岡本さんへ

 岡本さん、いつもお返事が遅くなってしまい、申し訳ありません m(__)m

 いつものように岡本さんのコメントから入らさせて頂きます(こちらです)。


「ブログ管理人様
 いつも詳しい解説ありがとうございます。
 抗がん剤ではお医者様もいっているとおり癌は治らない・・・・
 このことを家族に説明し、森下先生の食事療法をすることにしました。
 生食は家族の反対が強いので・・・・ 申し訳ありません。

 ところで、ブログ管理人様も推薦の森下先生ですが、本をたくさん出されてあり実績もあるようです。
 ひとつ腑に落ちないのが、森下先生は、玄米は炊いて食べていいように書いてありました。
 おそらくほんの中に、血液が腸で作られるとおっしゃっておられるので、生食でとは考えていらっしゃらないようです。

 ここからは推測ですが、本を読んでみると(3冊購入しました)米の炭水化物を唾液と混ぜると確かにブドウ糖に変化します。
 ところが、森下先生は、食べたものは腸で赤血球に代わる。
 炭水化物が、ブドウ糖に変わるのは試験管の中での話で、体内は試験管とは違うとおっしゃっています。
 ブログ管理人様はどう思われますか?
 森下先生の説が正しければ生にこだわる必要はないと思います。」



 岡本さん、ご家族に抗がん剤のことをお話ししてくださったんですね。
 本当にありがとうございます m(__)m
 私は、そうのほうがご賢明だと思います。

 私もあそこまで言う必要があったのかどうか迷いましたが、たとえば、もしですよ、岡本さんの様態が悪化したとしたら、その時になって、ようやくご家族に抗がん剤の話をしたとしても、「どうしてもっと早く言ってくれなかったの・・・」と思われるはずだと思います。抗がん剤というものは、そういう危険な薬であるのは確かなことなのです。私が家族ならば、本当のことを言ってほしかったと思うでしょう・・・。家族に本当のことを伝え、だからこそ家族同士で真剣に話し合え、本気で会議し合いながら、もっともっと良い治療方法を模索することだってできると思います。癌治療は世間通りに癌医療に頼って進めてしまうと、絶対に良い結果は出せません。癌を克服している人は、必ず癌医療以外に頼っているものです。本当に良い家族会議をするならば、隠し事があるよりも、隠し事などしないほうが、私は断然良いと思うのです。

 岡本さんがご家族にお話ししてくださったお蔭で森下敬一博士の食事療法をすることになられたそうで、私も良かったと思っています。癌治療は食事療法が基本であり、土台です。その食事療法を実行していくためには、ご家族の理解と応援が必要です。そのためには、ご家族にはせめて隠し事なしで向き合わないと、隠し事をしている分、何かが欠如して進んで行くように思います(大事なことを隠す相手から見れば大事なことが欠如その欠如の転写が跳ね返り、どこかに大事な欠如が生じる)。日本の癌医療界だって隠し事だらけですから、上手くいくわけがないのです。癌治療に関しては、なるべく本当のことをご家族に伝えてあげてほしいと思います。家族の力は大きいです。家族力ですね。


 森下敬一博士の食事療法は昔から実績があるそうです。以前、岡本さんにもお話しさせて頂きましたAさんは、森下式食事療法で腎臓癌に対応されていました。真面目に実行されて、1年後の検査では癌はまったく大きくなっていなかったそうです。しかし、Aさんは「癌は大きくなっていませんでした。もしかしたら、癌が小さくなっているのではないかとの期待がありましたが、癌の大きさは以前と変わらないままでした・・」と残念がられていました。

 こういう時、どうしても私の中に浮かぶものは「生食の力」です。森下式食事療法のように、世間によくある「玄米菜食の火食(玄米菜食のお料理)」という食事療法では、改善スピード、回復スピードが「玄米菜食の生食」と比べると遅いと私は思います。現代食(普通食)に比べれば、「玄米菜食の火食(玄米菜食のお料理)」のほうが遥かに良いのは言わずもがなですが、「玄米菜食の火食(玄米菜食のお料理)」は「玄米菜食の生食」と比べると、食事療法としてはどうしても弱いと思います。やはり、「玄米菜食の生食」のほうが強力です。こればかりは、「玄米菜食の生食」をある程度の期間経験していかなければ、言葉をいくら並べても分からないと思います・・・。

 しかし、ご家族で話し合われて決められたことならば、私は森下式食事療法で良いと思います。森下式食事療法ならば、「玄米菜食の火食」であっても実績がありますので、私は賛成です。ただ、「玄米菜食の生食」も併用して活かされたほうが、その分、早く治療が進んで行くと思います。ここのご判断は、岡本さんにお任せいたします。



 ブドウ糖の話をしましょう。

 森下敬一博士の「ブドウ糖に変わるのは試験管の中での話で、体内は試験管とは違う」ですが、このような認識はとても大事だと思います。岡本さんがご自分で率直に感じましたこのような疑問を、常に大事にして頂きたいと思います。

 「試験管の中で起こること」=「体内で起こること」と決め付けているのが現代医学ですが、実際はそうとは限らないこともあるはずなんですね。生体の中(内界)は、体の外(外界)とは違う環境なので、その反応が内界と外界と問答無用に「まったく同じだ」とすること自体が不自然なことなのです。

 体内の血液は固まりませんが、血液は体外に出た途端に止血の役割として変化して固まります。この血液の話は、誰でも知っている単純なことです。しかし、ここを本当にもっと単純に見てみると、同じ成分であっても、試験管の中で作用しているその成分の働きと、体内で躍動しているその成分の働きとに、何らかの相違があって然るべきではないかと思います。血液が固まることに関しましては現代医学では解明されていますし(参照)、血液は目に見える形なので目で確認しやすく分かりやすいですが、目で確認し難く、電子顕微鏡をもってしてもなかなか分かり難い玄妙な盲点が、現代医学にはたくさんあるのではないかと思います。「試験管の中」=「体内」とは限らない、という視点は、非常に重要な自然観です。その観点に関しましては、私は森下先生に賛成します。

 しかし、「アルファデンプン ブドウ糖」は、実地の上ではどうでしょうか?

 実際にご飯を食べたあとには血糖値が上昇します。甘い物を食べていなくても、ご飯というアルファデンプンを摂取すると「血糖値が上がる」のです。血糖値とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度です。一番血糖値が上がりやすいのは、すぐにエネルギーとなるご飯やパン、麺類、果物、砂糖などの炭水化物だと言われています。これは世界で共通する実地だと思います。ですから、糖尿病患者さんはご飯などを控えるように指導され、糖質制限食を行わなければなりません。

 実際にご飯を食べると血糖値が上昇するということは、ご飯を食べたあとに体内でブドウ糖が発生しているということです。そのブドウ糖が腸内で吸収されて血液へと流入し、血糖値が上がるということですね。

 現代医学では「アルファデンプンが消化酵素によってブドウ糖まで分解される」としています。ご飯のアルファデンプンがブドウ糖に変わるわけです。実際にこれが事実であるのかについては、私は自分で確認したことがないので分かりません(大方の人がそうでしょう)。もし、この「アルファデンプン 消化酵素の働き ブドウ糖」が事実ではなかったとしても、ご飯を食べたあとには実際に血糖値が上がるわけですから、「ご飯の摂取」=「体内でブドウ糖が発生」と見て良いので、おそらくは「アルファデンプンが消化酵素によってブドウ糖まで分解されて、そのブドウ糖が腸内で吸収されて血糖値が上昇している」と見て良いと思います。

 生米のベータデンプンであれば消化酵素がほぼ働かないので、ブドウ糖の摂取にはなりません。ブドウ糖の摂取を避けるならば、生玄米粉は有効手段です。

 ただ、私が生玄米粉をお薦めしますのは、何も「ブドウ糖の摂取を避けるため」というだけではありません。本当はそれ以上に、生玄米粉には「生食の力」があるので、その食の力を活かしてほしいためです。体力も付きますし、体が丈夫になります。やれば、自分で分かるようになるでしょう。甲田医院では、生玄米粉だけを食べさせて病気を克服させている事例もあります。私はこの7年間、生菜食が中心の食生活でしたが、時期的に生玄米粉を多く食べ続けていた時もあり、その時の経験は素晴らしいものがありました。実際に自分で生玄米粉の食事をやっていきますと、生玄米粉に「食の力(体質を高める食力)」があるのは感覚的に分かってきます。あとは、ご自分で取捨選択するしかありません。


 森下式食事療法の玄米飯でも少食にすれば良いとは思いますが、私個人的には「玄米クリーム」の食事のほうが優秀だと思います。何度もお話ししてきましたが、玄米クリームはベータデンプンがアルファ化しきりませんから、当然、ブドウ糖の摂取を抑えられますし、何より継続していけば、玄米クリームのその良さは分かってくると思います。

 生菜食ができずとも、液体状態の生菜食とも言える「生野菜ジュース(搾り立て)」の摂取は絶対にしたほうが得策です。ダイコンおろし、ニンジンおろし、山芋おろしも活用されると良いと思います。ここら辺を森下式食事療法と組み合わせて行くと良いのではないでしょうか。良いものを相乗させて行くのです。

 玄米飯に関しましては、1時間30分間も加熱しなければ炊き上がらないのですから、確実に火食の害の影響はあります。なるべく火食の害は避けたほうが、余計なものを体内に背負わなくて済むと思います。火食をすると体内に火食の毒を発生させます。火食をしただけで、体はこの火食の毒を解毒せねばならないのです。火食を止めれば、その分、体に火食の毒を解毒する仕事をさせる必要がなくなり、癌を改善するための他の仕事をさせることができるのです。余計な解毒仕事を解除してあげます。

 玄米は、玄米飯が優秀か、玄米クリームが優秀か、生玄米粉が優秀か、これは実行してご自分で確認していかなければ分かりません。あとは、ご自身の判断と志向です。森下式食事療法をベースにして、他に良いと感じたものをご自分なりに組み合わせて行うのも良いと思います。とにかく、癌治療は良いものを複合的に併用していきましょう!

 一番大事なことは、岡本さんは余命1年という余命宣告を受けていますから、私はなるべく強力に早く癌を改善できる食事療法を、岡本さんに選んでほしかったのです。のんびりとなんてしていられません。甲田療法の「生食の力」をご理解できた時点で、ご自分でできるものを組み合わせるだけで違います。食事療法の強力さで言えば、「玄米菜食の火食」よりも「玄米菜食の生食」を活かしたほうが、私や私の父母の経験上、遥かに上の食事療法となります。

 ここら辺につきましては、福地さんへのお返事記事「福地さんへ《8月12日のお返事です》」「福地さんへ《8月14日のお返事です》」にて少し書かさせて頂きました。また、生菜食の醍醐味につきましては「本当の医学【甲田療法の真髄、西式の生食療法、自然に順じたシンプルさ、日月神示、ラマナ・マハルシ、赤塚不二夫、バカボンのパパ、海藻の生食】」にて書かさせて頂きました。この記事の中から、私がなぜ「玄米菜食の生食」をお薦めするようになったのかを感じ取って頂けましたら幸いです。


 私の意見は以上になります。

 岡本さん、ご自分が納得して選ばれた食事療法を大事に実行されてください。
 よろしくお願います m(__)m