癌は単なる肉体の病気ではありません。肉体的・精神的なあらゆる要素が折り重なってできる「帳尻合わせの浄化反応(正負の帳尻合わせカルマ清算)」でもあるのです。これは何も癌だけの話ではなく、日本は一億総半病人と言われる時期に入って久しくなりますが、人間の心身に現われたすべて病気は、「過去の生活習慣の悪態」の清算であったり、「過去のカルマ」の清算であったりと様々ありますが、そこには、必ず何らかの「清算(正負の帳尻合わせ)」の意味が含まれているという共通点があります。そして、その「清算(正負の帳尻合わせ)」こそが「浄化作用」なのです。自然界を見れば分かりますが、この世の進行方向は必ず「浄化方向」に向いています。「浄化」とは、自然界にも、人間にも、非常に重要な「整理整頓の働き」なのです。清算して浄化することで「過去の負」を消化します(昇華させます)。「清算」や「浄化」とは、過去に積み重ねた「負」の消化(昇華)なのです。

 ですから、私個人としましては、癌患者さんにも、どのような病気の患者さんにも、なるべく「過去の反省」と「自分がすべき感謝」を素直に心の中に日々置いていき、自ら進んで「浄化に努めて」頂きたいのが本音です。その心が、自分に必要な「心身の浄化」を押し進めます。当然、そこに食養という「心身の浄化」を活かして頂ければ、自己の「総合的な浄化」に大きく貢献してくれるのは言わずもがなです。

 人間には「肉体的浄化」と「精神的浄化」があり、これが同時相関しています。甲田光雄医学博士が「甲田療法をいくら厳格にやっても、感謝のない患者は治らなかった・・・」と言われ、「病気を治すには心の宿便まで取らなければならない(自分の心から「心の宿便」を排除しなければならない」と言われていたのはこのためです(参照:自分の思いを大切に活かす)。心身は同時相関していますから、治病にはどうしても「精神的浄化」も必要なのです(もっと言えば、そのために治病しているとも言えます)。「肉体的浄化」と「精神的浄化」は治病の陰陽ですから、必ずセットで考えてほしいと思います。その大きな手段としてあるのが食養ですから、食養を正しく実践して「心身の浄化」を推し進めて頂きたいです。