病を破壊することができるから、ヨギはほかの技法・儀式を行う以前に、シバンブを行うべきである、と説いています。 

 その具体的な方法の中で、どのような器具を用いるかという点については、このように説明されています。

  シバンブを受ける器具は次の素材のものがすすめられる。
  それは、金、銀、銅、ブロンズ、ブラス、鉄、土器、象牙、ガラス、聖木の木材、骨、皮、
  そして、葉などである。
  シバンブは、そのような素材のものに入れられるのが良い。
  中でも土器が良い。 そして、銅が、とびぬけて最高である。



 それから、基本的な食生活について語ったあと、具体的な方法を説いています。

  シバンブを修業する者は、しょっぱい・苦い食物を食べ過ぎず、夕食は軽くし、
  地面に眠り、自己の五感を制御しなくてはならない。

  賢明な修行者は、夜の四分の三が過ぎた頃、東に向かって尿を出す。
  そのとき、尿の最初と最後の部分は避けるべきである。
  ちょうど蛇の口と尾に毒があるように、
  パルヴァッティよ、シバンブの流れの場合においても、まさにそうであるからだ。

  シバンブは、老いや病を破壊することのできる極楽の甘露である。
  ヨギは、ほかの儀式に進む前に、これを修練すべきである。
  口をゆすぎ、ほかの朝不可欠の勤めのあと、自分自身の尿を飲むのである。



 それから、シバンブ(飲尿)を続けて行っていると、どのような効能が出てくるか、ということについて説明しています。


    1ヵ月後には ・・・ 体内が清浄になる。
    2ヵ月後には ・・・ 感覚が刺激され、活発になる。
    3ヵ月後には ・・・ すべての病を破壊し、すべてのトラブルから解放される。
    6ヵ月後には ・・・ 叡智に溢れ、聖典を堪能するようになる。
    7ヵ月後には ・・・ 非凡な力を得ることができる。
    8ヵ月後には ・・・ 金の輝きを得る。
    9ヵ月後には ・・・ 結核やハンセン病からも自由になる。
   10ヵ月後には ・・・ 真に宝のような光彩を持つ。
   11ヵ月後には ・・・ 体内の臓器すべてが清浄になる。
     1年後には ・・・ 太陽の輝きと同じものになる。
     2年後には ・・・ 地球()のエレメントを征服する。
     3年後には ・・・ 水のエレメントを征服する。
     4年後には ・・・ 光りのエレメントをも征服する。
     5年後には ・・・ 空気のエレメントを征服する。
     7年後には ・・・ <誇り> を征服する。
     8年後には ・・・ 自然のすべての重要なエレメントを征服する。
     9年後には ・・・ 誕生と死という輪廻から解脱する。


 このあと、シバンブ(自尿)とハーブの組み合わせについて語り、そして、このように結論しています。

  毎日、シバンブ(自尿)を摂り、食から、しょっぱい、酸っぱい、苦い味を避ける人は、
  速やかに <神聖> なるものを達成する。
  すべての病から解放され、シバ自身のような比類なき肉体を得る。
  永遠に、宇宙神のように自己を楽しむのである。