【がん化学療法に予想外の現象、タンパク質分泌が増え治療耐性】
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 今週の科学ニュースをご紹介します。

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           【主な死因別死亡数の割合(平成22年)】(画像はこちらよりお借りしました)


 近年の主な死亡要因の約3割を占めるがん
 最近、そんながんの治療法に注目が集まっています。
 「医療タブー! なぜ “寿命を縮める” 抗がん剤は使われるのか?」より引用。

 抗がん剤には耐え難いほどの倦怠感や吐き気、脱毛などの副作用があります。苦しい副作用に耐えても、たった20%の人にしか効果がなく、しかもがん細胞の消滅ではなく、縮小するだけなんです。
 もちろん、中には抗がん剤が体に合っていて、高い効果を得られる患者もいますが、薬剤一般としてみるとあまりに効果が低い。

 なぜ、抗がん剤を使っても、がんは縮小するだけで、転移や再発してしまうのでしょうか。
 実は、抗がん剤は「がんの増殖・再発を助けてしまっていた」のです。

 「がん化学療法に予想外の現象、タンパク質分泌が増え治療耐性」より引用。



 がんの化学療法により、腫瘍の増殖を助けたり治療に耐性をもたらしたりするタンパク質の分泌が増えるとする研究論文が、5日の英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」に掲載された。
 米国の研究チームは、実験では容易に死滅するがん細胞が、なぜ人体内部では高い回復力を持つのかを調べていた。そのときに、この「完全に予想外」の結果にたどり着いたという。
 前立腺がんの男性から採取した細胞で、化学療法の効果を調べていた研究チームは、化学療法を受けた後に健康な細胞の「DNAが損傷した証拠」を発見したという。


損傷受けた細胞がタンパク質を分泌

 化学療法は腫瘍細胞の増殖を抑制することで効果を発揮する。研究チームによると、化学療法で損傷を受けた細胞は、がん細胞の生存率を高めるタンパク質をより多く分泌していた。研究チームはこの結果を、乳がんと卵巣がんの腫瘍でも確認した。

「このタンパク質は、損傷した細胞の近くにあるがん細胞に吸収される。
 さらに、その腫瘍細胞と反応して腫瘍に成長や浸潤を働き掛け、その後の治療への耐性をもたらしていた。」

 がん治療では、初期の治療はよく効くものの、やがてがんが急速に進行し、その後の化学治療に耐性が生じることがある。がん細胞の増殖率は、治療を行うごとに加速することが分かっている。


 抗がん剤などの化学治療法は治療できる症状が限定されていたり、体内で予期せぬ影響を及ぼす可能性があります。
 現在では、化学治療法に変わる代替治療として「サイトカン療法」「ソアラ療法」など様々な方法が発見されています。
 自然の摂理に則り、発熱などの本来の病気に対する身体機能を活かして、できるだけ薬に頼らない治療法にも注目していきたいですね。


【参考】
抗がん剤は、実は増癌剤だった
ガンの手術は、猛烈な発ガン効果がある
実は「抗がん剤」は効かない? 慎重に選ぶべきがんの治療法
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