環境化学物質による発がん 〔福島昭治前川昭彦
 【「株式会社 医療科学社」より 】


 環境中には多数の化学物質が存在し、人は医薬品をはじめ、種々の目的にそれらを使用し、社会生活をエンジョイしてきた。一方、それが人々の健康に障害になっている面があることも事実である。

 話題を発がん性にのみ限ってみても、イギリスの疫学者であるドール(Doll)は、人のがんの発生原因の約80%は、環境中に存在する化学物質(これには、食事で摂取する天然の物質やタバコなどの嗜好品に由来するものも含まれる)に求められると述べている。

 したがって、空気、食物、飲料水、タバコなどに含まれている発がん物質や、発がん性が指摘されている医薬品、農薬などの化学物質が、人のがん発生に実際に重大な影響を及ぼすのか、また、そうだとすれば、それはどの程度なのかなどの問題は、医学的にも、また社会的にもきわめて重要な課題である。

 さらに、現在もなお、医薬品、農薬および工業製品などを用途として、多数の化学物質が新たにつくられている。それらの発がん性はどうなのか、また、発がん性があるとしたら、それはどの程度なのかは、開発にあたって極めて大きな課題である。




 話題を発がん性にのみ限ってみても、イギリスの疫学者であるドール(Doll)は、人のがんの発生原因の約80%は、環境中に存在する化学物質(これには、食事で摂取する天然の物質やタバコなどの嗜好品に由来するものも含まれる)に求められると述べている。

 したがって、空気、食物、飲料水、タバコなどに含まれている発がん物質や、発がん性が指摘されている医薬品、農薬などの化学物質が、人のがん発生に実際に重大な影響を及ぼすのか、また、そうだとすれば、それはどの程度なのかなどの問題は、医学的にも、また社会的にもきわめて重要な課題である。

 さらに、現在もなお、医薬品、農薬および工業製品などを用途として、多数の化学物質が新たにつくられている。それらの発がん性はどうなのか、また、発がん性があるとしたら、それはどの程度なのかは、開発にあたって極めて大きな課題である。