記事の後半に、私の父が「週末一日断食」によって得られた効用について書いてあります


 まず最初に、次の資料をご覧ください。



少食が免疫機能を高める

 食事の中身とともに重要なのが「食べ過ぎを止める」ことです。
 飢餓状態になったときはどうなるかと言うと、たとえば、漂流して食べるものがない場合など、マクロファージは自分の体の構成成分を食べて栄養に変えるのです。
 漂流して10日とか20日とか食べられなかった人は、筋肉や骨が細くなったりする。
 ところが、そのステップで何が起こるかと言うと、栄養が枯渇した際に最初に食べるのは、まず老廃物を食べて、ポリープを食べて、シミを食べて、ガン細胞を食べる・・・。
 そういう無駄なものから食べて処理し、エネルギーに変えるわけです。
 そうして、マクロファージの働きで「ポリープが消える」「ガンが治る」ということが起こるわけです。



 上記の資料は、「少食や断食は、癌治療に有効である」ということを理解させてくれる内容です。

 資料中の「飢餓状態になったとき、マクロファージは自分の体の構成成分を食べて栄養に変えるのです。栄養が枯渇した際に最初に食べるのは、まず老廃物を食べて、ポリープを食べて、シミを食べて、ガン細胞を食べる。そういう無駄なものから食べて処理し、エネルギーに変えるわけです」という部分は、断食中に起こる「自己融解・自家融解こちらを参照してください)」のことを指しています。

 長期の水断食などを行えば完全に栄養枯渇状態に入りますから、必ずこの「自己融解・自家融解」が起こります。しかし、「週末一日断食」や「半日断食」くらいの短期間の断食ならば栄養枯渇状態までにはなりませんから、この「自己融解・自家融解」はほとんど起こりません。しかし、「週末一日断食」「半日断食」という短期間の断食を常に継続していけば、長期断食に近い反応が緩やかに現われてくるでしょう。


 資料中の『マクロファージの働きで「ポリープが消える」「ガンが治る」ということが起こる』という部分は、「癌患者が断食をすると、断食中に起こる自己融解・自家融解という生体機能によって、体は癌細胞を溶かしてエネルギーに変えるので、癌細胞が消滅していく」という断食理論を言っています。断食中に生体内で起こるこの仕組みを活かすと「癌は自然消滅していく」という理屈から、「癌治療に断食が有効する」と言われているのです。

 しかし、私はこれにあまり賛成できません。
 なぜならば、癌患者は通常、体内毒素で満たされているからです。
 しかも、現代の日本人の体内毒素は「化学毒素」が非常に多いという問題点もあります。

 癌患者が体内浄化を一切せず、いきなりこの「断食の効果(自己融解・自家融解)」を狙ってしまうと、体内毒素の吸収が起こる可能性があります。昔の日本人ならば体内毒素と言っても「天然毒素」だったでしょうから問題はなかったとしても、現代の日本人の体内毒素には「化学毒素」が無数にあるのですから、こんなものを「自己融解・自家融解」によって吸収されてしまってはお話しになりません。


 医学的にも「癌患者に共通している特徴」について、次のように言われています。

(1)癌患者は体内に多量の毒素を抱えている。(体内に多量の毒素が蓄積している
(2)癌患者のインターフェロン(免疫の強さ)は1000単位ほどしかない。
   (健康な人や、癌にならない人は、インターフェロンが5000~8000単位ある
(3)
癌患者の血液は『カビ』『細菌』『ウィルス』で汚染された血液である。
   癌の本当の原因は、この『カビ』『細菌』『ウィルス』である。

 (1)(3)を見れば分かりますように、癌患者は通常、体内毒素で満たされているのです。しかも、現代の日本には化学汚染による化学物質・化学化合物、重金属などの害が数え切れないほどあるのですから、現代の日本人にはこれらの「化学毒素」が体内にたっぷりと蓄積して溜まっていると見るべきです。
 この体内条件で安易に長期断食などをして「自己融解・自家融解」を起こすと、これら化学物質・化学化合物、重金属などの化学毒素までをも溶かして吸収してしまう恐れがあります。つまり、これは「危険な毒素の吸収」になってしまうのです。
自己融解・自家融解による毒の吸収については「癌治療における「断食療法」の留意点(1)」を参照してください
重金属の害については「重金属の体への影響(有害重金属の害)」を参照してください

 昔の日本では、現代のような酷い化学汚染などありませんでした。なので、当然、化学物質・化学化合物、重金属などの化学毒素が体内に蓄積していることもなかったでしょうから、一気に長期断食をして癌細胞を消滅させても問題はなかったでしょう。
 しかし、現代の日本人の体内には化学物質・化学化合物、重金属などの化学毒素が体内にたっぷりと蓄積して溜まっているでしょうから、この体内条件でいきなり長期断食などして「自己融解・自家融解」という生体機能を利用してしまうと、癌細胞を溶かして吸収して消滅させるのと同時に、確実に「危険な毒素の吸収」も起こると見てよいはずです。これは、あまり好ましくありません。いくら癌細胞を消滅させたとしても、危険な毒素を深く体内に吸収してしまっては、二次発癌の元になる可能性だってあるでしょう。

 では、「現代の日本人癌患者は、断食してはいけないの?」と思われるかも知れませんが、そうではなく、断食中に起こるこれらの生体機能を安全に活かしていけば良いのです。つまり、「自己融解・自家融解」を起こさずに、断食中に現われる強力な「浄化作用」を程良く発露させ活かして、これらの危険な体内毒素を先に排毒していくのです。これに適しているのが、短期間の断食である「週末一日断食」や「半日断食」です。

 そして、ここで重要なのが、食事療法を行うことを基本に置くことです。食事療法をすれば浄化作用(排毒効果)が起こりますから、体内に蓄積している危険な毒素(化学物質・化学化合物、重金属などの毒素や、たんぱく質などの余剰物質)を体外に排出してくれます。そして、短期間の断食「週末一日断食」「半日断食」を繰り返し行っていけば、「自己融解・自家融解」は起こらずに、断食特有の体内浄化を緩やかに促進させてくれます。「食事療法+短期間断食(週末一日断食半日断食」の組み合わせによって、体内浄化を確実に促進させます。

 こうして、先に体内毒素(化学物質・化学化合物、重金属などの毒素や、たんぱく質などの余剰物質)を体外に排泄して、さらにそのまま短期間の断食「週末一日断食」「半日断食」を継続して行っていけば、体は徐々に「断食タイプ」の体質になっていき、日常的に排毒がスムーズに遂行される体になっています。もちろん「少食を併せて実行している」のが条件です。もうその頃には、資料中にあります「マクロファージ」の働きも緩やかに発露していることでしょう。

 以上から、私の「癌患者における断食療法」の理想は、食事療法と併せて「週末一日断食」や「半日断食」を継続して行っていく、というものです。ただ、長期断食さえしちゃえば良いのではありません。昔と今とでは、かなり社会環境が異なってきていますから、昔の断食療法がそのまま今も通用するわけではないので、この点は気をつけてください。

 長期断食には危険が伴いますが、「週末一日断食」や「半日断食」などの短期間断食ならば、まず安全で確実です。私は癌患者さんに、ぜひこれを実行して頂き、ご自身の癌治療に活かして頂きたいです。



 では、ここからは、私の父が「週末一日断食」の継続によって、長年悩んでいた症状がいとも簡単に治ってしまったという話をしていきます。

 私の父は腎臓癌の手術後、癌体質を改善するために食事療法と併せて「週末一日断食」を行ってきました。この「週末一日断食」は、父の癌体質を大きく改善してくれたと思います。父は腎臓癌の手術後(2013年で)7年ほど経ちますが、今も癌の再発はなく、元気に暮らしています。

 父が「週末一日断食」を開始した当初は、まだ強力な「浄化作用」は起こりませんでした。最初の1~3ヵ月で父の体に現われた反応は「胃痛の改善」「口内炎の改善」「血液検査結果の改善」、そして「高血圧の改善」でした。父は常に胃痛があり、ずっと白濁液の飲み薬(胃薬)を飲んでいましたがまったく胃痛は治らず、よく「こんなもん飲んだって、胃なんか治りゃぁ~しねぇ~よォ~!」と言っていました。が、「週末一日断食」を始めてから1ヵ月半くらいでコロリと胃痛が治ってしまいました。
 父は胃の検査を受けると胃壁が常にただれていたのですが、「週末一日断食」を始めてから1ヵ月半後くらいにあった胃の検査では、胃壁が見事に綺麗なピンク色になっていて、胃の不調が改善していたのです。病院の先生に「胃壁が綺麗になっているじゃぁ~ありませんかぁ~」と褒められて、上機嫌で帰宅してきました。その日は帰宅してから「うっほっほっ~、今日は先生に褒められちゃってよォ~。そう言えば、最近は胃が痛くなかったもんなァ~」とか言っていましたね(笑)。たぶん、長年の胃痛から解放されて嬉しかったのでしょうね、きっと・・・。

 また、年中、口の中に口内炎がいくつもできていて、毎日のように「痛い・・ 痛い・・・」と言っていましたが、これも「週末一日断食」を始めてから1ヵ月半~2ヵ月くらいでコロリと治りました。そして、ちょうどその頃にあった血液検査で、問題のあった数値がすべて良好値になっていました。

 さらに、「週末一日断食」を始めてから2~3ヵ月くらい経った頃には、長年悩んでいた高血圧が物の見事に正常値になってしまいました。父はずっと病院で処方されていた強い高血圧の薬を飲んできたそうです。しかし、血圧は一向に下がらず、強い薬を飲んでいながら、酷いときには170を軽く超えてしまったそうです。しかし、「週末一日断食」を始めて以降、上の血圧(心臓が血液を送り出すときの血圧で「収縮期血圧」と言います)が110~120くらいになってしまったのです。高くても130台です。

 以前は、私が起床すると、毎朝テーブルで家庭用の血圧計で血圧を測っている父の背中をよく見ていました。ほとんど毎日見ていましたね。父は血圧を測って高い数値が出ると、深呼吸をしてからまた測り直すのです。すると、さらに高い数値が出てしまい、さらに何度も深呼吸を繰り返しながら今度は肩を上げ下げし始め、加えて首を右に左に運動してからまた血圧を測ります。すると、なんと今度はさらに高い数値が出てしまう・・・。父は唖然とし、今度はおもむろに立ち上がって物凄く深~い深呼吸を始め、何やら懸命に腕を回し始めたではありませんか! 軽~い運動をし始めた父は気がすむまで両腕をグルグルと回してから、また血圧計測にトライするのです。そして今度はぁ~、とまァ・・・、これを何度も繰り返して、低い数値が出るまで血圧を測り続けていました。
 高血圧の人は、低い数値が出るまで何度でも計り直すようです。血圧を測定して高い数値が出てしまうと、高血圧なのに「おかしいぃ~なぁ~」と首をかしげるのです。おそらくこれは、高血圧の薬を飲んでいるのに高い数値が出てしまうので「なんでだろう・・・、おかしいなぁ~」になるのでしょう。薬に頼ってみても、こういうことがあるのですね。以前はこのような父の後姿を毎日のように何度も見ていましたが、その度に私は「何度測り直しても同じじゃぁ~ねぇ~のぉ~」とか思ったのを、今でも覚えています。

 父は「週末一日断食」を始めてから2~3ヵ月目で、それまで酷かった高血圧がいともアッサリと正常値になり、長年の悩みであった高血圧がサクッと治ってしまいました。これには、父も驚いたようです。ず~っと病院の強い高血圧の薬を飲み続けてもまったく良くならなかった高血圧が、「週末一日断食」の継続でいとも簡単に治ってしまったのですから、まァ~ビックリして当然でしょう。
 今では、血圧を測る父の姿はもう見ません。血圧を測る必要がなくなってしまったのです。ただ、今でも「イワシの油」とか言う、弱い血圧の薬だけは飲んでいるようです。高血圧は治りましたが、腎臓癌の手術で右腎臓を摘出してしまったため、今では腎臓がひとつしかないので、一応、念のために飲んでいるみたいです(父曰く・・・)。

 その後、ある日の朝、父が久しぶりに血圧計で血圧を測っていました。「おっ、めずらしいなァ~」と思った私は、しばらく後ろで見ていました。「ピピッ」と血圧を測り終えた父は何やら腕を組み始め、首を何度もかしげて「う~ん、う~ん、・・・・・・(納得いかねぇ~)」といった感じで考え込んでいました。私は不思議に思って父に近づいて「今日は血圧高かったの?」と訊ねましたら、父は「そうなんだよ・・・、今日は血圧が高いんだよなぁ~、なんでだろうなァ~、おかしいなぁ~、なんでこんなに高いんだろうなァ~、う~~~ん」と悩み込んでいました。私は血圧計を覗き込み、測定後の数値を見てみましたら、なんとその数値はたった「138」でした。ちょっと正直、笑いましたよ(笑)。今までは160とか170を平気で超えて悩んでいたのが、今は130台で悩んでいるのですから、まァ~ 健康になってくれたものですよ(医学曰く、130台は一応「正常高値血圧」らしいです・・・)。これはそれほど気にする数値ではないと思うのですが(その日はたまたまでしょう)、それまで高血圧だったのが、一度、血圧が正常値に下がってしまうと、血圧がまた少し上がったくらいで気になってしまうのでしょうね。以前と比べれば月とスッポンですから、まァ~「このくらいは良し!」としちゃいましょう(笑)。


 少し高血圧の説明をします。高血圧とは「血液がドロドロになりすぎてしまい、血圧を高く上げなければ、もはや血液が血管の中をまともに進めなくなっている」状態です。ですから、高血圧というのは食事を改善して血液をサラサラにすれば、いとも簡単に治ってしまうのです。私の父は食養から遠く離れているような食事ばかりしてきた人ですから、血液は最悪に汚れてドロドロだったのでしょう(だから父は癌にまでなりました)。それが食事療法と併用して「週末一日断食委」を始めたことで血液がどんどん正され始め、2~3ヵ月で血液がサラサラになり、その結果、気づいたときには高血圧が解消されていたのです。

 食事改善をして少食や断食をすると、血液は普通にサラサラになっていきます。高血圧になっているのならば、それは血液が汚れドロドロになっているからです。ですから、普段の食事を改善して、しかも少食や週末一日断食・半日断食などをやれば、誰でも高血圧などサクッと治るはずです。それもやらずに、病院の薬をいくら飲んでいても、やはり無駄なのです。まず治りません。私の父が良い手本です。こういう単純なことをやらないから、薬など飲んでいても一向に治らないのです。薬に走る前に「飲食の改善」です。それで改善しなければ、「食事改善」に加えて「少食」や「軽めの断食(週末一日断食半日断食)」に頼ってみましょう。そうすれば、(難病や奇病ならば、そう簡単にはいきませんが)「生活習慣病」程度の症状ならば、薬に頼らなくてもすむ体になれるでしょう。当然、「癌体質の改善」にも大きく貢献してくれます。これは「当然」とまで言えることです。「食事改善」の上に併用する「少食」や「軽めの断食(週末一日断食半日断食)」の積み重ねとは、それほど価値のある手段なのです。

 「週末一日断食」や「半日断食」などの短期間断食ならばまず安全ですし、癌体質を改善するのみならず、他の生活習慣病まで改善してくれるはずですから、ぜひトライされてみてください!



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