越前谷さんの食事療法の内容で、「玄米食」についてお話ししたいことがありますので追記します。
 これは、癌患者さんが玄米菜食を実践する上で、非常に重要な内容です。
 私なりにお話しさせて頂きますので、どうぞ、よろしくお願いいたします m(__)m

 もう一度、越前谷さんのコメント内容から入らさせて頂きます(こちらです)。


「1年前に、ステージ3の腎臓ガンと診断され、ガンの箇所だけの摘出手術を受けました。
 抗ガン剤治療は受けず、食事療法を行っております。
  1日、2リットル以上の人参ジュース
  玄米食
  塩分は全く摂取していません
  野菜中心の生活
 この生活を1年間、行なっております。
 3日位前から、両足裏に歩行が出来ない位の痛みが発症しております。
 これは、解毒症状と認識して良いのでしょうか?」


 玄米食に関しての要点を中心にお話しします。
 最後のほうで、抗がん剤についての話が少しあります。

 玄米は、必ず「無農薬有機栽培」の玄米を選んでください。農薬を使用している玄米だと、玄米の糠層に農薬が溜まっていますので、糠層に溜まっている農薬まで一緒に摂取することになってしまいます。これは避けましょう。

 また、いくら玄米と言えども、玄米ご飯で食せば、必ず「ブドウ糖の摂取」になります。この点は、「生玄米で腸内環境をよくする」「生玄米の効果」をご覧頂きたいのですが、米を加熱して食べますと、生米のベータデンプンがアルファ化して、アルファデンプンの摂取となります。そのアルファデンプンが消化酵素によって「ブドウ糖」まで分解されて「ブドウ糖の摂取」になるのです。

 癌患者が絶対に知っておかなければならない重要な知識のひとつに「ブドウ糖は癌の最大のエサとなる」があります。つまり、「ブドウ糖を摂取すればするほど、癌を大きく育ててしまう」ということです。これは非常に重要です。この「ブドウ糖の摂取」の面では、玄米ご飯を食べても、白米ご飯を食べても、まったく同じことなのです。

 よく「癌には玄米菜食が良い」とだけ聞いて、現代人の悪い癖で「良い食べ物をたくさん食べれば、それだけ効果が上がるだろう」と勘違いをして、玄米ご飯を一日三食もたらふく食べてしまう癌患者さんがいます。一日に2合も3合も、中には4号も食べてしまう人もいます。こんなことをしたら、どうなると思いますか?「ブドウ糖の摂取」の面では、玄米ご飯も、白米ご飯も何も変わらないのですから、玄米ご飯を食べれば食べるほど、それだけ「ブドウ糖の摂取」になってしまい、裏腹にますます癌を育てて進行させることになってしまうでしょう。「玄米菜食をしていたのに、癌が治らなかった・・・」と嘆く方がいますが、これはこういった知識が無かったために起こった被害なのです。癌を玄米菜食で対処する方が多くなってきましたが、これはいまだ世間にある「盲点」なので、必ず知っておくべき知識です。玄米ご飯を過食するくらいならば、白米ご飯の超少食のほうが遥かにマシです(「ブドウ糖の摂取」の面ではですよ )。ここに関しては「ガンの最大のエサは「ブドウ糖」である!【糖質制限食のススメ】」を参照してください。

 「ブドウ糖の摂取」は、当然、玄米ご飯や白米ご飯だけでなく、甘い果物、甘いお菓子、甘味料なども気を付けなければなりません。果物がいくらビタミン・ミネラル・酵素などの摂取に良いと言っても、果物は糖分摂取にもなりますから(果物の主な糖質は、ブドウ糖、果糖、ショ糖です)、癌を進行させないようにするためには、果物はひかえたほうが良いと言えます。ビタミン・ミネラル・酵素ならば、生野菜ジュースなどで摂取できますから、無理に果物を食べる必要はないと思います。もし、果物が食べたいときには、少量に抑えたほうが良いでしょう。たくさん食べたら絶対にダメです。
 ここに関しては「ガンの最大のエサは「ブドウ糖」である!【糖質制限食のススメ】」を参照してください。

 玄米食には浄化力があり、非常に有効な癌治療食です。しかし、玄米ご飯という加熱食をしますと、必ず「ブドウ糖の摂取」になってしまいます。玄米ご飯は非常に有効ながら、食べ過ぎてしまうと「ブドウ糖の過剰摂取」になり、癌を育てて進行させてしまいます。玄米ご飯には「癌治療に有効な面」と「癌を育てて進行させてしまう面(ブドウの糖摂取)」の両方がありますので、なるべく少量に抑えて食べたほうが良いです。私ならば、一日半合(5勺)~1合までにします。


 実は、玄米食には「ブドウ糖の摂取」にならない食べ方もあります。それが、甲田光雄医学博士が残してくださった甲田療法の『生玄米粉』の食事です。生玄米粉で食べれば、ベータデンプンのまま摂取することになります。そのベータデンプンは消化酵素が働かないため消化されず、そのまま大腸に運ばれ、腸内細菌によって分解されて「短鎖脂肪酸酪酸、酢酸、プロピオン酸、等)」が生成されます。この「短鎖脂肪酸」がエネルギー源になるのですが、ブドウ糖よりも優れているエネルギー源です。生玄米粉は食べつけてしまえば、体がそれに合わせて移行して、体質が強くなり、免疫も向上します。詳しくは「生玄米で腸内環境をよくする」「生玄米の効果」を参照してください。

 もし、「さすがに、生玄米の粉を舐めるのはちょっとなぁ・・」と思われるならば、甲田療法の「玄米クリーム」が良いです。玄米クリームの作り方は「「玄米クリーム」の作り方」を参照してください。玄米クリームは、生玄米粉を水と一緒に鍋に入れて、ものの4~5分間煮るだけでできてしまうので、加熱量を大きく抑えることができます。
 一般的な玄米ご飯ならば、土鍋であっても、玄米用炊飯器であっても、だいたい1時間半くらいはかかりますので、それだけたっぷりと加熱食をしてしまうことになります。加熱すればするほど火食の害があり、きっちりとベータデンプンのアルファ化も遂行されることでしょう。
 しかし、玄米クリームならば加熱量がものの4~5分間だけですみますから、おそらく、ベータデンプンのアルファ化が抑えられていると思います。玄米クリームは、玄米ご飯と同じ加熱食でありながら、生玄米粉に近い玄米食になるのです。生玄米粉を「温かく食べやすくした食事」のような感じです。玄米クリームは胃腸を癒してくれますから、胃腸の弱い方が食べれば胃腸の薬にもなります。

 甲田療法では、患者さんに生玄米粉が処方されるときは、一日二食の食事(昼食と夕食)で、生玄米粉は一食分で70g ほど(玄米約半合分)摂取していました。ですから、生玄米粉は一日140g ほど(玄米約1合分)の摂取になります(食事内容や量は、様々な病気の患者さんに合わせて変わります)。玄米クリームの場合には、その生玄米粉で玄米クリームを作れば良いのです。癌治療における玄米食には、私は「生玄米粉」か「玄米クリーム」の食事をお薦めします。
 生玄米粉は胃腸に負担がかかるので、もし胃腸の弱っている方であれば、まずは玄米クリームから始めて胃腸を癒して整え、胃腸が回復してから生玄米粉に進めば良いです。
玄米1合で、生玄米粉が1合6勺くらいできます。「玄米1合」=「生玄米粉1合6勺」です

 甲田療法でも、玄米の摂取量は一日1合くらいまででした。食養で成功している方の「一日の玄米の摂取量」は、だいたい「3勺」とか、「5勺」とか、食べても「1合」までです。日本の長寿村でも、世界の長寿郷でも、食べられている穀物は必ず『全粒穀物未精製未精白穀物玄米や玄麦雑穀)』です。ですから、米の全粒穀物が「玄米」ですから、玄米を常食するのは大事なことだと思いますが、私個人的には、穀物は食べ過ぎてはいけないんだと思います。穀物は、食べ過ぎれば害になると思います。玄米は、一日半合(5勺)~1合くらいの摂取量がちょうど良いと思っています。

 なお、生玄米粉を作るときに、どうしても必要なのが『ミルサー』という器具です。生玄米粉は「石臼」でも作れますが、石臼は5万円とか8万円とかしますし、バカでかいので場所も取りますし、何より管理が大変です。『ミルサー』は1万円前後で購入できますし、小柄で管理しやすいです。『ミルサー』は食養には必須アイテムなので、ひとつあると大変便利です。もし、購入を考えられるときには「甲田療法の「生玄米粉食」必須アイテム『ミルサー』について」を参照してみてください。ご自分が納得のいく『ミルサー』を選ばれてくださいね。


 あと、食事は「野菜中心」にしたほうが無難です。血液を浄化し、免疫を向上させる食事は、紛れもなく『植物食』です。肉食は「癌を誘発する食事」なので、ひかえるか避けたほうが無難です。肉食をするならば「獣肉食(牛・豚など)」は避けて、「鶏肉食」か、「白身の魚(脂肪の少ない天然の白身魚を適量)」や「小魚」にしたほうが良いでしょう。個人的には「魚介食(白身の魚や小魚)」をお薦めします。これも食べ過ぎてはいけませんよ。
 あとは、「ひこさんへ、追記します(7月11日)【抗がん剤、癌治療のための食事内容、他・・・】」を参照してみてください。癌治療のための「食事の要点」が簡潔に書いてあります。

 なぜ癌患者に肉食が良くないのかを知るには、次の『マクガバン・レポート()』と『チャイナ・スタディ(下3冊)』を読むのが一番分かります。一発で分かることになるでしょう。
 『チャイナ・スタディ(下3冊)』は、世界的権威である栄養学者「コリン・キャンベル」博士の著作ですが、「肉食をすれば、必ず癌になる」という結論を出されています。キャンベル博士はこのプロジェクト以降、家族全員で「完全菜食主義者」になってしまったほどです。


     (「マクガバン・レポート(M報告)」の抄訳 ) 

         

      (「チャイナ・スタディー」 上・中・下巻 )  




 また、越前谷さんが抗がん剤治療を選択しなかったのは、私は正解だと思います。癌の摘出手術をしているのですから、今の時点では体内に大きな癌はもうないと思われますので、あとは、私の父のように、食養(食事療法少食療法断食療法)の実行で「癌体質の改善」に全力を注いでください。ここが癌治療の根本です。

 私の父も越前谷さんと同じで、腎臓癌()を摘出手術したあと、甲田療法の生菜食、玄米食、そして、週末一日断食を組み合わせて行った結果、今年2013年で術後7年が経ちますが、今も癌の転移など一切ありません。父は自分の癌体質を改善できたので、父の体がもはや「癌の再発を起こす必要がなくなった」ために、癌の再発が起こらずに済んだのです。
父の癌については「我が家の「癌の車窓」から見えたもの」「haruchan さんへ 【現代医学の推測は食養者に当てはまらない、癌腫瘍マーカー、欧米の癌医療、他・・・】」を参照されてみてください


 越前谷さんが抗がん剤という化学療法ではなく、食事療法を選択できたのは素晴らしい観点だと思います。
 「癌体質を改善して、癌を克服する」のに、つまり「癌から生還する」のに一番近い方法です。

 抗がん剤に関する新しい記事を作成しましたので、こちらもぜひ一読されてみてください。

 こちらです  「抗がん剤の起源は化学兵器【抗がん剤はアホな薬(by 内海医師)、短期断食、他・・・】
        「「星野仁彦」医学博士は、抗がん剤の無意味さを思い知り、食事療法で癌を克服した!

 抗がん剤を受けなくて良かったと思われるはずです。
 他にも抗がん剤の記事がありますので、「抗がん剤・放射線の真相」カテゴリをぜひご覧になってみてください。

 越前谷さん、よろしくお願いします m(__)m